帰国した零戦AI-112

Last-modified: 2014-12-06 (土) 07:13:15

ほぼ新造された零戦二二型「AI-112」

パプアニューギニアで墜落した機をもとに、90年代、リバースエンジニアリングによってロシアでほぼ新造された機体。機体構造の2割弱がオリジナルのパーツを使っている。
エンジンは栄と近い出力とサイズのP&WのR-1830を使用。栄より直径が太い為、機首形状が僅かに異なっている。

「一航戦・赤城 - 112番機」

識別番号「AI-112」とは「一航戦・赤城 - 112番機」を表す。これは映画「パールハーバー」で赤城艦上機役を行うために施されたもの。本物は明灰色の零戦21型である。零戦22型は「赤城」が沈んだミッドウェイ海戦後に誕生したので、実際に赤城に搭載されていたわけではない。
AI-112は過去に様々なエアーショーに参加しており、2012年チノでのショーでは同じくロシアで作られた二二型(X-133)とオリジナル栄を搭載する五二型(61-120)で3機編隊を組み飛行したこともある。