セリフ/【命あるもの、いつかは死ぬ。だが、苦しむ者を救うのが私の役目。】

Last-modified: 2018-01-08 (月) 12:52:39

FF2

浮上した大戦艦に各地を蹂躙されたショックにより、命を落としかねない程衰弱したフィン王を見て
ミンウが口にした台詞。
 
ひよっこ同然のフリオ達へ、出会い頭に預言的発言をしたり、
(プレイヤーによって)数多の敵をテレポで異空間へ引きずり落としたり、
独力であらゆるボスをスルーしミシディアの塔まで辿り着けたりしているが、
彼の本来の務めはこの台詞に集約されている。
"苦しむ者を救う"事が後に転じて、"迷える者を導く"側面を生み出したといえよう。


少し深読みすると、このセリフはその後の彼の運命(苦しむ人々を救うため究極魔法を解放した代償としてその命を終える)を暗に示しているともとれる。

  • 自分が散ることで苦しむ人もいただろうに…
    • 彼の最期を見たなら、まずその遺志を何とかする方法を考えずにいられない。
      嘆きはしても、深く苦しめるような暇は無いと思う。
      また、イメージ的にも、独り厳かに運命へ身を投げる姿がしっくり来る。

まだ彼にベッタリ縋っていた初心者オブ初心者は途方に暮れ、
鬼強化を施しニヤニヤしていた彼のファンは、理屈を解っていてもモヤモヤが収まらない。
が、これらもまた運命(さだめ)である。合掌。


この手の戦闘のある作品になると「悪い奴らをやっつけるぜイエーイ」という風潮が起きる。
そんな中、こういう「救済」を勧める心掛けを示すことも重要と認識させられる。
これも次々回作の「正義よりも、正しいことよりも、大事なこと」の一つかな、と考えてみたり。