ゾンビの脅威度を決める要因は詳細を含めると多岐に渡るが、大きくはこの3つによると思われる。
ゾンビの移動速度
各映画やゲーム毎に違いがあるが、ゾンビの脅威度=移動速度と言い切ってしまって問題ないと思われる大問題。
人類の存続が決まる重大な要素の一つでもある。
作品によって速度は違うし、それらの作品内ではその速度に対応しているが、あくまで一般人が対応する場合として記述。
- 歩行(ゆっくり)
『ウォーキングデッド』程度の非常に遅い速度での歩行。通常の運動神経の持ち主であれば対処可能。
逆に作中のように声を発しているゾンビに接近されて襲われる事はまずあり得ない。
- 歩行(速足程度)
ここまでが一般人が対応できる限界だと思われる。
例えるならゲーム『バイオハザードRE:2』でゾンビが掴みかかってきた際のダッシュ速度くらいの速さか。
ゾンビ側が複数で追いかけてきた場合だと死亡率は跳ね上がる。
- 走行(ランニング程度)
一般人は対応不可能。
1対1で職業軍人や警察官なら勝てるか?
人口の何%だ職業軍人と警官。
- 走行(短距離走なみの全力)
映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』以来の流行か。
対応不可能。
ゾンビが息切れや疲れで止まらない場合、軍人でも勝ち目はない。
理由は単純で走って逃げられないのはもちろん、全力疾走の体当たりを受けたらダメージがでかすぎるからである。
ボディビルダーでも自分のダメージ無視の全速力体当たり食らったら余裕で吹っ飛ぶでしょ。
プロテクターも盾も何もかも一切無効化する人間ミサイル。
車で逃げても横や前から突っ込んで来られたら終わってしまう。交通事故で止まってる人跳ね飛ばしたって走行不能レベルに車が壊れるのに、全速力で突っ込まれたら……
このタイプこそショットガンのスラッグ弾のようなノックバック力の強い銃の出番か?ピアノ線張っといて首切りが捗るか?
作品によっては獲物を捕まえるために速度を落としたりしてくれて危機一髪で済むこともあるが、そんな高度な認識と連動した運動が出来るなら下手すりゃ喋れるんじゃね?
- その他
水中で行動可能かどうか?
泳げるかどうか?
淡水・海水中で浮くか沈むか?
これらがゾンビの行動範囲を大きく変える。
ゾンビには呼吸が必要ない、という設定の作品が多いので、流れに流されても最終的には上陸してしまう。安易に川や海に流すと感染域の拡大につながる。
ゾンビの索敵方法
ゾンビの索敵方法は度々議論にあがるが、ゾンビをオカルトではなく普遍の法則に則った存在として考える。
索敵方法の確定は重要なので、観察や実験を行ってゾンビの索敵方法を確定しなければならない。
行動指針・咄嗟の対応など、全てはこの研究結果を得ないと決められない。
- 匂い感知
文字通り「嗅覚」による判別。
近年、孤独死などが取り沙汰された際に腐臭が近所まで蔓延した、なんて話を聞いたことある方もいると思うが、人間の死体の腐敗臭がどれだけ強烈か御存知だろうか?
ゾンビ自身の腐敗臭の中で人の匂いを感知するというのは設定として余りにも無理があるが、匂い感知の場合は容易に逃げるための対処ができる。
『ウォーキングデッド』のように自身の身体中に同じ腐敗物質(ゾンビの肉や体液)を塗りたくる、服に塗る等を行えば襲われない(しかし腐肉を塗りたくれば感染症のリスクが出てくる)。
- フェロモン感知
フェロモンとは、動物が同種の仲間とコミュニケーションを取るため体外に分泌する化学物質のことである。
フェロモンの感知だけに特化した鋤鼻器と呼ばれる嗅覚器官で感知する。
人間にも備わっている機能。
ゾンビが人間の出す特有のフェロモン様物質だけを認識できる、あるいはゾンビ同士が出すフェロモンで仲間か否かを認識できるかもしれない。
この場合はゾンビが腐臭を出していようが関係なし。
効果的な対策方法はナシ。
- 視覚感知
肌色や皮膚の糜爛状態からゾンビ以外を判別し襲う設定。
物陰に隠れるだけで容易に対応できる。
ゾンビを真似て顔に泥を塗る、同じような動きをする、生存者と見分けられぬようヘルメットをかぶる等でも対応できる……と思いたいが、ゾンビにそれを見極めるだけの知能が残っている恐れもあり、大変危険な行為なのでやめた方がいい。
- 音感知
音のするものに襲い掛かる設定。
アーアー言ってる集団が音で獲物探すって何だ真面目にやれ……と言いたいところだが、ゾンビが仲間の声以外の音を聞き分けることが出来るなら話が違ってくる。
貴方が集団でガヤガヤと騒がしくしている場所に居たとして、騒がしくても貴方の名前が呼ばれたらすぐに気づかないだろうか?
それと同じで人間の聴力には「必要な音だけ聞き分ける力」がある。
ゾンビも自分たちの声と、それ以外の音を聞き分けられる可能性があるので侮ってはならない。
対処方法は当然だが静かにすること。
- エコーロケーション
いわゆる超音波。
有名どころだと『ラストオブアス』のクリッカーか。
音の反響で物体の位置を把握することで「反響定位」とも呼ばれる。
コウモリやイルカなどの一部哺乳類も有している能力であり、ゾンビも後天的にこの能力を獲得する恐れがある。
音の反響しない開けた場所ではあまり効果がない。
対処方法は、音の反響する閉鎖的な空間でゾンビと一緒にならないこと。
- 熱感知
元の人間にそのような機能がないためファンタジー設定(ゾンビ自体がファンタジー?いやそうだけども……)
急に難易度が上がる。
建物の壁や板・ガラスを通しての感知は不可能なので、間に何かを挟む、物陰に隠れる、水中に潜る等の方法で対処すべし。
- 生命エネルギー感知
ファンタジーバリバリだが、対処方法は倒すか逃げる以外にない。
隠れたり欺いたりは通用しない。
- 二酸化炭素感知
人の呼気中の二酸化炭素を感知する設定。
蚊などが有している能力で、蚊は生物の吐息に含まれる二酸化炭素から吸血対象となる人や動物を探す。
こちらも倒すか逃げるしかない。
- 不思議感知
前述の『ドーンオブザデッド』などで見られるが、遥か遠くからでもゾンビには生存者が判別出来て一直線に走ってきちゃう。
生きている人間でも不可能な判別方法。テレパシーでも使ってるのか?
厨二チックなチートだけど萎えてはいけない。
打つ手なし。
- 上記の複合
多くの作品では「匂い+視覚+音」「視覚+音」「音+生命エネルギー」等が使われるが、場面によって法則を変えているものがほとんどである。
元の人間の持っている能力「匂い+視覚+音」でかつ、思考能力が低いならば外見を装い匂いを付ければ襲われない。
逆に『ゾンビサバイバルガイド』で紹介されているような人間が持つ「匂い+視覚+音」の全ての感知能力をフルに発揮しているゾンビは不思議感知並みに対応が困難。
視覚障碍者は聴力などの機能が異常に優れる、なんて話を聞いたことがあるかもしれないが、それと同じように全ての感知能力をフルで使ってきたゾンビから逃げ隠れるのは難しい。
ゾンビウイルスの感染範囲
ゾンビウイルスの感染経路については別記の通り。
この節では他の動物に対する感染、いわゆる人獣共通感染症の場合について考察する。
- 人 ⇔ 人
いわゆるヒトヒト感染。
小説『WORLD WAR Z』はじめ、数多くのゾンビ作品では感染力がこれに抑えられている。
人間以外の動植物には感染しないので対処は比較的容易。
- 人 ⇔ 哺乳類
ゲーム『バイオハザード』の記憶をお持ちの方も多いだろうが、犬や猫にも感染する場合、100%人類は死滅する。
動物が本気で襲ってくる場合、犬は当然ながら一般人で猫に勝てる人ですらほとんどいない。
また家畜に感染する場合、熱を通して食えるかという点が食糧事情上の大きな問題にもなる。
家畜を始めとするほとんどの動物が群れで行動するため、飼育下の動物はもちろん、野生種も群れ全体が共食い等で全滅する。
これは魚に感染する場合も同じで、例えば無人島に逃げる場合や、海洋上の大型船で時間を稼ぐ等の案が全て使えなくなる。
- 人 ⇔ 昆虫類
ウイルスが接触型として、ハエも恐ろしいが蚊が媒介する場合には全滅率が跳ね上がる。
全身に常にディート(ジエチルトルアミド)を30%液で塗りたくる位しか対応方法がないが、
匂い感知タイプのゾンビに襲われる可能性が上がる。
虫に感染する場合、どれほど密閉されているように見える室内ですら安息地ではなくなる。
睡眠どころか食事時間の確保すらままならない。
人類滅亡必至。
- 人 ⇔ 鳥類
人鳥共通ウイルスで鳥が感染して人目掛けて突っ込んで来る場合、全身プロテクター+盾装備や
車移動+駐車場→建物間の移動は一時的にしのげる装備などが無い場合、物資の補給すら出来ずに終る。
鳥や虫に感染する場合、まん延速度が爆発的にあがる。
無人島への逃避や大陸間の移動による安息の地を求める事は無意味になるため、モチベーションの維持が非常に困難になる。
人型のゾンビ+犬猫等のゾンビを排除して一定の大きさの安息地を形成しても鳥や虫の移動は防げず、いわゆるコミュニティの形成は出来なくなる。
- 人 ⇔ 植物
ウイルスが植物を媒介するケース。
ゾンビ化した植物が食人植物や吸血植物となって人間を襲う……
……とまでは行かずとも野菜などの農産物が感染し、農産品を食べた人間が感染してゾンビ化するといったケースが考えられる。
植物同士での感染力次第だが、人類滅亡の割合が高まる。
特殊なゾンビ
ゾンビゲーでよくある「進化系」のタイプ。
ゾンビウイルスが感染症である以上、ウイルスは変異する可能性があり、変異した特殊なゾンビも出現する可能性がある。
(編集求ム)
- 肥大化
肉体が肥大化して強靭化したゾンビ。
仮に出現したら肉壁が鎧のようになって攻撃が通用し辛くなり、鈍重な体重により高い突進力などを得ると考えられる。
代表例はゲーム『L4D』のタンク、ゲーム『ラストオブアス』のブローターなど。
- 怪物化
人間だった頃の面影を残さない怪物化したゾンビ。
もはやゾンビかも怪しい。
具体的にどのような怪物となるかは作品によりけりだが、元のゾンビよりも厄介な存在となり得るのは間違いない。
代表例はゲーム『バイオハザード』シリーズのリッカーなど。
- 融合化
複数のゾンビが融合したゾンビの集合体。
単純計算で言えばゾンビ複数体分の戦力を1体で有していることになる。
『アイアムアヒーロー』の終盤に登場した巨大ZQNのように、数千体のゾンビが融合して怪獣サイズとなるケースもあり得るが、そんなものが出現したら一個人ではどう足掻いても対処不可能だろう。
- 遠距離攻撃を行うゾンビ
体内の生体物質を投擲・発射するなどして遠距離攻撃するゾンビ。
元の人体にそのような器官が無いので出現はあまり考えられないが……
むしろ、ある程度の知能を残している警官のゾンビなどが拳銃などを使うといったケースの方が現実味はあるだろう。
- 爆発するゾンビ
体内に腐敗ガスや体液が溜まるなどして膨張、爆散するゾンビ。
実際の死体も腐敗すると体内に腐敗ガスが溜まって膨張するので、ゾンビウイルスの影響で異常にガスや液体などが蓄積されるなどの特徴があれば爆散する能力を身に着けるかもしれない。ただし腐敗ガスの組成によっては大した爆発力は無いかもしれない。
- 動物ゾンビ
文字通り、人間以外の動物のゾンビ。
ゾンビウイルスが人以外にも感染する場合、発生が考え得る。
このような存在が出現した時点で人類の存続はほぼ不可能となるだろう。
- 生存者との見分けがつかないゾンビ
文字通り、生存者との見分けが困難なゾンビ。
発症しても肌が腐り落ちない、簡単な会話ができる、等の理由でゾンビなのか生存者なのか区別が困難となったゾンビ。
中身は普通のゾンビと同じだが、感染拡大防止を非常に困難としてしまう。
代表例は映画『バタリアン』のゾンビ、ラノベ『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』の黒瀬時子など。
- 知性を持つゾンビ
人間と同じように「考える」ことのできるゾンビ。
武器を使ったり、罠を攻略したり、逆に罠を仕掛けたり、さらには同じ知性を持つゾンビ同士で集団になる可能性もある。
非常に厄介。
出現しないことを切に願うしかない。
一方で希望的観測になるが、知能があるからこそ和解や共存の道を模索する手も辛うじて残されていると言える。
代表例は映画『バタリアン』のゾンビなど。
- 無症状感染者(免疫保有者)
免疫を有しているなどの理由で、ゾンビに噛まれても発症しない、ゾンビにならない生存者。
感染していなければ通常の生存者と同じで特に問題なし。
仮に感染しても発症しないので短期的には問題ないが、潜在的な脅威たり得る。
一方で、医療機関が機能していればゾンビウイルスの真相究明の鍵となる可能性もある。フィクションでは免疫保持者が重要人物となるケースは数多い。
代表例は『28週後…』のハリス親子、『ラストオブアス』のエリー、『今、私たちの学校は…』の無症状感染者などなど。
コメント
- ゾンビの索敵方法についてこの可能性もあるのではという情報を一つ。エコーロケーションという音や超音波の反射で物体がどこにあるか知る方法がある。これは主にコウモリが使う情報収集手段の一つだが、実はこれ3か月程度の訓練で人間も使えるようだ。ゾンビがアーアー言ってるのは音を反射させるためと考えればそれなりにつじつまがあう…かもしれない -- 2022-07-02 (土) 10:23:06
- L4Dシリーズとかの様に強力な特殊個体が出現したりZombie Night Terrorとかの様に個体ごとにやれる事が豊富だったりする場合も相対的に脅威度が跳ね上がるのかな? -- 2022-08-23 (火) 12:28:18