アルム「えーっと、これが大量のビグルを燃やした灰?」
セリカ「そう。突然湧いて出たものだから、一か所に集める余裕もなくて一気に燃やしちゃって……」
アルム「仕方ないね。箒で集めて袋に詰めて、ゴミ捨て場に持っていくよ」
セリカ「ごめんね。わたしはあっちの方の片付けがあるから……」
アルム「ふう……結構な量になったなあ。しかし、ビグルの灰か……何かに使えないもんかな。
……季節も季節だからしょうがないけど、枯木ばっかりで寂しい風景だなあ。
そうだ! この灰を撒いて、『枯れ木に花を、咲かせましょー!』なーんて」
ドロシー『はい、こちら現場のドロシーです! 現在紋章町全域で、冬だというのに桜が満開になるという怪奇現象が……』
ユンヌ「駄目よー、アルムちゃんはミラの加護を受けてるんだから、迂闊なことしちゃ」
アルム「すみません……って謝るところなのかなこれ……」