[ぽてちょんのちょっと怖い話]
今から書くお話は、すべて実話です。(心臓の弱いお年寄りは閲覧注意)
ぽては、子供の頃から霊感が異常に強く、
親は、誰もいない部屋で話しながら遊ぶぽてに、怯えていたそうです…
ぽてが小学生の頃、親友の1人に「けんじ君」という子がいました。
夏休みになって、けんじ君と遊んでいた時に、ふとけんじ君が言いました。
けんじ君:今日さ、オレんち誰もいないから泊まりに来いよ!
ぽて家はとても厳しく、テレビを見る時間も1日何時間って決められてたので
友達の家に泊まりに行く=好き勝手出来るイメージがあり
この話に飛びつきました。
問題は、ウチの親が許すかどうか…
思い切って夕方に、けんじ君のお誘いの話をしましたが
以外にも、アッサリ許してくれました。
でも条件として、家で夜ご飯を食べて行く事!という話でした。
けんじ君の家は、お母さんがいないので負担をかけてはいけないという気持ちだったのでしょう。
ぽては喜んで、けんじ君の家に電話をして、今日泊まりに行くから!と伝えました。
夕食を食べ、パジャマを持ってけんじ君の家に行くと
けんじ君はカップラーメンを作っているとこでした。
けんじ君:お前、何くったの?
けんじ君:とうちゃんいないから、オレなんてカップラーメンだよ!
厳しいぽて家にとって、カップラーメンの方が羨ましく見えました。
ぽて:別に…ご飯と味噌汁と、ちょっとしたオカズだよ…
本当は、唐揚げと麻婆豆腐が夕食でしたが、ウソをつきました。
けんじ君が夕食を食べてる間、ぽては大好きなテレビを夢中で見ていました。
途中に喉が渇いて、お茶を飲みたいと言うと
けんじ君:オレんちお茶ないから、水道の水を勝手に飲んでいいよ!
と言われ、しぶしぶ水道水を飲みました。
そうこうしてる内に、けんじ君もラーメンを食べ終え
けんじ君の部屋に行こうという話になりました。
けんじ君の部屋には、小さいながらもテレビが置いてあり
ぽて:すげー!テレビ部屋にあるのいいなぁ!
けんじ君:かあちゃんととうちゃんの部屋にあったテレビ 持ってきたんだ!
けんじ君のお父さんは、仕事で出張が多く、寂しくないように配慮したのだと思います。
2人でテレビを見ながら、楽しく笑って とても素敵な時間でした。
でも…喉が渇くんです…
夕食の麻婆豆腐が少し辛かったのか、やたらと喉が渇く…
でも、ぽてはこの時…まだ寝小便のクセが治っておらず
なるべく寝る前は、水分をとらない生活をしていました。
喉の渇きを我慢しながら、テレビを見ていると
いつしか時計の針は24時を回っていました。
けんじ君も眠そうな、トロンとした目をしています。
ぽて:けんじ君…眠いの?
けんじ君:うん…めちゃ眠い…
ぽて:じゃあ もう寝ようか
テレビをもっと見たかったけど、明日早起きしてテレビを見る約束をして寝る事にしました。
でも、興奮と喉の渇きで寝れません…
いよいよ我慢出来なくなり、水を飲みに行く事にしました。
ぽて:喉渇いたから、水飲んでくる
けんじ君の返事はありませんでした…夢の中です。
階段を下りて台所のある部屋にたどり着くも
電気をつけるスイッチの場所がわからず、さっきの記憶を頼りにゆっくり台所へ…
運良く、月明かりのある日で、台所にある窓からうっすらと明かりが射していました。
手探りでさっき飲んだコップを手に取り、一気に飲み干しました。
その時でした…
「……じ…けんじ……」
冷蔵庫から、声のような音が聞こえました…
台所の流し台の隣にコンロがあり、ちょっと間を開けて冷蔵庫があるのですが
なんの違和感も持たずに近寄ってしまいました…
やはり冷蔵庫から何か聴こえます…
「けんじ……いたいよ……けんじ……」
冷蔵庫のトビラを開けようとした時、全身のうぶ毛が逆立ちました!
音の正体は、コンロと冷蔵庫の隙間にありました…
女の人がうずくまり、こちらを見ながら「けんじ……いたいよ……」
今でもハッキリと覚えています…
目玉がなく、口の中は真っ暗で、髪はベトベト…
大人になって聞いた話では、けんじ君のお母さんは交通事故で亡くなったそうです。
ダンプカーにひかれて、即死だったそうです…
皆さん知ってますか?
交通事故のニュースをテレビでよく見ますよね?
その中に、全身を強く打って死亡…
あれはテレビ業界の隠語で
全身を強く打って死亡=原型がわからない位に破損する事…
リクエストあれば、また書きます!
苦情あれば、すぐ消します!