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Last-modified: 2014-02-05 (水) 12:59:28

サラ「そろそろバレンタインだけど、何か考えてる?」
ミルラ「はい、自分でチョコを作ってお兄ちゃんに渡そうと思って」
アメリア「あたしもそんな感じかな……」
サラ「まあ……それもいいと思うんだけど、インパクトが足りないと思わない?」
ミルラ「そう……ですか?」
サラ「いくつか考えてみたんだけど……バレンタイン当日の朝にこっそり布団に忍び込んで渡す、っていうのと
    チョコに色々仕込んで渡す、っていう作戦が……」
アメリア「それチョコ渡すっていうより襲撃に近いよね。ていうか仕込むって何!?」
サラ「……まあ命に関わったり、後遺症があるものではないのは保障するから」
アメリア「……ま、まあそれは置いておくとして、なんでそんな作戦を……」
サラ「多分……というかほぼ確実に、兄様はバレンタインに年端もいかない子供とか血の繋がった妹から山ほどチョコをもらうと思うの。
    そんな状況で普通にチョコを渡しても印象に残らないと思って」
アメリア「それは……そうかもしれないけど」
サラ「そんなわけだから、早速今から私の部屋で作戦会議ね」
ミルラ「い、今からですか?ずいぶん急な……」
サラ「なに言ってるの、お菓子扱ってる店ならバレンタイン用のチョコの注文なんて先月から受け付けてるし、
    むしろ今から準備なんて遅すぎるくらいなんだから」
ミルラ「そ、そうなんですか……」
サラ「あ、さっき言い忘れたんだけど三番目の作戦で、裸にリボンだけで体にチョコクリームで『私を食べて』って書くっていう……」
アメリア「……ごめん、やっぱりやめとく」