第01話【別世界で】

Last-modified: 2009-06-22 (月) 14:14:01

新歴0076年5月15日 PM7:00
時空管理局・訓練シミュレーション

仕事を終えた二人の男女が模擬戦をしている。
お互い火花を散らしながらぶつかり合い、ヒートアップ。
「ったく、俺達、先の事件の後遺症を持っているのにまだ健在とはね」
「でも支障は出ていないよ」
男の情けないような会話で半分、皮肉を言う女性。
女性の名は高町なのは
20歳 一等空尉 時空管理局本局武装隊 航空戦技教導隊第5班
パートナー…インテリジェントデバイス・魔導師の杖・レイジングハート・エクセリオン

男性の名は高町ヤマト(先月、一条寺ヤマトと名乗っていたが、なのはと結婚し、苗字が変わった)
20歳 二等空尉 時空管理局本局 特別捜査官所属
パートナー…インテリジェントデバイス・白銀の聖剣・ファーウェル・トリニティ

「時間が経って行くから、今日は大技を決めて終わりにしよっか、ヤマト」
「後で後遺症の症状の一つで倒れないでくれよ」
なのはのやり方に半分付いていけないヤマトであったが、この言葉で同意はする。
因みにバリアジャケットはなのははエクシードモード、ヤマトはインフィニティモード。
お互いのジャケットはハードな模擬戦であったかあちらこちらに破れたり、傷があったりしていた。
「分かってるよ、行くよ、レイジングハート」
『Yes,Allright』
マスターの言葉に反応するレイジングハート。
「やる気満々みたいだ。ファーウェル、行けるか?」
『勿論、行けます』
お互いはスターライトブレイカーのためのチャージを始める。空気中の魔力を掻き集めてはチャージするのがスターライトブレイカーである。砲撃魔導師の憧れの砲撃魔法だ。
『『チャージ完了』』
二つのデバイスがほぼ同時にチャージが終わる。

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