SinglePlay/Campaign/ArrowHead

Last-modified: 2011-03-29 (火) 17:38:59

Operation ArrowHeadのキャンペーンの解説

シナリオ

1988年に当時国を治めていた王政が崩壊すると、社会主義派と王政主義派の部族グループがタキスタン(Takistan)の支配権をかけて争った。各勢力は世界を主導する超大国(王党派はアメリカ、社会主義はソ連)からの支援をそれぞれに受けていたが、超大国としては豊富な天然資源、とりわけ膨大な原油埋蔵量と巨大な貴金属鉱床に対する戦略的統制権を保持するために支援を行っていた。

あからさまなソビエト軍の支援と共産圏からの兵器の大量調達により増強された社会主義派が、1992年には圧倒的な優位に立った。にもかかわらず、局地的には一部の王党派の部族メンバーたちが残っていた。国家警察や軍隊の装備を拡充ならびに増強するため、原油はまたたく間に乱開発された。スカッドB 弾道ミサイルやミサイル航空母艦、そしてひそかに大量殺りく化学兵器の研究と開発も行われ、これらはタキスタンの軍事力を最大化し、ひいてはソビエトの支配力を強めることを目指した軍備増強に拍車がかかる一因となった。

2012年4月17日、王党派の諸部族は(危険な政権の転覆を画策するCIA 工作員の援助が噂されるなか)、原油生産に重大な損害を与えることに成功した。主要な油田に対する用意周到な襲撃は政権に致命的な打撃を与えていた。これにより原油生産1 年相当分の損失、油井全体の68%の破壊など、タキスタンを支配するうえで必要不可欠な資源が不足する事態となった。

勢力構造は崩れ始め、不満の声や行動が各地で起こるようになった。社会主義最高執行局は隣国のカルゼギスタン(Karzeghistan)に対し、石油資源の豊かなシャリグ高原を、すみやかに「タキスタンの人民に返還」しなかった場合は、化学兵器の使用も辞さないと脅すにいたった。当局は、シャリグ高原は「怠慢なタキスタン王政の時代にイギリスの統治下で犯罪的に奪われたタキスタンの領土で欠かすことのできない部分」であると主張している。

最後通告から数日がたった2012年6月1日、連合国軍は反政府勢力の掌握下にある地域に基地を展開すると同時に、オペレーション・アローヘッド(Operation Arrowhead)を発動した。その目標は、まず弾道ミサイル攻撃の脅威を無力化すること、そしてカルゼギスタンに対する攻撃の可能性をゼロにすること。いかなる人道的あるいは政治的な解決手段を試みる前に……。