高雄

Last-modified: 2019-08-13 (火) 13:16:14

1939年 大日本帝国 重巡洋艦 高雄型

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日本ツリーの高ランク重巡洋艦。城郭のような巨大な艦橋が特徴的。
よくイージス艦に間違われる

基本性能

※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】

年代1939国家大日本帝国
艦種重巡洋艦対潜×
耐久値27413(25150)戦闘成績(BR)305
基準排水量(t)9850最大排水量(t)15875
最大速力(kt/h)33.5(29.2)最大舵角42.5(38.0)
可視距離(km)10.7(10.0)絶対視認距離(km)-
アンロック費720000S購入費用57500S
1250G

装甲防御

※単位はインチ(in)表示

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部1.51.51.535
舷側部5.05.05.035

搭載武装

主砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
重量(t)貫通力
50口径 三年式 二〇糎C型 連装砲(最上型)79029.41621378
50口径 三年式 二〇糎C型 連装砲(妙高型)790281220568
六〇口径 三年式 一五糎五 三連装砲61027.41022565
五〇口径 三年式 一四糎 連装砲55019.18.88165
副砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
重量(t)貫通力
40口径 八九式 一二糎七 連装高角砲28014.84.36010
50口径 三年式 一二糎七 連装砲50018.3866489
魚雷名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
重量(t)雷速(knt)
八式 六一糎 四連装(酸素)魚雷420032609442
九三式 六一糎 五連装(酸素)魚雷(長射程)4200409018036

艦載機

機種名称攻/防装備火力航続
時間
(min)
巡航
速度(km)
重量
水偵零式観測機50/380三番通常爆弾二型900125137030

※最大搭載数5機、パイロット数3名。

部品改修

改修段階火力索敵速度装甲
砲塔旋回装置新型望遠レンズ副舵輪側面装甲帯
新式榴弾電波探信儀新型艦首排水ポンプ
主砲装填装置精密探信儀変速機船体強化
魚雷次発装填装置×舵輪強化装甲
××ボイラー×

スキルは『魚雷次発装填装置』。開発でアンロックされる。

立ち回り方

基本的には他の巡洋艦と同じく敵の駆逐艦と巡洋艦への攻撃が主な役割となるが、強力な雷装を駆使した戦艦への牽制や場合によっては積極的な攻撃など仕事は多い。
重巡の中では装甲を厚くできるので、砲戦に特化した米国巡洋艦以外の同格艦に対しては優位に撃ち合うことができるだろう。

主砲

同型でプレミアム艦である摩耶よりも一基多いが、そこまで変化は感じられない。
搭載できる種類も摩耶よりも豊富であるが、貫通力、威力が優れている高雄砲か速射力に優れている最上砲のどちらかを搭載する事をオススメしよう。どちらも手動対空砲火が可能で腐る場面が殆どない。
ちなみに主砲塔は連装のものが艦前部に三基、後部に二基設置されているが、三番砲塔が後ろ向きに装備されているため前方に対しての射撃では最上より隙が大きい。一方で引き撃ちに関しては本艦の方が火力を発揮しやすいだろう。このあたりは中ティアの妙高と共通する。

副砲

こちらも主砲と同様に摩耶よりも種類が豊富である。
手動対空砲撃が可能となった現環境では、八九式連装高角砲を積んでおくのが無難か。精度は当てにならないので、対艦では放火用と割り切ってしまおう。

魚雷

他の高ティア日巡と同様の、つまり速度・射程ともに極めて優秀な酸素魚雷を片舷二基ずつ装備可能。それだけでも駆逐艦に匹敵もしくは凌駕する攻撃力があるが、日本艦特有のスキル『魚雷次発装填装置』を使用すれば再装填までの時間が5秒となり、文字通り戦場を魚雷の海にすることができる。
後方射界が最上と比較すると制限されているため、スキル使用のタイミングはややシビアである。
速度と装填速度に勝る四連装か、射程と同時発射数に勝る五連装かはプレイスタイルによりお好みで。どちらも弾数自体は決して多い部類ではないので、弾切れを起こさないよう気を付けよう。

対空

対空番長である摩耶よりは劣る。
とは言え日本巡洋艦では高い方であり、不用意に上空を通過する航空機には多少ダメージを与えてくれるだろう。主砲・副砲共に手動対空砲火に対応しているため、そちらも併用すれば空母護衛もこなせないレベルではない。
とは言え、まともに自艦が狙われてしまった場合には敵航空機の阻止は困難である。巡洋艦ならではの機動力を生かして攻撃を回避しよう。

航空兵装

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零式水上観測機を5機搭載可能で一度に2機ずつ発艦できる。
戦艦より多く搭載できるので、観測用と制空用に使い分ける事ができる。

装甲

巡洋艦の中でも厚めに張れる。また、同排水量での装甲の厚さは摩耶よりも優れている。
装甲の配置を工夫すれば10inchを超える事が出来るなど、耐久面は巡洋艦の中でもトップクラスである。
ただし調子に乗って排水量目一杯まで装甲を積んでしまうと速度が準戦艦レベルまで落ち込むため、注意が必要。

機動性

装甲を厚めに貼っても30knotを超えるなど速力と防御力の両立が可能。
なぜか摩耶よりもボイラーの性能が高く、機動力に関しては本艦の方が優れている。

総評

日本の重巡洋艦中最高クラスの体力値と攻防能力を備えた、まさに決定版とでも言うべき存在。他国の巡洋艦を見渡してもトップクラスの性能を誇っているため、初心者から上級者まで幅広く愛用されている。
当初は妙高の同型艦として扱われていただけあり使用感はそちらに類似するが、全般的に性能が向上しているため遥かに扱いやすくなっている。
四番艦であり防空改装を受けた摩耶よりは対空能力は劣るが、主砲の火力、装甲、機動性は優れている為、こちらの方が使いやすいと感じる向きもあるかもしれない。


歴史背景

高雄型重巡洋艦(たかおがたじゅうじゅんようかん)は大日本帝国海軍の重巡洋艦。同型艦は4隻。昭和2年度艦艇補充計画に基づき建造された。

高雄型は書類上では日本で最後の一等巡洋艦として計画建造された型でもあり、本型よりも後に竣工した巡洋艦はすべて二等巡洋艦(軽巡洋艦)である。なお、一番艦の高雄と同時に起工した二番艦の愛宕が先に就役している。高雄以下の4隻とも、当初は妙高型に類別されていたが、1928年11月7日付の艦艇類別等級の改正で高雄型として独立した。

基本計画主任だった平賀譲造船大佐が「妙高」の設計を最後に海外へ出張したため、彼の後任となった藤本喜久雄造船大佐が担当した1万トン級の重巡洋艦である。妙高型の攻撃力を維持し、妙高型の問題点であった狭小な居住区画や戦艦に次ぐ準主力艦として、高い艦隊指揮能力を付加すべく塔型艦橋を大型化させた。もっとも、艦橋は防御区画を短縮するために煙突の煙路の上に艦橋が載っているというレイアウト上の理由で大型化している面も大きい。艦橋のレイアウトは下から下部艦橋、中部艦橋の両脇に機銃台、上部艦橋の両脇には1.5m測距儀が1基ずつ、羅針艦橋、防空指揮所、測的所の天蓋には主砲用一四式射撃方位盤があり、その後ろに主砲用6m測距儀が乗ると言う配置である。

妙高型との相違点は他にも魚雷発射管が被弾時の被害拡大の恐れがある中甲板から、使い勝手の良い上甲板に移されたのも特徴である。しかし第四艦隊事件を機に高雄と愛宕は大型化しすぎた艦上構造物の縮小工事を行い若干重心を下げている。しかし、速力や安定性等でやや妙高型に劣った。

各艦とも太平洋戦争中は各地で活躍し、多大な戦果を挙げたが4艦揃って参加したレイテ沖海戦で高雄以外の3艦は相次いで沈没し、唯一生き残った高雄もレイテ沖海戦時の修理が終わらず、終戦時はシンガポールで艦尾切断状態・行動不能だった。

【同型艦】
●ネームシップ:高雄
1932年5月竣工
1946年10月海没処分
●2番艦:愛宕
1932年3月竣工
1944年10月戦没
●3番艦:摩耶
1932年6月竣工
1944年10月戦没
●4番艦:鳥海
1932年6月竣工
1944年10月戦没


コメント

  • 高雄の解説が充実して嬉しい -- 2018-02-18 (日) 11:08:21
  • 水偵は無いの? -- 2018-08-07 (火) 22:05:53
  • 最上とy高雄どっち買おうかなぁ? -- 2018-08-27 (月) 22:43:51
  • 最上とどっちが強い? -- 2018-08-27 (月) 22:46:12
    • 最上の方が強い -- 2018-08-27 (月) 23:17:25
      • 普通に運用するなら最上の方が使いやすいんじゃないかな。魚雷の射角とか広いし。でも高雄は独28㎝砲弾けるくらい硬くできるけどね。 -- 2018-08-28 (火) 16:56:01