28-10

Last-modified: 2014-01-28 (火) 00:24:04

ほら、エイリークってエフラムのアレだしさ

 

エイリーク「はぁ……」
ターナ  「どうしたのエイリーク、朝からため息なんか吐いて」
エイリーク「……兄上のことなのだけど、最近たくさんの幼い女の子たちと(ry」
ターナ  (うわー、珍しくエイリークが愚痴っぽい……本当に悩んでるのね、これは)
エイリーク「どうしてこのようなことになってしまったのか……心配だわ、いろいろと」
ターナ  「うーん……まあ、気持ちは分からないでもないんだけど……」
エイリーク「……? だけど?」
ターナ  「いや、なんていうか……」

 と、そこでふと顔を上げたターナは頬を引きつらせる。

ターナ  「あの子たち、また……!」
エイリーク「……? あら」

 エイリークの顔に微笑みが浮かぶ。
 その視線の先にいたのは、

ユベロ  「お、おはようございます、エイリークさん」
チャド  「あ、おいずるいぞユベロ、抜け駆けするなよ!」
ルゥ   「まあまあ……あはは、すみませんエイリークさん、みんな子供で……」
レイ   「フン、全く下らない奴らだ……お、俺はただこいつらに付き合ってやってるだけなんだからな!」
ユアン  「ようし、今日こそエイリークさんのパンチラを……」
ロス   「ユアンてめぇ、エイリークさんに変なことしたら頭カチ割るぞ!」
コープル 「物騒だよロス、エイリークさんの前で野蛮なこと言わない方がいいよ」
ニルス  「エイリークさん、今日の放課後僕と一緒にどっかへ遊びに行かない?」
アスベル 「それよりも僕と一緒に勉強を」
シャルロー「抜け駆けは駄目だってば……」

ターナ  「……」
エイリーク「おはようございます、皆さん。今日も元気にお勉強して下さいね」
ガキども 「はーい!」
エイリーク「ではごきげんよう、皆さん」

 しずしずと歩き去るエイリーク。
 その隣を歩くターナがちらりと後ろを振り返ると、うっとりした顔でエイリークの残り香を嗅いでいるガキどもの姿が。

エイリーク「ふふ、紋章町の男の子たちはみんな元気で礼儀正しくて、見ていて心がなごみますね……」
ターナ  「……」
エイリーク「あらどうしたの、ターナ。変な顔して」
ターナ  「いや……何て言うか、やっぱりあなたたちって双子なんだなあと思って」
エイリーク「……?」