幕間の余韻
| リンと話そう |
|---|
| リンは何か大事な話があるみたいだ…聞いてみよう。 |
(リンと話す)
リン:あ、お兄ちゃん。ちょうど用があったの…さっきね、
「羊飼い」から連絡があったよ。
リン:ここ数日は六分街の近くで仕事してるから、
私たちに会いに来たいんだって。
| 》なんか用事があったっけか? |
リン:「羊飼い」に頼んだでしょ?
郊外からの依頼を探してって…
パールマンの行方を探るためにね。
| 》頼んでいた件かな? |
リン:そうだね。パールマンの行方を探るためにも、
郊外からの依頼がないか見張っといてって頼んだからね。
何かあったのかも。
リン:お兄ちゃん、いま時間ある?「羊飼い」に会っとこっか?
| 》よし、会っておこう |
(ストーリーを進める)
| 》時間を改めたいかもしれない… |
リン:えー、何かやることがあるの?
なら「羊飼い」に言って、またリスケしてって言っとくよ。
(もう一度話す)
リン:お兄ちゃん、いま時間ある?
「羊飼い」に会って、何の話か聞いてみない?
| 》いいよ、羊飼いに連絡しよう |
リン:オッケー、メッセージを送るね。
案外近くにいて、すぐこっちに来ちゃったりして。
(ストーリーを進める)
| 》まだ、ちょっとやることが… |
リン:分かったよ。時間がある時にまた連絡しよっか。
新たな道
情報屋の提案
少しして、「羊飼い」が店にやってきた――
「羊飼い」:「パエトーン」、我が友よ!
しばらく見なかったが…調子はどうだ?
リン:おかげさまで上々だけど…
あんたが持ってきてくれた仕事次第では、
もっとご機嫌になるかもね?
「羊飼い」:おっと、副店長にそう言われちまったら…あー、
どう切り出したものか。
| 》あまりいいニュースじゃなさそうだ |
アキラ:あんまりいいニュースじゃないみたいだな。
| 》僕たちを失望させたいらしいな |
アキラ:どうやら「羊飼い」さんは、
僕たちをよほど失望させたいらしい。
「羊飼い」:まあまあ聞いてくれって二人とも。
こいつは完全に不可抗力なんだ。
「羊飼い」:ここんとこ市政は、選挙の安全確保にやっきになってる。
主要な道路だけじゃなく、
郊外と繋がるホロウの出口にも人を置いてるんだぜ?
「羊飼い」:ホロウを使って荷物を運んでる、郊外の個人トレーダーみたいなのが
結構いたんだが…今日び危ない橋は渡れないってんで、
ほとんどが都市での物売りをやめちまった。
「羊飼い」:まあ、たとえリスクを冒そうって奴がいたとして…この手のトレーダーじゃ
あんたらが欲しがってるものは扱ってないだろうな――
「羊飼い」:そうだろ?あんたら、俺の儲かる依頼は袖にするくせに、
郊外のほうには繋げてほしい、だもんな…
欲しくてたまらないのは、信頼できる情報源だろ?
| 》よく分かってるな |
アキラ:さすがは「羊飼い」だ。
僕たちのことをよく分かっているじゃないか。
「羊飼い」:お互い長い付き合いだからな。安心してくれ。
根掘り葉掘り聞こうってつもりはないからよ。
「羊飼い」:紹介してやれる仕事はないが、おっさんも無駄話に来たわけじゃないぞ。
情報が欲しいなら、郊外の「走り屋」連中と
仲良くなる方法を探ってみろ。
| 》無間な憶測はやめておいたほうがいい |
アキラ:ちょっといいかな、「羊飼い」。無闇な憶測を
開陳しに来たわけじゃないだろう。
「羊飼い」:おっと…なじみの顧客に嫌われないためにも、
おっさんはもう少し寡黙になったほうがよさそうだな。
「羊飼い」:今からする話は、おっさんの独り言だと思ってくれ――
もし郊外で情報が欲しいなら、
あそこの「走り屋」連中と仲良くなるといい。
リン:「走り屋」?
「羊飼い」:郊外の人間は、あちこち散らばって暮らしてるからな。
物資の輸送をほとんど走り屋に頼ってるのさ。
連中は住民たちに信頼されてるだけじゃなく、情報通でもあるってわけだ。
「羊飼い」:ただ残念ながら、このオプションはおっさんのサービス外だ。
助けてやれるのはここまでだな。
「羊飼い」:伝えたかったのはそれだけだ。
これ以上あんたらの邪魔をするつもりはないが…もし考えが変わって
また手軽に稼ぎたくなったら、いつでも連絡してくれ。
リン:ありがと、考えとくよ。バイバイ!
| 》有用な情報ではあったけれど… |
アキラ:有用な情報ではあったけれど…
パールマン捜しはまだまだ難航しそうだ。
リン:仕方ないよ。郊外は完全に
私たちの守備範囲外なんだもん。
リン:そう言えば最近ね、市内でもパールマンの情報は減ってきてて…
Fairyでも、役に立ちそうなのは全然見つけられないんだって。
リン:でもお兄ちゃん、このこと自体が
なんかおかしいと思わない?
| 》どのへんが? |
アキラ:おかしいって、どこがだい?
リン:考えてみてよ。いくら郊外が広くて、人が少ないっていったって…
人間がそこに住もうとしたら、人付き合いゼロとはいかないでしょ。
| 》言いたいことは分かるよ |
アキラ:リンの言いたいことは分かる。郊外は広いとはいえ、
人間が暮らしていく以上、ずっと秘密のままにしておくのも難しいだろう。
リン:そうそう、そういうこと!
リン:パールマンが逃げたせいで大騒ぎになったし、
治安局も指名手配してるもんね。
時間が経つにつれて、色々と情報が出てくるのが普通だよ。
リン:パールマンだって一人の人間なんだから、
完全に消息を絶つなんて…そんなことできるのかな?
音信不通の逃亡犯
飛行船ハイジャック事件翌日、明け方。
郊外の旧油田エリア某所――
オッサン:分かった――負けた!!
認める!俺の負けだ!!!
シーザー:よーしオッサン、それでいい。ったく…
とっとと参ったすりゃあお互い、もーちょい楽できたのによ。
シーザー:さて、他に挑戦したいやつぁいるか?
シーザー:ま、いねぇか――
シーザー:「火打石」はオレ様のもんだ!!
シーザー:オヤジ!オレらはツール・ド・インフェルノに出るぞ!
これでもう、まだ早いなんて言わせねぇ!
シーザー:オレらカリュドーンの子は最強だぜ!
この勢いのまま、覇者の座についてやる!鉄は熱いうちに「食え」だ!
ルーシー:…熱いうちに「打て」ですわ、おバカ。
ビッグダディ:ふふ、「覇者」の座か…
ビッグダディ:シーザーよ。今も俺の考えは変わっちゃいないが…
資格を得た以上は止めん。
貴様らで、試すだけ試してみろ。
シーザー:あぁ?オヤジは一緒に来ねえの?
ビッグダディ:俺はもう引退してる。こういう血の沸くようなのは若ぇのに任せるぜ。
ビッグダディ:誰かしら運送業のほうを面倒みなくちゃならんしな。
バーニス:シーザーちゃーん!オヤジさーん!
バーニス:あっちでねー!すっごいの見つけちゃったー!!
シーザー:都市の連中の飛行船だ!
こんなに間近で見るのは初めてだぜ!
パイパー:おーいシーザー。ここに生きてる奴がいるぜい。
パイパー:とんでもない大事故だったのに、運のいいやつだな~
シーザー:なんかこのツラ、見覚えあんだよな…
ルーシー:たしかヴィジョン・コーポレーション事件
の被告がこんなお顔だったような…
ルーシー:この方、治安局が絶賛指名手配中ですわ!
バーニス:懸賞金すっご!?
向こう30年、ニトロフューエルを水みたいに飲めちゃうよ!?
パイパー:ア…アイアンタスクが5台は買えちゃうぜい…!治安局も太っ腹だあ~…!
パールマン:治…治安局だとぉ!?
パールマン:ち…治安局には突き出さんでくれ!頼む!
私は真の黒幕を知っているんだ!
パールマン:私は、ヤツらの犯罪の、しょ…
パールマン:証拠…を…
ビリーからの電話
その頃、RandomPlay店内――
リン:…正直、私的にはパールマンがまだ生きてるか
ちょっと疑問なんだよね。
リン:「サクリファイス」のほうは、H.A.N.D.が調べてくれてるから
まだ当てにできるけど…邪兎屋の代理訴訟は、
ずっと棚上げのままなんじゃない?
Fairy:マスター、助手二号、ビリーから電話です。繋ぎますか?
リン:噂をすればなんとやら…だね。
Falry、繋いで。
ビリー:おお、店長!家にいたのか?
さっきメッセージを送ったんだけどよ、
返事がなかったから電話しちまった。
| 》二人ともいるけどどうしたんだい? |
アキラ:僕もリンもいるけれど…
どうしたんだい?ビリー。
| 》さっきは店にお客さんがいて |
アキラ:すまない、さっきは店にお客さんがいてね。
スマホを見れなかったんだ。
ビリー:店長、すっげぇ大事なことを伝えなきゃなんねえんだ。
それも直接!
ビリー:いま、「吟遊ニードル」裏の交差点にいるんだけどよ、
出てこれねえか?
リン:そんなに近くにいるなら、店まで来ればよかったのに。
ビリー:いやーそれが、車が通れなくてよ…
ビリー:やべ、治安官が来た!なんとか誤魔化さねぇと…
ビリー:悪ぃ店長、切らせてくれ!
とにかくここで待ってるから、よろしくな!
リン:ビリーったら、なにコソコソしてるんだろ?
邪兎屋の車なら、うちの裏手に何度も駐めてるのに。
リン:まあでも、ああ言ってることだし
お兄ちゃんが行ってあげるしかないね。
| 街角に向かい、ビリーに会おう |
|---|
| 車が通れない理由は何であれ、とりあえず吟遊ニードルの裏の交差点でビリーと会って、「大事なこと」とは何なのかを聞いてみよう。 |
(リンと話す)
リン:ビリーの「すっげぇ大事なこと」って何だろ?
リン:新しい必殺技のフレーズでも思いついたのかもよ?
ホラ最近、『スターライトナイト』の新シーズンが始まったし。
| 》そうなら殴ってしまうかもな |
| 》ビリーの楽観的なとこが羨ましいよ |
リン:前にもあったよね。「ニコの大事な書類をなくした」とか、
「依頼の品を壊しちゃって、くっつけたら部品が2つ余った」とか…
| 》記憶がよみがえってきた |
| 》…必殺技の話のほうがマシだな |
リン:とにかく、お兄ちゃん見てきて。
吟遊ニードル裏手の交差点、だって。
ビリー:店長はまだか~?…
真紅のモックス:フンナ?フンナフンナ?(店長?誰だ、店長って?)
(ビリーと話す)
面会要求
ビリー:よぉ店長、スグ来てくれたな!
| 》ビリー、転職したのか? |
アキラ:ビリー、邪兎屋は辞めてしまったのか?そのトラック、
「猪突猛進」と書いてあるけれど…見慣れないボンプもいるね。
ビリー:おいおい、そんなワケねぇだろ!俺は今の暮らしに満足してるし、
ニコの親分が約束したボーナスだって
まだ1ディニーも貰ってねえんだからな!
ビリー:このトラックとボンプの持ち主は、
「カリュドーンの子」っていう
郊外の走り屋さ。
| 》ビリー、大金持ちになったのか? |
アキラ:ビリー、君たちはいつのまに大金持ちになったんだい?
車だけじゃなく、アミリオンまで新型に変えてしまって…
ビリー:ははは、店長!そんなワケねぇだろ…
ビリー:…なんて、言っていいのかわかんねぇけどよ。
とにかく、このトラックとボンプの持ち主は
「カリュドーンの子」っていう
郊外の走り屋さ。
ビリー:このトラック自体には新エリー都への通行許可が出てるんだが…最近、
市民じゃないやつは街への出入りに長時間並ばされるんだと。だから
俺が臨時の運転手として荷物を運んでんだ。古巣に義理を立ててな。
| 》ビリー、昔は郊外にいたのか |
アキラ:ビリー、昔は郊外にいたのか。
ビリー:ああ、実は長いこと郊外で暮らしててよ。
都市のほうに来たのは、
偶然の巡り合わせってやつだ。
| 》ビリー、走り屋と知り合いなのか |
アキラ:ビリー、走り屋と知り合いなのか。
ビリー:ああ。実は長いこと、連中のところで働いててよ。
都市のほうに来たのは、
偶然の巡り合わせってやつだ。
ビリー:とはいえ店長、この話はまた今度しようぜ。
今はもっと大事なことがあんだ――
ビリー:なんと、その「カリュドーンの子」が
パールマンの情報を持ってるんだとよ!
| 》それは信頼できるのかい? |
アキラ:それは、信頼していい情報なのかい?
ビリー:ちゃんと信頼できるって!
あいつらのナンバーツーから直接聞いたんだ。
| 》具体的にはどんな? |
アキラ:なんだって?
具体的にはどんな情報なんだい?
ビリー:俺も向こうのナンバーツーに、おんなじことを聞いた。
けど、そう簡単には教えてくれなさそうでな。
ビリー:カリュドーンの子は、俺たちがパールマンを探してるのを知ってる。
独占情報とやらを提供できると言ってるが…その代わり
「パエトーン」と、面と向かって協力の話し合いがしたいとさ。
| 》彼らが、プロキシを探していると? |
アキラ:つまり、彼らはプロキシを探していると?
ビリー:直接は言わなかったけどよ、
そういうことだと思うぜ。
ビリー:店長、俺たちの代理訴訟にはパールマンが要る。
けど店長たちは恩人だから、誰と手を組むかはそっち次第ってのが
ニコの親分の見解だ。
ビリー:とにかく、俺はここ2、3日で奴らのボンプを強化してやったり、
荷物を仕入れたりする。
それが終わったら、街を出て落ち合う手はずだが…
ビリー:もし店長が会ってもいいって言うなら、
そんときは俺と一緒に行こうぜ!
| 戻ってリンと話そう |
|---|
| 予想外の形でパールマンの情報を手に入れた。早速ビデオ屋に戻って、リンと相談しよう。 |
(ビリーと話す)
ビリー:つーわけで、もう一人の店長と話し合ってくれよ!
決まったらDMでな!
| 》ああ、分かった |
| 》相談して返事をするよ |
ビリー:そうだ店長、スターライトナイトの最新シーズンは見たか?
今回の変身シーンはマジでイカしてるよな!
ビリー:実は最近考えてんだよな…
オレなりに、オリジナルで必殺技のフレーズを作るべきか、って…
ビリー:あー…けどその前に、ニコの親分の書類を見つけんのが先だな。
…はあ、街の外でパールマンの情報を掴めてなかったら、
今月の給料はゼロになってたとこだぜ。
| 》…… |
ビリー:ん?どうしたんだ店長、なんかヘンな顔してるぜ?
(リンと話す)
二つ返事
リン:お兄ちゃんおかえり。ビリーの話って何だったの?
さきほどのことをリンに教えた…
リン:えっと…「カリュドーンの子」っていう郊外の走り屋が
パールマンの手がかりを知ってる…けど、それを教える条件は
私たちが協力について、話し合いに応じること…か。
リン:お兄ちゃん、どう思う?
| 》せっかくの手がかりだし… |
アキラ:願ってもないパールマンの手がかりだ。
みすみす逃す手はない。郊外では走り屋が情報通だというのも、
まさに「羊飼い」が言っていたことだからな。
| 》向こうがプロキシを必要としているなら… |
アキラ:向こうがプロキシの助けを必要としているなら、
引き換えにパールマンの手がかりを入手できる可能性は
高く見積もっていいだろう。
リン:そりゃそうだけどさ…相手はお兄ちゃんに、
不慣れな郊外へ「生身で来い」って言ってるんだよ!
| 》ビリーもいるわけだし… |
アキラ:一応、ビリーもいるわけだしな。
古巣とも言っていたし、今でも手伝いをしているなら
それなりにいい関係を維持しているんだろう。
| 》ロコミではそこまで悪くないみたいだ |
アキラ:さっきFairyに検索してもらったんだ。そんなに情報はなかったけれど、
「カリュドーンの子」と、そこが経営している運送会社…
どちらもネガティブなロコミはなかった。
リン:はぁ、わかったよ。それならいいけど…
リン:いいほうに考えれば…
郊外は新エリー都の管轄外だし、プロキシの活動を制限する人もいない。
つまり、「パエトーン」の正体がバレる心配もないしね。
リン:それじゃ、お兄ちゃん。
これから何日かは準備をしつつ、
手元に残ってる仕事を片付けといてね。
| リンと出かける準備をしよう |
|---|
| 手元の仕事を片付けたら、郊外に向かう準備をしよう! |
(リンと話す)
リン:お兄ちゃん、
ビリーには行くって伝えといたよ。
リン:出発の準備はどう?
| 》いつでも出発できるよ |
(ストーリーを進める)
| 》そういえば、やっておくことが… |
リン:うわぁ、お疲れお兄ちゃん。
それじゃ、やるべきことをやっちゃおつか。
(もう一度話す)
リン:お兄ちゃん、準備は万端?
| 》バッチリだ |
リン:よかった。あとはビリーが
いつ出発するか教えてくれればOKだね。
(ストーリーを進める)
| 》まだやることがあるんだ… |
リン:ビリー、物資の調達に時間がかかってるみたいだよ。
今のうちに、いろいろ片付けといたら?
そして、出発の日がやってきた…