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Last-modified: 2014-02-05 (水) 18:08:05

乙ですー
聖戦好きなので聖戦組みが活躍するとうれしい

アルヴィス「わははは!みよこの旋回性能と機動性!大空は私の者だ!」
シグルド「ぬううアルヴィス、嫌味か貴様!」

5万Gもした10/1ラジコンラジャイオン(アシュナード人形付き)が空をゆく。
シグルドに自慢したくて仕方ないアルヴィスは昼休みにシグルドを会社の屋上に呼んだのだ。

アルヴィス「お前もドラゴンナイト消しゴム(100G)があるだろう。一緒に飛ばせて競争で勝負というのはどうだ?」
シグルド「ええい大人げないやつめ!」
とは言うものの羨ましくて仕方の無いシグルド兄さん。
逆の立場なら多分自分も自慢しただろうし。

そこで屋上の扉が開く。
レプトール「ばかもんなにやっとる!」
アルヴィス「うわっ専務!?」
シグルド「げげっ!?」
レプトール「いい大人が…それも管理職ともあろうものが職場に玩具なんぞ持ってくるでないわ!」
二人そろって専務の説教を食らう羽目になった。自業自得である。
がっくり肩を落とすアルヴィスとシグルド。
やがて専務は憤懣やる方ない調子で屋上を出ていった。
レプトール「まったく最近の若い者はたるんどるけしからん」
そこで行き会ったのはお髭が豪快なランゴバルト常務である。
ランゴバルト「専務。今夜久々にどうですかな?」
レプトール「おう、いいですなあ」
それを聞いた部下たちは二人が飲みにでも行くのだろうと思った。
二人は付き合いも長いらしいし。

その夜……人気の無い貸し倉庫……
レプトール「まったく…こんな風に人目をはばからんといかんとは不便な事よの」
ランゴバルト「仕方あるまい。今やワシらも専務と常務。昔のように気楽には振舞えんよ。家族の手前も恥ずかしいしの」
レプトール「そうじゃの…じゃが今なら遠慮はいらんぞランちゃん!」
ランゴバルト「おうよレプちー!まずはメンコ勝負じゃい!」

二人はナイトやマージが描かれたメンコを手に取る。
メンコって何かって?
厚手の紙で作った昔の玩具です。このスレの住人がどういう世代の人が多いかは知らんけどやった事ある人は少ないんじゃなかろうか。
地面に置いたメンコの側に攻撃側がメンコを叩き付けてうまくひっくり返れば勝ち。
勝者は敗者のメンコを貰えます。詳しくはググッて欲しい。ローカルルールもまちまちであるので。
ランゴバルト「うおおりゃあ!」
バチーン!
ランゴバルト「ワシの勝ちじゃいレプちー!マージメンコは貰っていくぞ。がははははは!」
レプトール「くっこの馬鹿力め……次はベーゴマじゃ!銀玉鉄砲でもいいぞ!」

TVゲームなど無い時代に少年時代を過ごした二人の老人。
子供の頃は日が暮れるまで紋章町を駆け回り近所の駄菓子屋で玩具やお菓子を買ってはこうして勝負に明け暮れていた。
あれから数十年…町はすっかり姿を変え二人の髪は白髪になり、孫を持つ年になり大勢の部下も持った。
多くの人間に責任を持つ身として、また厳格な家長として威厳のある姿を見せなくてはならない二人。
だが今はこうして童心に戻って遊んでいる。もはや白髪頭の老人ではあるけれど。
男はいくつになっても子供みたいなものかも知れない。

 

いいなあ、ここのグランベル商事の皆さん。 なんか和む。

しかしフリージの皆さん、根っこはオタ趣味な人が多いなあ。
ブルーム「父上のメンコのイラストから漫画にあこがれ、
      グッズ作りに手を出しカードゲームのイラストに手をだしたんだよなあ。
      そしてイラスト仲間からヒルダに出会った。何が縁になるんだかわからんな」
ヒルダ  「人生そんなもんさね。でも娘や息子はアンタの趣味を理解してるわ。
       イシュタルはあきらかに漫画よりゲームの方が好きなんだしね」