ゾンビの脅威度

Last-modified: 2022-08-23 (火) 12:31:16

ゾンビの脅威度を決める要因は詳細を含めると多岐に渡るが、大きくはこの3つによると思われる。

ゾンビの移動速度

 各映画やゲーム毎に違いがあるが、ゾンビの脅威度=移動速度と言い切ってしまって問題ないと思われる大問題。
 人類の存続はほぼこの一点に拠る。
 (色々な作品によって速度は違うし、それらの作品内ではその速度に対応しているが、あくまで一般人が対応する場合として書く)

1.歩行(ゆっくり)
 ウォーキングデッド程度の非常に遅い速度での歩行。通常の運動神経の持ち主であれば対処可能
 逆に作中のように声を発しているゾンビに接近されて襲われる事はあり得ない。

2.歩行(速足程度)
 ここまでが通常の人間が対応できる限界だと思われる。ゾンビ側が複数の場合は死亡率が跳ね上がる。

3.走行(ランニング程度)
 一般人は対応不可能。1対1で職業軍人なら勝てるか?人口の何%だ職業軍人

4.走行(短距離走なみの全力)
 ドーン・オブ・ザ・デッド以来の流行か。
 対応不可能。
 ゾンビの移動に必要なエネルギー源が何か?という根本的な問題と直結するが、
 ゾンビが通常の人間のように息切れやエネルギー切れで止まらない場合、特殊サバイバル訓練を受けた軍人でも勝ち目はない。
 理由は単純で走って逃げられないのはもちろん、全力疾走の体当たりを受けたらダメージがでかすぎるからである。
 ボディビルダーでも自分のダメージ無視の全速力体当たり食らったら余裕で吹っ飛ぶでしょ。
 プロテクターも盾も何もかも一切無効化する人間ミサイル。
 車で逃げても横から前から突っ込んでこられたら終わってしまう。
 交通事故で止まってる人跳ね飛ばしたって走行不能レベルに車が壊れるのに、全速力で突っ込まれたら・・・
 このタイプこそショットガンのスラッグ弾のようなノックバック力の強い銃の出番か?ピアノ線で首切りが捗るか?
 作中では獲物を捕まえるために速度を落としたりしてくれて危機一髪で済むが、そんな高度な認識と連動した運動が出来るなら下手すりゃ喋れるんじゃね?

5.その他
 水中で行動可能かどうか?淡水・海水中で浮くか沈むかが行動範囲を大きく変える。
 呼吸が必要ない設定が多いので、流れに流されても最終的には上陸してしまう場合、安易に川や海に流すと感染域の拡大につながる。

ゾンビの索敵方法

 ゾンビの索敵方法は度々議論にあがるが、ゾンビをオカルトではなく普遍の法則に則った存在として考える。

1.匂い感知
 近年孤独死などが取り沙汰されるが、人間の死体の腐敗臭がどれだけ強烈か御存知だろうか?
 ゾンビ自身の腐敗臭の中で人の匂いを感知するというのは設定として余りにも無理があるが、匂い感知の場合は簡単である。
 身体中に同じ腐敗物質を塗りたくる。服に塗る等を行えば襲われない。
 匂い感知が実現可能な条件を考察した。
 ゾンビ自身の腐敗臭の中でも目立つ匂い。そうワキガである。
 ワキガの遺伝子に耐ゾンビウィルス性が備わっているとしたらどうだろう。
 ゾンビになりにくいので生存できるが、匂いでゾンビに襲われる。
 生き残っても周り中が全てワキガ。
 このくらい匂い感知の可能性はアホらしい。

2.視覚感知
 肌色や皮膚の糜爛状態からゾンビ以外を判別し襲う設定。
 ヘルメットをかぶる。顔に泥を塗る。同じような動きをする等で容易に対応できる。

3.音感知 
 音のするものに襲い掛かる設定。
 この設定の場合はゾンビは無言でなければいけない。
 アーアー言ってる集団が音で獲物探すって何だ。真面目にやれ。
 対応方法は書くまでもなく静かにすること。

4.熱感知
 元の人間にそのような機能がないためファンタジー設定(ゾンビ自体が・・・というツッコミは無し)
 急に難易度が上がる。建物の壁や板・ガラスを通しての感知が不可能なので間に何かを挟む。

5.生命エネルギー感知
 ファンタジーバリバリだが、対処方法は倒すか逃げる以外にない。
 隠れたり欺いたり、高度を変える(ゾンビ1Fの時に2Fに避難)等は、この索敵方法の設定が破綻するので通用しない。

6.二酸化炭素感知
 人の呼気中の二酸化炭素を感知する設定。
 こちらも倒すか逃げるしかない。

7.不思議感知
 前述のドーン~などで見られるが遥か遠くからでもゾンビには生存者が判別出来て一直線に走ってきちゃう。
 生きている人間でも不可能な判別方法。
 厨二チックなチートだけど萎えてはいけない。
 打つ手なし。

8.上記の複合
 多くの作品では「匂い+視覚+音」「視覚+音」「音+生命エネルギー」等が使われるが、場面によって法則を変えているものがほとんどである。
 索敵方法を決定してしまうと作品が盛り上がらないので仕方がない。
 元の人間の持っている能力「匂い+視覚+音」でかつ、思考能力が低いならば外見を装い匂いを付ければ襲われない。

 索敵方法の確定は重要なので、ゾンビパニックが始まった場合は出来るだけ多くのゾンビを実験用に確保して、各種実験から索敵法を確定しなければならない。
 行動指針・咄嗟の対応など、全てはこの研究結果を得ないと決められない。

ゾンビウイルスの感染範囲

 ゾンビウイルスの感染経路については別記の通り。
 この節では他の動物に対する感染、いわゆる人獣共通感染症の場合について考察する。

1.人←→哺乳類
 バイオハザードの記憶をお持ちの方も多いだろうが、犬や猫にも感染する場合、100%人類は死滅する。
 動物が本気で襲ってくる場合、犬は当然ながら一般人で猫に勝てる人ですらほとんどいない。
 また家畜に感染する場合、熱を通して食えるかという点が食糧事情上の大きな問題になる。
 家畜を始めとするほとんどの動物が群れで行動するため、飼育下のものはもちろん、野生種も群れ全体が共食い等で全滅する。
 これは魚に感染する場合も同じで、例えば無人島に逃げるや海洋上の大型船で時間を稼ぐ等の案が全て使えなくなる。

2.人←→昆虫類
 ウイルスが接触型として、ハエも恐ろしいが蚊が媒介する場合には全滅率が跳ね上がる。
 全身に常にディート(ジエチルトルアミド)を30%液で塗りたくる位しか対応方法がないが、
 匂い感知タイプのゾンビに襲われる可能性が上がる。
 虫に感染する場合、どのように密閉されているように見える室内ですら安息地ではなくなる。
 睡眠どころか食事時間の確保すらままならない。
 
3.人←→鳥類
 人鳥共通ウイルスで鳥が感染して人目掛けて突っ込んで来る場合、全身プロテクター+盾装備や
 車移動+駐車場→建物間の移動は一時的にしのげる装備などが無い場合、物資の補給すら出来ずに終る。
 鳥や虫に感染する場合、まん延速度が爆発的にあがる。
 無人島への逃避や大陸間の移動による安息の地を求める事は無意味になるため、モチベーションの維持が非常に困難になる。
 人型のゾンビ+犬猫等のゾンビを排除して一定の大きさの安息地を形成しても鳥や虫の移動は防げず、いわゆるコミュニティの形成は出来なくなる。

コメント

  • ゾンビの索敵方法についてこの可能性もあるのではという情報を一つ。エコーロケーションという音や超音波の反射で物体がどこにあるか知る方法がある。これは主にコウモリが使う情報収集手段の一つだが、実はこれ3か月程度の訓練で人間も使えるようだ。ゾンビがアーアー言ってるのは音を反射させるためと考えればそれなりにつじつまがあう…かもしれない -- 2022-07-02 (土) 10:23:06
  • L4Dシリーズとかの様に強力な特殊個体が出現したりZombie Night Terrorとかの様に個体ごとにやれる事が豊富だったりする場合も相対的に脅威度が跳ね上がるのかな? -- 2022-08-23 (火) 12:28:18