- 日本語による更新履歴
- Japanese.txt
「プログラム情報」(F1キー)の更新履歴タブに反映させるために使用できます。
右クリックメニューから「名前を付けてリンク先を保存」でダウンロードして、PotPlayer\Historyフォルダの "Japanese.txt" を上書きして下さい。
この履歴では「現状でダウンロード可能な更新バージョン」を扱っているため、最初のリリース日の履歴を記録した本家のものとは日付情報などが違います。
解説
- バージョン番号と日付について
PotPlayerのリリース版は、同じバージョン番号のまま何度か修正されて差し替えられることがあります。
それらの修正版は互いに動作が違いますが、バージョン番号では区別できません。
そのため、必ずプログラムの日時(Product Date)で最新のリリース版を確認して下さい。
インストーラファイルをエクスプローラで表示してファイルのプロパティを開くと、デジタル署名のタブでタイムスタンプを確認できます。*1
こちらはビルドした日時よりも公開日時に近いと考えられます。
解凍した PotPlayer(64).dll のファイル更新日時またはデジタル署名でも確認できます。 - 更新内容について
各版の更新内容は、前回のリリース版からの主な変更点をすべて含んだものです。
記載されている点以外にも無数の改善点があります。
公式の更新履歴に沿っているので、通常日本では使用しないか、または使えない機能(動画配信やTV放送受信など)に関しても記載しています。
このページの更新履歴では、そうした場合でもできるだけ本来の更新位置であるバージョン番号の項目として書き直してありますが、正確さを保証するものではありません。 - 開発版について
古い開発版の履歴は残しません。
リリース版より新しいバージョンがある場合に、最新の開発版の情報だけ記載しています。 - 日本語ファイルについて
このページで提供される日本語ファイルは、TiltStrバージョンとは違うオリジナル翻訳です。
PotPlayerインストールフォルダ下のLanguageフォルダに置いて、言語の設定で選択して下さい。
追加した言語ファイルがリストに表示されない場合は、PotPlayerを再起動して下さい。
インストーラを実行して更新すると、各国のデフォルトの言語ファイルにリセットされますので注意して下さい。 - インストーラのリンクについて
各バージョンのインストーラへのリンクはKakao公式サイトのものです。
現在の最新バージョンは以下から落とせます。
- 32bitリリース版(最新)
- https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/Latest/PotPlayerSetup.exe
- 64bitリリース版(最新)
- https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/Latest/PotPlayerSetup64.exe
- 開発版 [64bitのみ](最新)
- https://t1.daumcdn.net/potplayer/beta/PotPlayerSetup64.exe
2025/03/14 (250313 / 1.7.22508)
- 32bit
- https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/250313/PotPlayerSetup.exe
- 64bit
- https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/250313/PotPlayerSetup64.exe
・ 10bit HEVC 再生が特定のPCで停止した問題を修正 |
・ NVIDIA RTX50 シリーズのGPUで Whisper-Faster が動作しなかった問題を修正 |
・ 特定のASS/SSA字幕の処理が異常だった問題を修正 |
- 日本語ファイル
- Japanese_250313_stable.ini
前バージョン 250226 の調整版が新しいリリース版として告知されました。
最初の13日版は、F1キーによるプログラム情報では 250312 / 1.7.22506 と表示されましたが、アップされた日も PotPlayer(64).dll の作成日も3月13日です。
13日版ではWhispterによる文字起こし動作が float16 エラーで停止する問題があり、14日版(1.7.22508)で修正されています。
2025/03/11 (250226 / 1.7.22503)
- 32bit
- https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/250226/PotPlayerSetup.exe
- 64bit
- https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/250226/PotPlayerSetup64.exe
+ 字幕設定で、ASS/SSAの字幕レンダラーとして libass を使用する項目を追加 |
+ 文字起こしパネルで、Whisperエンジンとして Faster-Whisper-XXL を追加 |
+ 文字起こしパネルで、既存のWhisperエンジンの更新に対応 |
+ 文字起こしパネルで、生成した字幕を同名で自動保存する設定を追加 |
・ 特定の状況でメモリーリークが発生していた問題を修正 |
・ 特定のASS/SSA字幕の色が異常出力されていた問題を修正 |
・ ASS/SSA字幕のレンダリング速度を改善 |
- 日本語ファイル
- Japanese_250226_stable.ini
2月26日に最初の 240226 / 1.7.22491 がアップされ、その後更新版に置き換わっています。
一日に複数回更新され、27日版と3月4日版にかけて文字起こし機能が調整されました。
26日版では、ネット上のM3U8ファイルの再生で可能な場合、YouTube動画のように画質切替に対応していたのですが、一部のM3U8で問題があったため、27日版で仕様が戻されたようです。
3月4日版で、ASS/SSA字幕のlibassレンダリングのフォント認識が修正されました。
前バージョンで実装された文字起こし機能についていくつか改善・変更点があります。
安定動作のため、次の 250313 を使用して下さい。
Whisperエンジンやモデルのダウンロードに失敗する報告が続いているため(Windowsのセキュリティー仕様に関連)、開発元では問題がある場合、手動でダウンロードするように促しています。
参照→ https://cafe.daum.net/pot-tool/AZHQ/8007
モデルのダウンロードに関しては、その保存フォルダーを変更すると成功する場合があります。モデルの保存フォルダーは、環境設定のフォルダー項目で変更可能です。
PotPlayerの動作が不安定化すると、タスクマネージャーでそのプロセスが終了できないまま残り続け、Windowsの再起動が必要になる場合があります。
また、Whisper-Faster エンジンを NVIDIA GPU 環境で使用すると自動的にCUDAが使用されますが、CUDAの初期化に失敗する報告があります。この不具合は次のバージョンで修正されているようです。
文字起こし機能の推奨エンジンは Whisper-Faster のままですが、更に大規模モデルが使用できる Faster-Whisper-XXL が追加されました。
文字起こしの精度の点から考えると、「Whisper-Faster + large-v2」と「Faster-Whisper-XXL + large-v3-turbo」を比べてみるのがよさそうです。
ただしこれらの方法ではバックグラウンドで高負荷がかかり、CPUの発熱に弱いノートPCなどの環境では、もっと軽いモデルの使用も検討してみて下さい。
言葉の聞き取りやすさによりますが、medium以上のモデルが実用的とされています。
文字起こし機能では、生成した字幕をSRTファイルとして自動保存する設定が追加されました。再生中のファイルと同じフォルダーに保存可能な場合に限られます。
また、再生を開始する時に自動で文字起こしを始める設定は、既存の字幕が無い場合に限るオプションが追加されています。
1月から2月にかけてYouTube解析が更新され、YouTubeの再生ができなくなっていた状態に対処しました。
YouTubeライブに関しても30秒くらいしか視聴できなかった状態が解消されたようです。
PotPlayerではYouTubeの Innertube API を使って Visitor Data を送る方法をとっていて、これはYouTubeの「公式API」と違って、Cookieやアカウントへのログインを伴いません。
YouTubeはログインして使うようにユーザーを誘導しようとしているため、定期的にPotPlayerでの再生ができなくなったり回復したりという状態は続くと思われます。
環境設定の拡張機能にWebアカウントとログイン管理が追加され、Googleアカウント項目だけが固定で存在しています。
GoogleアカウントはYouTubeアカウントと同じで、アカウントにログインしておくと、YouTubeライブのチャットに参加できるようになります。
このアカウント設定にそれ以外の用途はなく、例えばログインによってYouTubeの年齢確認が必要な動画が再生可能になるといった機能もありません。
YouTubeライブのチャットパネルは標準キーF9で呼び出せます。(対応スキンを使用し、PotPlayerMini(64).exe では環境設定の「全般」でマルチブラウザー機能を使うように設定しておく必要があります)
ASS/SSA字幕のレンダリングエンジンとして、libass(開発ページ)がPotPlayerに内蔵されて使用可能になっています。
libassは DirectVobSub(旧VSFilter)の代替として開発されてきたものですが、PotPlayer標準のASS/SSA表示と比べると、輪郭の影にやや違いが見られます。(ASS/SSA標準表示では字幕スタイル調整が効きません)
今のところlibassでは、指定フォントを反映しない、字幕のクリッカブル検索ができない、ルビタグに非対応、ARIB字幕が切替操作しないと出力されない、などの問題があります。
また、ASS/SSAでは従来の標準出力でもこのバージョンでフォント認識(縦書き用の@付きフォント)に問題が見られ、次のバージョンで修正されています。
PotPlayerの拡張機能は Angel Script を利用していますが、PotPlayerによる新しい組み込み関数やクラスがいくつか追加され、各スクリプト内で設定値の保存などが可能になりました。
2024/12/16 (241216 / 1.7.22398)
- 32bit
- https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/241211/PotPlayerSetup.exe
- 64bit
- https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/241211/PotPlayerSetup64.exe
+ 字幕のメインメニューに、音声から字幕を生成する文字起こし機能を追加 |
+ コマンドラインオプションに、外部音声を指定する /aud="~" を追加 |
+ ピクセルシェーダーの設定に、HDRをSDRに変換した場合の輝度調整を追加 |
・ WEBP画像が再生できなかった問題を修正 |
・ MP3で特定の内蔵歌詞が表示されなかった問題を修正 |
・ 特定のMPEG-TSで再生処理が遅かった問題を修正 |
・ 特定のファイル再生で映像が出力しなかった問題を修正 |
・ ディスプレイ領域入力で画面表示が異常だった問題を修正(16日版) |
- 日本語ファイル
- Japanese_241211_stable.ini
12月11日に最初の 241211 / 1.7.22394 がアップされ、その後更新版に置き換わっています。
13日版で、組み込みのD3D11とOpenGLビデオレンダラーのHDR10再生におけるそれぞれの不具合が修正されています。これは静的メタデータによる補正(SMTPE ST 2086)に起因したものです。
このバージョンではディスプレイ領域入力(標準キー:Ctrl+S)の画面表示異常がありましたが、16日版で修正されました。
音声からの文字起こし機能が追加されました。
YouTubeにあるような音声からの字幕自動生成が、PotPlayerで再生する一般のファイルや一部のオンラインコンテンツ(YouTubeなど)で可能になります。
正確さに難があるものの、動画内容を文字データ化したい場合や、外国語の翻訳のため字幕が必要な場合、曲と同期した音楽ファイルの歌詞字幕の作成などで利用でき、聴覚支援のための情報保障にも有用です。
文字起こし関連のコマンドは、メインメニュー(再生パネル上で右クリック)で字幕のサブメニューから呼び出せます。
再生中に文字起こし字幕の生成を開始すると、バックグラウンドで冒頭から順に字幕が生成されていきます。
再生を停止してクリップを閉じると、時間をかけて生成した字幕は消去されます。保存しておきたいのなら、停止したり別のクリップ再生に移る前に、PotPlayerにある字幕保存コマンドを使って下さい。(次のバージョンで、ローカルフォルダからの再生では、生成した字幕を自動保存する設定が追加されています。)
文字起こしにはスタンドアローンのWhisperエンジンを使います。OpenAIが開発したWhisperはソースが公開され、今ではGitHub上でいくつも派生版が存在します。
PotPlayerで使用するには、メインメニューから文字起こしのパネルを開き、あらかじめWhisperのエンジンとモデルをダウンロードしておきます。
パネル内のダウンロードボタンで自動インストールするので、この準備はPotPlayerがネット接続できる状態でおこなって下さい。
複数のWhisperエンジンがセットアップされますが、本家OpenAIのものを大幅に改良した Whisper-Faster を使って下さい。(→ 開発github)
字幕の翻訳機能と違って文字起こし作業中にサーバー接続は不要です。その代わりバックグラウンドで動くWhisperエンジン(whisper-faster.exe)はそれなりのCPU使用率とメモリーを消費します。
もしCUDAが使用可能な環境なら、おそらく自動でGPU駆動になると思われます。
実用的な字幕を得るには、文字起こしパネルの設定でWhisperモデルとして medium 以上、できれば large-v2 を選択して下さい。
ただし、精度を高めて字幕生成に時間がかかると、視聴する速度に字幕生成が追いつかなくなります。
作業メモリーが確保できずに途中で生成が停止する場合は、他のソフトのメモリーを開放したり、もっとサイズの小さなモデルで実行してみて下さい。
ピクセルシェーダーでHDR映像をSDRに変換した場合、両者の明るさの差を調整するためにディスプレイ輝度の設定が追加されました。
NIT値を大きく設定するほど(ディスプレイが高輝度なほど)映像の明るさは抑えられます。
バージョン 240827 から続いてきたものですが、状況によってプレイリスト以外からファイルをオープンできない不具合が修正されました。
ファイルオープンのたびに標準アルバムをクリアしない設定で使用すると発生していました。
チャプター/ブックマークメニューに、現在のチャプター/ブックマーク区間を再生キューに追加するコマンドが追加されています。
また、クリップ内のチャプター/ブックマークを分割してプレイリスト化するコマンドは、標準アルバム内のクリップを置き換えるのではなく、キューに項目を追加する動作に変更され、標準アルバムをクリアしたくないユーザーでも使えるようになりました。
仕様上プレイリストのキューでは、再生完了したクリップは自動で除去され、次にまだ再生完了していないクリップがキュー内にあると先頭クリップから順に再生を続けます。
通常のプレイリストとして扱う場合は、別アルバムにキューからコピーして下さい。
リアルタイム翻訳機能の翻訳エンジンとして、DeepLが追加されています。
使用にはやはり DeepL API の利用登録が必要で、実際に使うには敷居が高いと言えます。
日本語ファイルをなるだけ現在のWindowsで使用される表記に改め、項目名の幅も一部変えています。
ダイアログ用フォントをデフォルト(Segoe UI)から他のフォントに変更している場合は、文字列が途中で切れる項目があるかもしれません。
UIフォント(Yu Gothic UI, Meiryo UI)なら大丈夫です。