あとがき-2

Last-modified: 2008-02-03 (日) 00:45:04

『翔べ!霧隼』
どうも、霧隼翔です。

 

『対決、新旧管理官』、いかがでしたでしょうか。「ネーミングも表紙のタイトルもパクリじゃねーか」という突っ込みは無しの方向で。そしてやっぱり英題を訳してみると完全にパクリだったり。「KASUMIGASEKI-2」という表記方法にピンときた方は……少ないんだろうな。

 

……先日、エヴァンゲリオンの新劇場版を見てまいりました。
思わず感涙してしまった結果が、今回のこの話です。いや、前々からやろうとは思っていた話なんですが、細かいディティールとかは影響受けまくってます。突入シーンのBGMは新劇場版サウンドトラックより「Battaille Decisive」。
ラミエルが!CGでパーッってなってキュィィンってなってバーッとビームで掃射してポジトロンライフルのマニュアルでミサトさんがシンジを信じて模擬戦なんだよぉぉぉぉ!
落ち着いて。
あのアニメ版元々のシーンと劇場版オリジナルのシーンとの差がなかなかでしたね。同じものであるということを意識させながら明らかに違う作品である、ということをアピール。そしてやはりどんでん返しはラミエルでしょうか。まさかあそこでああくるとはねえ…

 

解説といきましょう。
えーと、なんでしょうかね。前半は人生にあまりに必要ない警察知識の披露、中盤はギャルゲ(ここまでくるとエロゲか?)そこのけのラブコメ、後半でようやく真面目になる、という。
まあ前半は良しとしましょう。今後も分かっておいてもらった方が話も面白いと思います。
問題は、中盤。
今回の話の一つの目標として「誰かに『里紗萌え』って言わせてやる」があったわけなんですが、なんかもう、自分のラブコメに対する好みと言いましょうか、それ的なものが具現化した感じがして嫌になってきますね。「神様家族」とかが最高だと思います。次点に「碇シンジ育成計画」。
風呂場とかでの描写はどこまでするか迷いましたが、なんかもう本当にそこまでやっちゃうと自分が嫌になって歯止めが利かなくなりそうだったのであの程度にしました。あ、女性読者は功の方が(自粛)。なあんだ、だったら俺でも思いっきり(自粛)
ははん、まあいいさ。せいぜい今のうちに「作品の中で暴走してやがるよ、こいつ。」的なことを言って笑っておくがいいさ!見てろ、貴様らにはこの話が次の話への伏線………
言っちゃったーッ!

 

アニメ以外の近況報告を。
現在、文芸部公式サイトで私の書いたパクリだらけの巨大ロボットもの、「機動機兵 デルタ・レイ」が連載中です。よかったらどうぞ。

 

………あれ? アニメ以外の近況報告これだけ?
では、念願の次回予告でも。
あの曲をかけながら読んでみませう。声は三石琴乃さんで。

 
 

『予告』
港区で起きた事件。

 

殺されたのは、里紗の父親だった。

 

泣き崩れる里紗。

 

捜査線上に浮かび上がる意外な人物。

 

総慈の意思など介せず捜査は進んでいく。

 

功は彼を無視し、彼女に残酷な真実を伝えた。

 

絶望の淵に立たされた里紗に、功が放った言葉とは。

 

次回、「己の価値は」。

 
 

さあて、次回もサービスサービス!

 
 
 
 
 

~サイトフォーマット版~
人が死ぬだけの本が、マスコミが騒いだだけで百万部突破ですよ!
他意はない。どうも、霧隼翔です。

 

いま改めてこのあとがき見てたら、有言実行などどこ吹く風ですね。
功の入浴シーンは結崎さんに「手ぬるい!もっと事細かに!」と手厳しい批評を受けましたし……
別に総慈が真犯人を認めたがらなかったわけでなし。
書いてみたら予想と違った話になってました。こんなにも功がシンジっぽいとは思ってなかったです。

 
 

最近、人は活字を読まないと活字を生みだせないのではないかと思っている今日この頃。
友人から借りた「とらドラ!」でも読みますかねえ……

 

最近「00」見る気失せてきてる……
なんだいあのスローネとそのパイロット達は……
喧嘩っ早い狂人は、実は無茶苦茶頭がいいだとか、誰の言うことも聞かないとか、そんなんじゃないとダメなんです!ブラコンシスコンに務まりませんから。
ついでに言うと大気圏内でファンネル使えませんから!
はあ………

 
 

では、今回もネタばれ大会と行きますかね。ハロウィン号を開いてみませう。

 
 

[タイトル]
・「新世紀エヴァンゲリオン」第六話、「決戦、第三新東京市」より。
 英題の「Decisive battle,KASUMIGASEKI-2」を和訳すると「決戦、霞が関二丁目」となります。ちなみに霞が関二丁目は警視庁の所在地。
 この話のラストはその話を意識した作りになっています。

 

[4ページ 下段18行目&13ページ 下段6行目]
『農林水産大臣 青葉誠』&「シゲル」
・新世紀エヴァンゲリオンに登場するNERVオペレーター、『青葉シゲル』より。
 子安さん演じる、大物声優がやってるのに脇役中の脇役。なんとTVシリーズ中では一回も名前を呼んでもらっていない(マンガ版では呼ばれている)悲劇のキャラクター。いつも外での作戦には置いてけぼり食らってる所から見て、こいつイジメられてるんじゃないかと個人的に心配してる。
 だが、劇場版「Air/まごころを、君に」で、人類がLCLに戻る際、他の人はみんな自分の愛する人に出会い、幸せそうにLCLに還元されるが、彼一人だけ大量のレイに囲まれて悲鳴を上げながら最期を迎える。それが2chで話題になり、キャラクター投票で何故か綾波レイを抜いて一位に君臨したという伝説の人物でもある。

 

[5ページ 上段21行目]
喫茶店『SEED』
・新世紀最初のガンダムシリーズ、『機動戦士ガンダムSEED』より。
 当初、宇宙世紀シリーズのみが冠することを許されていた「機動戦士」の名を使ったことにより、ファースト原理主義者からの凄まじい反論を浴びた作品。
 ついでに言うと、「フェイズシフト」とか「ミラージュコロイド」(現在でも研究がされている技術)、「ローエングリン」に「ゴットフリート」(戯曲の題名、その中の歌)など、既存の用語や言葉を乱用した作品としても糾弾されてたり。
 さらに言うならば、電池で動くMSは宇宙におけるMS運用方法のメリットを達成できてなかったり、核を積んだMSを戦線に投入したらおっかなくて双方ともとても攻撃なんかできなかったり、大人ではなく若い青年ばかりがパイロットでコロニーの治安はどれだけ悪いんだとひそかに心配になったり、ビームライフルに電力を供給するような端子が付いた手で人を触って大丈夫なのか心配になったり、戦艦の主砲を背負ったMSなんて唯の的でしかなかったり、一度に八基の砲台を操作できるのは千手観音しかいなかったり、二つの軍にせいぜい十数機のMSで立ち向かえるわけがなかったりする。
 個人的には、「ガンダムを、今のニーズにある程度沿わせてリメイクしたらこうなるのが必然なのかなあ……。敵もいい味出してるし、『新世紀のガンダム』……と認めてもいいかもしれないかなあ……」という感じ。『新世紀のガンダム』であって『ガンダム』にあらず。これ重要。
 あ、でもアークエンジェルは愛してるぜ。

 

[7ページ 上段23行目]
総慈のセリフ、「某アニメに出てくる委員会と実行機関」
・言うまでもなく、「新世紀エヴァンゲリオン」のNERVとZEELEより。
 ちなみにNERVはドイツ語で「神経」、ZEELEは「魂」という意味。

 

[8ページ 下段21行目]
・情報課
 できるだけリアルな警察設定を!がモットーのシェリフォドにおいて、唯一架空の名前。設定当初は「交渉課」でした。私が踊る大捜査線好きであることを併せて考えたら、何をやりたいか分かっていただけると思います。

 
 
 

Shelling frod ~FILE2~ ―対決、新旧管理官― Decisive battle,KASUMIGASEKI-2