Tracking とは
Tracking とは砲の目標追従性能を指し、主に Turret の命中判定に用いられる。
Tracking に絡む要素
Turret の命中判定には、以下による計算式が用いられる。
敵艦との距離
敵艦の信号強度(Signature Radius)
自艦に対する敵艦の見かけの相対速度 (Transversal Velocity)
Turretの信号解像度(Signature Resolution)
Turretの追従速度 (Tracking Speed)
Turretの最適距離(Optimal Range)
Turretの減衰距離(Falloff Range)
この計算式で算出されるのはhitする確率です。
あとはランダムな確率判定が行なわれ、hitと判定されると、次のDamage算出に進みます。
hitしなかった場合にはlogに以下のどれかのメッセージが流れます。
misses X completely
barely misses X
glances off X
- range [m]
ターゲットとの距離 - Transversal Velocity [m/s]
ターゲットの見かけ上の速度。デフォルトでは表示されないが、Overviewの設定で表示出来る。
正確には、ターゲットの速度ベクトルと自機の速度ベクトルの差を自機からターゲットへの視線ベクトルへ下したベクトルの長さ
分かり易く言うと、自機と敵との速度差。- 例えば自機が静止して、ターゲットが400m/sでorbitしているとTransversal Velocityは400m/s。
- 自機も敵も同方向に200m/sで進行しているなら0m/sになる。
- 自機と敵が逆方向に200m/sで進行しているなら400m/sになる。
- Signature Radius [m]
ターゲットの半径
船のタイプによる典型的な半径は以下のとおり。- Frigate: 40m
- Cruiser: 125m
- Battleship: 400m
大きいほど当てやすくなる
- Tracking Speed [rad/sec]
TurretのTracking速度
目標を追従しながら回転する場合の回転速度。
大きいほど当てやすいが、Turretが大きいほど重くなるため回転速度は落ちる。 - Signature Resolution [m]
Turretの分解能
小さいほど当てやすい。
Turretの大きさによって以下のように決まっている- Small Turret: 40m
- Medium Turret: 125m
- Large Turret: 400m
- XLarge Turret: 1000m
- optimal [m]
Turretの最適range.
長いほど遠くまであてられる。 - falloff [m]
Turretの減衰
長いほど減衰が小さい
命中率を上げるには?
遠くの敵に対して
optimal+falloff以内に敵をおさめる。これで半分以上はあたる。近づけすぎると追従できなくなるので注意
Optimal向上 -> Tracking Enhancer (passive), Tracking Computer (active) を装備
近くの敵に対して
transversalVelocity(相対速度)を下げる
自分の最大速度が相手の最大速度と同じか上まわる場合、同スピード・同方向に飛ぶようにうまく舵とりをすれば0m/sにすることができる。こうすると、tracking factor=1になるため、optimal以内の敵には100%命中する。ただし舵とりは結構むずかしいし、忙しい。
相手のSignature Radiusを大きくする
Target Painterというモジュールで何割か増加させることができる。が、activeでoptimalは短かめ(25%増加できれば、tracking speedを25%増加させるのと同じだけの効果がある)
tracking speedを上げる
tracking speedのよい武器を選ぶ
Motion Prediction Skill
Tracking Enhancer (passive), Tracking Computer (active) を装備
Droneのtracking speedはたいてい0.5以上
Signature Resolutionの低い武器を選ぶ
frigate相手にはBSでもsmall turretを装備することにより攻撃を当てるという手もある。追加moduleなどでは改善されない。
Droneのsignature resolutionはどれも25mなのでこれを装備するのもよい。