携帯カメラで天体写真

Last-modified: 2008-11-13 (木) 15:24:48

一眼レフとかではなく、あくまで手軽なカメラ&手持ちでの天体写真撮影。
どうやら星空ウォッチングで定番イベントにしたいらしいので、ちょっとやりかたをまとめときますね。



用意するもの

  • カメラ付きケータイまたはデジカメ
  • 望遠鏡や双眼鏡
    • 赤道儀に追尾装置があると◎

オススメの被写体

月しかまともに撮れない
惑星も撮れるとか言ってたけど、どうせムr ゲフンゲフン

やり方

1. 望遠鏡(or双眼鏡)を月に合わせる

天文部員なら楽勝…だよね?

2. カメラ起動!

カメラによっては明るさの設定を一番暗くしておくと良い。

3. カメラで月を狙う

ここがかなり難しい!
月くらい明るいと接眼レンズから光がもれているはず。そこにカメラのレンズを合わせよう。

4. しばらく粘る

月がうまく入ると、あまりにも明るすぎて最初は画面が真っ白になる。カメラが自動的に調整してくれるまでそのまま粘る。

5. カメラ設定の調整

明るさやズーム倍率、位置を合わせられたら合わせる。このとき月を逃してはいけない。
かなりシビア

6. 撮る!!

手ぶれしないように注意!!!

上手に撮るためのtips

高感度モードを使う

高感度モードにすると手ぶれを軽減できる。
写真の明るさにおいて露出時間とISO感度は反比例のような関係にある。ISO感度を上げればその分シャッタースピードが短くなり、結果手ぶれを軽減できる。
高感度モードにすると、ちょっとノイズの乗ったつぶつぶ感のある写真になってしまうが、手ぶれするよりはいいと思う。

スポット測光を使う

スポット測光のポイントを月に合わせると通常よりも良い感じに明るさが合う。
ソニエリ製のケータイカメラには付いているこの機能(デジカメには普通に付いていると思う)は、画面に表示されるポイントをある部分に合わせると、その部分が丁度よい明るさになるように露光調整してくれる機能。このポイントを月に合わせられればクレーターと海もしっかり撮れることが多い。

作例

  • 注:wikiの添付サイズの制限によりオリジナルの写真データではありません。縮小してあります。
  • 2007/07/27 星空ウォッチングにて
    • DSC-T10(720万画素コンパクトデジタルカメラ)
      20070727watching_dsc_t10_01.JPG
      • デジカメはやはり優秀。手持ちのためややブレ気味。
    • W41S(130万画素CMOSケータイカメラ)
      20070727_watching_w41s_01.jpg

  • 2004/05/08 観望会にて
    • A5404S(130万画素CCDケータイカメラ)
      20040508_a5404s_01.jpg
      • ケータイのカメラだとこんなもんか。最近のだともっと頑張れると思う。