都市依頼/最も遠い距離

Last-modified: 2025-10-14 (火) 15:29:40

最も遠い距離-その一

六分街でノーレンと話す
変なやつが独り言を呟いている…
何をしているのか気になるし、話しかけてみよう。

ノーレン:…ごほん、ごほん。ごほんごほん。ごっほん!
(ノーレンと話す)
ノーレン:おお!我が親愛なる勇者よ。
     ようこそ、この美しくアバンギャルドなニューワールドヘ!

》え?
》(かかわらないでおこう)

ノーレン:なんということだ。今、この街は魔王軍の脅威にさらされている。
     敵は陰に潜みつつ、侵攻の準備を進めているのだ!
ノーレン:これから、ワシの言う通りにして、冒険へと旅立つのじゃ!
     打倒魔王を目指して、自分を鍛え上げるのじゃぞ。

》……
》何の話?

ノーレン:勇者よ、そなたが戸惑うのも無理はないが、まあワシの話を聞け…
     魔王とこの村、その長きにわたる恩讐のアレコレを…
ノーレン:ごほん、ごほん。聞くのじゃ!昔むかし…
     ワシのじいさんのそのまたじいさんの若かりしころ…

》(軽蔑のまなざし)
》(身をひるがえして歩き去る)

ノーレン:えっ?待ってよ…ゲームのNPCの口ぶりをマネしただけだぜ!
     ひょっとして、似てなかった?

》全く似ていないよ…
》何を言っているのかわからない

ノーレン:ヘンだな…『ミステリダンジョン』に出てくる、村長のセリフを
     マネしたんだけど。一体、どこが間違ってたって言うんだ?
ノーレン:えぇ、このままじゃ、あいつに負けるかもしれねえじゃん。

》誰のこと?

ノーレン:いやぁ、実は、友人のプライヤーと競争してるんだ。
     ゲームの中のNPCを、よりそっくりに演じられるのはどっちかってね。
ノーレン:しばらくここで演技を続けてたんだけど、
     なかなか誰も相手にしてくれなくてさ。
     あげく君からは「全く似ていない」って言われるし。
ノーレン:どうしよっかな?負けたくはねぇしさ!そうだ、
     あいつの演技がどんな感じか見てきてくれないか?
     地下鉄エリアのあたりに行くって言ってたから。
     悪いけど、そこへ行って探してみてくれ。
ノーレン:ごほん。つまり勇者よ。村を出発し、険しい山々を超え、
     地下鉄のある場所へ行け。そこで何日も行方不明になっておる
     村の民を探すのじゃ!

プライヤーと話す
ノーレンとプライヤーは、通行人の真似をし、どちらの方が上手いかで
競争しているらしい。正直ノーレンの演技は見るに堪えないが…
プライヤーの方はどうかな?

ノーレン:…こほん。
(ノーレンと話す)
ノーレン:ごほん、ごほん。偉大なる勇者よ。
     地下鉄エリアへ行き、失踪した村民プライヤーを探すのじゃ。
ノーレン:ワシはここで、そなたの帰りを待っておるぞ!

プライヤー:……
(プライヤーと話す)
プライヤー:ああ、友人を待っているんだが、まだ来ないんだ。

》えっと、こんにちは?

プライヤー:……

》ノーレンに言われて来た

プライヤー:……
プライヤー:ああ、友人を待っているんだが、まだ来ないんだ。

》お芝居はもうやめてくれ
》演技が下手だな

プライヤー:……
プライヤー:ああ、友人を待っているんだが、まだ来ないんだ。

》それしか喋れないのかい?
》セリフを変えてくれないか?

プライヤー:……
プライヤー:ああ、友人を待っているんだが、まだ来ないんだ。

》すごくNPCっぽいよ。これで満足かい?
》もうウンザリだ…
ノーレンと話す
プライヤーが演じているのはスマホをいじっている通行人だが…本当にスマホをいじっているだけだ!
彼の演技が上手いのか、ただの手抜きなのか評価するのは難しい。
とにかく、またノーレンに声をかけよう。

プライヤー:……
(プライヤーと話す)
(相変わらず熱心にスマホをいじっている。
この自然体、演技してるようにはまったく見えない)

ノーレン:ゲホゲホッ、ゲホゲホ…
(ノーレンと話す)
ノーレン:偉大なる勇者よ…帰ってきたか…

》現実に戻ってきて!

ノーレン:おっと…すまない。役に入り切ってた。
ノーレン:どうだった?プライヤーの演じるNPCはどんなタイプ?

》スマホをいじってる人A

ノーレン:ス、スマホをいじる?それって演技だったのか?

》同じセリフを繰り返すだけだった

ノーレン:ふっ…分かってきたぜ!たぶん、オレの演技は大げさすぎたんだ!
ノーレン:よく考えてみると、奴の考え方の方が正しいようだな!
     主人公の出番を奪ったりせずに、おとなしくひっそりと
     ムードメーカーに徹するべきだったんだ。
     それこそ、最も目立たない、最もNPCっぽいNPC!

》スマホをいじりたいだけじゃないかな
》サボっていただけなんじゃ…

ノーレン:いや、みなまで言うな。勝負はオレの負けさ…オレは初めから、
     NPCの本当の存在意義ってやつを取り違えてたんだ。
ノーレン:くそ!くそ!くそ~!あいつはその場で
     スマホをいじってただけなのに…く、くやしい~!

》君は十分頑張ったよ!

ノーレン:慰めてくれてありがとうよ…
     これからプライヤーのところに行こうと思う。
     奴の演技をじっくりとマネして、
     それをはるかに超越した演技を身に着けてやる!
ノーレン:この街で一番NPCっぽい奴に、オレはなる!
ノーレン:だがその前に、セオリーにのっとって
     NPCがやるべきことをやっておこう。
ノーレン:ごほん、ごほん。…親愛なる勇者よ、お前は使命を果たした。
     これからはこの街を離れ、自分の未来を掴むがよい!

最も遠い距離-その二

ノーレンに前回の勝負の結果を聞く
ノーレンは以前、プライヤーと通行人の真似で競争をしていた。
勝負の結果はどうなったのだろう?ノーレンに聞いてみよう。

ノーレン:よぉ、どうしてそんなに焦ってるんだ?
(ノーレンと話す)
ノーレン:よぉ、どうしてそんなに焦ってるんだ?
ノーレン:さっき、友人のプライヤーに会ってきたところだ!ハッピーだぜ!

》それで?
》立ち去る

ノーレン:よぉ、どうしてそんなに焦ってるんだ?

》やれやれ、君もか
》プライヤーから学んだ?

ノーレン:さっき、友人のプライヤーに会ってきたところだ!ハッピーだぜ!
ノーレン:よぉ、どうしてそんなに焦ってるんだ?

》NPCごっこはもういい!!!
》セリフを変えて!!!

ノーレン:さっき、友人のプライヤーに会ってきたところだ!ハッピーだぜ!

》もういい…

ノーレン:よぉ、どうしてそんなに焦ってるんだ?

プライヤーにノーレンのことを話そう
ノーレンはプライヤーから上手な通行人の演技のインスピレーションを得て、今は同じセリフを繰り返し言い続けているらしい。
プライヤーなら彼を目覚めさせられるかも?

(ノーレンと話す)
ノーレン:さっき、友人のプライヤーに会ってきたところだ!ハッピーだぜ!
ノーレン:よぉ、どうしてそんなに焦ってるんだ?

(プライヤーと話す)
(彼は熱心にスマホをいじっており、あなたには全然気づいてないようだ)

》ノーレンはどうしたんだい?

プライヤー:友人のノーレンがさっきここに来たよ。
      今のあいつは、一人前のNPCだ。
プライヤー:くだらない話はせずにクエストをくれる。
      それが、あんたの期待する完璧なNPCだろ?

》でも、あの演技はオーバーすぎるよ
》ノーレンは同じセリフばかり繰り返してるよ

プライヤー:友人のノーレンがさっきここに来たよ。
      今のあいつは、一人前のNPCだ。
プライヤー:くだらない話はせずにクエストをくれる。
      それが、あんたの期待する完璧なNPCだろ?

》スマホをいじりたいだけだろう?
》君たち二人にはもうウンザリ…