作品/【FINAL FANTASY VII REBIRTH】

Last-modified: 2024-05-29 (水) 00:07:17

概要

FINAL FANTASY VII REMAKEの続編。FF7リメイクプロジェクト全3部作の2作目にあたる。
2024年2月29日発売。
パッケージ版はディスク2枚組でダウンロード版は容量約150Gbとなっている。
発売時点ではPS5のみの対応。

  • ストーリーとしては続編だが、ゲームとしては独立しており、前作のセーブデータは持ち込めない。ただし前作のセーブデータがあれば特典としてマテリアが貰える仕組みとなっている。

ストーリーは前作ミッドガル脱出直後からのスタートで、ミッドガル外側の広大な世界が描かれる。
広大なマップが進行に応じて順次解放されていき、最終的にはすべてのマップをシームレスで移動できるオープンワールド風のゲームとなっている。

  • 今回はミッドガル脱出後~忘らるる都までが描かれており、ウータイには立ち寄る機会は無いが間接的に関与してくる。
    またロケット村に立ち寄らず、ニブルヘイム編の直後に再度ゴールドソーサーに向かう形をとっている。
  • ランドマーク解放、アイテム収集、クラフトシステムなどオープンワールドに定番のシステムが一通り揃っている。
  • マップは広大なだけでなく密度も濃く、サブクエストもしっかりと差別化されている。
    さらに移動手段の増加に伴い解放されるマップも複雑化するなどプレイヤーを飽きさせない工夫がされている。
  • とにもかくにもサブイベント、ミニゲームが多い。歴代シリーズに漏れず最強育成のアイテム入手、実績要素の一端を担う。やり込みプレイヤーは覚悟して挑もう。

バトルシステムでは前作をベースに仲間同士の連携のシステムが加わった。
連携ゲージはATBゲージとは独立しており、ゲージが溜まれば任意のタイミングで発動可能。
パーティメンバーは3人までだが、本作ではメンバー外のキャラも外野として支援してくれる。

  • リザーブメンバーにもしっかり経験値が入る。回復系マテリアをメインメンバーに、それ以外のマテリアをリザーブメンバーに割り振ることで、ボス戦などの必要時にリザーブメンバーから育成済みマテリアを回収することが出来る。

時期的にゴンガガでレノが再登場する形になっているが、イリーナも解禁されるため、重症を負っているレノに出番が無くても調整役のフィーラーの干渉も無くなっていることで辻褄合わせは可能になっている。

  • レノは、古代種の神殿編にて戦線復帰している。

SIEのプレス工程の不手際により初期プレスパッケージ版のプレイ用ディスク(黒)とデータ用ディスク(白)のラベル印刷が入れ替わるというトラブルが発生(ディスク表記と逆の動作を行うことで問題なくプレイは可能)。


バトルシステムはほぼリメイクを引き継いでいる。
だが、空中の概念や連携の追加により、さらにテクニカルな戦いが楽しめる。
前作リメイクでは敵が総じて強い上にバーストもしにくく、プレイヤーにはできることが少ないためガードしてATBを貯める待ち戦術がメインになりやすかったが、今作では敵がやや倒しやすくバーストしやすくなり、リミットや召喚、連携コマンドにMP消費のない属性攻撃などプレイヤーができることが増え、能動的に動きやすい攻めのバランスとなっている。

  • もちろん待ち自体が弱くなったわけではなく、相手によってはそちらの方が効率的に倒せる。
  • 前作とは違い、回避中に一応無敵時間が追加されたものの、それ以上にジャストガードが強力。FF16プレシジョンドッジより入力受付時間は短いものの、アクションが得意であれば積極的に狙っていきたい。
  • 前作は「アクションRPGの皮を被ったコマンドRPG」的な感じだったが、今作はしっかりアクションRPGをしている。

範囲がミッドガル脱出後~忘らるる都なら、最後はエアリス殺しの真犯人との勝負、要は原作のDisc1終了か。


評価は決して悪いものではないが、パッケージ版の国内初週売上は約26万本と、前作から大幅に減少してしまった。
想像される原因としては、以下の点などが挙げられる。

  • 前作はPS4でも遊べたが、本作は対応機種がPS5のみであり、PS5本体を持っている人自体がまだ少ない
  • また、独立した新作ではなく続編であるため、購買層が「前作をプレイ済みのユーザー」にさらに限定されてしまう 
  • 前作から発売までに4年の月日がかかっており、その間にユーザーの興味が離れた  
  • PS5専売だが、後にPC用にも発売されるのを見越して購入を見送っている層の存在
  • 近年、パッケージ版よりダウンロード版の売上の割合のほうが大きくなっている