1924年 大英帝国 重巡洋艦 フロビッシャー
アップデートVer.2.00.026にて追加された英国ツリー中ティア重巡洋艦。ホーキンス級重巡洋艦の5番艦である。
艦名はフロビッシャーで年代は中ティアだが、艦のグラフィック自体は姉妹艦エッフィンガムの近代化改装後(1938年以降)に準拠したものとなっている。ややこしい
左舷側面形。砲配置が独特。
舷窓のグラフィックがミスで左舷の分まで右舷に配されてしまっており、妙にのっぺりしている
Ver.2.00.032以前の母港画像。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1924 | 国家 | 大英帝国 | ||||
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艦種 | 重巡洋艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 22121(20110) | 戦闘成績(BR) | 220 | ||||
無装甲排水量(t) | 5550 | 無装甲速力(kt/h) | 37.3(33.9) | ||||
基準排水量(t) | 9750 | 最大速力(kt/h) | 30.4(27.7) | ||||
最大排水量(t) | 12190 | 最大舵角 | 38.5(35.0) | ||||
可視距離(km) | 8.0(7.5) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 850000S | 購入費用 | 8500S | ||||
1400G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
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甲板部 | 1.5 | 1.5 | 1.5 | 35 | ||
舷側部 | 2.5 | 2.5 | 2.5 | 35 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
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45口径 19cm(7.5inch) Mk.Ⅵ 単装砲 | 750 | 19.3 | 10 | 5 | 64 | 63 | 90/90 | |||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
10.2cm(4inch) Mk.ⅩⅨ 連装砲 | 550 | 18.15 | 6 | 20 | 25 | 59 | 100(AA)/100 | |||
魚雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 雷速(kt) | 基本弾数 | ||
53.3cm Mk.Ⅱ 水中魚雷 | 3300 | 9.83 | 60 | 10 | 8 | 31 | 3 |
艦載機
機種 | 名称 | 攻/防 | 航続時間 (sec.) | 巡航速度 (km/h) | 機体重量 (t) | 格納庫容量 | 装備 | 火力 | 装備重量 (kg) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
水偵 | ??? | 00/00 | 00 | 00 | 0 | 000 | 爆弾 | 00 | 000 |
※最大搭載数0機、パイロット数0名。
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | 砲塔旋回装置(主砲旋回速度+7%) | 新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+17%) | ビルジキール(安定速+10%) | 側面装甲帯(被雷ダメージ-15%) | ||
Ⅱ | 照準システム(主砲射撃精度+5%) | 電波探信儀(理想発見距離+7%) | 新型艦首(旋回抵抗-10%) | 排水ポンプ(自艦浸水継続時間-12%) | ||
Ⅲ | 照準システム(主砲射撃精度+8%) | 精密探信儀(強制発見距離+8%) | 変速機(加速性能+8%) | 傾斜装甲(装甲HP+9%) | ||
Ⅳ | × | × | 舵輪(最大舵角+10%) | 船体強化(HP+10%) | ||
Ⅴ | × | × | ボイラー(巡航速度+10%) | × |
立ち回り
基本的にあまり前に出過ぎない挙動を心掛けよう。本艦の防御力はお世辞にも当てにできるものではなく、機動性もあまり高いとは言えないので、まともに狙われた場合には持ち堪えられない。
ただし本艦は視界も褒められたものではないので、戦線後方に引っ込むとそれはそれで何も出来なくなってしまう。
砲火力は重巡洋艦として水準程度を確保しているため、味方戦艦に追従しながら支援砲撃を行ったり、奇襲を狙う敵駆逐艦や軽巡洋艦を蹴散らすような戦い方が良いだろう。
主砲
改装後の姿であるため本来なら6インチ単装砲を九基搭載しているべきところだが、何故か竣工時の7.5インチ単装砲を同数搭載している。
中ティア帯の他の重巡洋艦の主砲と比べると威力ではやや劣るものの、貫通力は標準レベル。装填速度では上回っており、さらに非常に高い射撃精度を誇っている。正確に狙えれば命中弾を量産することが出来るだろう。
砲配置の関係で片舷に向けられるのは八基が限界だが、砲火力に関してはそれなりに頼りにすることが可能。
なお砲旋回速度は低めなので、あまり急激な回避行動を取ったりすると追従できずに明後日の方を向いてしまう。
副砲
4インチ連装砲を片舷二基ずつ搭載している。
副砲ゆえの低精度が足を引っ張り、対艦補助火力としてはほぼ期待出来ない。門数も少ないため、戦艦など大型艦への放火も難しい。
嫌がらせ程度に考えておこう。
対空については、数量は少ないものの自動迎撃の機銃は搭載している。また、副砲である4インチ連装砲が手動対空砲火に対応しているので対空射撃も可能。
ただし、航空機のいない中ティアでの出番はない。
魚雷
水中魚雷発射管を片舷三基ずつ、艦首部に集中装備している。
似たような配置の艦首部魚雷を装備しているドイツ艦と比較すると雷速は遅く、おまけに射角が極限されているため扱いにくいことこの上ないが、軽量かつ水中魚雷としては長めの射程を有しているため、御守り用に持っておいても損はない。
これも改装時にオミットされた装備の筈なのだが……
航空兵装
艦体そのものは大改装後のエッフィンガムのものなので、艦載機用カタパルトが設置されている。
……が、現状中ティアに航空機や空母がいないこともあってか、水偵は搭載不可。
装甲
元々、砲力のある軽巡洋艦として建造された艦艇であるせいで、防御装甲は軽巡としての標準程度しか備えていない。つまり薄弱である。
装甲重量も嵩張るため排水量目一杯まで積み増ししても大した強化にはならず、マッチングする他の巡洋艦と撃ち合いになった場合はあっという間に装甲を破壊されてしまう。戦艦相手は言わずもがな。
最低限を残して削り、速力強化に充ててしまうのも一つの手だろう。
機動性
デフォルト状態でボイラーを搭載し30.4ノットと、巡洋艦としてはやや遅め。回避行動を取りながらの砲戦や、有力な敵戦艦からの避退には心許ない。舵の効き自体は悪くはないが、加速がやや鈍めということもあって小型艦艇と比較するとやはり機敏に動くのは難しい。速力強化はしておくべきだろう。
有難いことにイギリスには速力増加効果を持つ専用船員クインがいるので、もし持っているならそちらを乗せることで防御力を落とさずに速度アップが可能。
総評
砲火力に特化した重巡洋艦。ただし、特化しているとは言っても突出して高性能というわけではなく、他の能力が平均かそれ以下というだけなのが悩ましいところ。視界もあまりよろしくないので、アウトレンジ攻撃も難しく、かなり繊細に扱ってやらないと呆気なく撃沈されてしまう。
戦闘成績は低めに設定されているため強力な味方艦は引きやすいが、これも誤差の範囲であり当てには出来ない。
高い砲精度ゆえに射撃の上手いプレイヤーが操れば遠距離戦では戦艦相手でも脅威になり得る艦だが、その領域に到達するにはかなりの修練が必要。基本的にはあまり乗りやすい・勝ちやすい船ではないので初心者プレイヤーにはおすすめし難い。
もちろん艦そのものに愛着があるのなら話は別である。数多の海戦ゲームを見渡しても本級が実装されているゲームはほぼないので、思う存分乗り回してあげよう。
歴史背景
写真は近代化改装後のホーキンス級4番艦エッフィンガム。
ホーキンス級重巡洋艦 (Hawkins class heavy cruiser) はイギリス海軍の重巡洋艦の艦級。
ドイツ新型軽巡洋艦の15cm砲を圧倒できる7.5インチ(19.1cm)砲を7門搭載し(片舷砲力は6門)、荒天下でも高速で巡航できるドイツ仮装巡洋艦を捕捉可能なだけの航洋性・航続力を備えた大型軽巡洋艦として設計され、第一次世界大戦の間に5隻が起工されたが、竣工は全艦が大戦後となった。本級が重巡洋艦として区分されたのは、1930年のロンドン海軍軍縮条約にて巡洋艦の分類方法が変化した後のことになる。
姉妹艦のうち『ヴィンディクティヴ(キャベンディッシュ)』は建造中に設計が変更され水上機母艦として竣工。『エッフィンガム』は第二次世界大戦直前に大規模な近代化改装を施され、主砲が7.5インチ砲7門から6インチ砲9門に変化するなど、艦容やスペックには大きな差が生じている。