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Last-modified: 2014-02-01 (土) 11:29:14

アルムRPG

 

ルーテ「というわけでできました。アルム君を主役にしたRPGです」
アルム「…何がどういうわけか知らないけどさ。まあいいや、久々に主役だし」
ルーテは珍しく1人で居間にいたアルムに開発したゲームを差し出した。
アルム「どれどれ」
起動し、タイトル画面を見る。テーマ曲はもちろんFEのテーマだ。
ルーテ「操作方法は一般的なRPGと共通です。ではがんばってください」

今日はセリカとバレンシアでデートのアルムは部屋でセリカの準備を待っていた。
アルム「ふう…そろそろ行かないとデートに遅れちゃうな」
シグルド「セリカとデートだと!?KINSHINNは許さん!」
突然画面に登場したシグルドが颯爽とセリカをさらっていった。
シグルド「はっはっは!これでデートはできないな」
セリカ「ちょ、ちょっと!離してよシグルド兄さん!?」
シグルド「今日の夕飯までには戻るとエリンシアに伝えてくれ。ではさらばだ」
そう言って窓から窓ガラスを割って、家から飛び出すシグルド。
残されたのは呆然としたアルムと窓から伝わるシグルドの血痕だけだった。
さあ、プレイヤーの君はレベルを上げ、シグルドを倒してセリカとデートするのだ!
アルム「…とりあえず物置からファルシオンを持って行くか」
部屋を出て、居間にいるミカヤ姉さんに伝言を残すアルム。
ミカヤ「気をつけてね。もし怪我したら私が治してあげるわ」

アルム「あれ?ミカヤ姉さんは仲間になったりするの?」
ルーテ「はい、とある条件を満たせばシグルドさん以外の兄弟は仲間になります」
物置に移動したアルムはファルシオンを探すのだが…
アルム「あれ…ファルシオンが見つからない…ん、何だこの張り紙は?」
『ファルシオンをちょっと借りるぞ アイク』
アルム「…じゃ、じゃあ王家の剣で…」
『ちょっと王家の剣を貸してもらうね マルス』
アルム「剣でシグルド兄さんと戦うのはきついなぁ…」
こうしてアルムのマルスとアイクを探してからセリカを取り戻す冒険が始まった。
フラグを立てているロイを助けたり、ナンパをしているリーフを引っ張ってきたり、
胸が小さいと嘆いているエイリークを豊胸ゼリーで釣ったりしていった。

アルム「リーフのHPが999で専用以外の全部の魔法使えるのはずるくない?」
ルーテ「そのかわり途中の戦闘で属性姉の敵がでると強制離脱します」
アルム「リーフらしいね…あとエイリーク姉さんの技に覚醒ってあるけど…」
ルーテ「貧乳であることを糧にして暴走状態になります。能力2倍になります。あとノールは部室にいますよ」
アルム「ノールさん終わった。おっと、そろそろHPが危ないな。ミカヤ姉さんに回復してもらおう」
ルーテ「そうですね。これならあのイベントも発生します」
ミカヤ「…ゼェハァ…か、回復するの?」
アルム「ニア はい
      いいえ」
ミカヤ「…も、もう…だめ…」

アルム「ちょ!?ミカヤ姉さん倒れちゃったよ!?」
ルーテ「はい、癒しの手を再現してみました。これで回復させるのが仲間加入フラグです」

ミカヤを仲間にすると戦闘中にどこからともなく衝撃波が飛んできたり、敵のHPが1になったりする。
ロイがいないときにヘクトルにダイエットの本を渡したり、セリスにマミー君を渡すと仲間になった。
エリウッドに胃薬を渡し、エリンシアにKINNIKU雑誌を渡し、エフラムに月光と流星と太陽を渡すのも同様である。

アルム「兄弟の大半が物で釣られてる気がするのは気のせいかな…?」
ルーテ「気にしないでください。それよりそろそろマルスさんとアイクさんに会いましょう」
マルスのところに行くと王家の剣でチキ達と遊んでいた。返してと頼むと…
マルス「えー…今からチキと勇者ロ○と魔王ごっこするんだけど」
リン「マルス!!またあんたはメディウスさんをいじめたんですって!!」
突如現れたリンにマルスは連行され、王家の剣はチキが持ったまま2人はいなくなった。
こうしてマルスから王家の剣を取り戻したアルムはアイクを打ち倒してシグルドと対峙した。
シグルド「よく来たなアルム!セリカとデートしたければ私を倒すしかないぞ!」
アルム「作戦 みんなあつまれ
       とつげき
      ニアアイク兄さん頼む」
アイク「どうして俺の前に立った?悪いが兄さんといえども容赦はせん」
シグルド「あ、ちょ、天空はあーッ!?」
こうしてアルムは無事セリカを助け、無事にデートをできましたとさ。めでたしめでたし。
ルーテ「どうでしたか?」
アルム「…まあ、楽しかったよ」
ルーテ「これを夏に販売しようと思ってるのですが?」
アルム「シグルド兄さんに殺されたくなかったらやめた方がいいよ」

終わり