最も遠い距離-その一
| 六分街でノーレンと話す |
|---|
| 変なやつが独り言を呟いている… 何をしているのか気になるし、話しかけてみよう。 |
ノーレン:…ごほん、ごほん。ごほんごほん。ごっほん!
(ノーレンと話す)
ノーレン:おお!我が親愛なる勇者よ。
ようこそ、この美しくアバンギャルドなニューワールドヘ!
| 》え? |
| 》(かかわらないでおこう) |
ノーレン:なんということだ。今、この街は魔王軍の脅威にさらされている。
敵は陰に潜みつつ、侵攻の準備を進めているのだ!
ノーレン:これから、ワシの言う通りにして、冒険へと旅立つのじゃ!
打倒魔王を目指して、自分を鍛え上げるのじゃぞ。
| 》…… |
| 》何の話? |
ノーレン:勇者よ、そなたが戸惑うのも無理はないが、まあワシの話を聞け…
魔王とこの村、その長きにわたる恩讐のアレコレを…
ノーレン:ごほん、ごほん。聞くのじゃ!昔むかし…
ワシのじいさんのそのまたじいさんの若かりしころ…
| 》(軽蔑のまなざし) |
| 》(身をひるがえして歩き去る) |
ノーレン:えっ?待ってよ…ゲームのNPCの口ぶりをマネしただけだぜ!
ひょっとして、似てなかった?
| 》全く似ていないよ… |
| 》何を言っているのかわからない |
ノーレン:ヘンだな…『ミステリダンジョン』に出てくる、村長のセリフを
マネしたんだけど。一体、どこが間違ってたって言うんだ?
ノーレン:えぇ、このままじゃ、あいつに負けるかもしれねえじゃん。
| 》誰のこと? |
ノーレン:いやぁ、実は、友人のプライヤーと競争してるんだ。
ゲームの中のNPCを、よりそっくりに演じられるのはどっちかってね。
ノーレン:しばらくここで演技を続けてたんだけど、
なかなか誰も相手にしてくれなくてさ。
あげく君からは「全く似ていない」って言われるし。
ノーレン:どうしよっかな?負けたくはねぇしさ!そうだ、
あいつの演技がどんな感じか見てきてくれないか?
地下鉄エリアのあたりに行くって言ってたから。
悪いけど、そこへ行って探してみてくれ。
ノーレン:ごほん。つまり勇者よ。村を出発し、険しい山々を超え、
地下鉄のある場所へ行け。そこで何日も行方不明になっておる
村の民を探すのじゃ!
| プライヤーと話す |
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| ノーレンとプライヤーは、通行人の真似をし、どちらの方が上手いかで 競争しているらしい。正直ノーレンの演技は見るに堪えないが… プライヤーの方はどうかな? |
ノーレン:…こほん。
(ノーレンと話す)
ノーレン:ごほん、ごほん。偉大なる勇者よ。
地下鉄エリアへ行き、失踪した村民プライヤーを探すのじゃ。
ノーレン:ワシはここで、そなたの帰りを待っておるぞ!
プライヤー:……
(プライヤーと話す)
プライヤー:ああ、友人を待っているんだが、まだ来ないんだ。
| 》えっと、こんにちは? |
プライヤー:……
| 》ノーレンに言われて来た |
プライヤー:……
プライヤー:ああ、友人を待っているんだが、まだ来ないんだ。
| 》お芝居はもうやめてくれ |
| 》演技が下手だな |
プライヤー:……
プライヤー:ああ、友人を待っているんだが、まだ来ないんだ。
| 》それしか喋れないのかい? |
| 》セリフを変えてくれないか? |
プライヤー:……
プライヤー:ああ、友人を待っているんだが、まだ来ないんだ。
| 》すごくNPCっぽいよ。これで満足かい? |
| 》もうウンザリだ… |
| ノーレンと話す |
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| プライヤーが演じているのはスマホをいじっている通行人だが…本当にスマホをいじっているだけだ! 彼の演技が上手いのか、ただの手抜きなのか評価するのは難しい。 とにかく、またノーレンに声をかけよう。 |
プライヤー:……
(プライヤーと話す)
(相変わらず熱心にスマホをいじっている。
この自然体、演技してるようにはまったく見えない)
ノーレン:ゲホゲホッ、ゲホゲホ…
(ノーレンと話す)
ノーレン:偉大なる勇者よ…帰ってきたか…
| 》現実に戻ってきて! |
ノーレン:おっと…すまない。役に入り切ってた。
ノーレン:どうだった?プライヤーの演じるNPCはどんなタイプ?
| 》スマホをいじってる人A |
ノーレン:ス、スマホをいじる?それって演技だったのか?
| 》同じセリフを繰り返すだけだった |
ノーレン:ふっ…分かってきたぜ!たぶん、オレの演技は大げさすぎたんだ!
ノーレン:よく考えてみると、奴の考え方の方が正しいようだな!
主人公の出番を奪ったりせずに、おとなしくひっそりと
ムードメーカーに徹するべきだったんだ。
それこそ、最も目立たない、最もNPCっぽいNPC!
| 》スマホをいじりたいだけじゃないかな |
| 》サボっていただけなんじゃ… |
ノーレン:いや、みなまで言うな。勝負はオレの負けさ…オレは初めから、
NPCの本当の存在意義ってやつを取り違えてたんだ。
ノーレン:くそ!くそ!くそ~!あいつはその場で
スマホをいじってただけなのに…く、くやしい~!
| 》君は十分頑張ったよ! |
ノーレン:慰めてくれてありがとうよ…
これからプライヤーのところに行こうと思う。
奴の演技をじっくりとマネして、
それをはるかに超越した演技を身に着けてやる!
ノーレン:この街で一番NPCっぽい奴に、オレはなる!
ノーレン:だがその前に、セオリーにのっとって
NPCがやるべきことをやっておこう。
ノーレン:ごほん、ごほん。…親愛なる勇者よ、お前は使命を果たした。
これからはこの街を離れ、自分の未来を掴むがよい!
最も遠い距離-その二
| ノーレンに前回の勝負の結果を聞く |
|---|
| ノーレンは以前、プライヤーと通行人の真似で競争をしていた。 勝負の結果はどうなったのだろう?ノーレンに聞いてみよう。 |
ノーレン:よぉ、どうしてそんなに焦ってるんだ?
(ノーレンと話す)
ノーレン:よぉ、どうしてそんなに焦ってるんだ?
ノーレン:さっき、友人のプライヤーに会ってきたところだ!ハッピーだぜ!
| 》それで? |
| 》立ち去る |
ノーレン:よぉ、どうしてそんなに焦ってるんだ?
| 》やれやれ、君もか |
| 》プライヤーから学んだ? |
ノーレン:さっき、友人のプライヤーに会ってきたところだ!ハッピーだぜ!
ノーレン:よぉ、どうしてそんなに焦ってるんだ?
| 》NPCごっこはもういい!!! |
| 》セリフを変えて!!! |
ノーレン:さっき、友人のプライヤーに会ってきたところだ!ハッピーだぜ!
| 》もういい… |
ノーレン:よぉ、どうしてそんなに焦ってるんだ?
| プライヤーにノーレンのことを話そう |
|---|
| ノーレンはプライヤーから上手な通行人の演技のインスピレーションを得て、今は同じセリフを繰り返し言い続けているらしい。 プライヤーなら彼を目覚めさせられるかも? |
(ノーレンと話す)
ノーレン:さっき、友人のプライヤーに会ってきたところだ!ハッピーだぜ!
ノーレン:よぉ、どうしてそんなに焦ってるんだ?
(プライヤーと話す)
(彼は熱心にスマホをいじっており、あなたには全然気づいてないようだ)
| 》ノーレンはどうしたんだい? |
プライヤー:友人のノーレンがさっきここに来たよ。
今のあいつは、一人前のNPCだ。
プライヤー:くだらない話はせずにクエストをくれる。
それが、あんたの期待する完璧なNPCだろ?
| 》でも、あの演技はオーバーすぎるよ |
| 》ノーレンは同じセリフばかり繰り返してるよ |
プライヤー:友人のノーレンがさっきここに来たよ。
今のあいつは、一人前のNPCだ。
プライヤー:くだらない話はせずにクエストをくれる。
それが、あんたの期待する完璧なNPCだろ?
| 》スマホをいじりたいだけだろう? |
| 》君たち二人にはもうウンザリ… |