リーフは考えていた。
人はお互いに選びあってそしてカプる。
選ばれなかった者は喪となる。
いや、人に限らない。動物種とて幾多の雄が雌にアピールしたり雄同士奪い合ったりして
子孫を残す相手を選びあっているのだ。敗れた者はやはり喪となる。
だが…植物種はどうか?
花粉を飛ばし…そして飛んできた花粉が誰の物でも拒まない。来る者拒まずで受け取る。
そう植物は相手をまったく選ばない。フッたりフラれたりしないのである。
つまり喪になる事は無いのだ。
そして僕は葉っぱ。いわば植物の系譜に連なるもの。
ここでもう一つ考えてみよう。
動物種寄りの人々…ラグズ、タグエル、ガルーに妖狐…そういう人々がいるのである。
となると植物種寄りの人々。他のRPGやファンタジーとかにいそうな、ドリアードだのアルラウネみたいな
植物っぽいおねいさんももしかしたらいるかも知れない。タグエルみたいに数が少ないだけで。今後の新作にもいるかも知れぬ。
なら今後の新作に向けて今からさっそく花粉を撒いて植物のおねいさんとイイことしよう。
リーフは全身から花粉を撒いた。
周りの人々はくしゃみや涙や鼻水に苦しんだ。
迷惑だなにしやがる。リーフは袋叩きにされた。
コノヒトデナシー
リーフは考えていた。花粉は周囲の人々に大不評だ。
これなら喪脱出できると思ったのだが…
そういえばイメージトレーニングというものがある。
ボクシング等でも相手をイメージしてシャドーボクシングの練習をする。
イメージするのとしないのとでは成果にはっきり差があるのである。
ならば自分がリア充になったイメージをしてみればトレーニングになり、
リアルでもだんだんリア充に近付くのではないか。
なら身近な人に自分を当てはめてイメージしてみよう。
エフラム→リーフ
ノノ→シギュン様
ンン→ディアドラさん
親子で娘側も成熟したおねいさんなのはこの人らくらいしか思いつかなかったとも言う
兄の愛する人にハァハァしたりルパンダイブしたりは自重してたが、シグルド兄さんもう完全にフラれて諦め
ラケシスさんに走ったようだからもうよかろう。
そしてシギュン様と致しながらディアドラさんの攻撃の応援を受ける。
その光景を眺めながら自分の順番を待つ嫁たち。
ミルラ→セライナさん
チキ→ナギさん
セツナ→そのままでOKだが兄嫁なので自重してリンカさん
ファ→イグレーヌさん
ミタマ→オロチさん
イドゥンさん→そのままでもバッチコーイだが兄嫁なので自粛してセシリアさん
アメリア→アメリア母
エリーゼ→カミラさん
サクラ→ミコト様
キヌ→アスタルテ様
ベロア→ニケ様
サラ→ソーニャ様
このメンツでリーフはイメージトレーニングに勤しんだ
…人、それをただの自家発電という
葉っぱが自重と自粛、だと……!?
リーフ「僕だってさすがにそのくらいは抑えるさ。ルパンダイブとかセクハラとかしないよ。
妄想くらいはいいと思うんだけど…ただ…シグルド兄さん、KINSINNと同じくらいNTRに怒り狂う人だから。
妄想すら許してくれない気がしてね…も、妄想じゃなくてイメトレね。と、ところでシグ……ブババババババ……」