みんなで検証

Last-modified: 2024-04-19 (金) 18:13:46

ゲーム内のパラメータ等をみんなで検証するページです。
※現在、試験運用中です。

目次

 

公式配布のデータ閲覧ツール

EGOSOFT公式が配布しているファイル展開ツール「X Catalog Tool(XRCatTool)」の使い方について解説する。

ツールのダウンロード

ゲームの内部値やリソースデータを閲覧したい場合は、X4がインストールされているX4 Foundationsフォルダ下の01.cat~09.catのファイルを展開する必要がある。この.catファイルを展開するためのツールを公式が配布しているので、これを利用することをお勧めする。

このツールは、下記のページからダウンロードできる。ただし、ダウンロードにはEgosoftのアカウント登録と購入したXシリーズの製品登録が必要になる (Steamで購入した場合は、製品登録の代わりに Steamアカウントとの紐づけを行う)。
https://www.egosoft.com/download/x4/bonus_en.php?download=598

ツールの使用方法

以下の手順でファイルを展開できる。

  1. ダウンロードしたらzipファイルを適当な場所に展開する。
  2. XRCatToolGUI.exeを起動する (GUIが付いていない方は、コマンドラインを使える人向け)。
  3. ウィンドウの左上に「Root folder for input files:」がある。ここにX4の本体データがインストールされているフォルダを入力する。
  4. 「Import catalogs...」のボタンをクリックして読み込みたいcatファイルを選ぶ。
    • 展開すべきファイルは後述するが、とりあえず動作確認するならX4 Foundationsフォルダ直下の09.catを選ぶと良い。
  5. ファイルを開いたら下の「Extract all...」をクリックし、展開先のフォルダを指定する。
    • 当然だが、ゲームのインストールフォルダ以外の場所に展開用のフォルダを用意すべきである。
  6. 展開完了を待つ。大きいものだと約 5 GB あり、展開に時間が掛かることもある。

展開したファイルの内、ゲームの内部値に関するものはxmlファイルなので、特別なツールが無くとも数値データは閲覧できる。

展開対象となるファイル

展開するファイルは、以下の通り。パスは、いずれもX4のインストールフォルダからの相対パスである。

  • 01.cat ~ 09.cat
  • extensions/ego_dlc_****/ext_01.cat ~ ext_03.cat (****はDLC名を示す文字列)

なお、ver.6.20現在、解析に関与するデータの大半は以下のファイルに入っている。

  • 数値データ: 05.cat、各DLCの ext_01.cat
  • AIの挙動情報: 08.cat
  • 言語ファイル: 09.cat

しかし例外もあるので、データ解析に慣れているなら「03.cat以外を全て展開*1 → ファイルの一括処理用ツールでxmlファイル以外を削除 → Grepツールでxmlファイルを検索して欲しいデータを探す」とした方が確実性は高い。

コマンドラインを使える人向けの展開方法

コマンドラインを使えるなら、以下のコードを打ち込むとxmlファイルだけを展開できる。ただし、フールプルーフが掛かっていないので、コマンドラインを理解していない人は使うべきではない。

  • Windowsのコマンドプロンプト場合

    Windowsコマンドプロンプトの場合
    ※<>内を各人に適したパスに書き換えること。

    cd "<XRCatTool.exeのフォルダ>"
    set path_x4=<X4.exeのフォルダ (末尾に\を入れる。"" で括らない。)>
    set path_output=<出力先のフォルダ (末尾に\を入れる。"" で括らない。)>
    
    md "%path_output%cat01"
    md "%path_output%cat02"
    md "%path_output%cat03"
    md "%path_output%cat04"
    md "%path_output%cat05"
    md "%path_output%cat06"
    md "%path_output%cat07"
    md "%path_output%cat08"
    md "%path_output%cat09"
    md "%path_output%cat09"
    md "%path_output%ext_boron_cat01"
    md "%path_output%ext_boron_cat02"
    md "%path_output%ext_boron_cat03"
    md "%path_output%ext_pirate_cat01"
    md "%path_output%ext_pirate_cat02"
    md "%path_output%ext_pirate_cat03"
    md "%path_output%ext_split_cat01"
    md "%path_output%ext_split_cat02"
    md "%path_output%ext_split_cat03"
    md "%path_output%ext_terran_cat01"
    md "%path_output%ext_terran_cat02"
    md "%path_output%ext_terran_cat03"
    
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%01.cat" -out "%path_output%cat01" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%02.cat" -out "%path_output%cat02" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%03.cat" -out "%path_output%cat03" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%04.cat" -out "%path_output%cat04" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%05.cat" -out "%path_output%cat05" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%06.cat" -out "%path_output%cat06" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%07.cat" -out "%path_output%cat07" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%08.cat" -out "%path_output%cat08" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%09.cat" -out "%path_output%cat09" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%extensions\ego_dlc_boron\ext_01.cat" -out "%path_output%ext_boron_cat01" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%extensions\ego_dlc_boron\ext_02.cat" -out "%path_output%ext_boron_cat02" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%extensions\ego_dlc_boron\ext_03.cat" -out "%path_output%ext_boron_cat03" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%extensions\ego_dlc_pirate\ext_01.cat" -out "%path_output%ext_pirate_cat01" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%extensions\ego_dlc_pirate\ext_02.cat" -out "%path_output%ext_pirate_cat02" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%extensions\ego_dlc_pirate\ext_03.cat" -out "%path_output%ext_pirate_cat03" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%extensions\ego_dlc_split\ext_01.cat" -out "%path_output%ext_split_cat01" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%extensions\ego_dlc_split\ext_02.cat" -out "%path_output%ext_split_cat02" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%extensions\ego_dlc_split\ext_03.cat" -out "%path_output%ext_split_cat03" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%extensions\ego_dlc_terran\ext_01.cat" -out "%path_output%ext_terran_cat01" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%extensions\ego_dlc_terran\ext_02.cat" -out "%path_output%ext_terran_cat02" -include "\.xml$"
    XRCatTool.exe -in "%path_x4%extensions\ego_dlc_terran\ext_03.cat" -out "%path_output%ext_terran_cat03" -include "\.xml$"
    
    echo xmlファイルの抽出が完了しました。
  • その他の環境: 未調査

マスクデータ参照ありの検証

機動力ステータスの計算式

計算には抗力という艦船シャーシ固有の隠しステータスが使われている。どんなに良いエンジン、スラスターを搭載しても、シャーシの抗力によって、伸び幅が制限される。
抗力はミサイルにも存在しており、抗力の小さいミサイルほど誘導性が優れている。

最大巡航速度=エンジン推進力×エンジン搭載数÷前進抗力
加速力=エンジン推進力×エンジン搭載数÷船体重量
ブースト最高速度=ブースト推進力*2×エンジン搭載数÷前進抗力
トラベル最高速度=エンジン推進力×トラベル速度倍率×エンジン搭載数÷前進抗力
平行移動速度=スラスター平行推力÷平行抗力
ヨー性能=スラスターヨー推力÷ヨー抗力
ピッチ性能=スラスターピッチ性能÷ピッチ抗力
ロール性能=スラスターロール性能÷ロール抗力

ミサイルの探知可能距離

ゲーム中に表記されているミサイルの射程距離は、ロックオン可能距離ではない。
これは、自機が静止した状態で発射されたミサイルの、燃料が切れるまでの最長飛翔距離を意味している。
ゲーム中で名前が決められていないマスクデータであるので、仮に以下のように呼ぶ。

  • 探知可能距離:ミサイルタレットや、自動ロック型ミサイルの発射可能距離
  • ロックオン可能距離:手動ロックオンが必要なミサイルのロックオン可能距離

自動ロック型および、無誘導ミサイルには探知距離のみ設定されている。

ミサイル種別探知可能距離
(km)
ロックオン可能距離
(km)
EMP20.020.0
軽量級 クラスター5.5
軽量級 スマート4.0
軽量級 分散型4.0
軽量級 無誘導Mk17.0
軽量級 無誘導Mk28.0
軽量級 熱探知5.0
軽量級 誘導4.54.5
軽量級 魚雷3.0
重量級 クラスター7.0
重量級 スマート5.5
重量級 分散型5.5
重量級 無誘導Mk19.0
重量級 無誘導Mk210.0
重量級 熱探知7.0
重量級 誘導6.05.5
重量級 魚雷9.0
インターセプター39.029.5
ディスラプター5.05.0
スカッター3.5
スターバースト6.05.5
 

NPC派閥同士の関係値 (ver.6.20)

下表の通り。ゼノン・カークは、表から省いた (XEN-YAK: -10、XEN-その他: -30、KHK-全派閥: -30)。

凡例:-29~-24 (敵対)-24~-20 (敵視・交戦)-19~-10 (敵視・断交)・-9~+19 (中立)・+20~+24 (友好)+25以上 (協力)

表だけを表示
派閥ARGANTHATPARHOPALIBUCTELMINSCAZYAFRFFAFCUBTERPIOYAKVIGRIPBOR
(ARG) アルゴン連邦+2800-20+20-15+200-25-20-10-25-10-100-25-150+26
(ANT) アンティゴネ共和国+2800-20+20-1500-20-20-10-20-10-100-25-150+15
(HAT) ハティクヴァ自由連合0000+20-1500000+10000-25000
(PAR) パラニド神聖帝国000-20+28-1500-2500-250-100-25-1500
(HOP) 教皇の聖騎士団-20-200-200-15-20-20-2500-250-100-25-150-20
(ALI) 言伝同盟+20+20+20+2800+20+20000+100+20+20-25+200+20
(BUC) 大公の海賊団-15-15-15-15-1500-15-25-15-15-25-15-15-15-25-15-15-15
(TEL) テラディカンパニー+20000-20+200+28000-20000-2500+15
(MIN) 財務省0000-20+20-15+28-2500-250-100-25-200+15
(SCA) 緑鱗協定-25-200-25-250-250-25-25-20+10-25-25-25-25-25-25-25
(ZYA) ザイアース族長連合-20-200000-1500-250-25-20-100-25-150-25
(FRF) 自由部族連合-10-100000-1500-200+200-100-25-150-20
(FAF) 追放された部族-25-20+10-25-25+10-25-20-25+10-25+20-25-25-25-25-25-25-25
(CUB) 抑締の輪-10-100000-1500-25-200-25-100-25-150-15
(TER) テラン保護府-10-100-10-10+20-150-10-25-10-10-25-10+20-30-10-10-15
(PIO) セガリス開拓団00000+20-1500-2500-250+20-10-150+15
(YAK) ヤキ-25-25-25-25-25-25-25-25-25-25-25-25-25-25-30-10-25-25-25
(VIG) ヴィゴーシンジケート-15-150-15-15+20-150-20-25-15-15-25-15-10-15-250-15
(RIP) リップタイドレイカーズ000000-1500-2500-250-100-250+15
(BOR) ボロン女王国+26+1500-20+20-15+15+15-25-25-20-25-15-15+15-25-15+15

プロットによる関係の変化

プロットによる影響は以下の通り。

解析方法

このデータは、セーブファイルの解析のみでも取得できるので、公式ツールを使う必要は無い。その手順は以下の通り。

  1. gzファイル (汎用圧縮ファイル) を解凍できるソフトを用意する。
  2. 数百MB~数GBのテキストファイルを閲覧できるソフトを用意する (Windowsならメモ帳でOK、X4ができるPCならメモリ容量も問題ないはず)。
  3. 関係を見たい状況を通常プレイやカスタムスタートで作り、その状態でセーブする。
  4. セーブファイルはgzファイルなので、これを解凍する。
    • Windows & Steam の場合、セーブファイルは "%HomePath%\Documents\Egosoft\X4\(何かしらの番号)\save" に入っている。
  5. xmlが出てくるので、これを開く。
  6. 後は適当にファイルを読む。以下、関連する部分の構造と意味を記す。
    • <faction id="argon">: ここからアルゴン連邦に関する記述。もちろん、他派閥なら別のIDになる。
    • <relation faction="boron" relation="0.5"/>: この派閥とボロンとの関係は、内部値として0.5である。
    • <booster faction="paranid" relation="-0.01" time="2.75243"/>: 通常のrelationを無視し、パラニドとの関係を内部値として -0.01 に差し替える。
    • </faction>: <faction id="argon"> で指定された派閥に関する記述は、ここまで。

派閥のIDは以下の通り。

派閥名派閥ID
(ARG) アルゴン連邦argon
(ANT) アンティゴネ共和国antigone
(TEL) テラディカンパニーteladi
(MIN) 財務省ministry
(PAR) パラニド神聖帝国paranid
(HOP) 教皇の聖騎士団holyorder
(ALI) 言伝同盟alliance
(ZYA) ザイアース族長連合
(RHA) ラーク族長連合
split
(FRF) 自由部族連合freesplit
(TER) テラン保護府terran
(PIO) セガリス開拓団pioneers
(VIG) ヴィーゴシンジゲートloanshark
(RIP) リップタイドレイガースscavenger
(BOR) ボロン女王国boron
(HAT) ハティクヴァ自由連合hatikvah
(SCA) 緑鱗協定scaleplate
(BUC) 大公の海賊団
(TEM) 大公の天嵐騎士団
buccaneers
(FAF) 追放された部族fallensplit
(YAK) ヤキyaki
(TRI) 聖三位の帝国trinity
(CUB) 抑締の輪court
(KHK) カークkhaak
(XEN) ゼノンxenon

上表に無いものは、犯罪者などの特殊勢力なので無視しても問題ない。

また、関係の内部値と実プレイでの表示値の対応関係は以下の通り。マイナスの場合も符号が反転するだけで絶対値は同じ。端数は切り捨てる (ゼロへの丸め)。

内部値表示値内部値表示値内部値表示値
0.0006410.01293110.1293321
0.0012820.01633120.1632722
0.0019230.02060130.2059923
0.0025640.02598140.2597824
0.0032050.03200150.3200025
0.0041160.04107160.4106526
0.0051670.05155170.5155527
0.0064880.06476180.6476128
0.0081490.08139190.8138629
0.01000100.10000201.0000030

武器出力の解析

専用ページを参照。

マスクデータ参照なしの検証

トラベル速度の倍率

各エンジンにはそれぞれトラベル速度の倍率や最大トラベル速度に到達するまでの加速時間が設定されている。
エンジンの推進力にこの倍率を掛けた値がトラベル速度の推進力となる。

アルゴン

サイズタイプ倍率チャージ
(秒)
加速
(秒)
小型万能型14130
戦闘用12015
長距離18345
中型万能型9130
戦闘用8015
長距離12345
大型万能型312075
長距離332095
特大型万能型313075
長距離333075

パラニド

サイズタイプ倍率チャージ
(秒)
加速
(秒)
小型万能型13130
戦闘用11015
長距離17345
中型万能型8130
戦闘用7015
長距離11345
大型万能型292075
長距離312085
特大型万能型293075
長距離313085

テラディ

サイズタイプ倍率チャージ
(秒)
加速
(秒)
小型万能型14124
戦闘用12012
長距離18336
中型万能型9124
戦闘用8012
長距離12336
Mk3: 30
大型万能型312060
長距離332068
特大型万能型313060
長距離333068

スプリット

サイズタイプ倍率チャージ
(秒)
加速
(秒)
小型万能型8130
戦闘用7015
長距離11345
中型万能型5130
戦闘用5015
長距離7345
大型万能型122075
長距離142085
特大型万能型123075
長距離143085

テラン

サイズタイプ倍率チャージ
(秒)
加速
(秒)
小型万能型1514
戦闘用1302
長距離1936
中型万能型1014
戦闘用802
長距離1236
大型万能型332015
長距離352017
特大型万能型333015
長距離353017

ボロン

サイズタイプ倍率チャージ
(秒)
加速
(秒)
小型万能型20042
中型万能型13042
大型万能型450178.5
特大型万能型450178.5

ゼノン

サイズタイプ倍率チャージ
(秒)
加速
(秒)
小型戦闘用18015
中型戦闘用8015
長距離12345
大型万能型252049
特大型万能型253049

カーク

サイズタイプ倍率チャージ
(秒)
加速
(秒)
小型戦闘用7210
中型戦闘用7310

空母艦載機の着艦に要する時間 (ver.6.20)

検証条件

空母から 10 km の位置に小型艦48機を用意し、それが全て着艦するまでの時間を計測した。

条件詳細

条件詳細

  • 場所: 天王星 (小惑星の影響を避けるために資源の無いセクターにした)
  • 空母
    • 高級プリセット (移動も戦闘もしないので無関係)
  • 小型艦 (以下、艦載機)
    • 機種: 結果の表を参照
    • 機数: 48機
    • エンジン・スラスター: 船体の製造種族の戦闘用 Mk 2 エンジン
    • 開始位置: 空母からz軸プラス方向に10 km、空母に背を向けた状態*3
    • 艦船の改造: なし
    • 船長: 操縦★2、士気★2、その他★0
    • 船員: カスタムスタートの貨物船用船員 (熟練)、定数満載
  • 中型艦: なし
  • 操作
    1. カスタムゲームスタート (クリエイティブ) で、上記編成の空母1隻と艦載機50機を配置する。その他、以下の設定をする。
      • プレイヤーの乗機は他セクターに置く。
      • 空母と艦載機は、セクターと位置を大まかに合わせる。
      • 艦載機は、空母の部下ではなく独立した機体とする。
      • ボソ・タのいる本部とテレポートIIIをアンロックする。
    2. この開始条件をエクスポートする。
    3. 作ったファイルをテキストエディタで開き、以下の編集をした後に保存する。
      • 空母と艦載機の "position" を編集し、x, y座標を0にする。z座標は、空母が-10000、艦載機は0とする。
      • 艦載機のcountを48に変更する。
    4. 編集した開始条件を読み込み、ゲームを開始する。
    5. IS検証では、空母にテレポートした後、艦載機が停止するのを待つ*4。OOS検証では何もせずに次項に進む。
    6. 一時停止する。
    7. 全艦載機を空母に割り当てる。役割は「指揮官を防衛」、陣形は半円陣とする。
      • 役割と陣形も一応統一したが、おそらく本検証には影響しない。
    8. 一時停止を解除すると同時にストップウォッチで計測を開始する。
    9. 艦載機が空母に帰投するので、最後の機体がドックに触れたら着艦完了とする。
      • 途中で警察の臨検や他艦船との衝突があった場合、ニューゲームからやり直す。

検証結果

下表の通り。ノヴァ: 普通の機体、シフ: 大型鈍足機、アスプ レイダー: 高速機。
なお、一部の条件は3回計測したが、いずれも±3秒の範囲に収まった。

 

小型機48機の着艦時間 (フォーマット: 分'秒")

艦種ドックの数ノヴァ
ヴァンガード
シフアスプ
レイダー
OOSISISIS
参考: 空母に近づくまでの時間-00'34"00'34"00'42"00'24"
コロッサス ヴァンガード801'49"03'29"04'17"03'46"
ゼウス ヴァンガード801'47"03'05"03'54"03'04"
トウキョウ1801'23"02'18"02'50"02'12"
シャーク1601'11"01'44"02'16"01'48"

まとめ

  • トウキョウの着艦時間はコロッサスやゼウスより短かった。すなわち、ドッキングに複雑な動作が必要ではあるが、ドック数の多さが勝った。また、意外なことにOOSよりISの方が時短の幅が大きかった (秒数で見ても比率で見ても)。
  • シャークはバケモノ。
  • ISとOOSの着艦時間差が非常に大きかった。
  • コロッサスは両脇の棒状構造が邪魔になるようで、ISでの着艦時間がゼウスより長かった。
  • アスプ レイダーは高速高機動だが、ノヴァと比べは着艦時間が縮まらなかった。むしろ、空母に近づいてから着艦までの時間は延びた。

各新規スタートにおける各派閥との初期関係値 (ver.6.20)

下表の通り。

開始条件ARGANTHATTELMINPARHOPALIZYAFRFTERPIOVIGRIPBORYAK
若き大物+5+50000-150-15-5-150-50+5-25
取るに足らない起業家000+5+50-150-15-5-150-500-25
献身的な兵士00000+5-150-15-5-150-500-25
未知数の探検者+50000+50+5-15-5-150-50+5-25
実績のある科学者+50000+50+10-15-5-150-50+5-25
撤退の炎00000000-21-5-150-50-5-25
族長の槍-21-15000000+10-5-150-50-5-25
テランの士官候補生-15-15-5-5-15-15-150-15-15+10+5-500-30
ジェネシス計画00000000-15-5+5+5-500-20
密輸業者の楽園00000000-15-5-150+5-50-25
立ち往生0000-5000-15-5-150-500-25
旅立ち00000000-15-5-150-500-25
女王の伝令0000000+5-15-5-150-50+10-25

以下の派閥は、全開始条件で共通である。

SCABUCFAFKHKXEN
-5-15-5-30-30
 

注意事項(共通)

  • 編集した/する場合はなるべくコメントを残してください。
  • 引用をするときは著作権に十分注意してください。
    ※(ゲーム内のスクリーンショット以外について)当Wiki外から転記・引用した場合は、その旨を転記・引用された箇所の近くに明記してください。
  • 法律に反する、あるいは、公序良俗に反するような書き込み、編集はしないでください。
  • 荒らしや宣伝行為、あまりにもゲームからかけ離れた雑談はしないでください。
    ※他のWiki利用者・編集者への攻撃的なコメントや編集は荒らし行為と見なします。
    ※悪質と判断される場合、編集の監視、編集の規制等をさせていただく場合があります。

コメント

  • 作ってみた。 「みんなで」というのは「検証」だけだとページ名として味気ないと思ったのと、管理人の願望です。 いつも他力本願ですが、よろしくお願いします。 -- 管理人 2021-10-17 (日) 10:56:35
  • とりあえずツール使って調べたトラベル速度の倍率を記載してみた。 -- SSマン? 2021-10-17 (日) 19:36:10
  • シャーシのページに張っていた機動力ステータスの計算式の項目をこちらへ移動。ついでにいくつか見やすくなるように編集を加えておきました。 -- SSマン? 2021-10-18 (月) 19:14:27
    • 機動力ステータスの計算式の項目の表記を一部修正。 -- SSマン? 2021-10-19 (火) 20:07:27
  • マスクデータ参照ありの検証について、展開した公式のフォルダ構成やxmlファイルにおけるタグや属性の意味を記載できないでしょうか?全部は難しくとも武装、船関係だけでも記載できればMOD作成にもつながります。 -- 2022-12-17 (土) 23:39:10
  • 長くなったため初心者相談より移動。「指揮官のために砲撃」がステーションを攻撃するかの検証。 -- 2023-05-06 (土) 19:55:46
    • 検証実施完了。木から提供された編成情報でステーション攻撃。「指揮官のために砲撃」で編成したところアスガルステーションに攻撃するがベヒーモスは完全無視。一部の艦はステーションがタレット射程圏に入ったためは砲撃したが、これは上記木と同じ「すべての敵を攻撃」設定によるイレギュラーと判断。「指揮官とともに攻撃」による編成でアスガルドに攻撃指示したところ全艦ステーションを主砲及びタレットで攻撃。その最中に「指揮官のために砲撃」編成に戻したところ砲撃を止めて元の陣形に戻ろうと移動を開始した。この内容を3回新規スタートしてそれぞれ別のステーションに対して実施したところ全て同じ行動をとったため、「指揮官のために砲撃」はステーションが対象外である可能性は非常に高いものと思われる。 -- 2023-05-06 (土) 19:25:31
      • 尚、同検証最中に付近の大型艦を「敵対オブジェクトとしてマーク」したところ、ベヒーモス全艦に攻撃行動マークが付きステーション攻撃中のアスガルドとは別行動を始め大型艦を攻撃開始。撃沈後、攻撃行動マークは追従マークに戻りアスガルドの攻撃鑑賞会を再開した。これも2回同じ状況再現がとれたので、「指揮官のために砲撃」の命令が有効化されていないという不具合の可能性は非常に低い。 -- 2023-05-06 (土) 19:30:55
      • 以上、枝による検証結果。この環境は全DLC入り最新バージョン完全バニラだから、どっか違うとこあるなら追記してほしい。 -- 2023-05-06 (土) 19:32:33
      • ついでの検証。「すべての敵を攻撃」じゃなく「標的指定中の敵を攻撃」にしたらどうなるか確認。結果は3回中3回とも同じでした。 -- 2023-05-06 (土) 19:53:11
      • 乙、NPC艦隊にステーションを攻撃させたいなら、攻撃部隊は「指揮官とともに攻撃」にしないと動いてくれないのか…まあステーションなんて突然現れるものではないし、意図的に指示する必要があるわけか。 -- 2023-05-07 (日) 04:42:58
      • 検証お疲れ ステーションについては誤射対策で明示的に指示しないと駄目とかかもね 大型艦迎撃中不意に敵対化→ステーションに集中して迎撃を疎かにってパターンがありそうだし -- 2023-05-07 (日) 12:40:46
  • エンジンマスクデータにボロン追加。テラディ製エンジンのトラベル最高速度到達までが早いのはあまり知られてない気がする。 -- 923fe4dc? 2023-06-09 (金) 22:01:51
  • トラベル速度の倍率について、今はエンサイクロペディアに載っている数値から算出できるのでマスクデータ参照なしの方に移しました。 -- 2023-10-17 (火) 20:23:07
  • 武器の実測値含めたデータありがとうございます。助言通り表計算に落とさせてもらいます。本当はもっと目立つところに置いてひろめたいところですが、確かにもしアプデで更新あると大ごとですね。重ねてありがとうございます。私はとても楽しんで読んでいます。 -- 2023-12-10 (日) 12:11:42
  • ミサイルのスターバーストのロックオン可能距離を追記 -- 2024-02-06 (火) 23:49:11

*1 03.catは、音声やSEがメインで展開した時のファイル数が取り立てて多い。そのため、展開に特に時間が掛かる。しかもver.6.20現在、データ解析に有用なファイルは無い。
*2 エンジン推進力×ブースト速度倍率
*3 カスタムスタートを利用したので、向きを変更できない。
*4 艦載機48機は完全に重なった状態なので、ISで接触判定が有効になると機体が少し動く。