暗い星が見えるほど暗い流星も見ることができます。最微光星はどの程度暗い等級の星まで見えるかを示す数値であり、流星観測においては重要なパラメーターです。
エリア法
星空の決められたエリアの中に見える星の数を数えることで最微光星を調べる方法。
国際流星機構のサイト内、http://www.imo.net/visual/major/observation/lmに各エリア、および星の数と最微光星のチャートが載っている
はくちょう座の例
星図
- はくちょう座の星座線が交わるところの星
- 交点から首に向かってひとつ目の星
- 交点からアルタイル側の翼に向かってひとつ目の星
以上3つの星からなるエリアの中で、いくつ星が見えるか数える。
三角形の頂点の星や、辺のライン上の星は数に含める。
星の数と最微光星のチャート
N | Lm |
1 | 2.23 |
2 | 2.49 |
3 | 3.90 |
4 | 4.65 |
5 | 4.73 |
6 | 4.79 |
7 | 4.94 |
8 | 5.06 |
9 | 5.39 |
10 | 5.58 |
11 | 5.64 |
12 | 5.87 |
13 | 5.91 |
14 | 6.04 |
15 | 6.25 |
たとえば、はくちょう座の三角のエリアで8個星が見えたなら、その人は5.06等までの星が見えることになる