第10話【新生ナンバーズ】

Last-modified: 2009-03-20 (金) 10:48:04

リインフォースⅡと同じぐらい背丈、深緑色の髪に、露出度の高い服装。
その少女は、自分の名をゼクティと名乗った。
恐らく、先程の視覚、聴覚を奪った魔法はこのゼクティのものだろう。
マイトはマリアを守るようにして立ち、モードをエクスカリバーへと移行。
右手でエクスカリバー一本を握る。左手は握り拳をつくろうとすると激痛が走るが、あえて表情には出さない。
ゼクティによる魔法攻撃、赤色の焔玉をかわすフォワードメンバー。
放たれた焔玉は地に着弾し、粉塵と水しぶきを巻き上げる。
その二つを裂き、ロゼットが魔力刃による突きを放った。
対するのは、リボルバーナックルを用いて対抗し、二つの攻撃がぶつかりあい、衝撃が周辺を駆け抜け、両者は互いに吹き飛んだ。
威力は互角。
すると、今度はゼクティによる攻撃だ。彼女の周囲に発生する今度は緑色をした小型竜巻。それを操り、広範囲に渡って攻撃を放つ。
それをかわすべく、その場にいる六人は柱の陰に姿を隠した。
「マリア、どうする?」
「任務はあくまでケースの確保よ。撤退しながら引き付ける!」
「通信によれば、メイ副隊長とリィン曹長が向かってるらしい。」
マイトが柱の陰から敵の様子を窺うようにしながら言った。
「なんとか…合流できれば…。」
マリアは思考を巡らす。
『よし、なかなかいいよ、三人とも…もうすぐそっちに着くはず。』
『リインもいるです!皆さん、状況に合わせたいい判断ですよ!』
メイとリインフォースから入る念話が入った。

「リイン、ユニゾンするよ!」
「はいです!」
メイはユニゾンする態勢に入るとリインも同意する。
「ユニゾン、イン!」
ピンク色の髪が水色に変わり、騎士甲冑の色が赤からディーブブルーに変わる。
これがメイがリインフォースⅡとユニゾンした姿だ。メイは古代ベルカ式のS+。ユニゾン素養が優れている。
対するヤマトはミッドチルダ式のS+。こちらもユニゾン素養が優れているが、ユニゾンデバイスとの融合は一度もしていないのである。

「ロード、何かが近づいてきます!…魔力反応は……高い!!」
ローズマリーの付近を浮遊するゼクティが身振り手振りで伝えていると天井が崩れ、粉塵が辺りに立ち込める。
そして、直後
「捕えよ!凍てつく足枷!!フリーレンフェッセルン!!」
粉塵の中から姿を現したメイによる捕獲魔法が発動される。
ルーテシア、アギトを中心に渦巻く水流が一瞬光を放ち、光が晴れたときには、渦巻く水流のまま凍結していた。
そして、
「当たれぇぇ!!」
残るロゼットにはメイによるファフニール、ヒートロッド・アイスウイップによる打撃を見舞い、吹き飛ばした。

「待たせたね…。」
「みんな無事でよかったです!」
「メイ副隊長、この姿は…髪の色など変わっていますよ!桃色ではなく水色に…」
メイの姿をビックリするマリア。ほかの四人も同じである。メイはリインユニゾンしていると説明をした
メイが自分達が捕獲、及び攻撃した相手の状況を確認するが、ロゼットの残骸だけだった。
ローズマリーとゼクティの姿がいない。
ズンッ!!
振動が地下を走る。
「何だよ、これは!?」
ランドが声をあげる。他のメンバーも突然の事態に驚いているようだ。
「大型召喚の気配がある。たぶん…それが原因で…。」
気を失っていたクリスが意識を取り戻した。
「とにかく、脱出するよ!!マイト!ランドールさん!」
メイは指示をだす。基本的にフォワード陣は隊長、副隊長を除いて空を飛べない。
そこでランドール兄弟のウィングロードを使い、脱出経路を確保するのだ。
もちろん、メイは飛べるのだが、彼女一人で全員を運ぶのは無理だろう。ヤマト1人で限界だ
ランドール兄弟はウィングロードを発動させた。

『ディバインバスター』
『ディバインバスター・フルバースト』
『サンダースマッシャー』
なのはの放つディバインバスターとヤマトの放つGNランチャーとヴェスバーでの四つのディバインバスター、フェイトの放つサンダースマッシャーの奔流がモビルガジェットを次々と撃破する。
それでもまだいる。
「厄介だな…特にⅡ型をサブフライトにしている奴は」
ヤマトはⅡ型に乗っているモビルガジェットを見る。ギラ・ドーガやハイザックばかりだ。こんなザコに時間を取られるわけにはいかないと少し汗をかくヤマト。
なのはもフェイトも同じだ。
『ライザーソード・スナイパーモード』
超長距離狙撃型ライフルに変形するファーウェル。センサーゴーグルをセットするヤマト。全ドラグーンを周囲に展開させて、狙撃型のモビルガジェットを狙う。
「目標を捕捉。狙い撃つ!」
ヤマトは引き金となるカートリッジを一発消費させて、ライフルから太くて蒼い奔流を発射させる。あのかのジムスナイパーⅡのように。
1.5キロ先のモビルガジェットを数十機撃墜させる超精密射撃かつ超長距離射撃の腕前を見せる。狙撃手としてヴァイスより上だ。

「流石、ヤマトだ」
「妻でありエース・オブ・エースなのはには負けたくはないからな」
夫婦漫才のようになのはとヤマト。
「おっと、遊んでいる場合じゃなかった」
「その通り。」
フェイトか゜うんと頷くと三人はそれぞれのデバイスをハイタッチみたいにぶつけた。

時空管理局 空士部隊地上本部。
「なんだ?一体何事だ、これは…。」
「本局犯罪取締り及び遺失物捜査部、治安維持部隊の戦闘…、そのリアルタイム映像です。
撃たれているのはかねてより報告がある、AMF保有のアンノウン。
撃っているのは恐らくリング・ベルの部隊長、魔導士ランクは総合S+。」
ソファに座っている背筋ががっちりとしたいい男は聴きとがめた。
「ん、空士部隊にS+?あの2人以外は知らないぞ!」
口調から、なんとなく不機嫌さが窺える。
しかし、そんな彼の傍らに立っている女性は、さして表情を変えることもなく、淡々と続けた。
「所属は本局ですから…。」
「後見人と部隊長は?」
相変わらず声には不機嫌さが込められているように聴こえるが
そばに立つ女性がモニターを操作すると三名の顔写真がモニターに映った。
「左から、後見人の筆頭は本局次元航行部隊提督、クロノ・ハラオウン提督と、リンディ・ハラオウン統括官。
そして聖王教会の騎士、カリム・グラシア殿のお三方です。」
「ちっ、英雄気取りの青二才どもが…。」
明らかな嫌悪を表す男。女は続ける。
「部隊長は高町ヤマト三等陸佐。」
男は顔を歪めた。
「ヤマト?あの高町ヤマトか?」
「はい、JS事件の高町ヤマトです。」
それを聴き、テーブルをバンッと叩いて腰をあげる。
「魔導師の大量殺戮…あのジェイル・スカリエッティが作ったレプリカとしても、どちらも犯罪者ではないか!」
腕を組、ドカッとソファに男は再び腰をかける。
「高町ヤマトの執行猶予期間は過ぎてます。
ですから…」
「同じことだ!!」
女の言葉を遮り、男は声を荒げた。
「犯した罪が消えるものか!」
呆れたような顔をする女はメガネの位置を直してから言った。
「問題発言です。公式の場ではお控えなさいますよう…。」
「分かっている。忌々しい、海の連中はいつもそうだ。危険要素を軽視しすぎる。」
「中将は二年前から地上部隊への対AMF兵器戦の対応予算を棄却しておられますので、本局と聖王教会が独自に立ち上げたのでしょう。」
相変わらず、表情を変えないまま女が理由を言った。
「ちっ!
近く、お前が直接査察に入れ。何か一つでも問題点や失態を見付けたら即、部隊長の査問だ。」
了解と敬礼する女。
「平和惚けした教会連中を叩くいい機会になるかもしれんからな。」
そう言って男は席をたった。

崩れ行く地下道。
その上では召喚した機械を操るローズマリーの姿。
「ロード!!まずい状況です!埋まったなかからどうやってケースを探し出しますか?]
あいつらだって局員とは言え、潰れて死んじゃうかもしれませんよ?」
アギトが全身を使ってルーテシアに注意する。
「大丈夫よ…あのぐらいのレベルなら…たぶん、死なないわ。
ケースはクアットルとゼクスに頼んで探してもらうわ。」
そう、抑揚なく言うローズマリーにまたもや全身を使っての猛抗議。
「よくありません!ロード!あの下品科学者とか、ネオ・ナンバーズ連中、シュヴァルツやメリルなどなんかと関わっちゃ駄目です!
マスターも言ってたましたよ?あいつらは口ばかりうまいけど、実際のところ私達のことなんて、精々実験動物ぐらいにしか…」
ズドンッ
何かを押し潰すような音。音の源を見れば、召喚した機械がいる地面が陥没していた。
どうやら、地下を押し潰したようだ。
「やってしまいましたか…。」
がっくりと肩を落とすゼクティ。
そんなゼクティを放置し、ローズマリーはギャプランへと向き直る。先の戦闘での怪我の状態を気遣うが、ギャプランは動作で心配はないと示した。
「戻っていいよ?ゼクティがいてくれるから…。」
ギャプランは主の気遣いにしたがって、姿を消した。
「ファイバーも…。流石、ギャプランの強化型。」
戻っていいと言おうとした瞬間、桃色の召喚魔法陣が発生。
そこから発生するアルケミックチェーンがファイバー絡めとり、拘束した。
ファイバーは拘束を逃れようともがくがバインダーがバインドに絡まっているためか抜け出せない。
「な、何?」
ゼクティが警戒し、辺りを見回すと、あるビルの屋上にマリアが立っていた。
そして頭上を二本の光の道が駆ける。そして、左右にそれぞれマイトとナガト。
そして、中心にメイが、その上をクリスが飛ぶ。
その光景に表情を険しくするローズマリーとゼクティ。
響く銃声。
とっさに回避する二人。
ゼクティが竜巻を、ローズマリーがエネルギー弾をマリアに向け放つ。
『ハイパーフォルティス』
遠距離から放たれる膨大な魔力エネルギーがその二つの魔法を飲み込んだ。

ゼクティを取り囲む無数の氷のダガー。そして、ローズマリーをおう金色の光。
彼女の胸につきつけられるグングニルの尖端。
六課フォワードメンバー4人の連携で、ゼクティとローズマリーの拘束に成功した。
「ここまでです!」
リインフォースにより二人にバインドがかけられる。もがくゼクティとは別に、ローズマリーは落ち着いたものだった。
ゼクティの前に降りるメイと、リイン。
「奴隷をしているみたいでいい気分はしないんだけど…市街地での危険魔法使用に公務執行妨害、その他諸々であなた達を逮捕します!」

そこより離れた廃ビルの屋上に、二つの人影があった。
一人は無造作ヘア、クアットルだ。
「デキム、ちゃんと見えてるか?」
物の落ちついたしゃべり方で言うクアットル。
「OK、クアットル兄さん」
と答えるデキムと呼ばれる男は大きな布に包まれた何かを持っている。
「遮蔽物もないし、空気も澄んでる。よく見えるな」
はおっているマントが風になびく。そんな彼の瞳に写る何かの光。
「でもいいのか…、兄さん、撃っちゃって…。
ケースは残せるだろうけどマテリアルの方は破壊しちゃうことになる。」
デキムの言葉にクアットルはおもしろおかしそうな調子で答えた。
「プロフェッサー・バーンハルトとウーヌス姉様曰く、あのマテリアルがあたりなら本当に聖王の器なら、砲撃くらいで死んだりしないから大丈夫…だそうだ?にわかに信じがたい話だが」
「ふ~ん…そうなんだ。」
と興味無さそうに呟くデキム。それから、持っている自分の背丈以上もある何かの布をはぎとった。
巨大なバズーカ砲を思わせるような形状をしている。
クアットルに入る女性からの通信。
『クアットル、ローズマリー様とゼクティが捕まったわ。』
「そう言えば、例の魔法騎士(マジックナイト)に捕まってましたね。」
白々しく言うクアットル。
『今はゼクスが様子をうかがっているけど…』
「フォローしますか?」
『お願い。』
それを聞くとクアットルはグラサンの位置を直し、ゼクスと呼ばれる何者かに念話を使って通信を開始した。

『ゼクス』
「こちら、ゼクス…何。」
『こっちから指示を出すわ。私の言う通りに動いてくれよ?』
「任務、了解!」
と、メイたちがいる道路の下に生えている手がそう言った。

『ローズマリーさん。』
フォワードメンバー、リィンフォース、ナガトに囲まれているローズマリーに念話が入った。
「(クアくんか…)」
声から相手を推察する。
『何やらピンチのようで、お邪魔でなければクアットルが助太刀しますよ。』
何やらつっかかる言い方だが、ローズマリーは気にしないようだ。
「(引っ掛かる言い方だけど、お願いするわ)」
と念話で返す。
念話の向こうで醜悪に顔を歪めるクアットル。
『御意、ではローズマリーさん…、クアットルの言う通りの言葉を、そのピンクの騎士に…。』

一方、なのはとフェイトとヤマトはヘリの護衛へと向かう途中だった。
「よかった、ヘリは無事」
フェイトが安堵する。しかし、なのはは異常に気づき、顔をしかめた。
『市街地にエネルギー反応!大きいです!』
『そんな…まさか!?』
管制の異常を察知したはやてはフレスベルグを中断。

『砲撃のチャージを確認!物理破壊型。推定、Sランク!』
「超長距離砲撃か!?」

「インヒューレントスキル・サイクロプス発動」
デキムは淡々と作業を進めていく。

一方、ローズマリーはクアットルの指示通りの言葉をメイへと告げていた。
「逮捕は…いいけど…。大事なヘリは…放ってていいのかな?あと、仲間の命もね」

イヤミの言葉を喋るローズマリー

「あなたは…また、守れないかもね…。」
ローズマリーは続ける。
「やめて、やめてよ!」
ローズマリーの言葉に動揺するメイ。5年前の悪夢のせいだろうか

「発射。」
覇気、怒気、なんの感情も篭っていないただの言葉で、サイクロプスは放たれた。
放たれた閃光はストームレイダーへと一直線に向かう。
治安維持部隊一同に走る緊張。

はなたれる砲火がストームレイダーを飲み込まんと襲う。
そして、爆炎をあげた。

『砲撃…ヘリに直…撃…?』
ガーディアンスタッフの愕然とした声。
『そんなはずない!』
『ジャミングが酷い、データ来ません!』

市街地。
「アハハハハハ…。どうだ?この完璧な計画!」
クアットルは楽しげに言う。
「黙ってくれ、今、命中確認中。」
デキムはクアットルを制すると、撃墜確認に集中した。
「あれ…まだ飛んでるぞ。」
晴れていく爆煙の中に揺らめく人影。
管理局、治安維持部隊・リング・ベルが誇るタクティカルエース、高町ヤマトだ。
ドラグーンから発生した障壁とチョバムアーマーで防ぐことができたが、強制パージする。
「ジャスティス2とガーディアンへ、こちらフリーダム2。
ギリギリセーフでヘリの防御成功!死ぬかと思った。」

ほっとする治安維持部隊一同。
そしてクアットルとデキムも目を丸くしていた。その二人めがけ、フォトンランサーの雨と、ドラグーンが降り注ぐ。
かわす二人、その背後に降り立つフェイトと前に降り立つヤマト。
「囲まれた…。」
「早い!?」
左右に散るクアットル、デキム。そして、同様にヤマトとフェイトも左右に散る。
「止まりなさい!市街地での危険魔法使用、及び、殺人未遂の現行犯で逮捕します!」
八発のプラズマランサーが用意される。
「今日は遠慮しときますぜ~!」
相変わらずふざけた調子のクアットルが言う、そして合流したデキムを追うのはヤマトだ。
「IS発動、フェイクコンフューズ!」
姿を消す二人。
「ヤマト、一旦引くよ!はやて!」
「わかった!」

「位置確認、詠唱完了!発動まで、あと四秒!」

はやての言葉に、フェイトとヤマトが身を翻し、二人を追うのをやめる。
「離れた!?何で?」
フェイクコンフューズを解除、適当な場所で動きをとめると空中にある漆黒のかたまりに気付いた。
「広域…空間攻撃!?」
「うそだろ!」
デアボリックエミッションが発動。
迫りくる空間攻撃から逃れるため、ひた走るクアットルとデキム。クアットルにデキムは抱えられ、なんとか攻撃範囲から逃れるが、三方向から砲撃魔法で狙われる二人。
絶対絶命そう思った時だった。
『デキム!クアットル!!じっとしてて!!』
声がした。
『IS発動!アブソーブゲート!』
フェイトが発射体制に入る。
「トライデント・スマッシャー!!」
二発のカートリッジと控えに放たれる三本に分かれる奔流。
「エクセリオン・バスター!!」
一発のカートリッジと引き替えに放たれる桜色の奔流。
「ヴァリアブルバスター&ダブルG-バード!」
三発のカートリッジを破棄、黄色と緑色の3本の奔流が放たれる。
三方向から放たれる砲撃が、クアットル、デキムを狙い、そして、奔流同士が激突、爆発を起こした。
しかし、直撃したかと思われた砲撃は何者かの乱入により砲撃が吸収された。
「ふぅ、トレース姉さん、助かりました。」
とクアットル。
「…ありがとう。」
とデキム、それぞれ憔悴しきった顔で言う。
「ぼぉっとしないの、さっさとたって。
弟たちはろくでなしだね~、監視目的だったけど来といてよかった…。
ゼクスはローズマリー様とケースの確保を完遂したそうだよ。
合流して戻るよ。」
そして、ガーディアンは三人の行方を見失った。

レリックの確保は出来たものの、五人を逃した事を悔いているフォワードメンバー。
そして、マリアとマイトにまんまと欺かれたナンバーズとローズマリー、ゼクティ。
ナンバーズは悔しがったがどうやら、ローズマリーの探しているナンバーとは違ったらしかった。

ネオ・ナンバーズ
ジェイル・スカリエッティの後を継ぐ科学者・ミハイル・バーンハルトが彼の残したデータロムを用いて作られた戦闘機人。
名前はラテン語の数字で用いられている。

この話のナンバーズを紹介しよう。

ナンバー1…ウーヌス
性別…女 推定年齢…25歳
武装…無し IS…フローレス・セクレタリー
JSナンバース・ウーノのISと同じスキル。通常行動状態でもレーダーやセンサーの類に引っ掛かることの無い高性能なステルス能力と高度な知能加速・情報処理能力向上チューンの総称
ピンクのロングヘア。
バーンハルトの秘書。クローン培養。
様々な任務を弟や妹に通達する。
人一倍、プロフェッサーのことを愛している。

ナンバー3…トレース
性別…女 推定年齢…23歳
武装…左腕…アームドガトリングガン「フルバップガン」 右腕…アームドブレード「デスブリンガー」
パッシブガンは速射性と連射性が優れている。デスブリンガーはバリアジャケットや騎士甲冑すら簡単に傷を付けてしまうほどの切れ味抜群の魔力刃
IS…アブソーブゲート
自分の周囲に障壁を発生させて魔力弾などを吸収する。出力の高い砲撃魔法は完全に吸収できることはできないが、ダメージを大幅に抑えることができる。

茶色のショートヘア。クローン培養
12兄妹の中ではリーダー的存在でプライドが高い。
弟たちに慕われており、可愛がっている。ナンバー11と12が嫌いらしい。
バーンハルトの右腕的存在で単独戦闘能力は高くて、単独で任務に出ることも多い。

ナンバー4…クワットル
性別…男 推定年齢…21歳
武装…AMCマント
アンチ・マギリング・コーティング・マント。どんな魔法を受けても一度だけ無効化にするマント。受けた際は破棄する、言わば使い捨て品。一度だけだがヤマトのAMCが施されたチョバムアーマーとは違い、重量が全くない。
IS…フェイクコンフューズ
レーダーにジャミングやフェイク(本物とダミー混ざり)を起こさせる。また、ダミーを実体化させることもでき、相手に幻覚を見せることができる。

銀色の無造作ヘア クローン培養
ネオ・ナンバーズの情報員兼後方指揮官
二重人格があり、一つは楽観的で陽気な性格でナンバーズ一の笑わせ師。空気を読まずに親父ギャグを連発する時もある。弟や妹達からは「アニキ」と呼ばれている。
一つは残酷な性格で勝利をするためならどんな手段でも使って勝つと言う冷徹な一面も持つ。
新歴76年春に発生したデパート火災は彼の仕業。

ナンバー6…ゼクス
性別…男 推定年齢…18歳
武装…魔力放出バズーカ「ドーバーガン」
収束された魔力弾の塊を放出する肩に担ぐ砲台。威力・速射・リロードが優れている。
IS…ディーブダイバー
JSナンバー6・セインが使っていたISと同じスキル。

セミロングの金髪。純粋培養。
冷静沈着で任務を確実にこなす。天才少年。殺生を嫌っており、相手を峰打ちさせている。
そのせいかクワットルに馬鹿にされている。

ナンバー10…デキム
性別…男 推定年齢…17歳
武装…超長距離砲撃狙撃砲「ブラスターカノン」
最大2キロまでも奔流を出せることができる武器。ガンスコープで精密な射撃をすることもできる。
歪曲を発生させて別空間からの攻撃もできる。
IS…バラージショット
ブラスターカノンのリロードを高めるスキル。

赤髪のつんつんヘア。純粋培養。
無口でおとなしい性格。ナンバー11と12の良き理解者であり良き話し相手。お互いは友達と認めあっている。
バーンハルト、ナンバー1と4のやり方に疑問を抱いている。