第01話 【影のデバイス(シルエットデバイス)】

Last-modified: 2009-03-14 (土) 12:30:20

新歴75年 某月

時空管理局直属の企業「アナハイムエレクトロニクス社」は嘆いていた。
重装備で高火力のデバイス開発に拘り過ぎた結果はこれである。機動力の低下、生産コストの赤字、特に同じ時空管理局直属のサナリィ(海軍戦略研究所)が高火力で重装備を魔力で軽減化を図り、魔導師の機動性を高めるテーマを発案したからである。
サナリィはインテリジェントデバイスであり、第一号であり、ガンダムタイプ「ガンダムF90」を開発したのがきっかけで願いがかない、量産型も開発している。
F90の戦闘データで「F91 ガンダムF91」を開発しており、アナハイムのスパイが開発データのコピーの強奪に成功。

自分たちも同じテーマでデバイスを開発した結果、これである。
「RXF-91 シルエットガンダム」の完成。F91の開発データを盗用して、外見は違うものの、機体構造はオリジナルとほぼ同じである。
地球連邦から脱退し、アナハイムのスタッフ兼テスト魔術師のトキオ・ランドール三等陸尉がこのデバイス・シルエットガンダムのマスターであり、テスターでもある。

どこかの管理世界。
2人の男性と1人の女性がいた。
1人は白と紺を基準としたバリアジャケットを装着し、左腕に小型の盾と両腰に砲台らしきものがある。
トキオだ。
1人は白と黒を基準としたバリアジャケットを装着し、右手に銃らしきものがある。
彼の名はケビン・フォレスト陸曹そしてアームドデバイス「RGM-128 ハーディガン」のマスター。
ケビンはトキオの友人であり、アナハイムのスタッフ。彼曰く魔導師ではない。戦いは好まない。
ハーディガンもシルエットの技術で作られて、高火力で高機動且つ軽量なデバイス。

最後の一人は言うまでもない。高町なのは一等空尉だ。
彼女は2人の模擬戦に付き合っている。

非殺傷設定と訓練弾での模擬戦。

「ハァァァ!」
トキオの猛攻に障壁を張るケビンだが、ダメージは微笑なものの吹き飛ばされる。
「くそ!」
「ここまでだ、ケビン」
トキオはケビンに向けてサーベルを突きだすとケビンは大げさに降伏をする。
「参りましたって。でもあんな使い方をしたらデバイスが可哀想だぜ、トキオ」
「そうだよな…デバイスも戦っているんだ。酷使したら俺も思ってくる」
『私は気にしていません。マスター』
機械な男性の声。
トキオの使い方で本音を言うケビンに対してトキオは少しばかり己を責めていた。
「まぁ、2人ともなかなか、良かったよ。ハーディガンもシルエットもいいデバイスだよ」
2人と二つのデバイスをほめるなのは。
『マスター!何かが来ます!』
警告をするレイジングハートだが、事は既に遅かった。
三人の少し離れたところに真紅の機体が現れた。一つ目だ。
その機体は問答無用にケビンに向けて魔法を放った。
ケビンは間一髪、障壁を張るが、破られてバリアジャケットにダメージを受ける。
「ケビン!」
「ケビン君!」
2人は慌ててケビンの方へ行くが、ケビンはぴんぴんしていた。
『ダメージ軽微。練習仕様の魔法だと思われます』
ハーディガンは説明して、ケビンは俺は大丈夫だと言う。
「なんなんだったろう?あのモビルガジェットは」
トキオの言葉になのはは、
「ジオン軍の生き残り?でも一年前の戦役で壊滅したはずだけど」
「分からない、ブレイブウッドに戻ろう」
結局わからず終いである三人はブレイブウッドに戻った。

作成中