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Last-modified: 2017-04-30 (日) 09:04:16

レプトール「おのれ憎らしやルーテ電力……」
ブルーム「最近は旧来の顧客さえ転換に走る者もいるほどで、流石に危機となっています」
レプトール「もはや手段を選んでおられん、直接攻撃に移る。
      新興企業が、大企業の恐ろしさ見せてくれるわ……まずは情報か」
ブルーム「はっ、工作員に命じ向こうの情報収集を実施致します」
レプトール「頼むぞ」

 

3日後

 

ブルーム「情報収集が完了しました」
レプトール「そうか、どこまで得られた?」
ブルーム「企業の規模、人員構成、さらに中枢である発電機の設計図の一部を得られました」
レプトール「流石に全てとはいかんか」
ブルーム「プロテクトが無駄に優秀でして」
レプトール「まぁ良い、見せてみよ」
ブルーム「こちらです」
レプトール「ふむ………詳しくは不明であるものの重要なのはこの『リーフ』か」
ブルーム「この男ならよく存じています。
     姪のティニーと関わりが深く色々有名なので」
レプトール「何とかこやつを捕らえることはできぬか?」
ブルーム「簡単です、この男は巨乳好きの変態で有名なので巨乳の女性で釣れば例え罠でも簡単に乗って来ます」
レプトール「なんと……まさかそのようなことで
      まぁいい、ならば簡単だろう、わが社の巨乳の社員に命じ、彼を誘うよう伝えよ。
      成功すればボーナスは惜しまぬとしてな」
ブルーム「畏まりました」

 

3時間後

 

ブルーム「失敗しました」
レプトール「は?待て、こんな僅かな間に何があった?」
ブルーム「打診した女性社員全員が強行に拒否、中には
    『そんなことをするくらいなら会社をやめる』
     と言うものもいるほど。
     余談ですがケンプフがオルエン嬢に無理矢理実行させようとしたところラインハルトにボコられ男女問わず全社員からの評判が底辺に落ちました」
レプトール「それは良い、だが何故そこまで嫌がるのだ……」
ブルーム「聞いた話ですが件のリーフはその変態ぶりから年代問わず街中の女性からの評判が最悪だそうです」
レプトール「何ともまぁ……まぁ良い、ならば遠慮は要らん、直接拉致してしまえ。
      その後殺すなり、奴等と交渉し傘下に置くなりするとしよう」
ブルーム「はっ、それではその様に」

 

コノヒトデナシー!!!

 

2日後

 

ブルーム「作戦失敗しました」
レプトール「何故だ!部隊は精鋭を集めたのであろう!?」
ブルーム「はい、報告によると、50人の部隊で奴を囲み攻撃直前の際奴は突然謎の胞子を噴出。
     花粉症でもないのにくしゃみと鼻水、涙に苦しめられたそうです。
     その後何とか捕縛したら突然スライムのようになり縄から脱出」
レプトール「奴は人間なのか!?」
ブルーム「本人は人間と言い張っていたそうです。
     その後ならば殺せと襲い掛かったものの、斬っても刺しても燃やしても死ぬことがなく。
     ある魔道士が渾身のサンダーストームをぶつけた所平然とし
    『これならティニーのサンダーの方がずっと痛い』
     と言ったそうです、放った者は自信喪失し現在引きこもっています」
レプトール「憐れな……」

 

レプトール「おのれ……こうなったら最終手段だ……直接企業を攻撃しろ」
ブルーム「よろしいのですか?」
レプトール「そもそもここまで領域侵攻をしておいて、いい加減奴等も痛い目を見るべきだ。
      設備を破壊し、焼き払え、情報通りの人員なら奴等も抵抗出来まい」
ブルーム「畏まりました、それではその様に」

 

5日後

 

ブルーム「作戦失敗しました」
レプトール「何故だ!敵はあの人外を除けばたかが魔道士3名とソシアルナイト程度だろう!」
ブルーム「そのはずだったのですが何故かその際神将と覇王が奴等に協力しており撃退されてしまいました」
レプトール「何故そのような……おのれ、ルーテ電力め……」

 

 その後今回の情報は上の両社に伝わり警備人員が供出されたことで襲撃が不可能になってしまった。

 

 P.S.ちょうどその日はバッテリーの充電の日でした。 by ルーテ