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Last-modified: 2017-05-06 (土) 00:25:26

とある日曜日のアサ……アーサーは朝もはよからティニーの原稿にトーンを張っていた
横ではティニーが英語の勉強をしている。最近同人に時間割きすぎて宿題やってなかったのだ。
彼は兄。妹を支える優しい兄。妹の同人活動を支える心優しきアシスタント。
原稿の中ではアーサーとセティが絡み合っている。裸で。
そんな絵でもまったく微塵も気にせず笑顔でトーン張ったり仕上げしたり。
こんな兄を持ってティニーは幸せだった。
ゆえに彼女はブラコンだった。AKJ四天王の一人だった。リーフいなかったら兄と結婚したいくらい大好きなのだ。
穏やかな空気が部屋に流れている。
ペンがノートの上を走る音がする。

 

言葉は無い。集中と紙の音、そして確かな兄弟愛がそこにあった。
日曜日の優しい光景。