きみスタ～きみとスタディ～ (PS2)

教員採用試験に落ちた主人公・須賀夏野は、ひょんなことから非常勤講師として地元の名門高3年Z組の担任になる。
TVドラマなどで熱血教師を夢見ていた夏野は、期待に胸を弾ませて学校に赴任するのだが、赴任先で待っていたのは、3年Z組というクラスの生徒たち。
Z組とは、一芸に秀でた者ばかりを集めたクラスで、卒業後の進路も期待されている優秀な生徒……ということに表向きにはなっているが、一芸に秀でているためか、進路に心配がないためか、とにかく個性的で変わった生徒ばかり。
夏野はその生徒たちの世話をしていた教師が倒れてしまったための臨時採用だったことを知る。
理事長は『私の出す条件がクリアできれば本採用にしてもいい』と言うが、その条件とは、Z組の生徒全員に体育祭と学園祭への参加、そして、クラス全員を進学させ問題なく卒業させる、というもの。
憧れの教師の座をゲットしようと意気込む夏野だが、赴任初日からクラスはバラバラ。
特に問題児の5人を何とか真面目にしようと誓うのだが……。

• 須賀夏野(すが なつの)　cv：矢薙直樹
  TVで学園物のドラマを見て育った、将来の夢は「熱血教師」の明るい青年。幼い頃、親の仕事の都合で転校することが多く、鍵っ子だった自分を、ある転校先の先生が救ってくれた。そのことから、教師という職業に憧れていたが、大人気のTVドラマを見て、将来の夢が決定的になった経緯を持つ。高校時代の成績は中の上くらい、大学も普通レベルの大学を卒業。しかし、性格上、教授や講師とは仲が良く、ゼミやサークルなども活発に参加していた。

  年齢：22歳 / 身長：173cm / 担当科目：歴史 / 見た目：明るく活発そうで、ちょっと子供っぽい笑い方が特徴。かわいい系ではなく、カッコイイ系の青年ながら滲み出す雰囲気がかわいい感じ。 / 趣味：バドミントン(実は地味にインターハイ出場していたりする)

• 清宮雅貴(きよみや まさき)　cv：平川大輔
  理事長の佐伯とは異母兄弟。佐伯家の複雑な家庭環境のせいで10才も離れた兄のことを嫌悪し、憎んでいる。理事長である恭一は、雅貴のことを引き取り弟として扱おうとするが、長い間の確執などがあり、上手くいかない。美術系を志していて、将来は写真家になりたいと思っているが、父親が強く反対しており、そのために自暴自棄になることも。基本的には、優しく繊細な性格で、母親のような人を理想としている寂しがりの甘えん坊。天才肌のため理解されにくいが、そこがカリスマのようなキャラクターにとらえられていて、取り巻きは多い。だが、本当に心を許せる人は少なく、いつも心に空虚感を抱えている。寂しいくせに、素直に寂しいと言えない、天の邪鬼な所があり、明るくて素直な夏野をからかって遊んだりするが、本質は甘えたがり。

  年齢：17歳(春生まれ) / 身長：178cm / 得意科目：美術 / 見た目：キレイ目で、爽やかで上品さが漂うモデルっぽい雰囲気 / 趣味：写真を撮ること / バイト：時々、モデルをしている

• 内藤篤志(ないとう あつし)　cv：永野善一
  体育会系で、俺様は最強だと豪語している。自分の強さが一番だと示すために、運動部の道場破りをしては、看板をもぎ取ってくることが多く、関係者からは嫌がられているが、とにかく運動神経が素晴らしく優秀なので、部の助っ人をしていたりもする。中学時代はラグビーをやっていて、そちら関係の高校に入学する予定だったが、傷害事件を起こしてしまい、入学が取り消された。この学園に来てから、一通りの武術を習得。空手部、剣道部、柔道部に所属(ラグビー部がなかったため)していたが、どれも完璧に習得してしまい物足りなくなってすべて退部。学力はあまり高くなく、本人は体育大にでも入るつもりだが、それから先の夢はない。自称ゲイのエディとは犬猿の仲で、顔を合わすたびにケンカになってしまう。ホモが大嫌い。しかし、周りからはいいコンビだとささやかれるほどの掛け合いっぷりを見せる。

  年齢：18歳(夏生まれ) / 身長：187cm / 得意科目：体育 / 見た目：野性的で狼のような存在感を放つ。ごつくて筋肉質。腕や足など、とにかく太い。髪の毛は硬くてつんつんした感じの黒髪。洗った後もそのまま乾燥、手櫛でぐしゃぐしゃする、恐ろしいほど適当。普段もジャージが多い。 / 特技：ラグビー

• 上條・エドワード・裕也(かみじょう えどわーど ゆうや)　cv：成瀬誠
  自他ともに認める美少年、恋しちゃうくらい自分の顔が大好きなナルシスト。故に自分のことをみんなは好きになっていて当然と思っている。色素は薄いが父も母も日本人。ミドルネームは自分で勝手にくっつけたものであり、他人にはこの名で強制的に呼ばそうとする。プライドは高く、多少ヒステリックな面もある。運動神経は中の下。体力には自信なし。頭はよくない。むしろ馬鹿。そのため見当外れな発言も多い。基本的に純粋なので、周りからは「馬鹿な美少年」として温かく見守られている。純粋すぎて裏表がまったくないので、好き嫌いがハッキリしている。ゲイだと公言し、専ら恋愛(ごっこ)の相手は男のみ。だが、本当は女の子が怖くて苦手なだけ。演劇部に所属、容姿が良いので配役はいつも主役級。が、主役じゃないと絶対イヤなくせに、いつも途中で投げ出してしまうので、最後までやり遂げられたことがない。

  年齢：17歳 / 身長：169cm / 得意科目：なし / 通称：エディ / 見た目：可愛くて人形めいた顔立ちのかなりな美少年。いつもお高くとまっている。色素は薄いがちゃんと日本人に見える。 / 特技：演技をすること(演劇部所属)

• 藤代綾(ふじしろ りょう)　cv：水島大宙
  気が弱くて人の目を見て話すのは苦手。内向的で気が弱く、影の薄く見える生徒。真面目で勉強熱心だが、(学年トップを狙えるレベル)とろくてぼんやりしていることが多い。いつも大人しくてうつむきがちでいることが多く、そんな稜の態度がいじめの対象になりやすい。身体が弱いので、体育はいつも見学している。心配してくれる夏野の事も避ける。身体が弱いため、父親の和仁には過保護に育てられた。父の拾ってきた猫のタマ(雑種)が友達常に受動的で、自ら何かに期待はしないように心がけている。

  年齢：17歳 / 身長：168cm / 得意科目：数学、物理(好きなのは古典) / 見た目：体格は華奢で、気弱そうなメガネっこ。美形ではないが可愛らしい造りの顔。表情を隠すために髪は長い目。 / 特徴：幸薄そうで常におどおどとした態度

• 鵜月葵(うづき あおい)　cv：金子英彦
  ビジュアル系美少年。ちょっと取っ付きにくい感じで、実際何を考えているかよくわからない。常にぼんやりしていて、よく屋上や中庭で昼寝をしている。寝るのが何より大好きで、学校にほとんど来ない。なのに頭が良くて成績はトップ。自由気ままに育っているから、片付け・家事は一切ダメ。見た目とは全然違う中身。ギャップがありすぎて（あんな見た目なのに、ぼんやりしている天然ぽいところがある）見た目で取っつきにくく、損しているけれど、近寄って話してみると結構話しやすく、言葉も柔らかい。しゃべり方も、登場人物の中で一番柔らかくて、優しい。

  年齢：18歳 / 身長：180cm / 得意科目：全教科得意と言えば得意 / 見た目：神経質そう。髪の毛少し長めで、艶っぽい表情が多い。どこか嫌らしい感じの美形。時折笑う顔が、かなりきつく見える。ファッションも派手で、学校指定の制服を絶対に着てこない。(どこか崩している) / 趣味：読書

• 小田桐修平(おだぎり しゅうへい)　cv：諏訪部順一
  夏野の幼馴染。夏野より3つ年上で、ある土地に転校した時に知り合った上級生。現在は父と義母と義妹と暮らしていて、家庭は円満。責任感があって頭脳明晰。優しくて頼りになる好青年だが、本人は自分のそつない性格をあまりよく思っていないらしい。やさしい笑顔で夏野を励ますのが得意。甘やかすだけじゃなく、適度に鞭を与え厳しく接したりも。優しい分、怒らせるとかなり怖い。人望が厚く、誰からも頼られるが、自分の弱い部分を見せるのは絶対に見せないで、とにかく自分でため込んでしまうため、爆発した時の反動が大きい。生徒にはとにかく人気で、教師人気ではナンバー1である。その分、どうしても背負い込むことも多く、生徒の悩みにつきあわされてしまいがちになる。

  年齢：25歳 / 身長：178cm / 担当科目：英語 / 見た目：精悍ながら穏やかで優しそうな雰囲気をまとう青年。とにかく優しくて人当たりが良い。夏野よりも一回りがっしりした感じ。

• 佐伯恭一(さえき きょういち)　cv：大川透
  佐伯グループの元跡取り。後を継ぐべく育てられていたが、恭一の知らないところで自分以外の跡継ぎ候補が数名いたことから、佐伯家においての自分の必要性を感じられなくなり、自ら跡取りを辞退し家を出る。だがそんな恭一に佐伯家の体裁の為だけにと学園の理事長としての椅子が用意されており、結局、佐伯家から逃れる事は出来ない、と、失望しながらも、これ以上何かを言われたくは無いと理事職を受け入れた。教育について特に真剣に考えた事は無いが、頭の回転も良く、人が自分に何を求めているのかを判断するのは得意なので、ただの学校運営者としてではなく『教育者の仮面』を上手く被っている。自分の居場所と、自分にしか出来ない事を探している。

  年齢：28歳 / 身長：183cm / 見た目：エリートサラリーマン風。一見するだけでは教育の仕事に就いているとは思えない。飄々とした物腰でいつも穏やかに笑っているが、気さくな感じでは無く、人を威圧する存在感を放つ。 / 特徴：手品が得意。キザなセリフを素で言う。

• 藤代和仁(ふじしろ かずひと)　cv：織田優成
  10年前に最愛の妻に先立たれて以来、男手一つで稜を育ててきた。母親にそっくりな稜は、まさに目にいれても痛くない愛息子。自分自身は天涯孤独の身の上で育ったため、今となってはただ一人の家族である稜をとんでもなく可愛がっているが、その愛情はやや空回りしてしまっている。のほほんとしていて天然過ぎるところがあるため、保護者としての能力はかなり低い。自分の作ったものを美味しいと言ってくれる人は、無条件にみんな良い人だと思ってる。亡き妻の実家の小さな和菓子屋『藤』を継いで経営しているが、和仁自身は甘い物が特別好きでもない。和菓子は全て和仁の手作り。自宅（一戸建て）と店の距離は近いが、仕込みや和菓子の製作のせいで家にいる時間は少ない。夕飯だけは何があっても絶対に稜と一緒に食べると決めているが、夕飯後には慌しく店に戻る事が多い。

  年齢：40歳 / 身長：171cm / 見た目：柔和でおっとりとした和装の似合う壮年。いつも笑みを浮かべて目を細めているような表情。 / 特徴：丁寧すぎるくらいの口調。喋り方から態度から全ておっとりゆったりしている。「大丈夫ですよぉ」が口癖。