目次
始めに
マップを作っていて地形がデコボコしていたりすると、ユニットが通過できない場所などが出てきます。
また、オブジェクトや建物を置いていて道を塞いでいるつもりでも、わずかな隙間から歩兵が通り抜けてしまったりすることもあります。
そんな時に、毎回CoHを起動し工兵を操作してチェックをしなくてもすむような機能がWorldBuilderには、あらかじめ備わっています。
このページでは、WorldBuilder上でユニットが通過できるか出来ないかを表示させる方法を説明します。
重要な準備
この機能を使うには、「WorldBuilder」を「-dev」モードで起動しなければ使えません。
マップ作成の準備ページの「ショートカットの作成」を参考にしてください。
パッチ1.6により修正され-devで起動しなくてもよくなりました。
通ることが出来ない場所を表示させる
WorldBuilderを「 -dev」付きのショートカットで起動して、マップを開いてください。
次に、メニューから[Overlay]-[Regenerate Impass Only]をクリックしてください。
赤く表示されている部分が、ユニットの通過できない場所です。
これらを修正するとき頻繁に使う必要があるのでショートカットを覚えておきましょう。
"Ctrl"+"Shift"+"F5" です。
このキーを押した時点での通過できない場所が赤く表示されるため、地形を直したりオブジェクトを移動するたびにショートカットを押さなければなりません。
リアルタイムで表示しているのでは無いということを忘れないでください。
通行不可表示レベルを変える
[Overlay]-[Set Pass Type For Overlay Maps]に4種類のレベルがあります。
- Land
地形 - 歩兵、Jeepなどの通行不可を表示
- Light Crusher
軽度 - Puma、M8などの通行不可を表示
- Medium Crusher
中度 - 通常の戦車の通行不可を表示
- Heavy Crusher
重度 - Pershing、Tigerなど重戦車の通行不可を表示
通常は、LandかLight Crusherにセットしておいてください。
Medium Crusher以上だとオブジェクトは、ほとんどの物が赤く表示されません。
通行不可な場所を無くす
意図しない場所や視覚的に認識できない通行不可な場所は、プレーヤーに混乱を起こします。
そのような場所があるマップは、クソマップと呼ばれるかもしれません。
地形の場合
たとえば、私が作ったこのようなマップはクソマップと呼ばれることでしょう。
工兵が下にある丘の部分に行けるように見えますが、実は行くことが出来ません。
このような場合、工兵が歩けるように地形エディタで修正するか、行けない場所だと見てわかるように岩の色を塗っておくべきでしょう。
川や沼の場合
水が深すぎても通行不可となります。CoHの歩兵は、カナヅチだということを忘れないでください。
[View]-[Water]で水の表示をON/OFF出来ますので、OFFの状態で通行不可な赤い場所を無くしてください。
この場合も通行不可にする水辺は、崖を表示するなど視覚的にわかるようにしてください。
オブジェクトの場合
扉が開いているように見えますが、これでは歩兵は通行できません。
歩兵が通行するには、将棋の駒で「角」のように斜めのマスには進むことが出来ません。「飛車」のように縦横のマスに動くことが出来る必要があります。
この場合も、もう少し扉を開いて通行不可な場所を無くす必要があります。
ジープが通れるかどうかは、見た目にも通れないのでプレーヤーが混乱することはないでしょう。