ユニット考察と評価

ユニット考察と評価

ユニットに関する考察。またその評価を趣旨とします。

評価方法

参考資料

• 資料1(現存のもの)
  ユニットの性能
• 資料2(筆者作成)
  ユニット解禁に必要な技術までの総ビーカー数
• 資料3(現存のもの)
  テクノロジーツリー(なるべく矢印が交差しない版)

資料の活用法及び評価方法

ユニット評価は、上の資料を元に2つの個別項目と1つの総合項目で評価します
1.ユニットの性能評価

• コスト(時代区分でユニットを分け、ハンマーをゴールドで時代別加算したもの)
  →ユニットの時代別区分(筆者作成)
• 基礎能力(攻撃、防御、移動)
• 他ユニットととの兼ね合い
• ライフ(デメリット)

航空ユニットの場合上記に加えて

• 陸・海ユニットに攻撃を受けない(メリット)
• 対艦攻撃が可能(メリット)
• 連続での圧倒不可(デメリット)
• 昇進無し(デメリット)
• 燃料(デメリット)
• 制圧不可(デメリット)

艦船は

• 砲撃力
• 輸送能力

を考慮します。文明ボーナスによる評価の上下は別に記述します。

2.ビーカー対効果

• ユニット解禁までの総ビーカー数
• 研究ルートの有用性

3.総合評価
上記2つの項目より総合評価を決定します

上記3つの項目では次の通りランク付けされます
良い S、A、B、C、D、E 悪い
これに加えて+-が付くことがあります

評価についての注意点

• 昇進、地形、防壁、スパイ等の効果は考慮致しません。素の状態(防御ユニットはその特徴である防衛体制も考慮)でユニットを評価します。
• 文明ボーナスであるアメリカの緊急生産ボーナスとドイツの森+1に関しては考慮されません。
• 2のビーカー対効果の中で長距離砲、戦闘機、爆撃機の評価がD?となっていますがこれはオックスフォード大学の取得時期によっては早まる可能性を秘めているという意味です。
  （例）画像の様に爆撃機や長距離砲などを獲得、生産できる時期の不明確さは突出している
  

ユニット評価

• 解説はあくまで筆者の直観によるものです

表示凡例
時代区分・時代別ゴールド換算による生産コスト・総ビーカー量
1.ユニットの性能評価
2.ビーカー対効果
3.総合評価

陸軍ユニット(攻撃)

戦士

古代・20・0
1.C-
初期ユニットである。ハンマー10に対して攻撃1、防御1、移動1は割高である。ライフが3なのもマイナス要素。
2.―
評価無し。
3.C-
使い勝手の良し悪しに関係なく生産する必要がある。防御態勢が取れるので塹壕堀を行うこともできる。

• ジャガー戦士補正1.B+2.B+
  インピ戦士補正1.A+3.A+
  ※条件付き*1アラビア補正1.A3.A
  →評価を控えめにしていましたが、アラビア開幕戦士Rは強力とのことからA評価としました

レギオン

古代～中世・20～30・50
1.B-
ハンマー10と格安のため多数生産することが可能。しかし、攻撃2はやや力不足か。ライフが3なのもマイナス要素。
2.D
序盤にビーカー50は重い。鉄器は法律ルート、農業用水ルートにアクセスするものでは無いので下手をすると技術で置いていかれる可能性がある。
3.C
生産面に関してはハンマー10であるので悪くないが、ビーカーの負担が序盤にしては大きすぎる。

• アステカ補正1.B 3.C+

騎兵

古代～中世・40～60・20
1.A-
R、圧力、資金集め、探索と序盤ではかなり有効なユニットと言える。ハンマーが20ではあるが納得の性能である。
2.B-
ビーカーは20と軽い。但し法律ルート、農業用水ルートとは一切関係ない。
3.B+
スパム開始や、農業用水競争には出遅れる可能性があるが、圧力のかけ方次第では逆に有利に進められることも。

• アラビア補正1.A3.A
  モンゴル補正1.A3.A
  アステカ補正1.A2.C

騎士

中世～産業・75～125・450
1.A-
中盤の主軸ユニット。ハンマー25で攻撃4、防御2、移動2は性能が良い。ライフは2だが妥協できるレベル。
2.B
ビーカー数450はとても軽く、必要なテクノロジーも普通にプレーしていれば意外と埋まる範囲内である。
3.A-
都市を攻める際は矛槍兵を気にする必要があるが、スパムを長く取っているプレーヤーも多いのでRは比較的決まり易い。但し、弓兵+カタパルト軍団の防衛パターンも存在するので油断は禁物。矛槍兵が出揃うまではイギリス、ギリシャ(工夫により攻撃は可)以外の国なら標的にできる。

• イギリス補正2.S3.S
  アラビア補正1.S2.B+
  モンゴル補正1.S2.B+
  アステカ補正1.1.A+3.A+
  侍補正1.S+3.S+

戦車

産業～現代・200～250・3510
1.S++
投了喚起ユニット。ハンマーは重いが攻撃10によりほとんどのユニットを粉砕できる。また防御が自前で6あるので反撃も受けにくい。さらに移動は3と死角無し。ライフが1なのも魅力。
2.B
内燃競争に勝ちつつ生産方法も準備する必要があるため楽ではない。
3.S+
戦車生産の目処が立つ＝勝利なので最も重要なユニットであると言える。拠点に籠ったライフル兵を倒せないのは恐らく気のせい。

陸軍ユニット(防御)

弓兵

古代～中世・20～30・20
1.A-
恐らく最も長い間、防衛面でお世話になるユニット。ハンマーは10であり格安である。但し、過信すると中盤崩されることもあるので注意。
2.S+
青銅器選択は定石の一つである。
3.A+
とてもバランスのとれた懐に優しいユニットである。

• アステカ補正1.A3.A+
  長弓補正1.S++3.S+++

矛槍兵

中世～産業・45～60・300
1.C+
中盤の防衛ユニット。ハンマー15に対して防御3は割り高かもしれない。
2.A+
民主主義は恐らくほとんどの場合で通過するので問題なし。ただ矛槍兵を生産する為だけに研究するのであればビーカーが若干重い気はする。
3.B
使い勝手が良いユニットとは言えないが、役に立つ場面は多々存在する。

• アステカ補正1.B-3.A-
  ギリシャ補正1.D2.C3.C-
  ※序盤に矛槍兵が守備のユニットであること。民主主義の技術が初めからあることなどはプレーの幅を小さくすることにも繋がるのでギリシャでは減点としました。

ライフル兵

産業～現代・80～100・1370
1.A
終盤の要となる防衛ユニット。ハンマー20で防御5は格安である。攻撃3も地味に使える。ライフル兵が出揃うと戦車又はそれに準ずる攻撃力を持たなければ都市を制圧するのが難しくなる。
2.C
火薬は封建制の先進技術である。加えて他に蒸気機関など開発したいテクノロジーは多数あるので研究時期が難しい。
3.B-
ライフル兵のコストパフォーマンスは素晴らしいが、他の研究との兼ね合いが難点。

• エジプト補正1.A+3.A
  ロシア補正1.S+3.A+
  ズールー補正1.S3.A
  フランス補正1.A+3.A
  アステカ補正1.A+3.A

歩兵

現代・150・2610
1.B-
最も固い陸上ユニット。しかしハンマー30は割り高か。このユニットが出てしばらくすると長距離砲や戦艦が出始めるので絶対の安心は約束されない。
2.B
ビーカーは軽い方である。
3.B-
ビーカーは軽いが歩兵だけでは制覇勝利を決められない。その為その他の勝利を目指すか他のユニットとの運用が求められる。

• アステカ補正1.B2.B

陸軍ユニット(攻城)

カタパルト

中世・60・180
1.A+
騎兵と同じハンマー20で攻撃4は魅力的である。防御面の弱さや移動面の不自由さがネックではあるが、運用次第ではどうにかなるレベルである。問題はダヴィンチ利用か。
2.A
かなりビーカーが軽い。最も数学は工学、航海術へと繋がる技術なので損は無い。
3.S-
登場時期が早いので敵の弓兵を面白いほど倒すことができる。ライフが1なのもメリットである。

• アラビア補正2.S+3.S

カノン砲

産業・120・1290
1.D-
攻撃6は正直微妙。加えてライフ2なのはどうにも使い勝手が悪い。
2.C-
カノン砲を出す為に冶金を研究するのは稀である。ただ冶金は内燃機関、鉄鋼へと繋がる技術ではある。
3.D
カノン砲が揃う頃には戦車が出回っているので使い所は限定的。

• フランス補正1.C-3.D+
  アステカ補正1.C-3.D+

長距離砲

現代・250・6020
1.C
陸上最強ユニット。攻撃16は歩兵でもぎりぎりのライン。防御力の無さが難点。
2.D?
登場時期の遅さは致命的。オックスフォード大学を使っても良い。

• オックスフォード大学で獲得するのに必要な技術
  →冶金、蒸気機関、鉄鋼(産業化or企業取得でNG)

3.C-
ハンマー50は安くない。加えてビーカーも重く、行軍にも工夫を要する。しかし攻撃16はとても強力であることは間違いない。

空軍ユニット

戦闘機

現代・150・5130
1.C
燃料が2ターンであるので実動は2ターンに1度である。攻撃が6であること、原理主義の補正が受けられないこと、昇進しないことなどはデメリットである。しかし、移動8や海上のユニットに攻撃できるのは大きなメリットである(但し、巡洋艦とはイーブン)
2.D?
登場時期がやはり遅い。オックスフォードを建てるだけの価値もあるかは分からない。

• オックスフォード大学で獲得するのに必要な技術
  →蒸気機関(産業化or企業or鉄鋼+冶金(冶金のみの場合は可)取得でNG)

3.C-
都市からの直接攻撃なら燃料を気にする必要はない。孤島都市にペナルティなしで攻撃できるのは利点である。しかし燃料付きライフ2は大幅減点要素。

• アステカ補正1.B3.C

爆撃機

現代・300・8080
1.A+
ハンマー60は高いが、陸・海ユニットに攻撃でき攻撃18は非常に強力である。燃料も4ターンあり移動も6あるので使い易い。空軍ユニットは戦闘機以外からの攻撃を受け付けないので反撃される可能性も限られている。
2.C?
爆撃機はオックスフォード大学で出しても元が取れるユニットと言える。

• オックスフォード大学で獲得するのに必要な技術
  →産業化(企業取得でNG)

3.A-
欠点は空軍ユニットであるので単独での制圧ができないことや、ハンマーが重いこと。だがその欠点を補って余りあるほど強力なユニットであることは疑いようが無い。

海軍ユニット

ガレー船

古代・60・0
1.B
初期から生産可能なユニット。探索、スパム、輸送と、とても使い勝手の良いユニットである。斥候スキルを持った民兵を得られるのもメリット。
2.―
評価無し。
3.B
ガレー船はコストパフォ－マンスの良いユニットである。

ガレオン船

中世～産業・90～120・290
1.C
ガレー船とはハンマー30と変わらないが、移動3など性能が向上している。しかし、蒸気機関の研究が意外と早く終了するため通常の文明ではあまり使用されない傾向にある。
2.A-
航海術は正規ルートから逸れるが、鯨資源の解禁、東インド会社が建設可能になることなどは大きい。
3.C+
航海術のもたらす恩恵は優秀であるが、ガレオン船を生産して制海権を握ろうというインセンティブにはつながりにくい。

• スペイン補正1.S2.S+3.S

巡洋艦

産業～現代・160～200・1010
1.A+
海戦や輸送の要となるユニット。このクラスの海軍ユニットになると砲撃も無視できなくなってくる。ハンマー40で攻撃6・防御6・移動5は優秀。
2.S
蒸気機関は内燃機関、産業化、鉄鋼など他にも多くの技術に分岐している重要な技術。また蒸気機関までのビーカーは驚くほど軽い。
3.S
中盤から終盤の制海権を握るために重要なユニットとなる。運用方法も多岐に渡る。斥候付きの民兵を巡洋艦に移しておくと使い勝手がさらに向上するかもしれない。

• イギリス補正1.S++3.S++
  ※スペインは評価補正なし

戦艦

現代・400・2550
1.B
海軍最強ユニット。ハンマーは全ユニットの中で一番重いが性能は抜群。特に砲撃力は味方を補ってもお釣りが出るほど強力。この船を沈めるには爆撃機か戦艦で挑むしかない。戦闘に特化したユニットであるため移動4は気にしない。
2.A
ビーカーはそれ程重くは無い。
3.A-
ハンマーが重いのが最大の欠点。

• イギリス補正1.S3.A+
  ※スペインは評価補正なし

潜水艦

現代・125・2670
1.E
完全なネタユニット。ここまで使い道が無いユニットも珍しい。潜水艦であるのでユニットを艦載することはできない。
2.E
潜水艦を作りだすことを目的に電気を最優先で研究することはありえない。
3.E
特筆事項は無いが、敢えて活用するなら相手の海スクエアを埋めての海上封鎖だろうか。

コメント欄

評価に関する意見や感想などがある方も無い方もお気軽にどうぞ。by.W.Knight