1900年 大日本帝国 防護巡洋艦 新高型
大日本帝国ツリーの初期艦。無料で購入することが可能で、ありがたいことに装甲も武装もセッティング済みである。
艦種は厳密には軽巡洋艦ではなく、防護巡洋艦である。
初期艦にも関わらず広大な視界を誇っているが、その他の性能は控えめ。
以前は六基の主砲スロット全てを対潜スロットとして利用可能になっていたのだが、いつの間にか修正されスロットは廃止された。
Ver.2.00.032以前の母港画像。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1900 | 国家 | 大日本帝国 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
艦種 | 軽巡洋艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 13500 | 戦闘成績(BR) | 85 | ||||
無装甲排水量(t) | 1080 | 無装甲速力(kt/h) | 25.4(23.9) | ||||
基準排水量(t) | 3420 | 最大速力(kt/h) | 21.2(20.0) | ||||
最大排水量(t) | 3716 | 最大舵角 | 35.0 | ||||
可視距離(km) | 15.2(14.5) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 無料 | 購入費用 | 無料 |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 3.0 | 3.0 | 3.0 | 12 | ||
舷側部 | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 12 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
45口径 四一年式 15.2cm 単装砲 | 600 | 20.5 | 6.5 | 7 | 45 | 50 | 175/175 | |||
40口径 15.2cm 単装速射砲(ケースメイト) | 600 | 8.5 | 8.5 | 7 | 39 | 50 | 150/150 | |||
50口径 四一年式 15.2cm 単装砲(ケースメイト) | 600 | 9.14 | 7 | 9.5 | 50 | 55 | 150/150 | |||
45口径 四一年式 15.2cm 単装砲(ケースメイト) | 600 | 14.8 | 12 | 7 | 48 | 60 | 150/150 | |||
50口径 三年式 14cm 単装砲(ケースメイト) | 550 | 15.8 | 10 | 9 | 45 | 60 | 150/150 | |||
45口径 15.2cm アームストロング社製 単装砲 | 600 | 14.8 | 8 | 7 | 48 | 58 | 150/150 | |||
50口径 三年式 14cm 単装砲 | 550 | 17.8 | 8 | 7 | 27 | 68 | 90/90 | |||
40口径 7.6cm 単装高角砲 | 300 | 10.8 | 3 | 15 | 31 | 50 | 400/400 | |||
40口径 7.6cm 四一年式 単装砲 | 300 | 10.7 | 4 | 15 | 12 | 60 | 100/100 | |||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
40口径 7.6cm 単装高角砲 | 300 | 10.8 | 3 | 15 | 31 | 50 | 400/400 | |||
40口径 7.6cm 四一年式 単装砲 | 300 | 10.7 | 4 | 15 | 12 | 60 | 100/100 | |||
魚雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 雷速(kt) | 基本弾数 | ||
未設置(デフォルト) | ||||||||||
18インチ 水中魚雷 | 3000 | 5.5 | 50 | 10 | 8 | 35 | 3 |
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | 副砲装填装置(副砲装填時間-15%) | 新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%) | 制動機(後進加速度+13%) | 消火器(自艦火災継続時間-10%) | ||
Ⅱ | 主砲装填装置(主砲装填時間-9%) | 電波探信儀(理想発見距離+5%) | ビルジキール(安定速+10%) | 排水ポンプ(自艦浸水継続時間-10%) | ||
Ⅲ | 射撃管制装置(主砲射程距離+8%) | 精密探信儀(理想発見距離+5%) | 新型艦首(旋回抵抗-10%) | 鋼鉄甲板(榴弾被弾ダメージ-10%) | ||
Ⅳ | 改式榴弾(榴弾発火率+15%) | 精密探信儀(強制発見距離+7%) | 変速機(加速性能+10%) | × | ||
Ⅴ | 新式炸裂榴弾(榴弾ダメージ+12%) | × | ボイラー(巡航速度+6%) | × |
立ち回り方
高ティア戦艦・巡洋艦すら凌駕する14.5キロもの基準索敵範囲が飛び抜けているが、それ以外は最初に手に入る無料艦らしく控えめな性能となっている。
本艦で戦う場合、とにかく敵に近付かないことが重要である。可視距離の広さを活かし、中~遠距離から敵艦を狙撃しよう。
主砲
六門搭載出来る主砲はデフォルトの15.2センチ砲でも充分性能が良いため、そのまま使っていくことが可能。以前は13.7kmとやや不足気味だった射程も、なんとバフされ20km以上先にまで撃てるようになった。弾道が高めであるため敵艦の甲板部にも着弾しやすい。
換装候補としては、球磨型軽巡洋艦の主砲でもある『三年式14cm単装砲』が重量も軽く貫通力に優れており優秀である。
威力と装填速度を取るか、重量面と貫通力を取るかの差と言えよう。
副砲
2種類ある中から選択可能。
どちらも装填時間はかなり短めだが、残念ながら副砲スロットに装備される砲はスペックよりもかなり精度が落ちる仕様となっているため、対艦戦闘では打撃力として当てに出来ない。
補助的な放火用装備として、主砲の再装填中に弾をばら撒こう。
魚雷
デフォルト状態では装備されていないが、射角が固定された水中魚雷を片舷一基ずつ装備可能。役に立つ機会は殆どないだろうが、重量が軽いため牽制用に持っておいても邪魔にはならないだろう。
対空
ライトフライヤーが飛ぶより前に建造されたような低ティア艦ゆえ、対空機銃などというものはありません。
……が、一応高角砲は撃っている模様。
装甲
防御面は同じ初期艦である中国の海圻よりは厚いものの、大して期待出来ない数値である。体力の低さも相まって、戦艦からの榴弾を浴びたら即死する可能性も高いので注意。
甲板にもある程度の装甲が施されているため、そちらを側面に回せば近距離砲戦において多少打たれ強くはなる。ただし装甲お化けのアイツとは間違っても比較してはいけない。
機動性
旧式艦であるため決して高速ではないが、加速反応性が筑摩共々飛び抜けて良好であり、最高速度に達するまでが非常に早い。旋回などでの減速がウィークポイントになり辛いのは密かな長所と言える。
総評
初期艦ではあるものの、低ティア内であればカスタマイズ次第で意外にも活躍が見込める艦である。装甲配置を工夫し、敵艦との距離をうまく保って砲戦した場合、ヘイトの低さも相まって大物喰らいも不可能ではない。
とは言え、ゲームを始めたばかりの初心者プレイヤーが新高で暴れられるかと言うと中々難しいのも事実である。基本的には、一般任務で国家経験値を稼いで次の艦をアンロックするために乗るくらいに考えておこう。
いつかプレイヤースキルを磨いた貴方が再びこの船に乗ってみようと思う日が来るかもしれない。その時、本艦はきっと日本巡洋艦の母という肩書きに恥じぬ活躍をしてくれることだろう。
歴史背景
『新高』は新高型防護巡洋艦の一番艦である。竣工は1904年であり、間もなく勃発した日露戦争において三等巡洋艦として仁川沖海戦、旅順攻略作戦、日本海海戦などに参加した。
それまでイギリスからの輸入品に頼っていた日本海軍の巡洋艦の主砲は本艦型から晴れて国産となり、『新高』『対馬』は四一式152ミリ速射砲を装備することとなった。
新高型は二隻揃って第一次世界大戦にも従軍したが、その後、一番艦『新高』は1922年にカムチャツカ半島で台風に遭遇し座礁、のち転覆し沈没した。二番艦『対馬』は1939年まで海軍籍にあったものの、1944年に雷撃標的として使用されその長い生涯を終えた。