地名・地形/【ソルハイム】

Last-modified: 2024-05-18 (土) 19:38:54

FF15

ニフルハイム帝国の前身である国。
神話の時代に存在していたという先史文明。
かつて、六神の一柱である炎神イフリートが王として君臨して治めていた。しかし、そのイフリートが何らかの理由で他の神々を裏切り、それが原因で勃発した魔大戦によって滅亡してしまった。

  • 「王として君臨していた」とされるが、正確にはタイタンリヴァイアサンのように、その地の崇拝対象として崇められていたのではないだろうか?
  • グラウカ将軍の鎧は、この超文明時代の層から発掘されたという裏設定が存在する。

英語名はSolheim。
solは「太陽神」や「太陽」、heimはドイツ語で「家」を意味する。


かつて、人間の可能性を信じた炎神イフリートが「知恵の炎」を人間に授けることで誕生した文明。飛空艇や上述のグラウカ将軍の鎧を作り出す等、かなり高度な技術を誇っていたらしい。
だがそれがいけなかったのか、やがて人類はソルハイムを築いた自らの力に驕り始め、遂には神を排斥しようと目論むようになり、神を倒す為の兵器まで造り出した。
恩を仇で返されたことにイフリートは激怒、激しい怒りのあまりか我を忘れ、人類もろとも世界を焼き尽くそうとした。だがイフリート以外の神々はそんな人類を守ろうとした為、イフリートは他の神々と袂を分かち、神々の戦いたる魔大戦が勃発した。
このように実際の裏切り者はむしろ人間の方である。イフリートが裏切り者とされるようになったのは、生き残った当時の人類によって捏造された歴史であり、更にソルハイムは「恩を忘れた人間が驕り高ぶり、自ら神の怒りを買ったことで滅んだ自業自得の文明」だということが分かる。

  • 人間がイフリートを裏切ったのはたしかだが、他の神々はその人間に味方している。人間はイフリートを「裏切りの神」と呼べる立場にないが、他の神々にとってはやはり彼の方こそが裏切り者なのだろう。

ルシス各地に点在する遺跡については不明な点が多かったが、ロイヤルエディションで補足説明が追加された。
全盛期にはイオス全土に勢力を広げたソルハイムだが、その中枢はダスカクレイン地方にあったようだ。
コースタルマークタワースチリフの杜プティウォス遺跡がその名残である。入り口が夜しか開かない特殊な構造が特徴的。
またテルパの爪跡はこの地で魔大戦の激しい戦闘があった痕跡とされている。


高度な科学技術によって空間を操作することをも可能としていたという。
各遺跡の現実離れした構造やワープ装置、オメガの瞬間移動もその技術によるものと考えられる。


ソルハイム由来の各遺跡では、ある共通するマークがワープ装置などの仕掛けに描かれており、ソルハイムのシンボルマークである可能性が高い。
「◯」の中に一つ目が描かれたようなシンプルなデザイン。

  • ◯は太陽を、目の部分は神の意思を表しているとも考えられる。

オメガが瞬間移動する際にも同じマークが上空に出現する。
またオメガのモノアイ部分も、(デザイン自体はシリーズ初出のオメガを踏襲したものではあるが)作中の設定としてはソルハイムのシンボルに準じたデザインになっているという考察もできる。

またこれと類似性のあるデザインは、元々の構想では同じ神話の作品群であった『13』や『零式』の作中にも見られる。
『13』では神のいる不可視世界に通じる「エトロの門」が目のような形であり、『13』最終盤などでこのデザインが見られる。

余談

ヴェルサス13やFF15初期の時点では、元々はニフルハイムとは別のクリスタルを保有していた4国の一つだったが、ディレクター交代後に設定が変更された。