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Last-modified: 2017-03-30 (木) 21:56:55

牢の中

 

ジェミー「どーなってんの!?釈放は!?まだ!?お兄様、ナーシェンさんどうしちゃったのよー!?」
リーフ(うん、ゼフィールさんへ連絡できてよかったかな。悪いけど釈放は台無しさ。もっとも僕も脱獄の罪で再逮捕だけど)
ジェミー「くっそ…こんな臭い牢屋の中にいつまでいればいいのよ…あのジジイは発電がどーとかでもう釈放されたのに…」
リーフ(あ、僕の留守はアトスさんが代わりにやってるんだ?上手くいってるのかな。どうだろ)
ジェミー「会長は取り調べで戻ってこねーし…ハァ、やってらんね。お兄様の差し入れ吸おうっと…」
リーフ(タバコ吸い始めたし、同じ牢内に僕がいるのにまったく気を使う気はないみたいだ。
     デリカシー無い娘だなぁ。まぁ僕はどんな汚染された環境でも平気だから副流煙くらいどうってことないけどさ)
ジェミー「あん、何見てんのよ。地味くせー奴ぅ」
リーフ「んん、別に」(…盗賊や山賊が多くて牢が足りないのはわかるけど男女を同じ牢に適当に放り込むんだからベルン署もいい加減だなぁ)
ジェミー「ふわぁぁ……だっるぅ。寝るくらいしかすることねーし…」
リーフ「ほい、君の分の毛布」
ジェミー「…ふん」
リーフ(ありがとの一言も無いんだなぁ。まあこういう場所だし悪い子には慣れてるけど)

 

夜も更け……

 

リーフ(毛布にくるまって…すぐ寝つけると思ったけどだめだ。ちゃんと日課こなさないと悶々して寝付けないや…
     そもそも逮捕された時に見たブルーニャさんやミレディさんの色気で、僕は…僕はもうっ!…寝てるよね?)チラ
ジェミー「Zzzzzzzzzz………」
リーフ(石の床に転がって毛布にくるまるだけなんて寝つけなぁ〜い、私の体はデリケートなのよ!ベッドは?スプリングきちっとしてないといやよ!
    …とか言ってたわりにあっさり寝付いてる…じゃ、いいか)モゾモゾ
ジェミー「すぴ〜〜〜くぅ〜〜〜…」
リーフ(毛布内で…ズボンとパンツをパージ!脳内…今回はブルーニャさんとミレディさんをチョイス…妄想!はぁはぁブバババ…
    …僕もさすがにどうかって気もするけど、まぁあの娘も僕にまったく気を使わなかったし、それに起きないでしょ。だからいいか。
    もう我慢できそうにないし…唸れ僕の恋人の右手!発電開始!!!)モゾモゾモゾ…
ジェミー「んふ〜〜おにいさま〜〜〜♪……すやぁ…」
リーフ(今夜はハイスコア目指そう!量も回数も!ティッシュティッシュ…)シュバババババ
ジェミー「ふぇ……」
リーフ(ムハアアアアアアッ!声を毛布咬んで抑えて…ハァハァ…)ズバババババ
ジェミー(…るっせーわねぇ…目醒めちゃったじゃない……あの地味男、さっきからモゾモゾモゾモゾ変な音立てて…文句言ってやる)チラ
リーフ「ハァハァハァハァ……うっ……ふぅ……一回目…」
ジェミー(……いっ!?…な、何あいつ…あの顔…あの息の荒さ…まさか……)
リーフ「よし二回目行こう、今度は脳内でセシリアさんイグレーヌさん…うん、封印チームメインで行くかな」(脳内で呟くはずが声が出てる事に気が付いてない)
ジェミー(く…くさっ!?イカくさっ!?……つか…イカくさいの通り越して…その辺の雑草磨り潰して青汁絞り出したような臭いがするし!?
     なんなのあいつ人間なの!?ペンペン草じゃないの!?)
リーフ「ハァハァハァハァ…ぬふぅ…」
ジェミー(もう二回目っ!?はやっ!?はえーし!?早ろ……や、やべ…臭いが牢ん中に籠って…
      つーか、私が同じ場所で寝てんのに…なんて奴!?信じらんねー!最悪!キモ!変態!デリカシーってもんがないの!?)(ブーメランには気が付いていない。気が付いても自己中なので気にしない)
リーフ「三度めは脳内にギネヴィアさんとエレンさんにお越しいただこう。ハァハァハァ」
ジェミー(発電済んだのに賢者モード無しですぐに再開!?どーゆースタミナよ!?)
リーフ「…うっ……さぁリトライ!」
ジェミー(しかも早いからすごいスパンで回数が増え…あっ!?使ったティッシュを毛布から放り出した!?
     きったねぇっ!しかも夢中になってこっち気にもしなくなってる!?ちょ、ちょっとこっちの方に投げんな!)
リーフ「さすが僕、何度してもすぐに元気さ!エフラム兄さんやアイク兄さんみたいにおねいさん満足させられると思うんだけどな…
    そりゃ早さとかサイズはアレだけどさ…ねぇ、剣にスキルポイント振ってもっと立派な剣にならないかなー…
    もう十代後半で成長期過ぎたエイリーク姉さんの胸じゃあるまいし、中学の僕のはまだ大きくなる余地あると思うんだよなあ」
ジェミー(自分の剣覗き込んでぼやきはじめた!?…夢中になって毛布もうはだけてるし…何あれ…小っせ。ダッサ)
リーフ「さ、今日は目指せ100回!…ハァハァハァ…」
ジェミー(さ、再開した…くさっ!?イカ臭さ青臭さがこもりにこもって…つーか…あっけにとられてつい黙って見てたけど…)
リーフ「ハァハァハァハァ…ッ!」
ジェミー「くっさいわよ!ボケェ!」
リーフ「うわぁっ!?ち、ちょっと!?人の自家発電覗くなんてデリカシー以前の問題だよ!」
ジェミー「覗いてねーよ!?最初っからいただろーが!フツー、人がいるのに自家発電する!?
      どっちがデリカシーないってのよ変態!カス!死ね!青汁野郎!」ゲシゲシ
リーフ「…ぼ、僕の剣を…け…蹴り……こ、この…ヒトデ…ナ…シ……ぐふっ……」
ジェミー「汚ぁぁぁぁぁぁぁっ!?足についた!サイッテー!?死ね!」
リーフ「それ…僕のせいじゃないじゃん……」

 

ツァイス「こらぁうるさいぞお前ら!静かに寝てろ!」
ジェミー「寝れるかぁぁぁ!このゴミカス自家発電しやがってんのよ!くっさくてキモくて…」
ツァイス「…変態だ変態だとは思っていたが…ここまでとは…」
リーフ「…剣を蹴り飛ばされた僕の被害も考えてよこのヒトデナシーこれ傷害事件と違うの?」