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Last-modified: 2014-02-03 (月) 21:09:31

サラ「それにしても……本当に寒いわね、この部屋」
エフラム「一応暖房はあるんだけどな、今月は家計が苦しいらしいから節約中だ」
サラ「兄様は平気なの?」
エフラム「まあ、寒さに耐えるのも鍛錬だと思えばな。アイク兄上なんか上半身裸で外に出て素振りしてたぞ」
サラ「聞くだけで体が冷えるわね……」
エフラム「まあ、それはそれとしてだ」
サラ「なに?」

エフラム「お前、いい加減に俺のベッドから出ろ」
サラ「嫌」

エフラム「相変わらずいきなり現れた上に俺のベッドを占領して長々と居座るとか何なんだ!?」
サラ「だってこの部屋寒いから布団に入ってないと居られないじゃない」
エフラム「だったら帰って自分の部屋の布団に入ればいいだろ」
サラ「女の子が遊びに来てるのに帰れとか健全な男子の言う台詞とは思えないわね……」
エフラム「……そういう話じゃないだろ。もう子供は寝る時間だぞ、早く帰るんだ」
サラ「そこは『もう遅いから今日は泊まれよ』って流れじゃないの?」
エフラム「お前はリワープで一瞬で帰れるだろ」
サラ「リワープだってタダじゃないし……節約できるところは節約しなきゃ」
エフラム「お前なあ……大体ここより自分の家の方が暖かいだろ?」
サラ「……暖房はあるけど……誰もいないし」
エフラム「……そうか……分かった、好きにしろ」
サラ「……ありがと。ここは暖房も経済事情も寒いけど心は温まるわね」
エフラム「……褒めてるのかバカにしてるのかどっちなんだ?まあいい、じゃあ別の布団敷くから……」
サラ「そんなことしなくても一緒に寝ればいいじゃない」
エフラム「あんまりふざけてると布団を引っぺがすぞ」
サラ「ああ……逆上した兄様に無理矢理剥かれちゃうのね……」
エフラム「……やっぱりお前帰れ」

 

マンフロイ「…ロプトウス様ロプトウス様はよサラとエフラムのカプが成立しますようにっ!そしてワシへの被害が減りますように!」

サラ「へぇ…」

マンフロイ「びくっ…」

 

マンフロイ「孫の幸せはわしと教団の者全員の平穏に繋がるので宜しく頼む」
エフラム(な、何か一瞬で重いものを色々背負わされたような…)