61-208

Last-modified: 2017-05-06 (土) 00:29:59

クロム「俺に足りない物が、ようやく分かった」
マルス「いざという時にヘタレないメンタルですか?」
クロム「いきなり心を抉るな! いいか。俺に足りなかった物、それは」
マルス「はあ。それは?」
クロム「体幹だ」
マルス「何を言っているんですかあなたは」
クロム「先日、エフラムとセツナが散歩していた時のことだ……」
マルス(なんか語り始めた……)
クロム「唐突にセツナが落とし穴に落ちた直後、エフラムはどうしたと思う?」
マルス「それは……咄嗟に手を掴んで引き上げた、とかですか?」
クロム「いや、違う。
    あいつは、セツナの腰に腕を回し、上半身と膝の動きで衝撃を和らげつつ、膝から下の力で2人分の体重を支えていた。
    そしてそのまま、彼女の体に負担をかけないように、そっと抱き上げたんだ」
マルス「分かっていましたけど、義姉さん達が関わるとますます人間離れしますね」
クロム「あの、不測の事態でも体勢を崩さない粘り強さがあれば、転けそうになっても踏ん張れる!
    そうすれば! ラッキースケベは防止できる!」
マルス「はーなるほどそーですか」
クロム「そして俺は体幹トレーニングし、今ではバランスボールに片手で逆立ち腕立て伏せできるようになった!」
マルス「やりすぎです。大道芸ですか」
クロム「これでもう、ルフレにトラブるしてトロンされることはない! いけるぞ!」
マルス「まあ、とりあえず頑張ってくださいね」

 
 

その後、ラキスケを食い縛りで耐えたクロムは、間髪入れぬ第二波ラキスケで普段より勢いよくルフレに飛び付き、トロンは必殺が出た