当時物議を醸したページそのn
日本版ユーザーの勝手な誤読子ページ
ついに特設ページ化してしまった
そもそもキリスト教の畑に科学の文字は無い*1
読解以前の知識の誤りに片足突っ込んでいる話
ヴェリタスVeritas
ユーザーWiki用語集
ミレニアムサイエンススクールのモチーフがフルオープンされて久しい2024年6月現在、ユーザーWiki用語集「ヴェリタス」項にはなおも未練がましく「キリスト教世界におけるヴェリタスの用例」が並べられている
そもそもラテン語の大半は地元たるキリスト教世界において何かしらの用語であるため、「作中描写を何一つ経由せずラテン語⇨キリスト教と参照する行為」はシナリオ読解として一切の意味が無い
「その辺の会話から」
「文脈抜きに淫夢語録を拾い」
「野獣先輩を見出す」
のと何ら変わらぬ次元の、非常に愚かしい行為となる
- キリスト教シェアが日本より20倍くらい高い韓国ユーザーWiki
- 人口の大多数がキリスト教徒やっている北米ユーザーWiki
どちらも「ヴェリタス」記事中にてそうした無意味な参照は行っていない
そもそもそもそもラテン語は英語がボス猿となる以前の時代、西洋の学術畑におけるボス猿言語の地位を長年に渡り占めていた
特別な位置付けの言語だからこそ学名ラテン語ルールが国際的に合意されたし、近代前夜において自国語で学術書を刊行した話が特筆すべき例としてわざわざ言及されたりする
キリスト教の本拠地はラテン語圏ド真ん中にあったが、ラテン語は別にキリスト教専用の呪文ではない
ローカル言語であるヘブライ語とは前提がまるっきり違う
怪しげな記事に気を付けよう
このWikiは「辞書を引きましょう」を定型文として用いているし、引用すべき場合においては聖書やら福音書やらの用例も引用している
辞書は読解中知らない単語に出会ったならいつでも引くべきだが、特定テキストからの引用はけっして万能薬ではない- 地域性としてキリスト教徒だらけであろう英語ユーザーWikiですら
と書いている学校ひっ捕まえてキリスト教要素を必死に探そうとする行為がいかにナンセンスであるか 真面目に悔い改めていただきたい(ババーン!)Currently, it is the only school that doesn't have a clear "religious" motif or origin, but instead has a greater focus on STEM.
(現在のところ、明確な「宗教的」なモチーフや起源を持たず、代わりにSTEMに重点を置いている唯一の学校です。)
- 地域性としてキリスト教徒だらけであろう英語ユーザーWikiですら
ノアがレールガン持っていた初期デザイン時点なら(キリスト教ではなくユダヤ教聖書の参照として)あり得た一発ネタだったかもね
ヒマリ
- 例によって世界で唯一日本のユーザーWikiだけが2024年7月時点においてキリスト教的元ネタを大発見し、のみならず有力説を自称している
- 無視していいぞ
見過ごすにはあまりに酷い内容だったため以下で個々の記述に注意喚起
(子ページとして生えた原因)
占星術どうのこうの
- 讖
- https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%AE%96%E7%B7%AF
ユーザーWikiの記述者は調べなかったようだが、これは古代中国=東アジア系の占星術
キリスト教や後のキリスト教文化圏とは何も関係が無い
- 黄道十二星座 / 十二宮
- 古代文明にせよプトレマイオス(トレミー)にせよキリスト教とは何も関係が無い
東方の三博士の3が全知の人数でどうのこうの
ユーザーWikiの記述者は知らないようだが、福音書(『マタイ』)による創作において人数に関する記述は無い
西の教会が勝手に3人と決め、東の教会は主に12人と決めている
ヘイローが三つに分かれてるココナちゃんは三位一体で三博士か?
実は「3」という数は山ほど世界に溢れている 3見てキリスト教だ!は野獣先輩探しと同レベルに何の意味も無い
七つの大罪で傲慢でルシフェルどうのこうの
日本版Wikipedia記事が16世紀末以降の二次創作を坊主の説法と対等に載せ[要出典]タグを貼られまくっているだけで、キリスト教として公的にそのような関連付けは行っていない
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Seven_deadly_sins
- 英語版Wikipediaも江戸時代相当の私的なn次創作の話は載せていない
ソロモン72柱などと同じく、中世から近代にかけて生え揃っていった大衆文化枠
傲慢が一番ダメなやつやぞと七つの大罪制定当初より言われてきた結果、順当にキリスト教的一番ダメな枠の元凶扱いとしてキリスト教的一番ダメな奴が嵌め込まれたに過ぎない
『神曲』でルチフェロがどうのこうの
ダンテは同じ奴をベルゼブと呼んでいるしディーテとも呼んでいる
ルシフェルの翼の数が堕天で12に増えてどうのこうの
聖書にも福音書にも神曲にもそのような記述は無い
二次創作由来の三次創作から何かしら誤認している
そして仮に三次創作における12を基準値とするなら『神曲』のルシフェルはむしろ翼を毟られている
下半身が不自由で寒がりが神曲ルシフェルでどうのこうの
ユーザーWikiのこの記述って身体障害者差別じゃねえの?
自由に脚動かせない車椅子生活の人は血行が悪くなりやすいから冷え性多いんだよ
- 差別と偏見の権化であるバチカンの坊主もさすがに身体障害者の冷え性を捕まえてルシフェル/サタン扱いはしていない
ナチスドイツみたいな発想やめろ- こんなWikiに真正面から倫理で殴られている点、誰だか知らんが記述者は心の底から恥じてほしい
全知が知恵の実でサタンがどうのこうの
ユーザーWikiお前「全知は三人いるから東方の三博士だ」ってすぐ近くの記述で言ってなかったか?ルシフェル三人いたのか?
通称知恵の実は全知と何も関係無い
Tree of the knowledge of good and evil(善悪の知識の木)の実(名称無し)について
神 | 食ったら死ぬぞ |
蛇 | ↑こいつ善悪の区別付くようになるの嫌ってるだけだぞ |
と言い、実際食ったら蛇の言った通りに知恵が付き追い出されたに過ぎない 全知云々という話はどこにも出てこない
下線部を「全て」と深読みする読解も物理的には存在するが、ユダヤ教にせよキリスト教世界の内外における解釈にせよ大抵は文字通り受け止められている
明けの明星どうのこうの
太陽系第二惑星は古代人も肉眼で観測できたため、古今東西の文化圏が好きに呼んで好きに夢想した
キリスト教台頭以前の西ではヴィーナス(=アフロディテ)の名の通り美の女神だし、東では金星と呼ばれて五行説の一角(白)と結び付いている
占星術におけるルシフェルが美やら気品やらがどうのこうの
美の女神および戦の女神であるヴィーナス(=アフロディーテ)に由来するイメージであって、キリスト教的堕天使観とは何の関係も無い
「星の呼び名としてのルシフェル」が後々キリスト教世界における堕天使創作に転用されたのであって、その逆ではない
因果関係を誤認している
クリフォトの樹によれば無神論者と関連するのはサタンでどうのこうの
それ20世紀以降のキリスト教関係ですらない所から出てきたカバラn次創作だけど?
科学に基づく無神論、それも元ネタとしてのホーキング博士をサタン呼ばわり
統一教会あたりは喜ぶかもしれないが、キリスト教関係者でもそこまでアレな奴とは大抵距離を置く
まだやるか?
結論ありきのシンボル探しほど不毛なもんもない
(参考)元凶
バックアップを確認する限り、↑で糾弾した差別的記述は2023-08-20 (日) 13:12:55版で追加されている
- 「ルシフェル=サタン=地獄で罰されているキリスト教的最もろくでもねえ大罪/悪魔を反映するためのシンボルとして、身体的なハンディキャップ/下半身麻痺が用いられている」
="悪魔に対する罰"のシンボルとして身体的障害を使う - 「ホーキング博士は無神論者だった*2。ところで無神論者をサタンと結び付ける(キリスト教文脈ですらない)宗教的解釈がある」
=身体的障害を抱えていた実在の人物と悪魔を結び付ける
これらを複合して主張する奴に必要なのは考察じゃなくて21世紀相当の常識だわ。書いた奴は自分の記述が論理上何を意味していて、どうグロテスクで、近代以前下手をすると20世紀以前において身体的障害がどのような概念と結び付けられていて、現代においてどれほど馬鹿げているのかよく考えて反省してくれ。仮に俺がユーザーWiki管理者だったら確実に即時IP晒してBANしてるぞ。
妥当性以前の次元で倫理上避けるべき読解というものがこの世には少数あって、これはその一つ。
その他の記述は概ねより古い時期から存在している模様
それらについてはもう書くべきことを書いた 特に重ねて言うこともない
(余談)食ったら死ぬぞ(エデンの園)
口直しコーナー
神の主張 | 食うと死ぬから食うなよ |
蛇の主張 | ↑は嘘だぞ、賢くなるの嫌なだけだぞ |
食って起きた変化 | 今まで素っ裸だったと気付く程度には知恵が付いた |
当該章終わり際の文 | ↓にて引用 |
を字面通りに読む場合、論理上は「神がアダムらを嘘で騙していた(蛇の主張が本当だった)」形になる
- キリスト教方面
- 「完全な存在である神が我らを騙すはずなどない!」と信じたいキリスト教方面の繊細な層は「食うと死すべき運命が生ずるぞ」と読むことになっている
- 「主神vs歯向かうやつ(またはトリックスター)の余波でもたらされる人類の寿命(あるいは死)」の起源譚的類型
- ゼウスvsプロメテウス@古代ギリシャ等にも見られるやつ
- 本文にはっきり
と書いてあるためかなり無理がある読解だが、それでもとにかくそうなっている主なる神は言われた。
「人は我々の一人のように*3、善悪を知る者となった。今は、手を伸ばして命の木からも取って食べ、永遠に生きる者となるおそれがある。」(『創世記』-3、新共同訳)
- 「主神vs歯向かうやつ(またはトリックスター)の余波でもたらされる人類の寿命(あるいは死)」の起源譚的類型
- キリスト教方面(異端)
- 「これ蛇の方が正しいこと言ってね?」と文面通りに読む場合はグノーシス主義(YHWHは地位を簒奪した悪神、蛇の方が人類に寄り添っていた本当の主神)に繋がる
- ユダヤ教方面
- ユダヤ教的大前提としてYHWH=後の部族神であるため、各所の記述においてもそれほど完全無欠でお上品な存在ではない
アブラハム相手に息子の生贄を要求して寸止めさせたり、モーゼ相手に民の不信心を愚痴りまくったり、神話的おもしろ神ムーブも聖書内神話~伝説パートにて散々かましている- なんならカナーン入りが見えてきたタイミングで「お前ら不信心過ぎてウンザリだし絶対いつか本気でブチ切れて滅ぼしちゃうからもう付いていくのやめとくわ」と急にゴネて慌てたモーゼに取りなされたりもしている 赤ちゃんか?
割と人格神*4
- なんならカナーン入りが見えてきたタイミングで「お前ら不信心過ぎてウンザリだし絶対いつか本気でブチ切れて滅ぼしちゃうからもう付いていくのやめとくわ」と急にゴネて慌てたモーゼに取りなされたりもしている 赤ちゃんか?
ミレニアム
サービス初期は有効な仮説だった
→仮説の墓場参照