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Last-modified: 2014-01-27 (月) 23:28:32

アルムの苦悩

 

アルム  「クソッ……! これでも駄目だとは……!」
ロイ   「あれ、どうしたのアルム兄さん」
リーフ  「新しいキャラ作り?」
アルム  「……ちょっとこれ、食べてみてくれる?」
リーフ  「ん……なにこれ、やけに赤い大根だね?」
ロイ   (……なんか、嫌な予感が……)
リーフ  「これを食べろっての? どれどれ……」

 もぐもぐ……

リーフ  「……うん、別に何て言うこともなくふつ……うぎゃぁぁぁぁぁぁっ!?」

 ゴォーッ!

ロイ   「うわ、火を噴いた!?」
リーフ  「か、辛い、辛い、辛いぃぃぃぃ! ひぬっ、ひんじゃうぅぅぅぅ! みず、みず、みずーっ!」
アルム  「……そうだよな、やっぱりちゃんと辛いよな……なのにどうして……!」
ロイ   「どういうことなの……」
アルム  「ああ……僕の家庭農園に出没するイレースさんを撃退するために交配した
      10000倍の辛さの大根なんだ。火竜も悶絶する辛さなんだけど」
リーフ  「そんなもん喰わせるなよっ!」
ロイ   「ああ、リーフ兄さんが見事なタラコ唇に……」
アルム  「ところがこれを食べたイレースさんときたら『物足りません……』だと……!
      ちくしょうっ、どうやったらあの人を撃退できるんだ!
      胃を溶かすやつも幻覚を見せるやつも駄目だったし……!」
ロイ   (ベルン署のガサ入れが入ったら間違いなく捕まるな、アルム兄さん……」
アルム  「……まあ仕方ない。これは普通に売るとするか……」
リーフ  「って、売れるのかい、こんなの?」
アルム  「売れたよ? ええと、ナンナさんとミランダさんとサラが『使えそうだから』って百本単位で……」
リーフ  「ロイ、僕ちょっと旅に出るよ」
ロイ   「黄泉路にお気をつけて……」