ローカル版導入

Last-modified: 2025-09-16 (火) 22:51:21

Stable Diffusion web UIの導入方法の説明です。

 

まじでPCなんもわからーんって人はここから

インストール前の事前知識

導入前にPCスペックを確認しよう!

ローカル環境(自分のパソコン)でAIイラスト生成する環境を構築するには、前提としてそれなりに高度な処理性能が必要になります。
まずは自分のPC環境をチェックだ!

詳しくはこちら

誘導⇒pc_spec

動作環境

・OS: Windows 10または11
・VRAM[グラボのメモリ]: 最低限6GB以上
12GB以上を推奨。12GB未満の場合、forge(後述)の利用を推奨
大きいほど良いが、その分高価。VRAMが大きければ画像の並列生成での高速化や、より高解像度画像の生成、キャラクター等のLoRA学習に有利。
6GB以下の環境ではやや特殊なメモリ節約の工夫が必要になる。PCスペックは関係無しで生成できるwebサービスもあるのでそちらの利用も検討しよう。
・ストレージ[M.2、SSD、HDD]の空き容量: 20GB以上
大きければ大きいほど良い。モデルデータ1つが数GB(2025年中旬時点で主流のSDXLでは約6GB)、追加学習データ(LoRA)も容量を喰うため、余裕を持って数十GBの空き容量がある場所を選ぼう。
細かいファイルを複数読み込んだりモデルを切り替え時に数GBを読み出すため、インストール先はHDDよりSSDが望ましい。

スペックの確認方法:
 VRAMの説明・VRAM容量の調べ方(ドスパラ)
 よくある質問#グラボは何を買えばいい?
 タスクマネージャーで自分のPCのスペックを確認しておこう。

taskmgr.png
temp4_VRAM.png

クリックすると拡大

以上の条件を満たしていれば次へ進もう。

今から何をするのか

ここで紹介するのはどれも画像生成AI Stable Diffusion(SD)のフロントエンドツール、つまり利用者とSDの間で入出力をサポートするソフトウェア:ユーザーインターフェース(UI)である。
A1111 webUI系統のUIは主にA1111 webUI(本家)forge(派生)reforge(forgeからの派生)forge classic(forgeからの派生)といったバリエーションがあり、どれもよく似た操作画面となっている。
拡張機能は共通の物とそうでないものがある。
A1111 webUI…SD web UIの大元で一番ベーシックな構成。2024年夏で更新が止まってしまいdevバージョンで運用が続いている。VRAM12GB~推奨。
forgeA1111 webUIをブラッシュアップしてVRAM使用量を減らし、低スペック環境(VRAM6GB~)でも動くようにしたもの。独自の実験的機能が多数追加されている。
reforge…バックエンドがcomfyと共通のため、comfy側で追加されたサンプラーなどへの対応が進んでいる。
forge classic…forgeからの派生ソフト。多機能なぶんUIがゴチャついているforgeと違って機能が昔ながらのシンプルなやつ。

いま一番人気が高いのはreforgeかforge。
導入方法と種類がいくつかあるので用途に合わせて選ぼう。

導入方法を選ぶ

いいから結論だけ教えろって人向けの要約
とにかく最速で生成環境を整えたい人は1へ。
将来の環境も重視したい、AI動画等の高度な生成環境(ComfyUI)等も試したい人は2へ。
余計な機能は不要で、ベーシックな環境でAI絵始めたい人は3へ。
12GB以上のVRAM持ちで一番元祖からしっかり始めてみたい人は4へ。

1.easy reforge
reforgeのセットアップを簡略化したもの。
ほぼ全自動でモデルから必要性の高い拡張機能(UIの日本語化、タグ入力のオートコンプリート等)を含めた生成環境をセットアップしてくれる。高速画像生成LoRAまで一括で導入してくれるが、細部の書き込みが甘くなったり画風に影響が出たりする。また、人によっては不要な拡張機能まで一気に導入されるため、親切とも言えるしお節介とも言える。
ファイル構成がA1111 webUIやforgeと異なるため、easy reforge以外の環境のノウハウや小技が通用せず、ガラパゴス的環境であることに注意が必要。
何が必要で何が不必要か判断できない初心者に大量の情報を説明無しに渡してしまうのは不親切という意見もあるが、生成できる/できないのあいだに超えられない壁があるためとりあえずこれで環境を構築してしまって分からないこと出来ないことにぶつかってから考えるという考え方もあるだろう。
easyreforgeでの導入に進む場合解説ページはこちら→はじめて構築するローカル環境(Easy Reforge)
利点:インストール一発で生成できる環境まで行ける
欠点1:通常のStable diffusion web uiとは全く異なった構成のため既存の解説が通用せず初心者を抜ける頃に苦労する
欠点2:元になったreforgeの更新停止がアナウンスされており、いずれ移行は避けられない

2.stability matrix
生成ソフトの導入・管理ソフトで、選んだ環境をセットアップしてくれる。
選択肢はreforgeの他、ComfyUI、forge classic、A1111 web UIなど豊富で、後から追加も可能。
複数の生成環境を使う場合はモデルやLoRAは自動で共有してくれる。
導入や利用例はimpressやASCIIのサイトが詳しい。
[https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/aistream/1554038.html]
[https://ascii.jp/elem/000/004/188/4188510/]
利点:複数環境の一括管理・設定共有、将来別の環境が出ても追加対応が期待できる
欠点:easy reforgeと比べるとcheckpointや拡張機能は手動で入れる手間はある

3.forgeワンクリックパッケージ
これも手動での操作をほとんど必要とせずほぼ全自動でセットアップしてくれる。導入されるツールはforge(派生)。だいたいの拡張機能は動作する。
セットアップされる環境はかなりプレーンなので、生成環境を成立させるには必要なファイルを手動で取りにいく必要がある。
もっとも、上記のeasyreforge環境でもデフォルトで導入されるモデルをそのまま使い続ける人は少なく、結局自分好みの環境を整えるなら手間は変わらないとも言える。
モデル(checkpoint)、VAE、LoRA、拡張機能という概念を一つずつ段階を踏んで憶えていきたい人向き。
利点:ベーシックな構成のため解説やトラブルシュートが豊富で、特に低スペック環境では他と比べて動作が早い
欠点:セットアップ完了後にcheckpointや拡張機能は手動で入れる手間がある

forgeワンクリックパッケージでの導入に進む場合はここをクリック

forge版導入方法

forge版公式の説明はこちら。
https://github.com/lllyasviel/stable-diffusion-webui-forge

1,インストーラーをダウンロードする。

↑の公式の説明のページにアクセスする。
「Installing Forge」という項目があり、その中に>>> Click Here to Download One-Click Package<<<というリンクがあるのを見つける。
クリックするとワンクリックパッケージのダウンロードが始まる。

2,インストール場所を決める

WebUIをインストールする場所を決めてフォルダを作ろう。
場所はどこでもOK

注意事項

  • 空き容量が十分なこと
  • ファイルパスが長くならないように浅めの階層にすると便利。
  • フォルダ名に日本語や半角・全角問わずスペースを含んでいると後々エラーの原因になる可能性があるため使わないほうが良い。
  • ファイルシステムがNTFSのドライブを選び、FAT32、exFATは避ける。
    Gitがファイルの所有者情報を確認する際に、FAT32やexFATでは確認できず、エラーが発生するため。
    (関連) RuntimeError: Couldn't checkout {name}'s hash

3,ワンクリックパッケージを展開しweb ui forgeを導入する

手順1でダウンロードしたワンクリックパッケージを、手順2で作ったフォルダに解凍する。
Windows標準で解凍できるがファイル数が多く非常に時間がかかるため、.7z形式に対応した解凍ソフトの利用をおすすめ。
解凍できたら「update.bat」をダブルクリックで起動して最新のweb ui forgeをDLする。DLする容量が多いので時間がかかるが、終わったというメッセージが出るまで待つ。
「update.bat」の起動はアップデートしたいときだけで良いので、アップデートの必要がなければ次回以降は触らなくて良い。

3-2,GeForce RTX5000番代のグラボを使っている人へ

GeForce RTX5000番代のグラボは要求する環境がそれまでと違うため、RTX5000番代のグラボを使っている人だけ次の作業を行ってください。
コマンドプロンプトを立ち上げます。Windowsキー+Rを押すかスタートボタンの上で右クリックして「ファイル名を指定して実行」をまず開きます。
そこにcmdと入力してenterを押します。するとコマンドプロンプトが立ち上がります。
そこに↓の行をコピーして貼り付け、enterを押します。

pip install --pre torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/nightly/cu128 --upgrade

これで5000番代用の環境がインストールされます。

4,stable diffusionが必要とするファイルをダウンロードする

今のままではガワだけあって中身がないので必要なファイルをダウンロードしましょう。Civitaiというサイトを使うのが一般的です。
最低限必要なものはcheckpointと呼ばれるファイルです。日本語ではcheckpointのことを指して「モデル」とも言います。
モデルの解説は当Wikiであればここを参考にしてください。最終的には自分の好みの画風のcheckpointを使えば良いですが何も分からないのであればとりあえずWAI-NSFW-illustrious-SDXLあたりを検索してダウンロードしておくと良いでしょう。
ダウンロードしたcheckpointは、forgeをセットアップしたフォルダの中の webui -> models -> stable-diffusion フォルダに入れて使います。

5,web ui forgeを起動する

「update.bat」の作業が完了したら「run.bat」をダブルクリックで起動してweb ui forgeを起動する。
初回はダウンロードを挟むので起動に少し時間がかかる。
お使いのブラウザでweb ui forgeが開いたら起動完了。

4.全手動で環境をセットアップする
現在ではあまり主流ではない方法。導入ツールを使うとエラーが出る場合の方法となるだろう。

手動環境セットアップに進む場合はここをクリック

AUTOMATIC1111版導入方法

本家の説明はこちら。
https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui#automatic-installation-on-windows
ここでは、その内容を初心者向けに説明していく。

1. モデルデータをダウンロードする

モデルについて を参照。
自分の好みに合わせて、最低1つ以上のモデルを入手する。
モデルは複数入手しても構わない。あとでどれを使うか選択できるので。

2. Pythonをインストールする

AUTOMATIC1111Stable Diffusion web UIを使うにはPythonが必要。
バージョンは何でも良いわけではなく、動作可能なバージョンインストールが必要

  • 学習(LoRA作成)を行う際にも利用できる Python 3.10.9 が推奨(2025/5/25現在)
  • 公式推奨は Python 3.10.6 (2023/2/11現在)
  • Python 3.10.10 でも問題無く動きます(2023/8/27現在)

参考: よくある質問#Pythonのバージョンは何が良い?○○だと駄目なの?

Windows installer (64-bit)をダウンロードする。

 Python 3.10.6のダウンロードページ
 https://www.python.org/downloads/release/python-3106/
 Windows installer (64-bit)の直リンク:
 https://www.python.org/ftp/python/3.10.6/python-3.10.6-amd64.exe

 注意:32-bit版の方をインストールしているとWebUIは動作しない。

Windows installer を実行する。

 項目は何も変えずにNextを押していけばOKだが、
 最初の画面で「Add Python 3.10 to PATH」に必ずチェックを入れること。入れそびれると後で設定し直すことになる
 python_installer.png

3. Gitをインストールする

Gitのダウンロードページ:
https://git-scm.com/download/win
Click here to downloadと書かれたリンクをクリックして最新版をダウンロードする。
インストーラーを起動すると設定項目がたくさん表示されるが、何も変えずにNextを押していけばOK。

4. Stable Diffusion web UIをインストールする

インストール場所を決める

WebUIをインストールする場所を決めよう。
場所はどこでもOK

注意事項

  • 空き容量が十分なこと
  • ファイルパスが長くならないように浅めの階層にすると便利。
  • フォルダ名に日本語を含んでいると後々エラーの原因になる可能性があるため使わないほうが良い。
  • ファイルシステムがNTFSのドライブを選び、FAT32、exFATは避ける。
    Gitがファイルの所有者情報を確認する際に、FAT32やexFATでは確認できず、エラーが発生するため。
    (関連) RuntimeError: Couldn't checkout {name}'s hash

例としてDドライブの直下にsdという名前のフォルダを作成する。

エクスプローラーの画面でsdフォルダを開いた状態。

ex1.png

作成したフォルダを以後、作業フォルダを呼びます。

作業フォルダでコマンドプロンプト(PowerShell)を開く

作業フォルダ内でコマンドプロンプト*1を開きます。
または、コマンドプロンプトを開いて、作業フォルダへ移動してください。
下記のように表示されればOKです。

D:\sd>
(作業フォルダのパス)>
【参考】開き方の例
  • フォルダ内で右クリック「ターミナルで開く」
  • コマンドプロンプトを開く。cdコマンドで、作成したフォルダに移動する。
    cd C:\sd (作成したディレクトリ)
  • 下記。
    もっと見る

    アドレスバーをクリックし、半角入力になっていることを確認し、cmdと入力してEnterキーを押す。

    ex2.png

    すると、開いていたフォルダを現在位置として、コマンドプロンプト(PowerShell)の画面が表示される。

    ex3.png

作業フォルダへ、プログラム一式をコピーする。

git cloneコマンドでプログラム群をダウンロードします。

git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git

と入力して(コピペでOK)Enterキーを押す。

sdフォルダにstable-diffusion-webuiフォルダが作成され、正常に終了した画面。

ex4.png

5. ダウンロードしたモデルを適切な場所に配置する

  • 事前にダウンロードしておいたモデルデータを「stable-diffusion-webui」内の models\Stable-diffusion の中に置く。

    例) D:\sd\stable-diffusion-webui\models\Stable-diffusion に 7th_anime_v3_A.safetensors を置いた。

    ex5.png
モデルを1個も置かないまま次の「手順6」に進むとどうなる?

モデルを1個も置かないまま次の「手順6」に進むとどうなる?
起動時にモデルが1つも存在してない場合には、下記のモデルが自動的にダウンロードされます。
https://huggingface.co/runwayml/stable-diffusion-v1-5/resolve/main/v1-5-pruned-emaonly.safetensors

(参考) https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui/pull/7824

親切なようですが、必ずしも良いことづくめではありません。

  • 美少女を出力するのが少々面倒なモデルなので、としあき達にはちょっとおすすめしづらい
  • 4GBあるのでダウンロードに5~10分程度かかる

以上の理由から、あらかじめ自分好みのモデルをダウンロードし、配置してから次の「手順6」に進むことをおすすめします。
 誘導→モデルについて

6. 起動&初回設定

起動準備開始&自動インストール

  • 「stable-diffusion-webui」内の「webui-user.bat」をダブルクリックし、実行する。
    なお、似た名前のファイルがあるので要注意。
  • 初回は自動で必要なものをダウンロードしたりインストールしたりする。
    操作は必要ないが、これに数十分、あるいはもっと時間がかかる場合があるので気長に待とう。

ファイルが見つからない場合

「webui-user」はあるけど、「webui-user.bat」が見つからない場合は、
拡張子の表示設定を変更する。
1.エクスプローラーを開き、画面上部の「表示」タブをクリック。
2.「ファイル名拡張子」にチェックを入れた状態にする。

ex8.png

起動準備完了

コマンドプロンプトの画面が以下の表示まで進んだら起動準備が完了。

Running on local URL: http://127.0.0.1:7860

To create a public link, set `share=True` in `launch()`.

自動的にブラウザページが開かれる。

ただしv1.5.x以下の場合は、手動でブラウザページを開く必要がある。

ただしv1.5.x以下の場合は、手動でブラウザページを開く必要がある。

  • 表示された「http://127.0.0.1:7860」を「Ctrl+クリック」するとWeb UIが起動する。※OSによっては多少操作が異なる。
    • ブラウザから「http://127.0.0.1:7860」へアクセスしても良い。
      URLは起動毎に変わらないので、ブックマークしておくのが良い。

Web UIの終了

ブラウザを閉じるだけでは終了しません
VRAMにデータが残ったままになります。

  • 終了するには、コマンドプロンプトのウィンドウを閉じること。

次回以降の起動

初回起動時と同様に「webui-user.bat」をダブルクリックする。

起動に失敗した場合

  • WebUIは頻繁にアップデートが行われているため、運が悪いとエラーに遭遇してしまうこともある
    その場合はこのガイド下部のトラブルシューティングを参照してほしい。
  • 初回の起動だけではライブラリ全てがインストールされない場合があるので、何度かリトライしてみてましょう。

7. 初期設定

そのまま初期設定で運用しても良いですが、各種設定でさらに便利になります。
本wikiの「1111使い方」→「初期設定」項を参考にカスタマイズしよう。

実際のインストール作業の動画

一連の操作を録画してYouTubeにアップロードした。特に解説や編集は行っていないが、自分が行っている操作が正しいかどうかを比較するのに使ってほしい。
フルスクリーンにして画質を1080p、Altキー+Tabキーで自分の画面と切り替えながら見ることができると思う。

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アンインストール方法

Stable Diffusion web UI

作成したフォルダ毎削除すればOKです。
Python(仮想環境ではない、グローバルなもの)とGitは残ります。

Python及びGit

各OSのルールに従ってアンインストールしてください。

トラブルシューティング

もっと簡単な方法はない?

  • ただし、過信は禁物。
    もっと見る

    このインストーラはwebUIのpreリリース(v1.0.0以前)のもので、同梱のPythonは最新版ではありません。今後、拡張機能等を使う際に予期せぬエラーが発生する可能性があります(更新すれば解決可)*2

    • 起動ファイル名がrun.batであったりと、他のユーザーと足並みがズレるおそれがあります。
    • どのみち、今後更新の際にPython、Gitの作業を要求されますので、可能な限り前述の正攻法を試しましょう。

Couldn't launch python

「続行するには何かキーを押してください」と表示されてWebUIが勝手に終了してしまった場合の対処法。
その直前に表示されているテキストを読んで、対応する項目をチェックしよう。

発生状況

「Add Python to PATH」にチェックを入れ忘れたとかで Python へのパスが通っていない場合、以下のエラーメッセージが表示される。

Couldn't launch python

exit code: 9009

stderr:
Python was not found but can be installed from the Microsoft Store: https://go.microsoft.com/fwlink?linkID=2082640
Launch unsuccessful. Exiting.
続行するには何かキーを押してください . . .

Pythonを再インストール

Pythonのインストーラーをもう一度起動して設定し直す手順を説明する。

インストーラーを起動し、Modifyをクリックする。

ins1.png

Optional Featuresの項目はそのままにしてNextをクリックする。

ins2.png

Add Python to environment variablesにチェックを入れて、Installをクリックする。これでPythonが動くようになるはずだ。

ins3.png

【参考】Pythonのバージョンチェック

コマンドプロンプトで「python -V」と入力すると、Pythonのバージョンが表示される。ここでは、Pythonのバージョン3.10.6が呼び出されていることがわかる。

cmd1.png

 
それでも解決しない場合、MicrosoftStoreからインストールすることで解決することもある模様、
一度Pythonを全てアンインストールしたあと、MicrosoftStoreからPython3.10をインストールしてみよう。

その他のトラブル

誘導→エラー解決メモ/stable-diffusion-webui(1111)
誘導→よくある質問

グラボが GTX16xx で画面が出ない場合

GTX16xxユーザー向け を参照。

としあきホットライン

 誘導→としあきホットライン

もし、他のサイトの手順に従ってインストールしようとした際にエラーが発生し、このページにたどり着いた場合は、以下の手順に従って操作をやり直してください。

  1. Python 3.10.6の64bit版以外のバージョンがインストールされている場合は、アンインストールを行ってください。
  2. このページの導入手順に従って、PythonとWebUIを再度インストールしてください。
  3. WebUIをインストールする場所は、失敗したものとは異なる新しい場所を選択してください。また、パス名にはカッコや空白などの特殊文字を含めないようにしてください。

使用ツールを選ぶ為の情報(検討中)

初心者には各ツールのメリットデメリットを説明して、自身で使いたいツールを選んで貰う方がいいと思う
下記に私が知っている特徴を書いてみたけど、どうだろう?
見やすさや、間違い、追加の情報あれば編集して

ツールの特徴

A1111

メリット:
 ・web UIの本家で一番ベーシックな構成。
 ・WeB上の情報が多い
デメリット;
 ・本家は2024年夏で更新が止まっている(その他の開発バージョン[dev]で更新が続いている。)
 ・グラボのメモリは12GBか16GB以上が推奨

forge

メリット:
 ・低スペック環境(グラボのメモリが6GB)でも動く
 ・既存のプロンプトを流用できる
デメリット;
 ・Gradio 4.xベースなので、拡張機能の互換性に不安がある(本家はGradio 3.xベース?)
 ・メモリの無駄使いが多い?
 ・更新が停止された?

reforge

メリット:
 ・中スペック環境(グラボのメモリが8GB)で動く
デメリット;
 ・強調((~~~:1.2)みたいなやつ)の計算方法がA1111ではなくcomfy化されているため既存のSD web uiで組まれたプロンプトを流用出来ない。ただしcomfyやCivitaiといったcomfy式で計算されるサービスで出力された絵のプロンプトは流用できる。
 ・WeB上の情報が少ない
 ・2025年4月に開発終了が宣言された(リンク)

ComfyUI

メリット:
 ・拡張性が高い
 ・動作が軽い。30秒ほどかかるが、6GB VRAMでSDXL生成も可能
 ・処理手順(ワークフロー)をファイルに保存して公開できる。Civitai等でも公開されており、初めて使うモデル等でも自分でワークフローを組まなくても人の組んだものを借りられる
 ・出力する画像ファイルにその生成に使ったワークフローが自動で書きこまれる仕様*3。後で同じようなものを生成したくなったときはその画像をComfyUIの画面に放り込むだけでワークフローが出てくるという親切設計

デメリット;
 ・とっつきにくい。自由度が高すぎて、初見だと何から手を付ければよいのか理解しづらい
 ・拡張性の高さゆえ、拡張機能同士の競合等も発生しうる

指摘・更新するべき箇所や助言など

  • 結局、初心者にお勧めなのはどれですか? -- 2025-04-10 (木) 10:16:36
    • 小難しい事前のお勉強とかどうでもいいから今すぐあのキャラのえっち画像を出したいんじゃという方は1を。とりあえず普通に始めたいかVRAMが6~8GBくらいしかない方は2を。なんか色々種類あるらしいし全部試してみたいぞって方は3を。VRAMが12GB以上あって一番プレーンでベーシックな構成から始めたい方は4をお選びください。 -- 2025-04-10 (木) 11:52:42
    • おかねいくらだせますか?(※煽りでもなんでもないです。「その質問をすること」そのもので、いくつかの回答選択肢(PC知識なし/所有スペック調査能力なし/説明文書突合せのGPU知識なし/マイPC不所有または能動的テスト不適/オンラインやる気または支払い能力または野良クレカ登録嫌忌)が既に省かれています) -- 2025-04-11 (金) 07:08:03
    • ちょっと試してポイしたいだけならcopilotとかスマホのAIイラストアプリでいいと思うよ -- 2025-04-11 (金) 11:54:58
      • 時事ネタ的には、マイクロソフトがペイントやフォトのAI生成を非Copilot+機にも解放とか、GoogleのGeminiもApple Inteligenceもアプリ内生成開放とか、規制内ならどんどん選択肢増えてるからねえ、規制外したいなら自力かつローカルに制限されるだろうが。 -- 2025-04-11 (金) 12:46:56
    • forgeでいいんじゃね?公式でワンクリックパッケージあるし。どうせタダだし適当にぶち込んで動かしてみねい -- 2025-04-11 (金) 22:13:10
  • reForgeが開発停止だそうな https://github.com/Panchovix/stable-diffusion-webui-reForge/discussions/354 -- 2025-04-14 (月) 03:32:34
  • SD.NEXTとか言うA1111からのフォークがあるらしいけどこれどうだろ?Forgeの系列じゃないようなので重たいかもしれんが… -- 2025-05-05 (月) 16:59:07
    • 老舗ツールの一つ。俺の知る限りでは2023年4月にはもうあったけど、もっと古いかも。当時は単にvladmandic版1111とか呼ばれてたけど、後にSD.Nextに改名され、2024年5月にはフォーク関係も解除して独立したと聞いてる。
      当初からUIのビジュアルデザインが独特だったので試したことはないなー。でもそこそこ名前を聞くし、更新も長く続いている様子。
      FLUX.1、AuraFlow、最近ではHiDream-I1にも対応してるみたいだね。 -- 2025-05-05 (月) 17:16:46
  • プロンプトの強調の処理が変わっているっていうのは具体的にどういうところが違うのですか? -- 2025-05-07 (水) 09:12:09
  • pythonとgitの導入手順どこ…?目次と内容が対応してないよう… -- 2025-05-24 (土) 11:58:51
    • 目次には、foldやaccordionによる「折り畳み」の中にある見出しも検出される。でも目次からそういうのをクリックしても、折り畳みを自動で開いてはくれない。ユーザーが折り畳みを手動で開いてからでないとジャンプできない。
      という問題が起きてしまっているようです。
      暫定対策として、accordionがデフォルトが開かれている状態になるよう編集しました。とはいえこのままではページが長すぎるので、元の編集者さんが折り畳んだ意図もよくわかるのですが。
      抜本的な対策のためには、ページ構成の変更なりページ分割なりが必要なので、悩ましいですね……。-- 2025-05-24 (土) 12:38:24
  • 初心者です。ローカル版導入/Forgeの中で3-2,GeForce RTX5000番代のグラボを使っている人へ の中で、コマンドプロンプト立ち上げ(C:/Users/✕✕)行をコピ-して貼り付けenterを押しても“pipは内部コマンドまたは外部コマンド操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません”と出ます。どこが悪いのでしょうか? -- 最近始めた私 2025-05-25 (日) 19:40:52
    • "pip install~"等のコマンドを実行するためには、Windowsにpipがインストールされている必要があるからですね。基本的にPythonにpipが含まれているので、WindowsにPython(例えば3.10.9)をインストールするのがいいと思います。手順はこちらをご参考にどうぞ。
      また、Forgeのワンクリックパッケージを利用する以外に、「Stability Matrix」という環境構築ツールを利用してForgeを導入するというのも一つの手かもしれません。この場合はRTX5000番台用の特別な手順も、Stability Matrixが自動的にやってくれると聞いています。 -- 2025-05-25 (日) 20:31:59
      • 5060tiで上手くいかず困ってたのですが、「Stability Matrix」のおかげで無事環境作れました。ありがとうございます。 -- 2025-05-29 (木) 21:16:36
      • 2025/6/4 Gefo5070ti環境で同じくpythonとCUDA12.8の解決が難しい為、「Stability Matrix」から環境構築できました。 -- 2025-06-04 (水) 02:09:41
  • 5070tiを使用しています。Stability Matrixで環境構築したいのですが、pytorch version: 2.3.1+cu121で環境が構築されてしまいます。Forge版導入の際特殊な操作など必要でしょうか……? -- 2025-06-13 (金) 21:15:44
    • Windowsのpowershellかterminalを開いて、stability matrix上のstable diffusion web uiの仮想環境を有効化した後、PyTorch(2.7.0+cu128)をインストールする必要があります。このままだとxformersが対応バージョン違いでエラーを吐くと思うので、同様の手順でxformers 0.0.30をインストールするか、stable diffusion web uiの設定画面でxformersのチェックを外すことで問題なく起動できるのではないでしょうか。PyTorchは2.8.0に対応するxformers0.0.31はエラーになりやすいのでxformers0.0.30に対応したPyTorch2.7.0をインストールすることをお勧めします。こちらを参照ください -- 2025-08-03 (日) 22:41:00
  • stability matrixの最新版からreforgeが消えてるのね -- 2025-09-01 (月) 18:48:58
    • 最新リリース版のv2.14.3 (2025/7/13)にはreForgeも入ってるけど?Develop版かPreview版で消えたってこと? -- 2025-09-05 (金) 19:53:36
  • stability matrixは最新環境だとあんまり良くないんだよね。入れるファイルが古すぎて。 -- 2025-09-01 (月) 19:27:21
    • Stability Matrixが入れるパッケージ(WebUIやComfyUIなど)のファイルが古いってことある?パッケージの追加画面と管理画面を見る限りGitHubのBrahchesやコミットハッシュまで指定してインストール、アップデートできるようになってるけど。 -- 2025-09-05 (金) 19:57:50
    • Stability MatrixのGUIだけではPyTorchを最新にできなくてコマンドプロンプトからpipを使わないといけなかったりするのは各パッケージの仕様であってStability Matrixの問題とは違う。 -- 2025-09-05 (金) 20:01:13
    • やっぱりそういうことだよね。ComfyUIを"素"で使う場合だってPyTorchを含むPythonの環境構築や更新はユーザが自分でやらなきゃならないんだよ(Portable版は除く)。ComfyUIは必要とするPythonライブラリやバージョンをrequirements.txtで設定しているけど、PyTorch (torch, torchvision, torchaudio) に関しては特にバージョン指定が無くてユーザに任されている。なのでユーザは必要に応じて適切なバージョンを自分でインストールや更新しないとPyTorch公式標準の古いCUDA対応版がインストールされたりするんだよね。Stability MatrixはそういったComfyUI以外のユーザ手順をある程度は支援してくれるけど全能ではないってだけ。 -- 2025-09-07 (日) 00:04:12
  • すいません。3.forgeワンクリックパッケージで導入しようとしているのですがRuntimeError: CUDA error: no kernel image is available for execution on the device CUDA kernel errors might be asynchronously reported at some other API call, so the stacktrace below might be incorrect. For debugging consider passing CUDA_LAUNCH_BLOCKING=1. Compile with `TORCH_USE_CUDA_DSA` to enable device-side assertions.というメッセージが出てしまいます。GPUはGeForce RTX5060 Ti(16GB)なので多分スペックは足りてると思うのですが上のコメントで書かれてた「Python」をインストールしてコマンド貼り付けたり、「Stability Matrix」ツール経由で導入して起動しても上記のエラーメッセージが出てしまいます。何が悪さしてるのか完全にわからない状態です助けてください… -- 2025-09-05 (金) 08:56:13
    • RTX50シリーズ対応バージョンのCUDAとPyTorchをインストールしてないからじゃないの?ちょっと検索したら情報は出てくる。 -- 2025-09-05 (金) 12:58:15
    • もしかしてこのページにCUDAインストールについて書かれてないからそもそもCUDAをインストールしてないとか?そんなことあるんか・・・ -- 2025-09-05 (金) 13:17:40
      • CUDAはコマンドプロンプトを見た限り12.9と表示されましたがこれでは駄目でしょうか? -- 2025-09-06 (土) 01:32:02
    • このページの「3-2,GeForce RTX5000番代のグラボを使っている人へ」で専用の環境をインストールするとか
      下のリンク先で起動用プログラムを修正する必要があるかもね
      https://note.com/deft_jaguar6213/n/n0d5d6e09862f -- 2025-09-05 (金) 15:33:35
      • ここに書いてあったコードもコマンドプロンプトからPython→import os→note内のコードを打ち込んで多分インストール出来たと思うんですがそれでもダメでした -- 2025-09-06 (土) 04:50:18
    • 同じです。compute capability sm_120 が現行 PyTorch で未対応 であることそのため CUDA カーネルが GPU にロードできず、処理がクラッシュしている 対応の PyTorch Nightly が出るまで待て ってchat gptに突き放された……。 -- 2025-09-06 (土) 00:16:49
    • ここのコメント欄は環境構築の初歩的な質疑応答をする場ではないと思います。まずはよくある質問を読みましょう。そちらに記載されているとおりひろばで質問するか、個人的には5chの画像生成AI質問スレで質問するのがよいと思います。 -- 2025-09-06 (土) 10:53:27
    • 自分も同じようなことがあって解決したのでよくある質問に書いてみた。同じ症状かは分からないけど -- 2025-09-16 (火) 22:51:21

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*1 OSによってはPowerShell、ターミナルとも言います。
*2 以前、5chスレで報告有り
*3 変なモデルを使ってる場合はうっかりお漏らししないよう注意。