公式MOD:Long War 2及びLong War Perk Packを導入した場合に既存ユニットは性能が変化する。
遊撃兵
名称こそ遊撃兵であるがLW2の遊撃兵にはブレードもラン&ガンも無く、バニラ版の遊撃兵とは全く性質が異なる。
LW2における遊撃兵は射撃戦闘に特化したクラスとなっている。
一等兵で覚える「着火」は最初の行動(行動値を消費していない状態)で通常射撃をしても行動値消費1で行動終了しないというもので、
序盤は命中率が良くないこともあって微妙だが、スコープ等で命中率を底上げすることで
カバー越しでもまともに命中するようになると非常に強力なスキルに化けてくる。
グラップリングフックを装備して行動値を消費せずに高所移動できるようになれば着火を多用できるようにようになり、
ラピッドファイアも習得すれば着火射撃→ラピッドファイアで1ターンに最大3回射撃も可能。
そのほかのアビリティも爆発的な強さこそないものの、射撃戦闘において「有るとありがたい」能力が揃っており、安定した戦力となれる。
サブ武器のソードオフショットガンはメイン武器のショットガン以上に距離ペナルティが激しく、
敵に隣接しないとほぼ命中ペナルティがかかると言ってもいい。弾数も1ミッションあたりわずか2発しかない。
その代わり威力は抜群であり、最低5ダメージ・ダブルバレルなら10ダメージ以上と序盤においては破格の火力。
近接武器のように運用し、アサルトライフル装備時の近距離の切り札にすると良い。
「ポンプアクション」を習得して弾数を増やせば、メイン武器をサブマシンガンにして機動力を高めて
ソードオフを主力として強襲兵のように接近戦をするビルドも面白いかもしれない。
アビリティ
階級 | アビリティ名 | 効果 | 備考 |
---|---|---|---|
一等兵 | ポイント・ブランク | ソードオフ・ショットガンを発射して、近くの敵を攻撃する。 | ソードオフ・ショットガンは1ミッションにつき弾数2発 |
ダブルバレル | ソードオフ・ショットガンのダブルバレルなら、付近の敵に与えるダメージが2倍になる。 | 1回の行動でソードオフの弾数を2発消費してダメージ2倍 | |
着火 | 最初の行動でメイン武器による通常射撃を行ってもターン終了とならない。 | 行動値が2ポイント残っている状態で通常射撃を行うと行動値消費が1ポイントになる。 他の味方から行動値を分け与えてもらって行動値を2ポイントに回復させた場合も発動する | |
上等兵 | ウォークファイア | 命中率+30、ダメージ半減、クリティカルヒット率-30となる特殊射撃。 弾薬2消費。 | ショットガンでは使用不可。 |
クロース&パーソナル | 隣接した敵に対して最大+30のクリティカルボーナス。 敵との距離に応じてボーナスは減少する。 | ||
援護射撃 | 敵のあらゆる行動に対して監視射撃が発動する。 | ||
伍長 | ロックオン | 同じ敵を連続で射撃すると命中率+10、クリティカルヒット率+10。 | |
ポンプアクション | ソードオフ・ショットガンの装弾数が2発増加。 | ||
抑圧 | ターゲットに対し制圧射撃を行う。弾薬2消費。 抑圧中はターゲットの命中率-30。 ターゲットが移動すると反応射撃を行う。 | 自身がダメージを受けるか、反応射撃が行われると抑圧は終了する。 複数のユニットから抑圧を受けるとペナルティは累積する。 ショットガンでは使用不可。 | |
軍曹 | アグレッション | 視界内の敵1体につきクリティカルヒット率+5。 最大で+30。 | |
センターマス | メイン武器のダメージ+1。 | ||
冷静沈着 | 監視と反応射撃の命中率+10。クリティカルヒットの可能性もあり。 | ||
二等軍曹 | エグゼキューショナー | HPが最大値の半分以下の敵に対し、命中率+10、クリティカルヒット率+10のボーナス。 | |
要塞化 | 発動すると次のターンまで防御力+20。 クールダウン5ターン。 | 行動値を消費しない。 | |
グレイジングファイア | メイン武器の射撃を外しても一定確率でかすり傷を負わせることができる。 | 通常の命中判定でミス判定が発生した場合に【50-敵ユニット回避】%の確率でかすり傷(半分のダメージ)を発生させる | |
一等軍曹 | かかってこい | 視界内の敵2体につきクリティカルヒットダメージ+1。 最大で+8。 | |
フォーミダブル | アーマーに+1のボーナス。爆発物からのダメージが66%減少。 | ||
常時警戒 | 行動値をすべて移動に費やした場合、終了後自動的に監視状態になる。 | 移動後ではなくプレイヤーターン終了時に監視が発動するため、プレイヤーターン中に敵をアクティブにさせると監視射撃しない | |
曹長 | ラピッドファイア | ターゲット1体に対し、命中率-15のペナルティを受けて2回射撃する特殊射撃。 | |
戦術的センス | 視界内の敵1体につき防御力+5。 最大で+20。 | ||
即応 | 監視射撃が命中するたび、最大3発まで追加の反応射撃が発動する。 | ||
上級曹長 | 装甲破壊 | この攻撃が命中した敵は以後あらゆる攻撃から+3の追加ダメージを受ける | |
戦闘適性 | 命中率+4、機動力+1、HP+2、意志力+4、回避+4を得る。 | ||
キルゾーン | 扇状の範囲内で移動や攻撃を行った敵に対し、反応射撃を行う。 クールダウン3ターン。 |
戦術とビルド
一等兵
着火
通常射撃の消費行動値が1になり、射撃後に行動が強制終了にならなくなる。
行動値が2ポイント残っている状態であれば通常射撃後に別のアクションが可能になる。
上等兵
ウォークファイア
命中率が+30される代わりにクリティカル率-30・ダメージ半減・弾数消費2の特殊射撃。
トドメ用、もしくは敵の監視射撃を解除するためにダメージを与えたい、という時に有効。
ただしLW2のベースとなっているのがWotCではなくLegacy版であるため、
命中率が100%を超えていても「かすり傷」が発生する可能性がある。
元々ダメージ半減した上に「かすり傷」で1ダメージ、ということも有り得るので注意。
クロース&パーソナル
敵との距離が近いほど増加するクリティカル率ボーナスを得られる。最大+30%。
サブマシンガンとソードオフを併用した接近戦スタイルの遊撃兵に育てたいときに有効。
援護射撃
視界内にいる敵が移動しなくても、何らかのアクションを実行した時点で監視射撃が発動するようになる。
ただし「監視」や「かがむ」には反応しない。
また援護射撃を習得している兵士が監視状態の間は、視界内の敵全ての命中率が-10%になる。
敵の行動が実行される前に割り込んで監視射撃が発動するため、
命中すれば敵の攻撃前に撃破できる可能性がある。
ただし敵が移動せずに行動するということは殆どがカバーに隠れている状態であるため、
ただでさえ命中率ペナルティの生じる監視射撃から更にカバー補正が掛かるため命中率は著しく低下する。
場合によっては余計だと感じてしまうこともあるだろう。
伍長
ロックオン
同じ敵ユニットを連続で攻撃すると命中率・クリティカル率に+10%のボーナスを得られる。
基本は「着火」を利用した1ターン2回攻撃する際のボーナスとして活用できる。
ポンプアクション
ソードオフショットガンの装弾数が2発増加し、1ミッション4発になる。
エリートクラスの敵でなければ大抵は一撃で仕留められるダブルバレル射撃を2回使えるようになる。
機動力が上昇するサブマシンガンを装備すれば積極的に狙えるようになるだろう。
抑圧
軍曹
アグレッション
センターマス
冷静沈着
反応射撃・監視射撃の命中率が+10される。
さらにこれらの射撃時にもクリティカルの可能性が発生するようになる。
監視射撃の命中率が補強されるので「即応」を習得するつもりなら是非欲しい。
クリティカルはオマケ。
二等軍曹
エグゼキューショナー
要塞化
グレイジングファイア
攻撃を外したとき、50%の確率で"かすり傷"によるダメージを発生させる。
ただし敵の回避率によって発動率は減算される。(敵の回避10なら50-10=発動率40%となる)
「グレイジングファイア」による"かすり傷"も攻撃が命中したと見なされるため、
「即応」など命中することが条件のアビリティは適用される。
普通に使っても実質的な命中率の底上げとして有効だが、
「即応」を効果的に運用したいつもりなら必須と言ってもいいだろう。
また毒弾・龍弾の状態異常も「かすり傷」で発動するので、状態異常バラ撒きにも適している。
一等軍曹
かかってこい
フォーミダブル
常時警戒
そのターンの行動を移動のみで終了した場合、ターン終了時に自動的に監視状態になる。
攻撃はもちろん、リロードをした場合も発動しない。
部隊全員が見つかってしまったとき、視界外の先へ進軍させたい時に
先頭を切って進ませることで不意に遭遇しても監視の予防線を張ることができる。
曹長
ラピッドファイア
命中率が-15される代わりに2回攻撃を行う。
着火は通常射撃のみに適用されるので、行動力2が残っている状態で使用してもそのまま行動終了してしまうので注意。
ソードオフショットガン以外での爆発力に乏しい遊撃兵の瞬間火力を高めてくれる。
加えてクールダウンが無いため毎ターン使用可能なので、
弾数周りを補強する拡張弾倉やオートローダーがあれば継続して高火力を発揮できるのが利点。
戦術的センス
即応
監視射撃が命中した場合、1ターンにつき最大3回まで監視射撃を継続できるようになる。
途中で弾切れしたり、監視射撃をミスすると即応の効果は終了する。
「援護射撃」を習得している場合、監視中の反応射撃にも適用される。
最も真価を発揮するのは命中ペナルティのかからない、潜伏状態における最初の待ち伏せ監視射撃だろう。
1人で最大3体を攻撃するので敵小隊を一掃できる可能性が大きく高まる。
また、着火射撃後に監視しても適用されるため、反応射撃3回と併せて1ターン最大4回攻撃も可能。
ただし弾数消費が激しくなるため拡張弾倉はまず必須。オートローダーとの併用も検討したい。
また命中しなければ終了してしまうため、命中率を徹底的に高める必要がある。
LW2では一部の敵は監視射撃を高確率で回避する「ライトニングリフレックス」を習得しているので
命中率に関係なく発動を潰されることも少なくないので注意が必要。
「かすり傷」でも命中扱いとなるため、「グレイジングファイア」があるとより機能しやすい。
徹底的に活用するなら「沈着冷静」やヘアトリガーなどで反応射撃の命中率を極めよう。