Monster S4
Nさんの(奥さんの)モンスターS4のインプレ
借用時のオドメータ=15180km @2009.2.7
15500km @2009.2.22
スペック
水冷モンスターの初期型。916ccで101馬力。193kg。
奥さん用でシートあんこ抜き、バーハンドル化。
マフラーはアップタイプに交換(SHARK?)
オープンタイプのクラッチカバー
エンジン(低速)
スタートは特にどうということはない。車体は軽い。
乾式クラッチは、例えば惰性から2nd半クラで加速...というような時、長めに使うと違和感あり。ガチャつく
4発のつもりで2000rpm以下でクラッチ繋ぐとガクガク来る。回転高め・1ギア低いのにすべし。
エンジンは3000rpm弱からでもじわっと開ければアクセルについてくる。
2000rpm以下はかなりやばい。特に交差点で2ndで小回り、とかがヤバい。
ガクガクってなって失速、転びそう。ローだね。
Kさんちから帰るとき、冷えてるのに不用意にクラッチ繋いでエンスト...
クルマの後ろをついて走るのは3rd、前がクリアになったら4th、低速コーナは2nd、
4発だとそれぞれ5,6,3とかなんだけど、
ツインの爆発周期は4発の2倍だから、3000rpmが4発1500rpmと同等のスムーズさでもいいわな。
*1
一応今日の観察は筋が通っている、か。
エンジン(中速以上)
十分速いが、驚くほどのパワーではない。
2速で5~7000rpm引っ張ってみたけどまあ想定内。
ヘアピン立ち上がりは70km/h弱≒5000rpm@2ndくらいかな。
自分にはちょうどいいところ(回転数)かも
開け始め・全閉時にピッチングするので特に旋回中のアクセルワークは慎重に。
エンブレは弱いとはいえ、低いギアを使うので結果的にアクセルON/OFFで結構ピッチングあり。
そう、ON/OFFに敏感に反応するので緊張を強いられるんだな。。。
エンジン全般
3000rpmで各ギア:28、40、52、64、75、82km/h
5,6速で3000回転なんて回ってるだけ*2だから一般道で使う機会は少なそう。。。そこそこ流れている道でも4thまで。
常に回してることになる。燃費がいまいちなわけだ。
ブレーキ
意外と効かない。
経年劣化なのかも
バンキング
寝かしこみが特に軽いとか、1次旋回がすごいとかは無い。
見た方向にバイクが勝手に進む、ではない。
切り返しとかで、うっわ!軽い!という印象は一度だけあった。
もっと深くバンクさせると何が起きるのか...
ギャップを踏むとハンドル振られるのは前輪荷重が少ないからか?
まあ慣れればそれほど問題はないだろう。
実車重を思うとハンドリングは意外に重いとも言える。
でもきっちり操作すれば、とてもリニアで素直な特性なことは分かってきた。
スラロームするとロール軸は結構高い感じで、前輪を外に振り出す感じ。
安定感はない。とも言う
コーナー進入時は、先行して体をインに入れていくとバイクがついてくる、
インに入れる→バンク角がつく→ステアする→向き変え
適度にインに体を入れると上手くバランスところがある。バンクした分だけきっちりセルフステアする。
逆ハン当ててバランス崩してバイク寝かして曲がろうなんてことをしても曲がってくれない ←確認しなかったけど。たぶん
体重移動しないでズボラに曲がろうとしても(無意識に。だからこそ余計に)曲がらなくて慌てる。
できるだけ基本に忠実に、作用させるべき場所に正しい方向に力を加えてやり、バイクの挙動(反応)を妨げないでやると、とても素直に小さく素早く回ってくれる...そんな印象。
サス
動いてる感じしない。
フロントがストロークしない感じ。ストロークが短いのか
小石をタイヤの端で踏んでもその様子がよく分かる。
なんでも情報として伝わってくるのは、“遊び”が少ないから?
全般
キッチリした動き。“遊び”が少ない感じ
7~8年経ってこの動きは評価できる。
一般人にはエンジン・マフラーというより、乾式クラッチのシャラシャラ音が耳障りのようだ。
ハンドリングはとてもリニア。バンク分だけきっちりセルフステアする。
腰もしくは頭をインに入れるとバランス取れて良い感じ。
ホイールベースが短いせいか、山道の小さなコーナー(≒40km/hくらい)を回り込むのは楽チン。下りでも上手く旋回してくれる風
下手に体に力を入れないように、セルフステアを妨げないよう、バイクの挙動に任せてしまうのがいいようだ。
逆に、なんの気なしにてきとーにコーナーに入ると曲がらなくて慌てる。
逆ハン軽く当ててバランス崩して適当にバンクさせてコーナー抜けようなんてことを無意識にやってるんだろうけど、そんなのが苦手。
130km(ショートコース2)を走ってみて
(2009.2.13)
だんだん普通に感じてきた。慣れてきたのか...
ただときどき、ふっと曲がらないことがあるから、曲がらないイメージができるんだな。
もちろん普通と言っても、
- サスは固い。ギャップでも何でも拾って全身で受け止める感じ。「ピーキー」と呼んでおく
- 腰さえ入れれば即座にバンクしてセルフステアするが、腰入れないと…
- とにかく入力に対してとってもリニア。それが疲れる原因でもある。。。
- 当て舵するとそれなりにスラロームは可能。旋回に入れるかどうかは未検証
- ブレーキングで両腕突っ張ってることが自覚できた。だってその状態から曲がれなかったから。。。⇒ハンドル押さえてるとコーナーリング開始できない。
- コーナーリング開始できない=バンキングできないのか、当て舵が効かないのか、よく分からず
- エンジンは、な~
アクセルオフだと振動もなくきれいに回るのに、ガスを入れるとなんでまた、あーもガッツンガッツンするんだろうか…
どうしても3000以上キープになるから燃費もやっぱり15km/L前後。
テスタストレッタはもう少し丸く回ってくれるんだろうか
- 思想
日本車って「機械にすべておまかせあれ」って思想なんだろうな。
サスペンションの先(路面)がどうなっていようが乗り手は知る必要はない、
知らないでいいことは知らせない、何事もなく目的地に届けることがM/Cの使命...って感じか