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Last-modified: 2018-03-08 (木) 20:22:37

エフラム「………マッケはチキンも美味いな……」
ンン「はむはぐはむはむはむはむ…!」
ノノ「ねぇお兄ちゃん?心配で様子見に来たくなるの、とってもわかるんだけど。けどさー」
エフラム「……そうだな…エイリークの時もそうだったが…俺も過保護は卒業しないとな…」
ノノ「んふふっ、寂しいだなんて思わせてあげないよ?12人みんなで愛しちゃうんだからっ!」
エフラム「…すまないな。ありがとう…」
ンン「んむっ、ん、んぐーっ!?」
ノノ「はい、オレンジ。慌てて食べるからつまるんだよー」
セツナ「……ゆっくりよく噛んで食べる……」
キヌ「セツナはご飯食べるの、一食一時間とかふつーにかけるよね」
サクラ「それはそれでゆっくりすぎるような」
エフラム「ペースは人のそれぞれだ。たまの外食だしゆっくりしていこう」
セツナ「……店内に差し込む日光がうららか…うとうと…」
イドゥン「レモンティーが喉に優しいです…」
エリーゼ「セツナとイドゥンおねえちゃんが話すと時がゆるやかにながれる穏やかゆるゆる空間を作りだすね」
チキ(サングラス装備)「…ね、ね…どう?目立ってない?…なんだか視線集まってる気がするんだけど」
サラ「それはこの人数だもの。セリス義姉様心配してこっそり様子を見に来たわけだけどとっくにバレてるわ。確実に」
ミルラ「…私たちだけならいいですけど、チキはオフはあまり目立たないようにしないとだから大変です…」
チキ「あははは…好きでやってるお仕事だもんっ!気にしないよ」
エフラム「ん、ファ。口元にケチャップついてるぞ。今、拭いてやる」
ファ「んむんむ……ん〜、ティッシュじゃなくってキスでぬぐってほしかった〜」
エフラム「…そういうのは部屋でな」
ファ「うんっ、約束だよ♪」
ンン「もー、おかーさんやサラが変な事教えるからファが変な事おぼえるですよ!」
ノノ「いまさらじゃない?いーじゃん、ファだって女の子でお嫁さんなんだから」
サラ「そーよ、愛し合う資格は誰にだってあるわ」
ファ「うんっ!ファもみんなといっしょー!」
ミルラ「そうです。でも出遅れたり間が悪かったり、愛し合ってたら覗いてた狐さんに譲る羽目になったり、
     愛し合ってたら召喚で持ってかれたりするのは私くらいです」
キヌ「あ…あの時はマジでごめん…」
ファ「みるらおねーちゃん思い出し拗ねしないの。でも、わかるー幼児用の椅子はファくらいなの…はやくみんなと同じ椅子にすわりたーい」
アメリア「もう少し背がのびたらねー、こういうお店にある子供用の高い椅子出してきてるとなんだか親子連れの気分…かなぁ」
エリーゼ「あ、ずるいアメリア!さらっとおにいちゃんと夫婦&子連れ気分になってるー!」
アメリア「あ…あははは…っ、つい、ね」
サクラ「兄さまと子供連れ……はぅ……///」
キヌ「こっちも!?…き、狐の繁殖期の間に作っておけば…げふげふっ!…で、でも人間は年中OKで…」
ファ「もー!ファ子供じゃないもーん!ファもお兄ちゃんのお嫁さんだもーん!だからファもママでンンがこどもポジなの!」
ンン「そらそうですけど!?」
エフラム「ほら、あまり騒ぐな。他の人の迷惑になるからな」
イドゥン「しー」

 

エスト「…あの13人。覇王とお嫁さんたちだよね。すっごい賑やか大家族…」
セリス「…たぶん僕を心配して様子見に来たんだよ。困るよ。もう!」
カチュア「こっそり見に来たつもりなのかも知れないけどこっそり要素皆無な件」
パオラ「それ+家族で外食かしら…いいなぁ…結婚したい…私…何歳までここでレジ打ちするのかしら…」
エスト「ダイジョブ!姉さん美人だもんぜったいいい人見つかるから♪」
パオラ「あ…あはは…ありがと…そうね…」
カチュア(このギスギス感イヤァァァァァ…アベルさん…罪作りすぎ…)

 

シグルド「久々に家族で外食したくなった。だから来たのさ」
ミカヤ「ハイカラな場所ねぇ。おねーちゃんの若い頃の洋食は印度からライスカレーが入ってきたころだったわー」
エリウッド「ちょっと待って。なんでマッケ?学生連れとかならわかるけど普通はレストランとか」
エリンシア「エフラムちゃんのお話聞いて。たまにはいいと思ったんですわ。それにお姉さま方が時には今日日の若人の食べるものを食べてみたいと」
ヘクトル「てっきり金がねえって話かと思っちまった。俺やカムイが億稼いでるんだからんなわけねえわな」
リン「せまっ!?ヘクトルあんた椅子から体がはみ出してるわよ!」
ヘクトル「るっせーなぁ。椅子が小せえのが悪いんだよ」
エフラム「昨日来たばかりだがまた来る事になったな」
セリス「もう、ああやって僕の事見に来るのやめてよね!」
エフラム「ああ…悪かった。昨日のも、それ以前もお前の事をとやかく言い過ぎた…ユリウスと幸せになってほしい…」
セリス「え…う…うん…なんだろ…調子狂うなあ」
エイリーク「兄上…っはいハンカチです」
マルス「なんかノリが娘を花嫁に出す父親みたいですね」
シグルド「本来それが正しいのにンンを自分の嫁にした事はお兄さんいろいろ言いたい事まだあるからね?ギリギリ…」
エフラム「何一つとて恥じる事はありません。俺はンンを愛し生涯守るつもりです」
セリカ「そうよ!これも愛なんだから!け、結婚がどうとかは言わないけど私たちの事だってそろそろわかってよ兄さん!」
シグルド「だめぇぇぇっ!」
カムイ「ところでさあ…いつまでもウェイターもウェイトレスも注文取りに来ないんだけど…」
リン「ファーストフードだもの。レジで注文したら自分で席まで運ぶのよ」
カムイ「…うそっ!?そんなレストランが存在するなんて…知らなかったよー」
リーフ「ほんと箱入りだよね姉さん。会社もどっちかっていうと富裕層向け中心だし。僕ら貧民向けの産業は苦手にしてそう」
カムイ「……そーなんだよぅ…ぶっちゃけびんぼーな人たちのニーズってわからないんだよ…アタシ…他企業にさぁ、百均とかそういう方向の商売じゃ押されちゃってさぁ…・」
ロイ「珍しいね?いつも明るくって場をリードする姉さんの口からそういうセリフ出るのって」
カムイ「おねーちゃんにも苦手分野はあるんだよロイ。今度アドバイス頂戴。お礼にえっちなDVDこっそり貸してあげるから」
ロイ「うぇっふっ!?いいいい、いらないよそんなの//////」
カムイ「ふふふ、かっわい〜〜♪」
クロム「べ、べべべべ別にいらないぞそんなの//////」
カムイ「クロムお兄ちゃんには何も言ってないんだけど…まあ貸したげてもいいけど」
クロム「そ、そそ、そうか。興味は無いのだが人の好意を無にするのも悪いし見る気はないけど借りておこう./////」
アイク「チキンが美味いな。ハンバーガーも美味いな。ポテトもサラダも美味いな」
エフラム「ところでマルス。あのレジの青髪の店員。お前に随分熱い視線を送ってたようだが」
マルス「な、なんのことです?気のせいじゃないですか?」
エフラム「勘のいいお前が気付かないはずあるまい…ちゃんと向き合ってやるべきじゃないか?」
マルス「僕にそこまで求めないでくださいよ…そこまで余裕無いし、兄さんたちみたいに大勢受け入れる器は持ち合わせてないんですから…」
シグルド「一対一派なのだろう?難しい事だがそこをきちんと伝えるしかないんじゃないかな」
アイク「まあ自分と相手の事だ。よく考えればいい。腹ごしらえしてな」
リーフ「え?単に好みの問題じゃないの?シーダさんやスーさんは巨乳だけどカチュアはぺただし…って、わわ!?
    また思った事がぽろっと出る…どうして心の中で止まらないんだ…」
リン「あんたクラスでデリカシー無いともういっそ清々しい領域になってくるわ…」
リーフ「自覚はしてるし直したいんだよう。このままじゃおねいさんにモテないし!」
ミカヤ「若人たちの青春の悩みねぇ。おねーちゃんも平安時代を思い出すわ〜、あの頃はよく恋文に歌を書いて送ったっけ…」
ロイ「ミカヤ姉さんが詠んだ恋歌。古典の教科書に載ってたよ」
セリス「僕も読んだ。とってもロマンチックだったよね♪」
リン「テストにも出たわね」
ミカヤ「忘れかけてた事思い出させないで…」
エイリーク「え…えっと…あまりお気になさらないほうが…」
エリンシア「ささ、みんな。チキンナゲット追加で頼んできました。どんどん食べてKINNNIKUをつけてくださいな♪」
アイク「そうかすまん助かる美味い」
ヘクトル「帰ったら体重管理してくれるファリナの奴の小言かなあ。でもまあたまにの姉貴の好意だガツガツガツ!」

 

パオラ「また賑やかね。昨日覇王たちがついた席と同じ席についてる人たち」
カチュア「ああ…マルス様……あなたが注文くださったマッケ照り焼きバーガー…レタス一枚多く挟んでさし上げたの気付いていただけてますか…」
エスト「…気付くわけないじゃん…肉一枚足すとかならともかく」
カチュア「だめよ!一個あたりの量はちゃんと基準が決まってるんだから!…ほんとは私がやったことも許されない大罪だし、同じお金払ってる他のお客様への罪悪感がちくちくと…」
エスト「カチュア姉さんは真面目だねえ。私はアベルが来てくれたらサービスしちゃうけど」
パオラ(ご…ごめんなさい…私の胸ガン見してたリーフ君とクロムさんのハンバーガー、つい肉抜きで出しちゃった…二人ともパオラさんが触れた物だ美味い幸せって言ってたけど…)

 

アルム(トイレ行ってたらみんな僕の事忘れて先に食べ始めてた件…)

 

ミシェイル「セリスを雇ってから売り上げも右肩上がりだ。学校出たらこのまま正社員になってくれんものかな」
ミネルバ「話は振っておいてみよう。まあ卒業までまだあるし急ぐ事もあるまいが」
マリア「ねーねー。兄さまと姉さまはご自分でお店には出ないの?」
ミシェイル「俺たちは経営だからな。役割分担だ。こちらの仕事で忙しい」
ミネルバ「しかしパオラから報告上がるまでリーフの事に気が付かなかったとかもあるからな。たまに顔出してみる必要もあろう」
マリア「あ、それならマリアがやってみたーい。あの制服可愛いし!素敵な出会いもあるかも?」
ミシェイル「ならんっ!?可愛いお前に狼が寄ってきたらどうするんだ!」
ミネルバ「そうとも!お前にはまだ早い!」
マリア「そーゆーと思ったけど…マリアに早いって言うけどお二人とも独身じゃない。兄さまなんてレナさんにフラれてからはずっと浮いた話無いし」
ミシェイル「フン、俺より盗賊がいいなどと抜かす見る目の無い奴などこっちから願い下げだ!」
マリア「兄さま。プライド高いのはわかるけどそれだと負け惜しみに聞こえちゃうよ…それに姉さまだって」
ミネルバ「私は…恋愛には興味が一切無い」
マリア「言い切ったぁ!?…初代暗黒龍からずっと一切フラグ関係無縁で生きてきただけあるね…姉さま美人でスタイルいいのに…男の人の視線惹いてるのに…」
ミネルバ「私が興味あるのはお前の幸せだけだマリア」
マリア「うん…妹思いは嬉しいんだけど…ごめん。今は姉さまのシスコンが重いの…」
ミシェイル「まったく困ったシスコンめ」
マリア「兄さまも人の事言えないけどね」

 

アイク「昨日に引き続きだが、やはり美味いな」
セルジュ「セリスちゃんがアルバイトを始めたと来てみたけど、頑張ってるみたいね」
イレース「もぐもぐもぐもぐもぐ」
エルフィ「どれも美味しいです、むぐむぐ……」
ティアマト「二人とも、もう少し落ち着いて食べなさい、はしたないし喉に詰まるわよ」
イレース「はい………」
エルフィ「すみません……」
サナキ「この様な庶民向けの味もたまには悪くないものじゃのう」
シグルーン「そうですわね、とても美味しいです」
ワユ「チーズバーガーも美味しいけど、そのテリヤキも美味しそうだね」
ミスト「あ、じゃあこれ半分にするから、ワユさんもそうして交換しない?」
ワユ「いいね、ありがとう」
カゲロウ「美味いな、洋食ながらこの照り焼きの味は見事に白夜人の味覚にあっている」
レテ「カゲロウ、このフィッシュバーガーも食べて見ないか?」
カゲロウ「これは、魚か、頂いてみよう。
     ……うむ、これも美味い、ではこちらの照り焼きも半分渡そう」
レテ「ありがとう、うむ、美味い」
ベルベット「このサラダやポテト、美味しいわね、良い野菜を使っているわ」
リアーネ「アップル、パイも……美味しい、です」
セルジュ「ここの野菜はバレンシア地区と直接提携して購入しているらしいわ」
ベルベット「成程、あそこの野菜自体美味しいけど、扱いが丁寧なのね。
      じゃなきゃここまでには成らないわ」
リアーネ「すごい……です」

 

エスト「覇王、兄弟家と来て今日は神将一家かぁ……」
カチュア「何気に席も引き続き同じよね」
セリス「ごめんなさい、連日押し掛けてしまって」
パオラ「気にしなくて良いわ、人数は多くても、お店にも他のお客さんにも迷惑はかかっていないもの」
カチュア「それに、売り上げに貢献されていますし」
エスト「来ている人たちもそうだけど、あれだけの美女揃いだから一目見ようと他のお客さんも来てるんだよ」
パオラ「だから、セリスさんが気に病むことではないわよ」
セリス「ありがとう、パオラさん、カチュアさん、エストさん」ニッコリ

 

ズキューーン!!

 

パオラ(な、何て破壊力のあるスマイル……///)
カチュア(男の子でありながらこの魅力、これは彼の人気も頷けるわ……///)
エスト(す、凄いよ……アベルがいなかったらやられちゃってたかも……///)
セリス「? みんな顔が赤いよ、大丈夫?」
カチュア「え、ええ、大丈夫よ」
エスト「す、少し、暖房が強かったかなー」
パオラ「ほ、ほら、次のお客さんが来たわ、仕事しなきゃ」
セリス「あ、ごめんなさい、いらっしゃいませ、ご注文はお決まりでしょうか?」

 

ミネルバ「勤務態度、本人の魅力、仕事能力、全てが高水準、ますます将来に向けておさえておきたいな」