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Last-modified: 2021-09-21 (火) 14:14:06

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ハイパワーライフル

ハイパワーライフルは対魔法師用の携行武器で、対物防御魔法を撃ち抜く弾速を得る為に通常のアサルトライフルの三倍~四倍の爆発力を発揮する発射薬を使用している。威力が大きい分、高度な製造技術を必要とする武器だ。

(文庫版6巻 p338)

 威力を強化した対魔法師用銃。大半の魔法師はこの武器を無効化する能力を持たないのだが、なぜかどの組織も有効に魔法師対策として活用できない。
 一方、wwさんに対して有効打を与えた数少ない例がこれによる狙撃(ソーラン編)と、人間主義者の暴徒によるぶっぱなし(会議編)であり、スナイパー最強説(魔法師<<<一般兵器説)を裏付ける証拠の一つにもなっている。

 武器の設定自体に突っ込みを入れるなら、銃弾の火薬が爆発するという初歩的な勘違いを平気でやらかしていることや、ライフル銃の中では威力や貫通力がそれほど高くないアサルトライフルを比較対象にしていることがあげられる。
 ライフルの中でも桁違いの威力を持つ対物ライフルになると、充填されている火薬量はアサルトライフルの3~4倍どころではなく、弾丸の持つエネルギー量もそれ以上の倍率になる。携行火器としてみた場合、フレミングランチャー同様、明らかに実在のライフルより低スペックである。

 登場直後の段階では明らかに通常のアサルトライフル(作中では「突撃銃」)と異なった書かれ方だったが、文庫版12巻で「ハイパワーアサルトライフル」なるものが登場。ハイパワーライフルとの違いを含め、対魔法師兵器としての銃がどのような位置づけなのかがさらに不明になった。信者wikiではこの違いに拘るユーザーが現れ、編集合戦が勃発。最終的な結論は「作者の人そこまで考えてないと思うよ」となった模様。佐島が兵器の重要な要素である「用途」について無頓着であることが浮き彫りになってしまった。

しかも、魔法師の障壁をぶち抜くことだけを考えて費用と耐久性を度外視した結果、「一度の戦闘で銃身がほぼ使い物にならなくなる」使い捨ての兵器であることが発覚した。使い捨てならそれこそロケランでいいのに。

 一般兵器と比較した際、魔法師の優位性が皆無に等しいという致命的な矛盾のために、対魔法師用兵器も中途半端なスペックにならざるを得ないということなのだろう。銃一丁取り上げてみても、佐島が軍事というものを都合のよいようにしか理解していないことがわかろうというものである。
 

排出

内部にある不要の物を外へ押し出すこと。
作者と評論編 【確信犯?左遷生は電撃大賞から排出された!】
担当編集M木 【2015年2月9日】参照

配信人気/海外人気

ここ数年前から円盤売上に変わって注目されつつある指標。
近年、アニメ業界は円盤が売れなりつつあることから配信ビジネスが重要視されており、その収益によって続編を決めるアニメが増えている。
基本的に国内でなろう系アニメは評判が悪いものが多いが、海外では異世界ファンタジーという設定が受け入れやすいためか、海外配信で稼げることが理由でアニメ化が量産されている。
そのため、世間から辛辣な評価を受けているなろう系の信者にとって海外人気が高いことは唯一のアイデンティティーとなっている。
肝心の劣等生はというと、Abemaやdアニメでは人気上位であるものの、海外人気はほぼないに等しいと言っていい。
それもそのはず、そもそもこのアニメは海外では全く配信されていないのである。特に中国では1期と2期共に違法アップロード以外では一切配信されていない模様。
理由は不明だが、おそらく横浜ソーラン編で中国をマテバでふっ飛ばしたことがいろいろ問題だったのだろう。
また、配信での収益は動画サイトに権利を売ることで発生するものであり、再生数自体は金になるわけではない。しかし契約の際の単価などは一切不明であり、国内のみの実績は決算発表で一切挙がっていないので、一部の国内サイトでの人気に意味があるのかは疑問である。
劣等生が今更になって2期を決めたのはおそらく配信人気を狙ったのが理由と思われるが、2期でも世界では全く配信されてないという体たらくなのでそちらでも大きな利益は得られてないと思われる。
たまに劣等生信者がこれを自慢することがあるが、所詮はごく限られたサイトでの人気なので鼻で笑っておいたほうがいいだろう。

バス女

作中キャラ 北山雫 の通称。
由来は台詞 「なかなかできないよ」原文引用編1 【なかでき はここから生まれた】 より。
彼女にはこれ以外に目立った活躍が無いため、彼女の存在意義となっている。
 

発動速度

魔法に関して、劣等星ではとても評価される項目の一つ。
もちろん発動が速いに越した事は間違いなく、それが基準になる事自体には何も問題はないのだが、劣等星の魔法は他の魔法が出てくる作品のように、複雑な魔法陣を描いたり詠唱に何十秒もかかるなどというものではない。
なにしろ「使い物になる発動速度は0.5秒が目安」で、1秒を切れないと補習の対象。1秒ほどのwwさんやエリカスはお世辞にも優秀と言えず、0.23秒のキモウトは人間の限界近いと驚愕されるなど、コンマいくらの違いを、とてつもなく重要な事として必死に競い合っているのだ。どう考えてもスマホを取り出してポチポチする時間の方が長いってことは誰一人として気にしない。率直に言ってバカである。
なお、抜き撃ち動作を速くするとテストの成績は高くなるものの、雑魚が小細工で偉くなったつもりかと言わんばかりに「認めなきゃ、現実を」と見下される。
また、発動と同時に敵が吹っ飛んで内臓破裂で死ぬと評判の移動魔法(一工程)はサッパリ活用されない。では光速や音速で着弾する魔法がスタンダードなのかといえば、エリート一科生の得意技が高周波ブレードだったりするので本当に発動速度「だけ」しか気にしていないようである。古式魔法と比較しての速さと簡便さを生かし、オミットした汎用性や火力を手数で補うにしても、今度は干渉力設定により複数の魔法は打ち消し合ってしまう。
ちなみに作者の意見は「近代兵器に対抗するためには速度が必要だと思ったから」「向かい合って拳銃とロケットランチャーで、よーいドンで撃ちあった場合、拳銃の方が強い。だから戦場ではコンマいくらが重要」ということらしい。
例え話とはいえ構えた状態で同時に撃ち合ったら両方当たるに決まってるんだから「両者死亡でドロー」、あるいは「一発で殺せる可能性は拳銃の方が低い」って判定になると思うのだが。
また、本当に向かい合ってよーいドンした場合は、魔法師よりも銃を持った一般人の方が強いという理屈も成り立ってしまう。魔法師は手の動きや感覚がブーストされてるわけではないので、トリガーを引くより先にCADの操作を済ませることは困難だからである。
というかそれ以前に向かい合ってよーいドンで撃ち合う戦場があってたまるか。
どうやら作者の中の戦場には情報戦や索敵や奇襲の概念が存在せず、接敵したら西部劇よろしく向かい合って同時に撃ち合わなければならないようだ。そりゃ作中の軍人やテロリストが軒並み脳筋になるわけである。
 
正直な所、wwさんを劣等生評価にするためにファッション並みの意味しか無い弱点を作るための評価基準にしたとしか思えない。
しかも、wwさんは フラッシュ・キャスト もあるため、本当に弱点にもなってない。
本気で何を考えてこんな設定にしたのだろうか。

なお、ダメな部類の俺TUEEE作品においては、主人公の強さの表現が速度偏重になることが多い。これは、バトルの空想元がアニメやゲームしか無いために「スピード特化でハメ殺す」か「超攻撃力でワンパンKO」のどちらかしか思いつかないためだと言われている。

発泡魚雷

潜水艦搭載兵器。標的に到達した魚雷が水中で大量の泡を放出してスクリューを無力化すると説明されているが、実際にこんなことをしたら船は浮力を失って沈没してしまう。
大亜連合はこれで敵船の足を止め、船上の人間を拉致するつもりだったらしいのだが、その前に相手は溺れ死んでいることだろう。仮に書かれている通りにスクリューのみを無力化できるのだとしても、近づく船も同じようにスクリューを無力化されてしまうし潜水艦で近付くにも、泡で潜望鏡は視界不良になるだろう。一体どうやって敵船に乗り込むつもりだったのか?

パラサイト

スペースバンパイア/精神生命体も参照。 
人間の脳を乗っ取ることで活動する、実体のない精神生命体である。

発端は、灼熱のハロウィンを目の当たりにして大慌てしたUSNAが科学者による警告を無視してブラックホール魔法の実験を強行したことにある。
(「科学で解明された」筈の魔法を扱う魔法師が、何故「科学者による警告」を受けるのかは定かではない)
案の定実験は失敗して次元の壁を突き破ってしまい、未知の存在を現世に呼び寄せてしまう。

その存在は自らデーモン()と名乗り、スターズメンバー他を依り代にして似本へ襲来。自己増殖するために魔法師の血を吸って殺害する「吸血鬼事件」を引き起こす。
何でも物理ゴリ押しでしか解決できない芝さんをそれなりに苦戦させるが、最後はパラサイト同士で寄り集まったせいでうっかり実体を持ってしまうという采配ミスにより、芝さん・ポンコツ・その他大勢にあっさり葬り去られた。

事件解決後は、目潰し女の芝への従属願望をコピーした一個体「ピクシー」()がメイドロボットに宿り、さすおに奴隷の一体として加入した。
その後しばらくほっとかれたが、何故か「エスケープ編」において再登場。キモウト2号がパラサイトという「禁断の力」に手を染めるようである。

核兵器クラスの魔法を持ったサイコパスが跋扈している劣等星において、電気魔法の付与くらいしかできないパラサイトがどのように「禁断」になりえるのかは不明である。

なお、パラサイトの使う魔法は魔法師の魔法と仕組みに違いが無い上に、そもそも魔法師が魔法を使える物理的な裏付けが、肝心要である「魔法演算領域」がブラックボックスであるためによく分かっていない。このことから、実は魔法師の力はパラサイト由来ではないかという疑惑がくすぶっている。
まだまともだった頃のキモウトは、一度だけこのことを芝さんに相談したことがあるが、芝さんはいつもの屁理屈でその疑問を有耶無耶にし、話を「非魔法師の愚民共はそこらへんをごっちゃにして叩くんだろうなーつれーわー」という方向に捻じ曲げた。

害獣として大っぴらに狩れる存在であるパラサイトと、人間に化けて人間の中に溶け込んでいる社会のパラサイト魔法師、どちらがより厄介なのかは判断が分かれるところである。

パラサイドール

スティープルチェース編に登場。
前述のパラサイトをガイノイド(女性型ロボット)に寄生させ、CADと武装をくっつけた人形兵器。
その正体はロンゲと黒目じじいが作り出した、魔法師に取って代わる次期主力兵器で、これが普及して兵器としての魔法師がお払い箱になれば、孫を戦場に送らなくて済むという理由で作られた。

・魔法師から戦場という職場を奪ってしまえばいよいよただのごく潰しになってしまうのでは?
・権力者の孫でなおかつ病弱なキモウト二号は、こんな回りくどいことをせずとも戦場から遠ざけることはできるのでは?
・魔法師よりも材料確保が困難であろうパラサイトを使った兵器を普及させることは本当にできるのか?
・紛争の原因を作りまくっている張本人が、孫を戦場にやりたくないとどの口で言うのか?

と、やっぱり突っ込みどころ満載の兵器である。

バリオン・ランス

マテリアル・バーストに続くwwさんの新必殺技。生物に対してはマジで殺害することしかできない、本当の意味での必「殺」技である。
分解の効かない相手を近接戦闘で確実に殺害するために開発された。
「右手が重度の火傷で赤黒く焼け爛れ、呻き声を上げる程の苦痛でCADを落とし、膝を屈し頭まで沈み込む」ような苦痛を何度も味わって遂に完成したものだが、その動機は必要に迫られたわけではなく、単に分解が効かないので自分より上な気がして気に入らない人作中キャラ ホ文字/十文字克人ふもっふ/十三束鋼を殺せるようにしておくため。史上まれにみるワクワクしない新必殺技である。
 
インチキ科学を省いて説明すると、強化パーツを着けたトライデントから秒速1万キロのデスビームを発射する
以上。
本当にこれだけである。
しかも初の被害者はテロリストですらない
 
これじゃあんまりなのでもっと詳しく説明すると、強化パーツのバヨネットを媒体にしてレーザーを発射、相手をガン細胞とみなして放射線治療(重粒子線治療)の要領で殺害するというもの。
喰らった相手は全身の液体という液体が沸騰して爆裂する。…wwさんはこれを本当に人間にぶつける気なのだろうか。到底主人公サイドのやることではない。
なお原理的に近いであろう重粒子線治療は、炭素イオンを光速の約70%まで加速する。秒速換算で約21万キロ
やっぱり現実に追い抜かれてる左遷せーであった。

使用後、再成を使って全てを証拠隠滅するので、最終的に放射線は出ない。出ないったら出ない。
しかしこれは、芝さんがオートリレイズでゴミを拾うことが前提で放射線が出ないのであり、その気になれば芝さんは広範囲に放射線をまき散らせる。
空気を読まない敵がこの技を防御したり、技の発動を邪魔したりしようものなら、あっという間に周囲は放射線まみれである。

確かに自身の弱点を補うために新たな技を開発するというのは王道中の王道だが、近接戦闘がしたいのならこんな回りくどいものを開発しなくともニンジャ体術やフラッシュ・キャストなどすでにあるものを鍛える方が合理的である。しかもwwさんは接近戦でやられたことは無く、最も追い詰められたのはスナイパー相手の時(それも二度)である。むしろ克服すべき弱点はそっち(遠距離戦)ではなかろうか。
一応「まだ見ぬレアスキルの持ち主」に対処するためという大義名分があるが、一般的なジュブナイルの主人公はそういう場合知恵と工夫で立ち向かうのである。
「単一の手段でありとあらゆる状況を突破できないとダメ」な左遷の怠惰を象徴する技である。

結局、20巻にて第三の奥義、魔法師そのものを無力化する奥義ゲートキーパーが開発されたので、散々痛い思いをして作ったこの技は、罪も無い猪だけを殺して死に技と化した。銃剣持ち歩くのめんどくさいからね。
が、23巻にてなし崩しにホ文字と対戦する流れになった際、今まで持ち腐れさせてたバリオン・ランスをここぞとばかりに芝さんは披露。ノルマ達成して在庫処分も済んだわけで、もう二度と使われないような予感がすごくするね!

パンクスピンジャンプ車

九校戦編において、無能竜の魔法師が事故を装い、一高のバスに対して高速道路の対面車線から車を突っ込こませた自爆テロ、およびその車の事。
正確には「タイヤをパンクさせる魔法」「車体をスピンさせる魔法」「車体に斜め上方の力を加えて、ガード壁をジャンプ台代わりに跳び上がらせる魔法」を連続使用しての特攻である。
ちなみにこのバスは会長のせいで2時間ほど出発が遅れているのだが、テロの計画に支障はなかったようだ。
一高に内通者が居るとか、バスが監視されているとしか思えないが、芝さんは気にしないようである。ガーディアン()
この魔法師、魔法を使ったという事をエリートぞろいのはずの一高生の誰も気づかせず、芝さんをして「並大抵の練度じゃない」と言わしめる凄腕で、脳改造によるロボトミー処置までしないと発動できない自爆攻撃用魔法を使いこなせ、死の直前でも機械のごとく淡々と命令通りに動く最高級の鉄砲玉である。なぜこんなくだらない任務で使い捨てにされたのか真剣にわからない。「それほどの魔法師を使い捨てにできる強大な組織」として描こうとしたのかもしれないが、結果は知っての通りである。
もっとわからないのは、なぜその魔法を自分の車ではなく一高のバスに対して直接使わなかったかという事だ。ひょっとしたら、魔法の精密制御は得意でも最大射程が超短いという可能性も。どこぞのふもっふくんの親戚かな?
アニメ版では、中央分離帯を飛び越えた後、道路を滑りながら突っ込んできており、映像で見る限り十数秒以上滑っていた。一体どれだけ遠くから滑ってきている。
緊急時に時間の経過が遅いことはよくある演出・・・と言いたいところだが、劣等魔法師は実際にこれぐらいの時間的余裕がないと役に立たないため、接待テロと判断するのが妥当だろう。
なお、パンクさせる魔法やスピンさせる魔法に関してはいろいろ応用が利きそうな気がするが、その後使われることはなく、車両に対してはもっぱら銃弾の貫通力を上げる魔法やクーロン力で浮かせたりと無駄に手のかかる方法を取っている。
少なくとも十師族×2にケンカ売っといて最終目的は「小金ちょろまかしたいだけ」という不可解な事件()の幕開けに相応しい、合理性のゴの字もない謎イベントであった。
 
なお、残念な事に現実でも2017年6月に東名高速において自動車が中央分離帯を飛び越えバスに激突するという痛ましい事故が起こってしまっているが、ニュースやyoutubeに上がっているドライブレコーダーの映像を見るに気が付いた時には激突しているというレベルであり、運転手が辛うじて咄嗟の回避行動を取るのがやっとのもので到底乗客に反応できるものではない。ましてや相克が起こらぬよう連携を取るなどは絶対に不可能である。
参考動画(ニコニコ動画)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm31372197

飛行魔法

劣等世界の現代魔法で芝さんが開発した。
ちょっと浮いたり一直線に飛んだり空中に立ったりする程度なら従来の系統魔法だけで充分やれるのだが「フワフワヒラヒラ自由自在に方向転換できてそこそこ長く維持できなきゃ飛行魔法だとは認めないんだい!」という謎定義がまかり通っているため、現代魔法界隈では芝さんが先駆者という扱いになっている。
劣等生界の研究では、魔法の重ね掛けで高負荷になり10回の連続ジャンプが限度とされていた。芝さんが、魔法を機械で正確に記録・動かす手法を確立した事により可能になったとされる。
理屈としては、魔法が切れた瞬間に次の魔法を発動すれば重ねがけにならないというだけのもので、作者的にはコロンブスの卵的にしたかったと思われるが、機械への依存が大きいこの世界の魔法ならこんなものは真っ先に想像されて然るべき手法であり「人間系が動作不正確なので機械にしました」とドヤ顔で言われても、逆に劣等世界の学者・研究者など頭脳集団がド低能であると晒すだけなのであった。
ただこの方法では0.5秒毎にしか軌道変更できないため、仮に50km/hで飛行した場合必ず7mほどは同じ方向に進み続ける必要がある。狭い場所や障害物のある場所は危なくて飛べたものではないし、複数人で飛ぶと干渉でさらに危険性が増す。しかもハンドルなどと違いデジタル的な方向転換となるため、高速で飛行した場合の進路変更はおそらく真(チェンジ!!)ロボのような軌道になるだろう、慣性の法則もあったもんじゃない。
「半秒で終わる魔法を常に連打し続ける」より「数十秒に一回『一瞬で終了する魔法』を挟む」「必要時のみ『一瞬で終了する魔法』で上書きする」程度で充分なのではないかという気がしてならないがオフレコで頼む。
 
またこの魔法に対応したCADは、サイオン(MP)が半分になると10分の1Gで降下する殺人装置を搭載している。
芝(左遷生)さんは『安全装置だ』(キリッ などと言っているが落下速度が時間に比例して増すことに代わりはなく、間違っても高空など飛べたものではない。
例えば高度100mでこれが起動すると、50km/hほどの速度で大地に叩きつけられることになるのだ。さらには下方向に飛行している時に発動すると、速度が上乗せされる事になる。
劣等魔法には「自分を傷つけるような魔法は無意識にキャンセルがかかるので普通の魔法師では発動不可」という設定もあるのだが、高度とサイオン残量以外の何もチェックしていないこの安全装置、もしも降下すると死ぬような状態で起動しようとするとどうなるのだろうか。送電線の真上あたりを飛んで実験してほしいものである。
魔法師の中には高高度から落ちても平気な魔法を使う奴もいるらしいが、この魔法が強制発動しているという事はおそらくそれも使えない。そもそも、干渉設定のせいで敵から何らかの魔法をかけられただけで相克を起こし、飛行魔法自体はもちろん安全装置も発動せず墜落する恐れもある。これが殺人装置でなくてなんなのか。
パラシュートでも背負った方がよほど安全である。ならばと低空飛行に限定して使用させるにも、それなら迂遠な事をせずとも連続ジャンプで十分。
そして落下時の初速と加速度が小さいために、戦闘時に調子乗って飛ぼうものなら鴨撃ちになることは必定。誰が使うんだろうこれ。
サラッと当然のように出てきた「強制発動」設定のせいで「イメージを明確に持たないと上手く魔法が発動しないぞ!」という前提すら怪しくなってしまった。敵の魔法師に無理やり起動式ブチ込んで魔法暴発させまくる装置とか作ればいいのに。
 
後に、この魔法の正体は恒星炉実現のカギである「常在型重力制御魔法」そのものであり、飛行魔法として公開したのは単なる人体実験であったことが明らかになった。

「古式魔法の飛行術式など、事実上BS魔法師にしか使えない、属人的な異能ではありませんか。お兄様の飛行術式は、理論的に必要な魔法力を充たしていれば、誰にでも使えるのでしょう?」
とキモウトが言っており、芝式飛行魔法発明以前にも、ポッと出の超能力者がたまに飛んでるとかいうレベルではなく「飛ぶ以外には何も出来ないけどそれでも常にある程度の人数が結構飛んでた」ことが明らかになっている。なお、芝兄妹の魔法は「属人的な異能」の極みな上、芝式飛行魔法には「莫大なサイオン量を要求される」という属人的要素がもれなく付いてくるのだがオフレコで頼む。

ピストン式核融合炉

2chアンチスレでは 魔法科高校の劣等生は劣化パクリだらけな糞アニメ29の433 が初出と思われる
  
芝さんの研究の試作品。他人を巻き込む人体実験の末完成した「飛行魔法」=「常在型重力制御魔法」を中心に据えた、魔法師による核融合発電装置。
アニメに登場した際、本来なら内燃機関にしか使わないピストンのようなパーツが描かれており物議をかもした。
作中の核融合研究の描写に関しては、原作の時点で本職の人に間違いを指摘されたことがある程度なので、それも致し方ないといったところか。
一発ネタかと思いきや、なんとこれを改良した「恒星炉」なるものがキーアイテムとして登場し、ついには最終形態に「エスケイプス」()の名を冠してエネルギー産業の掌握による魔法師支配体制の強化を明言するに至った。

知っての通りwwさんにはマテリアル・バーストがある。マテバが説明通りの物であれば、こんな機械など作らなくとも、そのへんのゴミから無限大のエネルギーを取り出すことすら容易に可能である。
wwさんは新エネルギーを使って自分の手で何かやりたい目標(太陽光プラントの使えない深海底基地建設など)があるのではなく、「この発明で文明が100年ぶんは進歩したぜさすおに!」「こんな超技術を独占せず恵んでくださるなんて立派すぎるわさすおに!」とか言われたいだけなのである。
 
原文引用編2 融合炉から核廃棄物ごと排気してピストンで発電!  核融合と放電現象もごっちゃ】 参照
 

ビデオゲーム

2095年の劣等世界でも存在するらしい。作者は推定年齢からアタリ2600で遊び、アタリショックが直撃した世代と思われるが、古臭さは隠しようがない。
 
参照原文 【ザ・デストロイはここで出ます。 にしても、未来作品でビデオゲームってセンスw】
参照Wikipedia アタリ社
 

ファッションショー

劣等星では、5巻での芝兄妹お買い物編試着と、九校戦アイス何とかのコスプレ大会をファッションショーと呼ぶ。
なお、ファッション劣等生設定を始めとしてファッション努力、ファッション苦難、ファッション科学など様々なファッション要素の塊である本作品そのものが(アイロニー的な意味で)ある種のファッションショーだと言える。
 

ファランクス

ホ文字の必殺技となる究極の防御魔法。
その実体は、左遷の気分次第で硬さが変わるご都合バリア。
名前は古代ギリシャの重装歩兵による密集陣形を意味する。

4系統8種全てをランダムにぶっぱして防壁を幾重にも作り出すという大変無茶な魔法で、本編には書かれていないが領域干渉が幾重にも展開されており、 魔法の重ねがけをしているのでは?の指摘には多次元とか、レイヤーとか、意味深なことを言い出す。とにかく術式解散一回では消せない代物らしい。
CAD高性能化に伴い、せいぜい戦後やっと使い物になったはずのコレが奥義なホ文字家とはいったい…
(アニメ版では、絵的にシュールにしかならないスマホポチポチのシーンを映さないことでごまかした)

強いて擁護するなら、障壁をぶつけると対戦車携行ミサイルをものともしない防御力がそのまま攻撃力に転じる。というかホ文字の移動に問答無用で追従する上、人間程度なら軽く跳ね飛ばせるので、押し付ければ普通の人間は壁際バリアハメの如く容易に圧死させられるという中々の魔法である。
…もっとも、そこまでの力を生み出す障壁の追従・移動に関する運動エネルギーがどこから来るのかは全く説明されない。ブラックホールか何かだろうか。

なお8種の魔法をランダムにぶっ放すという性質から、構造が単純な物しか分解できない芝さんの分解魔法ではこのファランクスを真正面から破ることはできず、これがホ文字が芝さんに一矢報いられる根拠とされていた。
これに伴ってホ文字の能力も、「8種全てを使いこなせる天才で、射程以外は完璧超人」と異様に持ち上げられている。
無限再生持ちの上に正々堂々戦う気も無い芝さんに対して、長持ちしなさそうなバリアだけで何ができるのかは疑問なのだが、芝さんの中では彼を真正面から殺せないと安心できないという執念が燻り続け、バリア破りの方策をひたすら考え続けることとなった。
その結果生まれたのが、敵を沸騰させバーンってするバリオン・ランスである。
メンタリティが核兵器に憧れる某国やテロリストそのものに思えてならない。

ホ文字との最終決戦が描かれる22巻では、ファランクスはとてつもなく燃費が悪い上に、無理して長時間使うとオーバーヒートを起こしホ文字の寿命が縮まるという弱点が露呈。このバリアはあくまで芝さんの「分解」に対してたまたま相性がいいような気がするだけで、強さの源であるオートリレイズと干渉力の強さ、何より評価されない項目であるはずの生まれ持ったサイオン量に対しては無力であることが明らかとなった。結局、それらの技を何も破れないまま、バリオン・ランスで正面から葬られた。合掌。

魔法の開発目的はミサイルから国土を守ることで、飛んでくるミサイルを壁で防ぐだけでなく、万一領内に入った爆弾をバリアで優しく包み込んで爆破から身を守ると言う、とてもまどろっこしい運用方法が想定されていた。

風評被害

劣等生(左遷生)を考察する時、多くの例が引き合いに出されるが大抵の場合は比較対象を貶める結果になる。
このような状態を作り出した時点で「なかでき」である。
風評被害が次々に生まれる背景に、原作者や信者の言い訳体質がある。彼らは欠点を指摘されることを病的に恐れており、劣等生の欠陥に関する話題を他作品やジャンルの問題に擦りつけて逃げようとするのだ。「主人公が最強の物語」「整合性を無視してでも盛り上げる作品」「現在のラノベ事情」などはこうした言い訳の犠牲になりやすい。何を引き合いに出そうが指摘している欠点が改善されるわけではないが、「他作品よりマシ」と相手をやり込めた気になることは、彼らの精神的安定のために欠かせない逃避行動になっていると推測される。
 
アンチスレでは「劣等生=最低レベルの作品」という事は住民のほぼ暗黙の了解となっているが、それを原因とする信者とは逆の問題も起こっている。
似ている部分があるからといって「○○も劣等生並み」と、自身が嫌いな別作品への叩きアイテムとして体よく利用しようとしたり、「劣等生信者は○○に多い、よって○○はクソ」(ネトウヨ、いじめられっ子、おっさんなどが多い)と根拠のない決めつけで、特定の集団に対してのレッテル張りを行おうとする者も出るなどしている。
これらは大抵半ば荒らしとみなされるが、もはや「劣等生と風評被害」は切っても切れない関係と言ってもいいだろう。
そういった事情もあり、「劣等生ってまるで○○だな」というようなコメントに対して、「○○への風評被害はやめろ」などと言うような返しも定番の流れになっている。

よく引合いに出る作品 参照

フォア・リーブス・テクノロジー/FLT

芝パパが開発本部長として勤務する魔法部品メーカー。芝さんのせいで恋人と引き裂かれた小百合も、研究者として成果を挙げられず管理部門にコンバートされたというあからさまに見下すための設定を引っさげてここに勤めている。
芝さんは父親のツテで、機材のリカバリー係としてここでバイトをしていた。
だが沖縄編での経験でCAD作りに興味を持ってしまった芝さんは父親を脅し、ガバガバにガバガバを重ねた裏工作の末に窓際部署のCAD開発第三課へと潜り込んだ。そこで芝さんの妄言を現実にしてくれる超天才エンジニア・牛山さんと出会い、彼に寄生して月500万円前後の報酬を得るようになった。これが、謎の超天才()エンジニア「トーラス・シルバー」の誕生である。

主に牛山さんのおかげでCADメーカーとして急成長を遂げたが、その代償として高校生程度の知識しか持たない無能なエンジニアに年間1億円以上を出費し、ことあるごとに会社の設備を利用されるようになってしまった。
もっとも、CAD開発は購入費用が税金で9割出る上に、それ以外にも研究開発費などの名目で公金がジャブジャブ入ってくると言う非常に阿漕な美味しい商売であるため、それくらいの無駄金は痛くも痒くも無いのである。納税者からみればたまったもんではないが。
 
言うまでもなく四葉家の出資で作られた会社で、恐らくは基準を満たさなかったお飾りの次期当主を左遷するための受け皿として作られたものである。
周囲からは名前があからさますぎて、逆に四葉の関係筋だとは思われていないらしい。その隠蔽力は凄まじく、大亜連合軍特殊工作部隊が詳細に調べても、一切四葉とのつながりを見つけ出せなかった。
それどころか、本作に出てくる魔法部品メーカーは四葉の威を借るために「よつば」「フォー・リーブス」という屋号を付ける者が後を絶たず、四葉家は増殖するそれらの会社をあえて放置して「本命」であるこの会社を隠す迷彩にしているらしい。
もし迷彩として機能していたらブランドが汚されて大打撃、消費者の見る目があるなら迷彩が機能していない。中学生でも分かりそうなものだが、何故こんな設定に…?
そもそも名が知れてるからと言ってテロ組織の名前で商売する会社がそんなにいてたまるか。これでよくもまあ過去をモラル崩壊と貶せるもんである。
なおスリー・ハーブズの名前は一笑に付した芝さんだが、この会社の名前には文句を言っていない。
 
信者にしてみればまだまだ芝への貢ぎ物が足りないらしく、将来的にはキモウトが四葉当主になることで、芝パパは息子から奪ってきた()成果を全部返し、最終的には会社ごと差し出すことを期待されている。
正社員ですらないわ、魔工師ライセンス持ってない未成年モグリエンジニアだわ、会社に一言の相談もなく新作発明品を学校行事で公開するわの芝さんについては公表していい要素が何一つ無いのだがどうしろというのか。目立ってはいけない()設定はどうした。

ついでにトーラス・シルバーを抱える開発三課は陰で「キャプテン・シルバーとその一味」というオサレな異名をつけられている。
「狡猾なアウトロー」である芝さんを皮肉ったのかもしれないが、とりあえずスティーブンソンに謝罪したい。

なお、小百合さんは金食い虫の芝さんと、会社の秩序をおかしくする芝シンパの存在をあくまで事務屋として危惧している。だが、前述の設定との兼ね合いでその危惧も研究者としての芝さんに嫉妬しているというのにすり替えられ嘲笑されている。
FLTは叔母上が操る傀儡企業であり、四葉当主にしてスーパーハカー()の叔母上を出し抜いて芝パパや小百合さんが好き勝手できるわけがないのだが、きっちり中間管理職の親達だけが悪者みたいに言われる素晴らしい状態である。まさにスケープゴート。
もはやこの会社の従業員は信者にとっても芝さん専用の集金ロボットぐらいにしか思われていない。この会社は長くなさそうである。

プハッ!

失笑してしまった時のwwさんの台詞。
「思わず面白いことを言われて咄嗟に我慢しようとしたけど堪え切れずに吹き出してしまった」感を見事に表現している。
 おそらく多くの視聴者・読者がこの作品を見て「プハッ!」したことだろう。
 スレ内ではおおよそ笑ってしまった時のレスに使われるが、ウケたのか、嘲笑・失笑の意味合いなのかは文脈を見て判断する必要がある。
元となったシーンはWeb版にしか存在しない。
詳細は 用語/さ行 スリー・ハーブズ の項目を、
原文は 原文引用編1 【同じ二科生でありながら一抹の共感より先に立つのは、より下を見ては嗤いモノにする愉悦。卑しい優越に耽る負の連鎖。あまりに酷いため文庫版では全カット】 参照。
 

フラッシュ・キャスト

wwさんのチート技の一つ。設定上は「四葉の秘匿技術」だが、実際にはwwさんがほぼ独占的に使っている上、秘匿もしていない。
四葉の洗脳魔法を応用して、脳の記憶領域に記憶を直接焼き付けるというもの。これで魔法式を記憶しておくことで、CADポチポチの手間が省ける分大概の魔法を人より速く発動できる。通常の魔法領域を持たないwwさんはこの方法でしか魔法を使えない。
一応「使える領域が小さいので、工程が多く複雑な魔法は使えない」という弱点があるが、どんなに工程の多い魔法でも結局マテバやオートリレイズを破れないのでこれは問題にならず、むしろ速度で勝る分無条件に優れている。完全なファッション弱点である。

これにより、wwさんは念じれば一切のラグ無しで魔法を使えるが、実技の授業で使われているノロマな機械はこれを認識できないためエラーを吐く。
そのくせ実際には魔法式以外も丸暗記が可能であるため、これを利用して理論のテストはいつも満点を取っている。
信者wiki民曰く、「最高の結果を出しつつ、テストに評価されない為だけの必殺技」である。

ブラジル

劣等星に存在する架空の国家。
似本のほぼ真裏という、半ひきこもりの芝さんが絶対行かない土地に存在するだけあってか作中での存在感は薄く、こと21巻まで存在すら曖昧だった。
2017年3月9日現在、信者wikiに「ブラジル(Federative Republic of Brazil) は、南アメリカで唯一国政を維持した国家である。 」としか書かれていないあたり相当である。

だが21巻で、ブラジルの正規軍に所属する軍人のミゲル・ディアス君がゲリラ掃討のため、とあるゴーストタウンに戦略級魔法「シンクロライナー・フュージョン」を撃ち込むという事案が発生し、一気に注目を集めることとなる。
だがこの国の政府は一味違い、なんとミゲル君が政府の命令で戦略級魔法を使用したことを国際社会で明言したのである。それまで戦略級魔法は責任逃れをするためのワンクッションを置いた上で使用されるのが普通で、我らが似本政府も「俺は知らんよ。軍部が勝手に撃ったんじゃね?」という無敵の言い訳で何とか切り抜けていた。そのためブラジル政府の発表は世間を驚かせ、それまで燻ぶっていた民衆の反魔法師感情に一気に火をつけることになった。

…などということを「バカ正直に公式発表したブラジル政府はアホ。黙って撃ってすっとぼければ民衆の批難も受けないし他国も納得するのに…」というニュアンスで書いたと思われる左遷であったが、アンチスレでは一言「しませんよ」とぶった切られている。

ブランシュ

入学編において登場した反魔法国際政治団体。
魔法師が優遇される社会システムに反発し、市民運動と称し様々な反魔法活動を行っている。
 その実態は大亜連合に雇われたテロリストであり、反差別を掲げているのも魔法師の地位を貶め、似本の国力を落とすためであるとされる。その悪影響から国内では情報規制されており、wwさんが名前を出したら生徒会全員が慌てる程度にはその存在が隠されている。
 だが作中を見る限り、似本の国力を削いでいるのはどう考えても国に寄生している魔法師であるため、高校襲撃の際の紳士的な態度も含めちょっと応援したくなる組織という地位を築いている。
残念ながら入学編でいきなり似本支部が壊滅し、主要なやられ役がこの組織から大亜そのものにスライドしてしまった。原作内では後にブランシュ本部のボス自らがわざわざテロりに来てくれるわけだが、どう盛り上げようとしても脅威度がスケールダウンしてる感は否めなかった。
 「ブランシュ」はフランス語で「白」を意味するが、会員特典腕輪はカラフルなので一目見れば特定余裕。
総帥であるジード・ヘイグは魔法を社会的に葬り去り、魔法の無い世界で覇権を手にすること及び大漢崩壊の原因となった四葉家への報復を目的としている。
 とても応援したくなるのはきっと気のせいだろう。
 なお、アニメ版にてアジトで 芝さん に分解された AK-47もどきは東京マ○イの電動ガンであったと指摘されている
まさに不殺のテロリスト。芝さんを接待していた証拠の一つ。
 
参照Wikipedia AK-47

フリズスキャルヴ

世界中の情報を収集できるシステム。
正確には情報収集システム「エシュロンⅢ」とやらの拡張プログラムで、バックドアを利用して情報収集するというウイルスプログラムである。アクセス権は世界で7つしかなく、システムの使用者は「七賢人」と呼ばれるが、その人選はランダムに決まるらしい。
プログラム製作者は一体何のためにそんなシステムにしたのか非常に理解に苦しむ。というかこんな火種にしかならないもんの管理は誰がしてるんだろう?
たまたま選ばれただけなのに「賢者」を自称するレイモンド・S(セージ)・クラークというキャラも登場する。
あまりに「偶然選ばれ、ググるだけで賢者ってw」などと言われたせいか、17巻では七賢人自体、レイモンドが自称するハンドルネームみたいなものという事にされた。
完全ランダムなら、往生寸前のお年寄りや生まれたての赤子とかに当たる可能性もあるのだが、どうもある程度(話の都合の良い人間に)偏りがあるようなので、ランダムではないのかもしれない。
後、どうやって自分が選ばれたのに気付いたのだろうか。「あなたは七賢人に当選しました!」というような詐欺メールが流行っている気がしてならない。
「システムアドミニストレータ」が存在することが明らかになったが、それと繋がりがあるのはレイモンドだけらしい。なお23巻でエドワード・クラークとかいうレイモンドのパパがシステム管理者であると設定が後出しされた。第一回どれだけ株を下げられるか選手権でもやっているのだろうか。
レイモンド自身はフリズスキャルヴを”裏方”が使うツールだと考えているらしくゾンビテロを成功させたヘイグを”ルール違反”と手前勝手に断罪しシステムアドミニストレータにヘイグのアカウント削除を要請した。その結果ヘイグはアクセス権を失ったらしい。
要するに七賢人というのもシステムアドミニストレータの気分次第で増えたり減ったりするようだ。しかし七賢人のひとりがいる四葉家は中国に対して(報復という名分こそあるが)虐殺じみたテロを行っているのだが、レイモンドもシステムアドミニストレータも知らないのか四葉真夜のアカウントは特に問題なく使える模様。
だいたいいつ四葉がアクセス権を手に入れたのか不明だが、仮に虐殺後であるとしたらシステムアドミニストレータさんはアクセス権が半ばテロ団体である四葉家にわたることを傍観していたのだろうか?
とか言っていたらエドワードがディオーネー計画に芝さんを巻き込んだタイミングで叔母上のアカウントは停止された。勝手な理由で作者に都合よくデウスエクスマキナ出したり引っこめたりするのやめーや。

性が解放された時代(フリーセックス)/モラル崩壊時代

作中で「性について道徳的・社会的慣習に囚われない自由な考え方」、及びそれが推奨されていた2047年くらいまでの時代を指す言葉。アニメ版では「モラル崩壊時代」と言い換えられている。
これに対し2095年では結婚まで純潔を守るのが当たり前になり、入浴時には湯着を着用して他人に肌を見せないといった慣習ができた。この湯着は、アニメ視聴者がもう見飽きて心動かされない代物である「温泉回」というものを、(生理的な気持ち悪さという)インパクトのあるシーンに進化させたという意味では非常に革命的なガジェットである。
キモウトはあたかも人類の進歩であるかのように語っていたが、実際は魔法師を生産するための婚姻統制や遺伝子操作が当然となり、その結果自由恋愛の弾圧が始まったというだけの話である。おそらく芝パパもその犠牲者。
明らかに魔法師のために文化が後退している。

いずれにせよ劣等星では暴力や殺人、人種差別に関する抵抗感がなくなっていることは明らかであるため、「モラル」という言葉が性風俗の分野でしか適用されていないことが伺える。

と思いきや、劣等星における純潔とは「実際に貫通さえしなければOK」と見なされているらしく、男をベッドに誘いいざ行為に及ぶ直前に魔法で暴行を加えるというただの犯罪行為が「悪女的チキン・ラン」として淑女の嗜みになっていたり、口では散々フリーセックスを嫌悪するキモウトは何のためらいもなくwwさんを誘惑したりするなど、その内情は腐りきっている模様。2047年以前、つまり我々の暮らす現代社会も含め「モラル崩壊」だのなんだのと貶しておいてこのザマである。
 
なお現実での「フリーセックス」は北欧などで見られる習慣で、婚前交渉などが社会通念上認められているというだけで「場所も相手もかまわず誘ってセックスする淫乱な社会」という事ではない。
婚外子についての権利や支援・保障等の整備や男女同権・女性解放運動的な側面も強く、実際の性的倫理は日本と同じくらいに厳しくなっている。
 
ただ、言葉の響きから日本などでは、二股や乱交といった性の乱れとして扱われる事が多かったり、ジェンダーフリーなどの言葉と混同されている場面もある。
どちらかといえば、性に関する文化の違いとされる問題であり、これもまた風評被害といえる。
もっとも北欧をポルノ大国と思っている人もいるように、曲解してるのは左遷せーだけではないが。

 
原文引用編1 【魔法科高校生徒会衝撃の貞操観念】
原文引用編2 【もう一つのフリーセックス  これは完全に誤用ですね】 それぞれ参照。

フレミングランチャー

2chアンチスレでは 魔法科高校の劣等生は設定が交通事故を起こした糞アニメ63の351 が初出
 
劣等生世界で実用化され、海戦の主力であるとか嘯いている電磁加速砲。
「レールガン」の名称を使わないのは、同じ電撃から出ているあの作品への対抗意識なのか何なのか。
射程距離より連射性能を重視しているという設定で、威力の高い爆弾を連続発射することにより、その対地攻撃力は往年の10倍にまで上がり、単艦の火力で街を火の海に変え、魔法師をフルボッコにすることができる。
そういうわけで、最後に敵が死んでいれば完勝の劣等星においては、艦隊のうち1隻でも有効射程内まで接近できれば、ほぼ確実に「勝利」を得ることができる…らしい。
ところが、威力の犠牲にされたその射程は僅か15~20kmという驚異的な短さ。有史以前の石投げから続く「より遠くから相手を殴る」という艦砲射撃の歴史をまっすぐ逆行している。
現実の電磁加速砲は驚異的な初速と極めて長大な射程距離を持ち、逆に弾体との摩擦で生じる強烈な発熱が実用化の大きな壁となっている。これは、SFやロボットゲームにおいても「射程」「威力」と引き換えに「連射性」を犠牲にする事でまさに表現しているワケだが、劣等星ではどういうわけかこの長所と短所が逆なのである。
 
不用意にこんなものを設定してしまったばかりに、似本軍は沖縄防衛戦の際、敵の巡洋艦を20kmという超至近距離まで接近を許す大失態を犯してしまったことが明らかになったのだが、それでも沖縄戦の結果は「完勝」なのである。
そも、海上兵器において射程や精度が重視されるのは故無きことではない。障害物が無い海上で鈍足な艦艇が向き合った場合、「先に相手を有効射程に収めた方が勝つ」。逆に言えばどれだけ威力や連射性能の高い兵器を持っていようと、射程で劣っていればその能力を活かす前に沈められる可能性の方がよほど高いのである。
ちなみに参考までに挙げると、第二次世界大戦時の金剛型戦艦の主砲の最大射程は約30km。また、記録ではシャルンホルストが24.2km、ウォースパイトが23.2kmの距離で移動する敵艦に対して命中させている。ハープーン対艦ミサイルともなれば射程は100~200kmに達し、米軍が研究中とされる艦載レールガンも射程は200km程と言われている。
つまりは仮に「対地攻撃」にフレミングランチャーを使用しようにも、その遙か手前で自分の倍~10倍のリーチを持つ兵器にタコ殴りにされるのがオチ。一応言っておくが、これでも相手は劣等星基準で80年前の骨董兵器である。一世紀近く何してたんです?
まあ要するにそんな特殊な状況でもなければ使い物にならない欠陥兵器である。
 
おまけに劣等世界の艦船にはFCSが搭載されていない、あるいは左遷生が知らないため、たった20kmの距離でも着弾地点が大幅に狂っており、観測射撃をして誤差修正をしなければならない。射弾観測自体は現代でも射法の基礎ではあるのだが、どうも最大射程20kmというのは「距離を最優先」としたレベルのいわば飛翔限界距離らしく、海岸を狙って沖合いに落ちるというミスディスタンスから考えても観測効果や効力射が期待できるかさえ定かではなく、実際の有効射程は更に短い可能性もある。
やすやすと侵入を許す似本軍もそうだが、この世界のレーダーはどうなっているのだろうか。正直、第一次世界大戦ごろのレベルである。
きっと軍用測距儀も無く、艦橋のてっぺんから望遠鏡で覗いてるのだろう。航空機の重要性も、戦闘艦からイージス艦への変遷も無かった事のようである(白目)
見える範囲の射程での戦闘しかないのでミ○フスキー粒子が散布されている世界なのかもしれない。あるいはWW3 が二十年も続いた後なので、戦争粉塵が納まっていない可能性も指摘されている。
 
ここまでして連射性能に拘らなければいけなかったのは魔法師の弱点を突くためらしく、2隻の船から集中砲火を浴びれば「並の魔法師ならば」ひとたまりもないらしい。
だが魔法師の弱点を突くのに、射程距離を投げ捨ててまで何故連射性能が必要なのかという肝心な点については具体的に語られていない。強いて言えば、いっぱい撃てばガス欠に追い込める可能性があるらしいのだが、本作世界ではサイオン量は評価されない項目だったはすである。飽和攻撃の必要があるのなら射程を犠牲にせずとも多弾頭ミサイルでも使えばいいし、そもそもハイパワーライフル()の狙撃に対処できない様を見る限り、「並の魔法師」を落とすのにそこまで甚大な火力が必要とも思えない。作中描写を見る限りでも、芝さんを含むすべての魔法師はアウトレンジからの攻撃に弱いのが明らかであるため、彼らを相手に射程距離を投げ捨てたのは明らかな悪手である。
 
なお火力面においても、発射される爆弾に「推進剤が要らない分限界まで火薬を詰め込んである」という代物。火薬の量がそのまま破壊力に比例するというこれまたギャグみたいな思い違いをしている。
更にこれによりミサイルより火力が高い事が強調されており、劣等星の艦砲射撃は誘導装置付きの飛翔体から置き換えられるらしい。射程がコレではろくに対地攻撃ができるとも思えないのだが。
火力と射程距離を両立できなかった理由は「反動による悪影響を無視できなくなるから」らしい。反動問題を解決できていない兵器を無理矢理投入した上、弾道計算をすることをあきらめるという凄まじい知能低下が窺える。
欠陥兵器と先述したが、結論としてフレミングランチャーとは「有視界でなければまともに戦えない」という、普通に考えた場合の魔法師最大の弱点をスルーし、むしろ魔法師の得意とする状況をわざわざ作り出してしまうという、恐るべき接待兵器なのである。

なおフレミングランチャー云々のことが描かれたのはほとんど追憶編だけであり、せっかく横浜に停泊できた偽装揚陸艦はランチャーを使わなかった。
逆にあのシチュエーションで使わなくていつ役に立つというのか。
 
余談だが、CADを長銃身の拳銃型にして「抜き撃ちしやすいデザイン!」言わせ、抜き撃ちしにくいショルダーホルスターに入れてる作品なので、ミリタリー系は壊滅である。
これまた余談だが、米軍が研究中の艦載レールガンは射程が長すぎてレーダーで照準をつけられないため、衛星から撮影した映像を元にロックオンするシステムが検討されている。
フレミングランチャーとサード・アイが現実に追い抜かれる日もそう遠くないかもしれない。
 
ググったりしないんでしょうね、こういった物は・・・
Wikipediaより 現実世界のレールガンFCS(射撃管制装置)レンジファインダーの軍用測距儀の項
ヨウツベ動画 2014年レポート2015 MILITARY TECHNOLOGY
 
笑顔動画登録者のみ閲覧可ですが 色んな兵器の射程を東京駅基準で見てみた
 
信者はこう思っています(呆れ)。【魔法科高校の劣等生】佐島勤スレ50の245  より
 
245 :イラストに騙された名無しさん@転載は禁止:2014/06/07(土) 21:35:14.69 ID:x70VBCpP
>>236
巡洋艦に搭載されたレールガン叩くのはさすがにアホだろ
ミサイルより安く地上を叩けるっていう利点と近未来の世界という要素を考えれば必須だろ
日本海軍が糞で何度も中国に攻められてるのは擁護厳しい部分だけどさ
  
原文引用編2 【これが長期大戦で大発展()した艦載兵器のメイン!フレミングランチャーだ!!】 参照

プロット

左遷生はインタビューで、劣等生のプロットについてこう答えている。
インタビュー等まとめ 【作者インタビュー アニメディア2014年3月号】 より抜粋
 
――文章を書く前に設定は起こされるのですか?
 書いていくうちに矛盾が生じるのが嫌なので、まずキャラの設定を作り、シナリオを作って、
その後、世界設定、技術設定を決めてから書くことにしています。
 見直しが必要な部分はどうしても出てきますが、ちゃんと設定を作っても、
それは避けられないので、筆のおもむくままに書くのは厳しいです。

初期の劣等生の面白くなさは信者の言うところの「緻密な設定」、つまり「最初に書いたことから逸脱しないように書く」の一言に象徴されるように、窒息しそうなレベルでガチガチに固められ、想像の余地や遊びが一切ないクソ設定の数々に起因すると思われていたフシがあり、このインタビュー内容もある程度真実として受け止められていた。
(この頃からすでに矛盾だらけでボロボロだったことには目をつぶろう)

だが、映画版のインタビューにて
「設定ノートみたいに纏まったものはありませんが、その都度設定メモを書き足していってます。」
「ただ設定メモには没になったアイデアもそのまま残してありますので、設定を確認する際は小説の原稿を一纏めのテキストファイルにしたものを検索しています。」

つまり出版された本文以外には、単なる雑多なメモ書きしか残していないというあまりに雑な仕事ぶりが露になった。
これでは作品の因果関係をたどりようがないし、左遷の思いつかなかったことは検索できないので検証することもできない。矛盾が生じて当然である。

かと思いきや、今度は映画版の事前番組で左遷の執筆現場を取材した際には「世界観設定をきっちり作っている」という趣旨で、これ見よがしに分厚いファイルが写されていた。
これが左遷が取捨選択もせずに積み重ねた「設定メモ」の成れの果てなのか、それとも「緻密な設定を売りにしたハードSF作家」というキャラを保つための小道具だったのかは定かではないが、少なくともそのファイルが見かけ倒しなのは確かだろう。

分解

芝さん 固有の能力。再成とともに芝さんだけに許された超弩級チート魔法。
左遷御自慢の「4系統8種」のうち収束・発散・吸収・放出の4つを贅沢に使用して発動される。
科学的要素は全くなく、情報体だのとそれっぽく(理解できない)理屈付けがされてはいるが、とりあえず「分解」という言葉に関してなら何でもアリな能力と考えていい。
相手にはやたら制限を科す割に、こちらは何でもありという劣等生のバトルを象徴する能力と言える。
 
敵を分子レベルに分解する、銃をパーツごとに分解する、物を粉末状に分解する、物質の質量をエネルギーに分解、相手の魔法式を分解して無効化など自由自在。
磁力に関して何でもアリという某アメコミヴィランさえ凌駕するのではないかと言うほどのデタラメさ加減である。
多分、因数分解も簡単にできるし、パンツという言葉を分解してパンを作る事も出来るだろう(投げやり)。
単体で強いだけでなく応用も効きすぎるので、芝さんの本気のバトルはただひたすら敵がワンパンで蒸発していくのを見せつけられるだけになり、大変につまらない。普通なら作中でも作者としても強すぎて扱いに困り、途中退場させられたりするようなタイプの能力なのだが、作者にしてみれば制限があり、強い魔法ではないらしい。
こんな事を臆面なく言えるのは佐島先生くらいなものだろう。
無論読者からはそんな風に見えるはずもなく、芝さんが強いのではなく分解と再成という能力が強いというだけに見えてしまうし、更にはそんなチート能力を持ってしても苦戦する芝さんは、弱く情けなく間抜けに見えてしまうのが悲しいところ。

ベストサイコパス

司波深雪 に与えられた称号の一つ。
発祥は海外のサイトで、今期アニメキャラの「ベスト○○」という画像。
その中で見事この称号を獲得した。
その画像
ちなみにサイコパスとは反社会的人格の一種を意味する心理学用語である、具体的には
・良心が異常に欠如している
・他者に冷淡で共感しない
・慢性的に平然と嘘をつく
・行動に対する責任が全く取れない
・罪悪感が皆無
・自尊心が過大で自己中心的
・口が達者で表面は魅力的
なお、これらはお兄様も当てはまっているとよく言われる。
 
魔法科高校の劣等生は尊芝様が持ち上げられて天上を目指す糞アニメ48の272が初出と思われる。
 

防御魔法

魔法師は「エイドス・スキン」なる障壁で無意識に自分を守っており、魔法で人体に直接的な干渉を加えることは困難となっている(無論芝さんの分解魔法は例外)。無意識バリアが常時発動しているならサイオン切れを起こさないのか、なぜコレだけCAD無関係にそれなりの効果が持続しているのか、自己加速魔法などと干渉して潰し合わないのか、などなど疑問は尽きない。
なお、入学編の茶番でハットリ君が使おうとして以来ろくに出てこない「全身をブッ飛ばす移動魔法」に関しては「移動先に何も無ければノーダメージだからノーカンな! 内臓破裂? それは移動した副作用じゃん。移動そのものは攻撃じゃないし」と無意識バリアさんが仕事してくれない。
「CADは魔法師の体の一部みたいなもんだから無意識バリアの範囲内なんですぅー! CADそのものを超熱くしたりサビさせたりとかそういうの敵は出来ないんですぅー!」という後付け設定が生えてきたリもしたが、つまり着てる服や周囲の空気は魔法で弄くり放題ということである。布を魔法的加工する技術? 九校戦でレオとミキヒコに貸し出された古式のマントやローブが超驚かれてたしルールの穴としてノーチェックだったろ? 劣等星の一般的な服は魔法的にはノーガードだよ!
また、干渉力設定があることから、攻撃魔法はほかの魔法をぶっぱしてぶつけることで大概打ち消し合うことができる。これが「広域干渉」という、魔法師の基本的な防御手段である。
だがエイドス・スキンや広域干渉は魔法は防げても、魔法によって発射された質量体や魔法で固めた物体を防御することはできず、もちろん通常兵器を防ぐこともできない。よって、通常兵器の飛び交う戦場で活躍するためには、物理的な防御手段を別に用意する必要がある。
当初、信者はミサイルすら物理的に防御すると豪語していたが、15巻で最高レベル魔法師が200km/hの乗用車を'’ベクトル反転''で防ぐのが精一杯、銃弾も撃たれると分かっていないと防御出来ないと後付け追加された。こんな魔法師が軍の要とは一体・・・そして信者さんご愁傷様です。
フレミングランチャー の説明によれば「二隻の巡洋艦から集中砲撃を浴びれば、並以下の魔法師ではひとたまりも無い。」らしいが、トップクラスだろうが一隻の船からでも攻撃を防げるとは到底思えない。
現在のレールガンの砲弾運動エネルギーは33MJ(目標64MJ)であり、1.2トンの乗用車200km/hのエネルギーは約1.8MJである。
なお現実のミサイルは、亜音速で迎撃しやすいと言われるハープーンや対地ミサイルは、重量が1トン近くあり、航空機用の数十キロ程度の軽いものは、マッハ3以上でかっ飛んでくる。
アンチスレでは、おそらく作者の頭の中にあるミサイル像は、時速100kmも出ていないような特撮に出てくるミサイルではないかなどと考えられている。
なお、十師族のルーツたる国立魔法研究所では、第十研究所が建設されてからやっとバリア魔法を研究しだした模様。どんだけ攻撃極振りのノーガードが基本なんだ。
また、「敵の体そのものを発動対象としてダイレクトアタックする魔法」は第一研究所で真っ先に研究されはじめたわけだが、ぶっちゃけ非魔法師には魔法耐性が無いのでどんな雑魚魔法師の貧弱魔法でもクリティカルヒットする。敵軍に数%も居ればいい方な敵魔法師の、無敵には程遠い微妙な無意識バリアにそこまで執拗な対抗心を燃やす必要があったのだろうか。
 
原文引用編2 【これが最高レベルの防御力です(ただし芝を除く)】 参照

暴徒化

ブランシュ事件-魔法科高校の劣等生@wiki

入学編で描かれたブランシュの高校襲撃に対し、一高生(芝さんズ)が規定違反の魔法で迎撃した事案について一言で表した言葉。
驚くべきことにアンチスレではなく信者wiki(ネタ帳)発祥。元ネタになった記事には「芝さん達による私刑の執行」「公安による暴動幇助」「十師族による罪の隠ぺい」など、信者がナイナイしてきた要素が包み隠さず表現されている。
ネタ帳から予告なしに放たれた特大のグレート・ボムに、アンチスレ民の腹筋はなす術無くナイナイされた。(深雪主観)

もちろん信者の間ではこの発言を巡り大炎上。
「作品世界の法体系や社会通念と現代日本のそれを比較するのは間違い」という異次元的言い訳をはじめ、果てはは現実世界のデリケートな問題まで交えた喧嘩が勃発した。

ネタ帳の管理人は「作中に「殺害した」と書かれてなくても、魔法を行使し死なせたのなら殺害した、殺したと記載しています。それと同じです。施設の壁を破壊したり、腕を切り落としたり血が噴き出すほどの怪我を負わせたりと破壊・暴行を加える人を暴徒と言います。これ以外に相応しい単語があれば修正しますが、作中で人間主義者が暴徒と呼ばれているのですから、それと遜色ない行動を起こした一高生徒も暴徒と記すのは問題無いと思います。 - 2016-04-23 20:10:44」とコメントしている

放射線

劣等星において、出すことが最大の悪とされるもの。
逆に言うとこれさえ出さなければ、人権の蹂躙や虐殺などあらゆることが許されるようである。
(例)
・かつて核分裂抑制魔法により核爆発を防いだことを大義名分として暴虐の限りを尽くす
・放射線を出さないなら大亜の軍港を民間人ごと消滅させても「ならばよし」
・バリオン・ランスは再成でアタッチメントを回収するので放射線を出さない
・卵が放射線を描いて飛んでいく(これは誤植)

ほのかと雫の魔法塾

「用語難しいんですよ。先生も色々勉強しましたが…ほとんど分かってません!!(キリッ)」

公式ホームページで公開されている解説動画(?)。全26回。
出演声優である雨宮天(目潰し女)とウィード巽(バス女)が、劣等生に出てくる難解な用語を勉強するという名目で、深夜のバラエティ的な安っぽいゲームやクイズで対決していく。その後、ゲームの内容と無理矢理関連付ける形でその日のテーマについて雑な説明を加え、それを二人が「〇〇とは××である」という「格言」にまとめる。

第1話の冒頭ナレーションで語られたところによると本編開始の1年前を舞台とし、「光井ほのかと北山雫が通っていた魔法塾での悪戦苦闘を描いた、半ドキュメンタリーメタフィクション」という、劣等星と現実をクロスさせた大変無茶な設定で番組が進められるはずであった。

だがそのナレーターは「…が、第1回目にしてその設定が脆くも崩れ去っていく様をお楽しみください。」といきなり死刑宣告を下し、上記の設定は開始から10秒くらいであっさり放棄される。それ以降二人は作中でのキャラを演じたりすることは一切無く、番組は申し訳程度の劣等生要素とウィード巽の劣等生ぶりを楽しむものへと姿を変える。

ゲームの内容も魔法式の構築を学ぶためにビーダマンの組み立てをさせたり、キャストジャミングを学ぶ過程でモグラやマングースが空想上の動物にされてしまったり、黒目じじいの悪戯について学ぶ過程で名状しがたいシャチホコのようなものが生み出されてしまったり、果ては呆れ果てた講師のもっさんが二人をマテバで消し去り映す価値なし状態にしたりと、真面目に説明する気は微塵もないようである。

そもそも「魔法塾」の作中設定自体が設定の大きな穴であり、なおかつここで取り上げられている二名のキャラ設定もやがて原形をとどめないほど崩れていくため、この「設定崩壊」は結果的に劣等星人に対するアイロニーになってしまっている。