ロマン枠

Last-modified: 2025-06-10 (火) 11:35:48

高い能力を持ち活躍を期待されながらなかなか飛躍しない若手・中堅選手を指す。


概要・由来

結果が伴わないにも関わらず試合に出場したり契約を更新したりする様子を、高校野球の21世紀枠のような「特別枠」だと揶揄した表現である。それでも若く経験値不足を原因とすることが多いことや「物になれば活躍できそう」といったポジティブなニュアンスも含んでいることから、愛人枠よりは蔑称の意味合いは軽い。
主に「二軍の帝王」と呼ばれる選手が多い傾向にあり、ここを超えると「○○ニー」となる。

由来は一場靖弘(元楽天→ヤクルト)が楽天時代に登板した際、解説者*1から「一場にはロマンを感じる」とコメントされたことから。そのため単に「ロマン」とだけ書くと一場のことを指す別称になっていた。
なお、一場は2009年ヤクルトに移籍したが、同球団には2012~2015年にかけてオーランド・ロマンという名の外国人投手が在籍していたため判別がしづらくなった。ただし一場とロマンがチームメイトだったのは(一場の現役最終年となった)2012年のみである。

対義語は「絶望枠」。「ロマン枠」が“素質や身体能力だけ見れば十分立派”な選手であるのに対し、こちらは“元々目を見張るものがなく期待すらもされにくい”選手を指す。

主な選手

五十音順に列挙。特に注目されていた時期の球団は太字、移籍未経験の選手は据え置き。

ロマン枠とされている選手

ロマン枠とされている選手

ロマン枠を卒業した選手

ロマン枠を卒業した選手


関連項目

Tag: ヤクルト 楽天 なんJ


*1 誰が発言したかは不明だが、西崎幸広、阿波野秀幸などが有力視されている。
*2 中日スポーツの記事で「ロマン砲」と評されている。