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Last-modified: 2017-05-02 (火) 22:57:31

フィル「むむむなんたる由々しさ。父上がノア殿認めてくださるにはどうしたら…」
キャス「……決闘でもして勝てば認めてくれそうな気もするけど」
フィル「それができたら苦労は無いのでござる…負けるから…いつも…」
キャス「剣対斧なのに?」
フィル「…父上の気迫がまるで違うから。ノア殿気圧されてしまって」
キャス「あー…そっか…そういう…」
フィル「ルトガー殿は勝ったけど今度は母上に反対され…シン殿も…ふぅ…」
キャス(そ、そういや過去ネタであったっけ…フィル姉ぇ結構惚れっぽくて気が多いんだなぁ…ちょっと意外…)

 

キャス「ま、あたしら当分、彼氏とか作れなさそうだけど……。
    だからって百合はないっての。ねえ、フィル姉ぇ?」
フィル「百合とはなんでござるか? 花とは異なるのでござろうか?」
キャス「へ? あー、えーっと……うん。フィル姉ぇは知らなくてもいいことだよ」
フィル「むむむ……何やら妹から子供扱いされているような気配……。
    こうなれば、詳しそうな御仁に教授願うべきか……リリーナ殿など、色々と博識でござるし、きっとこの件もーー」
キャス「やめて。絶対にやめて。お願いだからやめて。
    フィル姉ぇガチムチではないけど、あいつ最近、女性のしなやかなKINNIKUもうんたら言ってたから、マジで危ない」
フィル「むぅぅぅ……またしても意味合いの分からぬ台詞を……!」
キャス「あーもーぅ! どうすりゃいいのさ!?」

 
 

フィル「思い出したぁぁぁぁっ!」
キャス「うわびっくりした!?…フィル姉ぇも結構叫ぶし声大きいよね…とーさんみたい」
フィル「そう!拙者がサカ剣士の先達リン殿に手合わせいくと何やらマルス殿が百合がどうこう言うのでござる!」
キャス「…い、いちおー聞くけどどんな流れで?」
フィル「それがリン殿なかなか手合わせ受けてくれないのでござるよ。スルーされてしまうなどサムライとして恥。
    この上は切腹するしかないと諸肌脱いでこの和刃で腹かっさばこうとするとリン殿組み付いて止めてくるのでござる。そこにマルス殿が来て何やら騒いでいかれ申す」
キャス「…よく知らない人だけどその人もたしか百合だって評判な人だっけ…」
フィル「つまり百合とは剣術百段の意でござる?キャスもリン殿もまさかそこまでの実力者?」
キャス「脈絡なっす!?なんでそーなるし!?」
フィル「>>136殿が言われていたでござる。義姉妹百合と。これすなわち姉妹の支援効果に違いないでござる。連携戦法でござる。
    その強さもはや百段に匹敵なり!」
キャス「…フィル姉ぇは想像力が豊かだね…」
フィル「さぁさ稽古しようぞ!」
キャス「あたしそこまで剣に自信無いし!?…つ、付き合ったげるけど加減してよね」

 
 

バアトル「うむ!子供が増えると家が賑やかな事よ!子供部屋からようおしゃべりが聞こえてくる。仲良うしとるようでなによりじゃ!」
カアラ「あれはいわゆるガールズトークという奴か。ふむ。私も子供の頃は周りに歳の近い女子がいなかったものだが。
     楽しそうなものだな」
バアトル「と、と、ところで彼氏という単語が混じっていた気がするのだが!!!」
カアラ「…落ち着け…まったく。実際連れてきたわけでもないし、そういう話するくらいよかろう」
バアトル「…む、むうう…!」

 
 

フィル「…たのもー!…と、いうわけで稽古積んで姉妹ともども手合わせにまいりましたぞ!今度こそ受けてくだされ!」
キャス(食べられる危ない貞操が…と言っても上手く説明出来ずに強引に連れてこられた件。噂の百合遊牧民からフィル姉ぇ守ってあげないとヤバいし
     リリーナもそうだし白暗あたりにも多いらしいしそういう趣味の人増えたなぁ)
リン「またあんたかい!?けえれ!」
マルス「リン姉さん今度は二人同時に食べる気ですか。まったく」
リン「あんたもまぜっかえすなし!」