Industry/Invention

Last-modified: 2010-05-27 (木) 08:05:40

発明(Invention)とは?

T1 BPC を利用しラボラトリ(研究所)が用意されているステーションや POS で発明を行うと、
ある程度の確率で T2 BPC を手にすることが出来ます。

発明に必要なもの

必要なスキル、アイテムは各T1 BPC の Invention タブに記載されており
各種 Data Interface x 1 種類
各種 Datacore x 2 種類
そして最低でも上記 3 種類に応じたスキルが必須となります。
BPO から直接発明は行えませんので、BPC を使用します。

必要なスキル

スキルInterfaceとDatacore備考
Amarr Encryption MethodsOccult Ship Data InterfaceAmarr系の船
Occult Data Interfaceエネルギー/アーマー/Laserタレット系のモジュール
Occult Tuner Data Interfaceエネルギー/アーマー/Laserタレット/Salvage系のRig
Caldari Encryption MethodsEsoteric Ship Data InterfaceCaldari系の船
Esoteric Data Interface電子/シールド/ミサイル/Hybrid(Railgun)タレット系のモジュール
Esoteric Tuner Data Interfaceシールド/ミサイル系のRig
Gallente Encryption MethodsIncognito Ship Data InterfaceGallente/ORE系の船
Incognito Data Interface採掘/Hybrid(Blaster)タレット&弾薬系 その他のモジュール
Incognito Tuner Data Interfaceドローン/Hybrid/Hacking/Targeting系のRig
Minmatar Encryption MethodsCryptic Ship Data InterfaceMinmatar系の船
Cryptic Data Interfaceエンジン/船体/Projectileタレット系のモジュール
Cryptic Tune Data Interfaceエンジン/船体/Projectileタレット系のRig
各種 Datacoreスキル各種 Datacore

 
船が各種族毎 (Amarr/Caldari等) に用意されているように、モジュールも分別されています。
例として Expanded Cargohold II を発明する場合、T1 BPC の Invention 欄の Material を見てみると
Cryptic Data Interface x 1
Datacore - Molecular Engeering x 2
Datacore - Nanite Engeering x 2
となっており、Minmatar 系統になっているのが分かります。必要スキルもこれに応じた物が記載されています。

必要なアイテム

アイテム発明時備考
各種 Data Interface未消費必須 何度も利用可能。
各種 Datacore消費必須 発明時に消費されますので、その都度用意する必要があります。
Tec1 BPC消費必須 BPC の ME や PE の数値は影響せず、Run 数が影響してきます
Tec1 モジュール消費無くても可 META レベルが高いほど成功率が上昇。T2 品を入れるとエラーが出ます
各種 Decryptor?消費無くても可 成功率や作成後の BPC ME/PE/RUN に影響(下記参照)

発明の手順

例として Expanded Cargohold II をラボラトリのある通常 Station 内で発明してみる事にします。

準備

  1. T1 である Expanded Cargohold I の BPC(ブループリントのコピー)の Max Run を用意。
  2. BPC を右クリック ⇒ Showinfo ⇒ Bill Of Materials ⇒ Invention 欄から必要スキルとアイテムが確認できます
  3. Minmatar Encryption Methods スキル / Molecular Engeering スキル / Nanite Engeering スキル
  4. Cryptic Data Inteinrface x1個 / Datacore - Molecular Engeering x2個 / Datacore - Nanite Engeering x2個
  5. MaxRun とは BPC で製造出来る回数 (Run) が最高値になっている状態です。
  6. アイテムによって BPC の MaxRun の数値は違いますので、BPC に記載されている「Production Limit」と「Licensed Production Runs Reaming」が同じか確認しておきます
  • ちなみに今回使用する Expanded Cargohold I の BPC の場合、MaxRun の数値は 300 になります。

開始

  1. 用意が出来たら BPC とアイテムを Station の Hangar に置き、BPC を右クリック ⇒ Science & Industry 画面を表示
  2. Installation から Invention の空きラインを選んでOKボタンを押し、条件が満たされれば発明を開始することが出来ます。
  3. INSTALLATOIN ラボラトリを選択します 空いている発明 (Invention) のラインを選んでください
    1. BLUEPRINT:使用する BPC 今回は変更せず
      INPUT/OUTPUT:入力場所/出力場所 今回は変更せず
      BASE ITEM:成功率に影響 今回は使用せず
      DECRYPTOR:成功率や BPC の数値に影響 今回は使用せず
      OUTPUT TYPE:発明したい T2 品 今回は変更せず

結果

  1. 画面左の Science & Industry⇒Jobs⇒Get Jobs ボタンを押すと作業内容が確認できます。
    ※表示されない場合、Activity/State/Range/Owner 欄の選択が正しいか調べてください。
  2. 発明時間が過ぎると STATE の項目が緑文字で Ready になりますので、「Expanded Cargohold I Blueprint」を選び右下の「DELIVER」ボタンを押します。
  3. 成功すればメッセージと共に「Expanded Cargohold II Blueprint」のコピーがステーションのカーゴ内に入り、失敗した場合はその旨のメッセージが表示されます。
  4. 今回出来上がった BPC を見てみると ME-4 PE-4 10Run になっています。この数値や成功率を変える場合は別の要素が必要になります。

BPC の数値

ME と PE

通常出来上がる T2 BPC の ME/PE 値は共に -4 で固定されています。ME/PE 値の高い T1 BPC から発明してもなんら変化はありません。
ME/PE 値を変化させる場合は発明時に Decryptor を使用します。
あくまでも例ですが、Expanded Cargohold I の BPC に Decryptor である Assembly Instructions を使用した場合、出来上がる T2 BPC は ME-5/PE-2 に変化します。

  • Decryptor を使用した際の修正値
    成功率MEPERunAmarrCaldariGallenteMinmatar
    x 1.8-1+24War StrategonInstallation GuideStolen FomulasAssembly Instructions
    x 1.2+2+51Classic DoctrinePrototype DiagramTest ReportsAdvanced Theories
    x 1.1+3+30Formation LayoutTuning InstructionsCollision MeasurementsCalibration Data
    x 1.0+1+42Sacred ManifestoUser ManualEngagement PlanOperation Handbook
    x 0.6-2+19Circular LogicInterface AlignmentChart Symbiotic FiguresCircuitry Schematics
  • 発明で手に入る T2 BPC の ME 値と Wastage 
    Decryptorx1.1x1.2x1.0なしx1.8x0.6
    ME値-1-2-3-4-5-6
    Wastage20%30%40%50%60%70%
  • Run数
    W =DecryptorのRun
    X =T1 BPC Run
    Y =T1 BPC Max Run
    Z =T2 BPC Max Run
    T2 BPC Run = min(max(floor(X/Y*Z/10,1)+W,1),Z)
     
  • 100 回製造できる Expanded Cargohold I BPC を使うと、何 Run の T2 BPC が出来るか計算してみます。(Decryptor 無し)
    W = 0 (使用せず)
    X = 100  (Expanded Cargohold I BPC の製造可能数)
    Y = 300 (Expanded Cargohold I BPC のProduction Limit)
    Z = 100  (ゲーム内の Autolink 等で調べることが出来ます)
    T2 BPC Run = min(max(floor(100/300*100/10)+0,1),100)
    T2 BPC Run = min(max(floor(3)+0,1),100)
    T2 BPC Run = min(max(3,1),100)
    T2 BPC Run = min(3,100)
    T2 BPC Run = 3
    ※Prodction Limit を超えた BPC(修正パッチ前に作成)を使用した場合、この結果にはなりません。
    船を発明した場合の数値です。
    使用BPCDecryptor完成するT2 BPC の Run 数
    1Run未使用T2 BPC 1Run
    1Run使用T2 BPC Decryptor の Run 値(0 の場合は 1 Run になります)
    MaxRun未使用T2 BPC 1Run
    MaxRun使用T2 BPC Decryptor の Run 値 +1

成功率を上げてみる

成功率はスキル・BaseItem・Decryptor の3つが影響します。

  • スキル
    各種族の Encryption Methods
    各 Datacore に該当するスキル
    極めるなら当然レベル 5 ですが、4 ⇒ 5 ではキャラにより 20 日前後かかります。R&D が絡む場合もありますのでよく検討してください。
  • Base Item
    モジュールの場合、Showinfo に META LEVEL が記載されており、発明時に使用すればこの数値が高いほど成功率は上がります。
    例)Expanded Cargohold の場合、META LEVEL 3 のアイテムは Beta Hull Mod Expanded Cargo です。
    ある程度発明スキルがあれば無くても利益は出ます。使用すると原価が跳ね上がり意味のない場合もありますのでよく計算してください。
    T2 品を使用することは出来ません。
    船は META LEVEL が設定されていません。
  • Decryptor
    各種族に応じた Decryptor が用意されています。(前述の表を参照)成功率 1.8~0.6 倍まであり、当然 1.8 倍が一番良くなります。
    しかし出来上がる BPC の ME/PE/Run 数にも大きく影響し、Decryptor 自体の価格も計算に入れる必要が出てきますので、必ずしも成功率の高い Decryptor が良いとは限りません。

原価を下げてみる

  • Decryptor を利用
    1 run 辺りの原価を下げる場合、大きく利幅の取れる品で且つ発明資金に余裕があれば、Run 数を増やす Decryptor を使用します。
    例)安く手に入る T1 Ship BPC 1 Run と +9 run の Decryptor を組み合わせ 9 run の T2 Ship BPC 等。
    逆に成功率と ME の数値が下がり Decryptor 自体の価格も影響する為、他 Decryptor もしくは使用しない等計算が必要です。
    特に生産時大量のマテリアルを消費する大型船の場合、ME マイナス値が製造原価に大きく響きますので注意してください。
  • BPC を自前で用意する。POS と Mobile Laboratory があればT1 BPO のコピー⇒T1 BPC 入手⇒T2 BPC 発明といった一連の作業が出来ます。
  • 探検で発明に必要なアイテムを入手する。
  • 毎回消費される Datacore を Reserch Agent? から手に入れる。

POS での発明

POS の Mobile Laboratory を利用した場合、通常 Station に比べ発明にかかる時間が半分になります。
手順は Station と同じく Mobile Laboratory に必要なアイテムを入れて行います。

応用編

  • 遠隔操作
    Scientific Networking スキルを利用すれば、離れた場所からでも発明が出来ます。
  1. POS で行う場合、Mobile Laboratory 内に必要な Interface と Datacore を入れておきます。
  2. BPC を同 System の Station 内 Corp Hangar に用意。
  3. 別の場所にて画面左の Science & Industry ⇒「Corp Blueprint」や、「Corporation Assets」から発明に使いたい BPC を選択
  4. 右クリック ⇒ Invention 画面を出して、INSTALLATOIN で研究設備の場所を指定します。
    この際、出来上がった T2 BPC は Mobile Laboratory の中に入ります。
    • Station の個人 Hangar からでの発明は行えませんので注意。
    • 別地域での Mission や採掘の合間にでも行えますので便利です。
    • 画面左の Science & Industry ⇒「Blueprints、Corp Blueprint」や「Corporation Assets」等からでも操作出来ます。

発明での注意点

数種類の T2 品を発明できる T1 BPC の場合、Invention 画面⇒「OUTPUT TYPE」の項目は必ず確認してください。
最初に表示される T2 品が、必ずしも発明対象の品であるとは限りません。
間違えたまま開始してしまうと別アイテムの BPC になり、更に大赤字になる可能性があります。

現在では競争も高まり、T2 品全てが黒字になるとは限りません。
特に過去に配布(現在は行われていません*1された T2 BPO の所持者には、どうしても価格面で不利になる為
発明品の Market 需要や場所、原価をよく検討することが大事になります。


*1 以前はリサーチエージェントから稀に入手することが可能でした。