MEANSプロシジャが計算する記述統計量を、SASデータセットとして保存して
おきたいこともあるでしょう。
これにより、別の計算で利用することが可能となります。
具体的には、OUTPUTステートメントを利用しましょう。
proc means data=sashelp.prdsale n nmiss min mean max;
class country;
var actual;
output out=out1; /*OUTPUTステートメント。データセットWORK.out1に出力*/
run;
proc print data=out1;
run;
/*
OBS COUNTRY _TYPE_ _FREQ_ _STAT_ ACTUAL
1 0 1440 N 1,440.00
2 0 1440 MIN 3.00
3 0 1440 MAX 1,000.00
4 0 1440 MEAN 507.18
5 0 1440 STD 287.03
6 カナダ 1 480 N 480.00
7 カナダ 1 480 MIN 3.00
8 カナダ 1 480 MAX 1,000.00
9 カナダ 1 480 MEAN 514.56
10 カナダ 1 480 STD 289.34
11 ドイツ 1 480 N 480.00
12 ドイツ 1 480 MIN 3.00
13 ドイツ 1 480 MAX 1,000.00
14 ドイツ 1 480 MEAN 512.50
15 ドイツ 1 480 STD 288.21
16 米国 1 480 N 480.00
17 米国 1 480 MIN 4.00
18 米国 1 480 MAX 984.00
19 米国 1 480 MEAN 494.48
20 米国 1 480 STD 283.68
*/
デフォルトでは、非欠損値のオブザベーション数(N)、最小値(MIN)、最大値(MAX)、平均(MEAN)、
及び標準偏差(STD)が計算されてデータセットに保存されます。
また、_FREQ_という変数にはオブザベーション数が格納されます。
なお、CLASSステートメントやBYステートメントを使用すると、グループごとに統計量が計算されます。
但し、CLASSステートメントでは全オブザベーションに対する結果もデフォルトでは出力されます。