神曲奏界ポリフォニカ－Memories White－ ファーストエモーション／エンドレスアリア (乙女)

人は、あやまちの中になにを見出すのか？
単身楽団創生の秘密が今明らかに！？
物語のテーマは「さらなる過去へ」
200年前にタイムスリップしたスノウ達を待ち受けるものは？

グラナード公爵家のメイド、スノウドロップは、この春、世界中から選ばれた神曲楽士たちが集う中央精霊師学院の二年生に無事進級していた。
とはいうものの、彼女につきまとう白の聖獣ブランカと、彼女の歌によって生まれたツクヨミ、そして仲間たちとの生活はいつもどおり。
そんな中で、新入生を迎えるにあたって、島をあげての学園祭が催されることになる。
いつものメンバーで、音楽カフェをやろうと盛り上がるスノウたち。
しかし、カフェを開くのに適当な場所がなかなかみつからない。
それを求めて、みんなで遺跡化した大聖堂へやってくるが、突然壊れたパイプオルガンが鳴りだしてしまう。

気がついたスノウは、200年前にタイムスリップしてしまっていた。
そこでスノウを待ち受けていたのは、なんと彼女と出会う前の、契約精霊ブランカだったのだ。

当然のことながら、彼はスノウを知らないといい、彼女にひどく冷たくあたる。
思いもかけないブランカとの関係。そして、200年前の世界で出会った、白の女神エターナリアと、ブランカの前の契約楽士たち。

200年前の精霊島に、いったいなにがあったのか。
そして、スノウたちは、無事元の世界へ戻れるのか――！？

• スノウドロップ　cv：喜多村英梨?
  主人公。明るく元気。負けず嫌い。正義感が強く、心根のやさしい少女。いつも【ささめ】という日本刀を持っている。エターナルホワイトというコントラバスの弾き手。幼少の頃、プリムローズに拾われ、メイドとして育つ。そのためプリムローズを絶対視する傾向がある。現在、精霊島音楽院に在学中。契約精霊は白の聖獣ブランカ。
  　　「ブランカ。お前に力を…、――わたしの心をやる！！」
• ブランカ　cv：緑川光
  主人公スノウの契約精霊。六枚羽根。図々しく、自信たっぷり…のわりに、しょげると犬に変身というヘタレな面も。ボディタッチが過剰。何故か梅干が好物で、いつも持ち歩いている。伝説のコントラバス「エターナルホワイト」に憑いている上級精霊で、白の聖獣。スノウにとっては押しかけ精霊だが…。
  　　「俺は、お前のものだと言っているだろう？」
• プリムローズ　cv：栗原みきこ?
  捨て子だった主人公スノウを引き取った、やさしく上品な少女。だが、実はけっこう腹黒い面も…。神曲楽士を代々輩出する名家のお嬢様。バイオリンとピアノの両方を弾くことができる。スノウの一番のポジションをめぐって、ブランカとはライバル関係に。（黒い面は主にそこで発揮される）現在、特定の契約精霊はいないらしいが…。
  　　「ねえ、スノウご存じですか？　犬の忠誠心は素晴らしいものだそうですよ。捨てられたと分かっていても、待てと言われれば死ぬまで主人を待ち続けるとか……」
• デイジー　cv：山本彰子?
  成績優秀・スポーツ万能で、パワフルな少女。勝気で人をコバカにしてばかり。だが、そんな態度にも、実は事情があるらしいが…。プリムローズに神曲楽士として勝てず、ライバル視している。契約精霊はピース。幼なじみの彼に、なにかにつけて文句がたえないが、実はだれよりも頼りにしている。
  　　「なによピース、わたくしの契約精霊のくせに、わたくしに指図するつもり！？」
• ピース　cv：粕谷雄太
  どこかのほほんとした雰囲気をもつ、ひたむきで健気な精霊。おこりんぼうのデイジーをいつもやさしく慰めている。やや損な役目？　デイジーの幼なじみで契約精霊。戦闘はあまり得意ではないらしい。
  　　「そ、そんな！　そんなことしないよ、僕にはデイジーだけだよ！」
• ジョッシュ　cv：小橋達也?
  主人公スノウのよき友人。やや内気だが、心根のやさしい男の子。二年生の監督生。要領が悪く４年浪人して、ようやく音楽院へ入学することができた。クラリネットの吹き手。リシュリーという精霊にストーキングされている。
  　　「いつか、僕がきみにふさわしい実力をつけたと思えるときがきたら、真っ先にきみに契約を申し込みにいくよ」
• リシュリーティンク　cv：及川ひとみ
  紫の始祖精霊にして、八柱の女神たちの末っ子。極度の照れ屋で、嫉妬深い反面、純粋で子供っぽい一面も。ジョッシュと契約したいが、それが言えず、ずっと後をつけまわしている。他の精霊や女の子がジョッシュに近づくと雷を落として妨害することから、ストーカー精霊と言われ恐れられている。ジョッシュには一度契約を申し出、断られた。二〇〇年前に、一途に愛した契約楽士がいたらしいが…。
  　　「私はマーヴェラス以外の人間なんていらない。マーヴェラスだけでいい」
• マーヴェラス　cv：野田順子?
  二〇〇年前の精霊島学院の学院長。切れ者で、学院のためには命すらいとわない情熱家。弟のパリアを溺愛しており、彼の前でだけはデレデレになってしまう。男装の麗人と噂されることも。戦争のせいで学院の運営費を出してくれる人が減り、悩んでいるらしい。
  　　「わたしがマーヴェラス＝キーラだ。この学院の学院長を務めている」
• パリア　cv：高橋裕吾
  明るくサバサバした男の子。マーヴェラスの弟。二〇〇年前の学院の生徒で、二年の監督生。病気で身体を悪くし、常に杖をついている。タイムスリップしてきたスノウ達を暖かく迎えてくれる。彼にはなにやら、大きな秘密があるようで…？
  　　「精霊って不思議だよな。自分より先に死ぬってわかってるのに、どうしてあんなに一途に傍にいようとするんだろ」
• ナノポニート　cv：門脇舞以?
  謎の新入生。無口・無表情でミステリアスな雰囲気をもつ。スノウが学校を案内したのが縁で、学園祭の出し物も一緒にやることになる。やたらプリムローズに興味を示すが…。
  　　「私は、あなたたちのことを知りたいと思った。あなたたちの間にある何かを知りたいと思った。それでは、いけませんか？」
• エターナリア　cv：？？？
  八柱の始祖精霊の一人。白の女神。清く美しく、聖女にふさわしい性格。漬物石がわりにされても気にしない、天然ボケな面も。過去世界では、アンジェロ・アンジェリカ・ブランカ・エターナリアの４人で親しかった。彼ら曰く「白のチーム」。
  　　「なにか言いたいことがあるという顔ですね。話してください。私のことは、鏡かなにかだと思えばいい」
• アンジェロ/アンジェリカ　cv：羽吹梨里
  過去のブランカの契約楽士。双子。二人とも、明るくてやさしい元気な性格。姉のアンジェリカのほうがややお姉さん風を吹かす。家が漬物屋ということもあり、漬物が大好きで、学校の敷地内で漬物を漬けている…。主人公スノウは、後世、教科書に載るほどの名楽士であったこの双子に、コンプレックスを抱いているのだが…。
  　　「あたしはアンジェリカ＝ガラントゥース。そっちのおバカさんがアンジェロよ。よろしくね」
  　　「なんでそんな紹介のしかたかな、アンジェリカ」
• エリュトロン　cv：竹本英史
  ブランカの宿敵にして、プリムローズの元契約精霊。赤の聖獣とよばれる強大な存在であるものの、あることがきっかけで、赤の始祖精霊であるコーティカルテとは絶縁状態にある。炎帝の復活のためには手段を選ばないと言われ、この世界における、すべての事件に関わっている
  という噂だが…。
  　　「……いよいよだ。いよいよ、やつらが死の淵で踊るときがきた…！」