60-238

Last-modified: 2017-03-30 (木) 22:02:25

アイラ「……なぁスカサハよ」
スカサハ「ん、何?」
アイラ「最近マケドナルドが繁盛してるらしいな」
スカサハ「俺のクラスメイトのセリスちゃんがバイト始めたからね」
アイラ「……味で勝負せず美少女で客を釣るとは…所詮ファーストフードに過ぎんか」
スカサハ「…外食産業同士気になったとか?…うちとは客層被ってないと思うよ。もともと」
アイラ「それはそうだ。だが、常に敵は必要なのだ。敵のいない剣士も職人もカビの生えたチャーシューに過ぎん」
スカサハ「…なんだかよくわかんないけど。まあうちは味で勝負の職人気質でいいよね」
アイラ「そういうことだ。それに…看板娘勝負なら向こうに軍配が上がるだろうしな。もともと」
ラクチェ「ひどっ!?ひどい!?そ、そりゃセリスちゃんは学校一で「彼女にしたい女子ナンバーワン」の常連だけど!
     私だって顔良しスタイルよし胸も大きい、そして元気で仲良くなりたい系女子だもの!負けてないし!」
アイラ「看板娘目当ての客数の差は歴然だろうが。貴様の器量がもっと良ければヨハヨハ以外にも客が呼べるかも知れぬものを」
ラクチェ「娘に対して言う!?そゆこと言う!?私のハートが傷ついたらとか考えないの母さん!?」
アイラ「これしきで傷がどうのと言う軟弱者なら私の娘と認めんわ。そんな鍛え方はしておらん」
ラクチェ「くぬぬ…くっ…今はじめてセリスちゃんがライバルな気がしてきた……
     負けないし!セリスちゃん以上の美少女になって見返してやるー!」ダッ
アイラ「できるものならな」

 

スカサハ「母さん…ラクチェの事煽ったでしょ」
アイラ「…あれは私に悪いところが似すぎたかも知れんからな…もう少し頑張って女らしくなればまともな…ん、
     あいつを娶ってくれるようなよい男も寄ってくるかも知れんだろう…たぶん…きっと…もしかしたら…」

 
 

ラクチェ「…でもどうすればセリスちゃん以上の看板娘になれるのかなー…
     自分で言っといてなんだけど…正直私が勝ってるのって胸の大きさだけな気がする…」