||ジャネット|アネット|ブリジット|ヴィオラ|ジュディット|オットー|ウォルト|クーノ|キティ|リゼット| |ジャネット||||||||||| |アネット||||||||||| |ブリジット||||||||||| |ヴィオラ||||||||||| |ジュディット||||||||||| |オットー||||||||||| |ウォルト||||||||||| |クーノ||||||||||| |キティ||||||||||| |リゼット||||||||||| |ハリエット||||||||||| |パット||||||||||| |ショット||||||||||| |トット||||||||||| |フレーズ||||||||||| |リーリア||||||||||| ||ハリエット|パット|ショット|トット|フレーズ|リーリア||||| |ジャネット||||||||||| |アネット||||||||||| |ブリジット||||||||||| |ヴィオラ||||||||||| |ジュディット||||||||||| |オットー||||||||||| |ウォルト||||||||||| |クーノ||||||||||| |キティ||||||||||| |リゼット||||||||||| |ハリエット||||||||||| |パット||||||||||| |ショット||||||||||| |トット||||||||||| |フレーズ||||||||||| |リーリア||||||||||| ---- #ls *炎と毒薬 [#wbd49c61] 「いらっしゃいませ。……ああん?」 「……優勝おめでとう、アガーテ。凄い噂ね」 「なんだ、冷やかしに来たのか?」 「そんなんじゃないわ。これ、つまらないものだけどお祝い。オーナーさんと一緒に食べて」 「……飯屋に食いもんかよ」 「迷ったんだけれどね。あんたの好みなんか知らないし、消えるもののほうがいいでしょう?」 「あー……まあ、座れよ。なんか出してやる」 「いいの?」 「飯屋だからな。にしても……」 「何、この衣装のこと? 今日はこれでもおとなしいほうなんだけれどね」 「あ?」 「こっちの話よ。いいじゃない、似合ってるんだから」 「………………あたいはそんなフワフワした奴の良さなんかわかんねーけどな。けどあたいに見てくれのことを言われても微妙だよな」 「ずっとそのなりだものね、あんた」 「そーだよ。伯母さんはなんか言ってこねーのか?」 「さあね。事故からこっち、腫れ物に触るような扱いよ」 「ふーん……いーんじゃね、あんたの好きにすれば」 「どうせあんたには関わりないって? そうね」 「…………」 「……悪いとは思ってるのよ。一番辛いときに、捨てたわけだしね」 「謝るなよな」 「……そう?」 「あんたに謝られたら、あたいも謝らないといけなくなるだろ」 「何を?」 「あんたのおっ母さんを殺したこと。親父をぶっ壊したこと。 あんたに家族を捨てなきゃいけなくさせたこと」 「……随分すらすらと出てくるのね」 「ああ。でもあたいは、謝りたくないんだ」 「いいんじゃない、──あんたの好きにすれば」 「だから、あんたも謝るな」 「……そうするわ」 「でも、どうしてわかったんだ?」 「あんた、素性を伏せてなかったでしょう。コンクールで優勝したナイトメアの料理人って尋いたら、みんな知ってたわよ」 「“アガーテ”じゃなかったのに?」 「姉妹だからね」 「──そっか。 ……でも、アガーテはやめたんだ。あんたのおっ母さんには悪いが、あたいのおっ母は一人だ」 「ふうん。 “ハリエット”、だったかしら」 「おう」 「なら、私も、“ジュディット”よ。あんたの知名度には敵わないけど、これでもその道じゃ結構知られるようになったわ」 「そうか」 「だから、何かあったら頼ってきていいのよ。 そうね、同郷のよしみで」 「そうだな。同郷のよしみで」