福岡ソフトバンクホークス・村上隆行打撃コーチの、2024年10月29日の日本シリーズ第3戦・対横浜DeNAベイスターズ(みずほPayPayドーム福岡)の試合前の発言。
概要
ソフトバンクが敵地・横浜スタジアムで連勝して迎えた第3戦、DeNAの先発はこの年のペナント13勝・140奪三振(共にセ・リーグ2位)を誇る絶対的エースの東克樹*1。しかし東はCSでのケガ*2から復帰したばかりであり、さらにシーズン終盤はやや打たれ気味だった*3こともあってか、村上コーチは試合前コメントで東について「宮城大弥(オリックス)*4の方が断然いい」と発言。
しかし、終わってみれば打線は東に対して7回で10安打を浴びせたものの、得点は初回の近藤健介のタイムリーの1点のみと粘りの投球で抑えられ1-4で敗戦。日本シリーズの連勝記録が14でストップしたうえ、13年前の2011年日本シリーズ第7戦から続いていた本拠地(PayPayドーム)での連勝記録も16でストップ(試合結果)。試合後にはこの発言がフラグとして晒される羽目になった。
実際、この発言は試合前の時点でDeNAサイドの耳に入っており、選手たちを奮起させる材料として働いていたという報道もある(なおソースは夕刊フジ)。なお桑原将志がミーティングで「悔しくないんか」と言って奮起を促した、とされる発言がいくつかのメディアから発信されたが本人が後に否定している。
また東は試合後にこの日起こった指笛騒動への弁解とともにとばっちりを受けた宮城をリスペクトする内容をXで投稿している。
この試合を皮切りとしてソフトバンクは4連敗し、日本シリーズ優勝を逃したことでこの発言が再燃。フラグが回収されたとして注目を浴び、Xでも「村上コーチ」がトレンド入りする事態となった。